猫を飼っている方ならきっとわかるはずですが、猫はとても睡眠が好きです。自分の寝床を家のいたるところに持っていてその時の気持ちでどこで寝るかを選んでいます。今回のMOFFME記事では、猫が足元で寝る理由や場所ごとに変わる気持ちを解説します。
この記事の目次
目次を閉じる猫が足元で寝る理由を紹介!寝る場所で変わる猫の気持ちを解説
猫は「寝子」と言われるほど睡眠時間の長い動物です。体を丸めたり伸ばしたり、日向ぼっこしたり、こたつに入ったりしながら自由に睡眠をむさぼっているのがなんとも猫らしく、微笑ましいですよね。
また、生まれたばかりの子猫たちが兄弟姉妹と互いにくっついて寝る姿も、とても愛らしい光景です。
そんな猫たち。実は、寝るときに場所を選んでいるのです。
今回のMOFFME記事では、飼い主さんの足元で猫が寝る理由やその時の注意点などを次の順番で紹介します。
- 猫が一緒に寝たがる理由を紹介
- 猫が足元で寝る理由を紹介
- 猫と一緒に寝る際の注意点を紹介
猫が一緒に寝たがる理由を紹介
足元で寝る理由の前に、なぜそもそも人間と一緒に寝たがるのでしょうか。もちろん猫だけでなく、飼い主さん自身もペットと一緒に寝たい気持ちはあると思います。
まだ歩けなかったりよちよち歩きの子猫なら自分の寝床でうずくまっていると思いますが、成長するに従い自分の意志で動いて飼い主さんの近くで寝るようになる猫。
代表的な理由として次の3つを挙げたいと思います。
- 猫が一緒に寝たがる理由①安心するから
- 猫が一緒に寝たがる理由②飼い主を母だと思っているから
- 猫が一緒に寝たがる理由③温かいから
猫が一緒に寝たがる理由①安心するから
野良猫などを想像していただければわかるとおり、非常に警戒心の強い猫が人間の近くに来ること自体、信頼関係がないとなかなか難しい行為です。
もちろん猫の性格・タイプによって違いますが、危ない目に遭う可能性もあるからです。
しかも寝ているときは完全に無防備となるため、絶対に守ってもらえるという安心感から飼い主さんと一緒に寝たがるのです。
猫にとっては、睡眠中のリスクを低下させるための必要な行為と言えます。
猫が一緒に寝たがる理由②飼い主を母だと思っているから
誰しもこの世に生まれて、初めて頼れる存在であるのが母です。そして母と一緒に寝て感じた愛情を潜在的に覚えているものです。
猫も同じです。このため、小さい頃に母猫から引き離された子猫や、記憶の名残のある猫は、日々大事にしてくれる飼い主さんを母だと思っている可能性が高いです。
甘えん坊のタイプだったり、性格的に愛情を求める傾向にある猫の場合、その心情が母に寄り添いたいという願望になり、一緒に寝ようとします。
猫が一緒に寝たがる理由③温かいから
「猫はこたつで丸くなる」という歌にあるように、猫は寒さに弱い動物です。体温を高く保つようにしていないと、病気になったり、衰弱しやすくなります。
人の寝ている布団やベッドを温かいものと認識しているため、安全で、信頼関係が結ばれている相手である飼い主さんの布団に潜り込み、暖をとっているのです。
飼い主さんにとっては湯たんぽ代わりの猫たんぽですが、猫にとっては人間たんぽなのです。文字通り、温かい時間ですね。
猫が足元で寝る理由を紹介
いかがでしたか。猫が一緒に寝たがる理由。猫は犬に比べて素っ気ないと言われがちですが、実はお母さんのように思ったり、安心するからすり寄ったりと、本当に愛らしい動物なのです。
さて、ここからは、猫が足元で寝る理由を見ていきたいと思います。なぜ足元で寝るのでしょうか。足元で寝ることは猫にとってはどういう意味があるのでしょうか。
主な理由として次の5つが挙げられます。
- 猫が足元で寝る理由①布団が好き
- 猫が足元で寝る理由②飼い主と一緒にいたい
- 猫が足元で寝る理由③まだ信頼が深くない
- 猫が足元で寝る理由④温まりたい
- 猫が足元で寝る理由⑤リラックスしたいから
猫が足元で寝る理由①布団が好き
まず1つ目。布団が好きです。フワフワ感。ほっこり感。あったかい。そして、包まれている感。
人間がそうであるように、猫だって、日光をたくさん浴びた干したてのお布団は大好きです。清潔なあったかい布団で丸くなって寝る。それこそ猫冥利に尽きるというものです。
はー、今日も猫でよかったあ。そう思える空間を用意したいのは飼い主さんの心情だと思います。愛しい愛猫に、今日も良い気分でベッドや布団で昼寝させてあげたいですよね。
猫が足元で寝る理由②飼い主と一緒にいたい
次に2つ目。それは、飼い主さんと一緒にいたいからです。危ないことから守ってくれる、そして心地よい体温を与えてくれる飼い主さんは猫には必要な存在です。
猫は、気ままと言われる傾向にありますが、安全を求める気持ちは人間と同じですし、甘えたい、頼りたいと思っています。その控えめな気持ちの表れとしての、足元に眠る猫なのです。
そう分かると、猫への見る目が変わってきませんか。猫だって安全志向なのです。
猫が足元で寝る理由③まだ信頼が深くない
さて、3つ目。先ほどの2つ目とは真逆に感じるかもしれません。しかし、微妙な違い、と思っていただけると幸いです。
まだ、信頼が深くないからです。あれ、慕ってくれたから近くにいるのでは? と思われるかもしれません。
慕ってはいるのですが、顔の近くでもなく、胸の近くでもなく、腰の近くでもなく、なぜ、足元なのか。
まだ、信頼が深くないからです。
ちょっと離れた場所にいたいけれど、あまり離れていたくない。そんな場所が飼い主さんの足元なのです。
猫が足元で寝る理由④温まりたい
先述のとおり、猫は寒がりです。「あったかいんだからぁ~」と、歌える場所、ではなく、暖の取れる場所を求めています。
飼い主さんの足元は、飼い主さんの体温で温まっています。このため、飼い主さんのことをそこまで認めていない猫でも、温かいという理由で、足元で寝ることもあります。
そして、気温の関係で足元がちょうどいいということもあります。人間の体温のなかでそこまで熱くない部位を選んでいるのです。
つまり、ちょうどいい感じで温まりたいのです。
猫が足元で寝る理由⑤リラックスしたいから
気分屋と揶揄されることのある猫ですが、そんな世間の伝聞は気にしない。ただ、リラックスできるところで眠りたいのです。
そこがたまたま飼い主さんの足元。ということも少なくありません。
理由はリラックスした自分でいたいからです。とはいえ、足元を選んでいるのはもちろん、飼い主さんが安全な存在だと認識しているためでもあります。
猫にとって、リラックスできることは大事なこと。それが飼い主さんの足元なら、飼い主さんは嬉しいですよね。
猫と一緒に寝る際の注意点を紹介
足元で寝る理由、いかがでしたでしょうか。飼い主さんであれば、思いあたる節が多々あったのではないかと思います。
飼い猫を観察することは愛情の表れでもありますよね。
さて、ここからは、猫と一緒に寝る際の注意点を紹介していきます。一緒に寝たことがある飼い主さんなら心当たりのあるところ、多いかもしれませんが、この5つです。
- 猫と一緒に寝る際の注意点①圧迫しないようにする
- 猫と一緒に寝る際の注意点②電源コードに気をつける
- 猫と一緒に寝る際の注意点③ノミ・ダニ対策を行う
- 猫と一緒に寝る際の注意点④マーキング対策
- 猫と一緒に寝る際の注意点⑤爪のケアは忘れずに
これから飼うことを検討しているかたも、ぜひご一読いただければと思います。
猫と一緒に寝る際の注意点①圧迫しないようにする
まずは圧迫しないようにすることです。
人間が60kgとして、猫は3kg。20倍だとすると、1,200kgの巨体の横に、恐る恐る寝ていることになります。
ものすごい勇気ですよね。それなりの信頼と愛情がないとできない行為です。その勇気に応えるためにも、猫を圧迫、つまり、踏みつぶさないように気をつけましょう。
猫が寄ってきても、寝返りで窒息させることがないよう、距離を保つなど人間側が冷静になることが大切です。
猫と一緒に寝る際の注意点②電源コードに気をつける
寝るときのスマホ。もはや、現代人の文化・習性の一部となっていると思います。
ただ、猫がいる人は気をつけてください。うちの子はコードかじらないから、と思っていても、寝ている間に何が起こるか誰もわかりません。
電源コードで思わぬ被害を受ける人間がいる以上、猫ならもっとリスクがあると考えてください。
いつ寝落ちしても問題ないように、電源コードはプラグから抜いて就寝するようにしましょう。
猫と一緒に寝る際の注意点③ノミ・ダニ対策を行う
猫に限らず、ノミ・ダニは、飼い主さんの予防措置ができる範囲です。ぜひ、この機会にノミ・ダニ対策として、予防薬を投薬することをお勧めします。
人間が思いもよらない寄生虫・ノミ・ダニのせいで、ペットの生命が脅かされるほどの病気になることも珍しくありません。
ペットを飼うことのセットとして、ノミ・ダニ対策は必須と考えていただければと思います。
まだ対策をされていない飼い主さんは、ぜひ動物病院で相談してみてください。
猫と一緒に寝る際の注意点④マーキング対策
マーキングは犬だけではありません。猫も自分の縄張りを誇張するためにマーキングを行います。
この癖が夜中に現れると、飼い主さんの布団や部屋でマーキングを行います。猫にとっては、布団も小山のようなものである可能性を考えていただければと思います。
去勢前のオスにありがちですが、去勢後も安心はできません。
普段から猫のトイレを寝室にも設置するなどして、猫が夜中、もよおしてもよい環境作りをしておきましょう。
猫と一緒に寝る際の注意点⑤爪のケアは忘れずに
最後の5つ目は猫の爪です。
普段から爪をカットしている飼い主さんは問題ないと思いますが、猫の爪とぎ器に任せている場合、知らないうちに爪が伸びていて、思わぬ怪我に繋がる恐れがあります。
猫は隙間や高い所など、掃除の行き届かない汚れた箇所を歩いているため、引っかかれたりすると飼い主さんが皮膚を腫らすほどの被害をこうむります。
また、猫が布団を引っ搔いた場合、思わぬ惨事に見舞われます。そういったことがないよう、一緒に寝る可能性がある場合は、猫の爪のケアをしておきましょう。
まとめ
さて、猫が足元で寝る理由を紹介してきました。紹介した内容をまとめると以下の3つです。
- 猫が一緒に寝たがる理由
- 猫が足元で寝る理由
- 猫と一緒に寝る際の注意点
またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!