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猫は甘噛みしながらキックしてくる時があります。飼い主の腕に抱き着いて噛む時は、ただ甘えているだけの時もあります。特に、子猫の時は甘噛みキックをよくしてきます。脚をバタバタしながら噛んでくるのは、結構痛い時もあるので、止めさせたい時はしっかり怒りましょう。

記事監修者「中西 涼馬」

この記事の監修者中西 涼馬
一般社団法人愛玩動物健康管理協会(CAHA)理事

子供の頃から多くの保護犬や保護猫と暮らしてきた。その他、野生動物や昆虫類含め、全ての動物に対して深い愛を持つ。現在、ドーベルマン(元保護犬)・ボルゾイ・ゴールデンレトリバー(悪徳ペットショップから保護)・ボーダーコリーや猫たちと暮らす。主に猫に関しての記事監修者として活躍している。【保有資格:猫健康管理士(一般財団法人全日本動物専門教育協会)】

この記事の目次

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猫の心理は変わりやすい!いきなり噛んで蹴るのはなぜ?

皆さんは、飼い猫や野良猫にたいしてどのようなイメージをお持ちですか?飼い猫や野良猫のイメージとして「自由奔放」と答えるかたが多くいるのではないでしょうか?


甘えてきたと思えば急に噛むなど、猫の心理は、まるで秋の空のようです。今回のMOFFME記事では

  • 猫が甘噛みしながらキックしてくる理由
  • 猫に甘噛みキックされた時の対処法
  • 猫が噛みながら蹴るのをやめさせるしつけの方法

について詳しくご紹介いたします。


今回の記事を最後まで読んでいただければ、今までわからなかった「猫の心理」や「猫が甘噛みしてきたときの対処法」を知ることができます。猫の気持ちを知りたい方は、参考にいかがでしょうか。 


またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひ参考にしてください。

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猫が甘噛みしながらキックしてくる理由は、以下の6つ!

モデル:もなか&むぎ


皆さんは猫が「甘噛みしながら蹴ってくる」「腕に抱き着きながら蹴ってくる」という体験をしたことはありませんか?


猫の甘噛みは、ときに愛おしく、ときに痛くもあるかわいらしい仕草です、特に子猫の時期に多い「甘噛み」ですが、猫が甘噛みしてくる理由にはどんな意味があるのでしょうか。


猫が甘噛みしながら蹴ってくる理由は

  1. 飼い主さんと遊びたいから
  2. ただ飼い主さんにじゃれてくるだけ
  3. 狩りをする練習、猫の狩猟本能から
  4. 機嫌が悪く、関わらないで欲しいので甘噛みやキックをする
  5. 歯がムズムズするから
  6. 未去勢のオス猫の場合、発情期の可能性がある

などの理由があげられます。では、それぞれ詳しくみていきましょう。

①:飼い主さんと遊びたいから

 猫が甘噛みしながらキックしてくる理由1つ目は「飼い主さんと遊びたいから」です。基本的に単独行動を好む猫ですが、ご飯や甘えたいとき、遊びたいときには甘噛みしながらキックしてくることがあります。


普段はツンデレな猫が、腕に抱き着いて噛む、すりよってくるなどの「かまってアピール」してくる姿は、いつみても癒されますね。


猫が甘えてきてくれたときは、ねこじゃらしなどでたくさん遊んであげましょう。

②:ただ飼い主さんにじゃれてくるだけ

猫が甘噛みしながらキックしてくる理由2つ目は「ただ飼い主さんにじゃれてくるだけ」です。


自由奔放な猫は、自身がかまってほしいときにだけ寄ってくるツンデレな性格です。子猫の時期は、見るもの全てが新鮮で興味津々で、バタバタと後ろ足で蹴る、急に噛む、腕に抱き着いて噛むなどのかわいい行動がみられます。


成長するごとに甘噛みしながらじゃれてくる頻度は少なくなりますが、遊びに夢中になりすぎて本気噛みをしてくることがあります。 

③:狩りをする練習、猫の狩猟本能から

猫が甘噛みしながらキックしてくる理由3つ目は「猫の狩猟本能から狩りをする練習」をしている場合があります。


「飼い猫が小鳥やネズミを捕まえてきた」と驚く飼い主さんの話を耳にします。しかし、もともと「外の世界」で暮らしていた猫は、生きるために動物を狩っていました


人と生活を共にするようになった現在も、狩猟本能は残っているため甘噛みや噛み付く・本気噛みなどの行動をみせます。 

④:機嫌が悪く、関わらないで欲しいので甘噛みやキックをする

猫が甘噛みしながらキックしてくる理由4つ目は「機嫌が悪く、関わらないで欲しい」からです。


「しばらく撫でると噛む」「急に噛む」などの行動がみられたら、猫の機嫌が悪いと考えて間違いありません。飼い主にじゃれてきた猫や甘えてきた猫も、長時間撫でるのは要注意です。


猫が「シッポをフリフリしている」「耳をたたんでいる」「甘噛みしながら後ろ足で蹴る」などのサインをみせたときは、猫がイライラしている合図です。すぐに構うのをやめましょう! 

⑤:歯がムズムズするから

猫が甘噛みしながらキックしてくる理由5つ目は「歯がムズムズするから」です。猫が腕をホールドして甘噛みしてくる場合、なんらかの理由で歯がムズムズしているのかもしれません。


猫の歯は、産まれて3週間頃から生え始めます。人間の赤ちゃんも歯が生え始める時期は、歯がムズムズするため母親の指やおもちゃに噛み付くことがあります。


猫もまた、歯が生え始める時期は歯や歯茎がムズムズすることから甘噛みをしてしまうようです。

⑥:未去勢のオス猫の場合、発情期の可能性がある

猫が甘噛みしながらキックしてくる理由6つ目は「未去勢のオス猫の場合、発情期」の可能性があります。


発情期のオス猫は、メス猫の首をくわえて動きを止める「ネックグリップ」と呼ばれる行動をします。発情期の場合、人や家具を噛むことがあるため、ケガに注意する必要があります。


また、この「ネックグリップ」を完全にやめさせることはできませんが、去勢することで人や家具を噛む回数を減らすことはできるため、噛まれて困っているかたは去勢することをおすすめします。 

ただし、去勢しても本能が残るケースも多く、ネックグリップをやめない猫もいます。

猫に甘噛みキックされた時の対処法は?

モデル:もなか&むぎ


上記の記事では、猫がいきなり噛んで蹴るのはなぜなのかについて詳しくご紹介しましたがいかがでしたか?


猫が噛んで蹴るのには、甘えやかまって欲しいからだけではなく、歯の生え変わりや発情期などさまざま「猫の気持ち」や意味が現れているんですね。


猫がバタバタ蹴りながら腕にしがみつく姿は、とても愛くるしいですが、時には猫に甘噛みキックされたくない場合もあります。そんなときは一体どのように対処したらよいのでしょうか。


具体的には

  1. おもちゃ(けりぐるみ)を与えて、猫の気を逸らす
  2. 運動させて、ストレスを解消させる

などの対策があります。上手な対処法を身につけて、いざというときに慌てないように備えましょう! 

①:おもちゃ(けりぐるみ)を与えて、猫の気を逸らす

猫に甘噛みキックされた時の対処法1つ目は「おもちゃ(けりぐるみ)を与えて、猫の気を逸らす」方法です。


猫の仕草はどれも飼い主を癒やしてくれます。しかし「甘噛みを何回もされると痛い」ときもありますよね。そんなときは、猫じゃらしやボール、けりぐるみなどのおもちゃを使い猫の気をそらしましょう!


蹴るおもちゃがあれば、甘噛みから上手に回避することができ、猫とのコミュニケーションにも繋がります。


抱き着きながら噛んだり、蹴って遊ぶ「けりぐるみ」を選ぶポイントは

  1. 猫が抱きやすい大きめのものを選ぶ
  2. 材質や部品に気をつける

ことです。 

②:運動させて、ストレスを解消させる

猫に甘噛みキックされた時の対処法2つ目は「運動させて、ストレスを解消させる」方法です。


猫が腕をホールドして蹴ってくるときは、飼い主に甘えているとき、かまって欲しいとき以外にも運動不足でストレスがたまっている可能性があります。


日常生活で猫のストレスがたまらないように、適度に運動させてあげましょう。猫の運動スペースがないかたは、キャットウォークを使うと猫の運動スペースを確保することができます。


また、高いところが好きな猫は、キャットウォークを好む傾向にありますので、猫の居心地のいいスペースも同時に作ることができます。

キャットウォークは設置にリフォームが必要になるケースがあるため、簡易的なもので猫に必要な上下運動をさせるためにはキャットタワーがおすすめです。

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猫が噛みながら蹴るのをやめさせるには?猫のしつけの方法

モデル:もなか&むぎ


今までの記事では

  1. 猫がなぜ甘噛みをするのか
  2. 甘噛みをうまく回避する対処法

をご紹介してきました。では、猫が噛みながら蹴るのをやめさせたいとき、甘噛みをやめさせることはできるのでしょうか?


答えはノーです。猫の甘噛みキックを完全にやめさせることはできません。しかし、子猫の時期からしつけをすることで、甘噛みキックの回数をへらすことができます。


今回ご紹介するしつけの方法は

  1. はっきりと痛いことを伝え、怒る
  2. 噛んできた手を強く押す

です。猫の上手なしつけ方法について知識を増やし、子猫の頃から「甘噛みキック」をクセにしないようにしっかりとしつけをしておきましょう!

①:はっきりと痛いことを伝え、怒る

猫の甘噛みキックをやめさせるしつけ方法1つ目は「はっきりと痛いことを伝え、怒る」ことです。


人間が子供に「痛い」ことを教えるときは、繰り返し痛いからやめて欲しいことを伝えます。猫も同様に、ハッキリと痛いことを繰り返し伝えましょう!


猫は、自身が行動をしたときでない理解することができません。伝えるときのポイントは、短い単語でその場ですぐに伝えることです。子猫の頃から繰り返し伝えることで、甘噛みキックの回数は減少します。


しかし、子猫の時期は、飼い主や家族に甘えるのが大好きです。あまり怒りすぎると、すねて体を撫でると噛むことがあります。痛いことを伝えるときは、怒りすぎに注意しましょう。 

子どもの育児同様に、猫との信頼関係を壊さないように注意が必要です。

②:噛んできた手を強く押す

猫の甘噛みキックをやめさせるしつけ方法2つ目は「噛んできた手を強く押す」ことです。猫に噛まれたときは、とっさに手を引っ込めてしまう飼い主さんがほとんどです。


しかし、手を引っ込めるのは、猫の狩猟本能をかき立ててしまうため逆効果です。猫に噛まれたときは、引っ込めずに手を強く押して下さい


そうすると、猫自身も苦しいので噛むのをやめてくれます。噛まれるたびに同じ行動を繰り返すと「噛むと苦しくなる」と、猫自身が学習し、甘噛みの回数が減ってきます。


しかし、あまり強く押しすぎると、猫の口にキズがついてしまうことがあるため、力加減に注意しましょう!

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まとめ:猫が本気噛みや蹴ってくる時は、しっかりとしつけしよう

今回のMOFFME記事では

  • 猫が甘噛みしながらキックしてくる理由
  • 猫に甘噛みキックされた時の対処法
  • 猫が噛みながら蹴るのをやめさせるしつけの方法

についてご紹介しましたが、いかがでしたか?猫が甘噛みキックする理由には、さまざまな意味があることがわかりましたね。


かわいい猫の仕草に癒されますが、厳しすぎるしつけに注意して「痛い」ということを上手に伝えることが大切です。猫に噛まれたときの対処法としつけの方法を習得し、今後のペットライフにいかしていただけると嬉しいです。


MOFFMEでは、他にも様々なペットやペット保険に関する記事を多数公開しておりますので、ぜひ参考にしてみてください!