猫が頭突きや頭をこすりつけてくるのは、様々な理由があります。ネコがおでこで頭突きしてくるのは、飼い主への愛情表現のこともあります。猫の頭突きはとてもしつこいこともありますが、飼い主への愛情表現として、優しく受け止めてくださいね。
この記事の目次
目次を閉じる猫の頭突きはどんな意味がある?猫の行動を解説!
- 猫が頭をぶつけてくる理由は?
- タックルしてくる理由を解説!
- 頭突きの後に噛んでくることがあるので注意!
- 頭突きをしてくるのは、止めさせるべき?
- 頭を押し付ける以外の猫の挨拶の方法
- 猫とじゃれあう上で、人間が気を付けるべきこと
- 感染症に患う可能性があるので、猫にキスはNG
猫が頭をぶつけてくる理由は?タックルしてくる理由を解説!
猫はなぜ、飼い主さんに向かって、頭をぶつけたり、タックルをしたりするのでしょうか。
猫の行動には、ほとんど意味があります。
頭をぶつけたり、タックルしたりするのにももちろん意味がありますが、どのような意味があるのでしょうか。
ここからは
- 愛情表現としての頭突き
- 皮脂腺の匂いを付けてマーキングするため
- 自分より強い相手に敬意を示すため
- 自分の要求を通すため
- 頭をこすりつけるのが気持ち良いから
以上の5つの内容に分けて書いていきます。
頭突きの意味を知るだけでも、猫の求めていることが多少はわかるようになるので、ぜひ、知っていただけたらと思います。
①:愛情表現としての頭突き
頭突きという行動は、好きだと伝えるための愛情表現です。
飼い主さんによくする行動なので、飼い猫特有の行動だと思われがちですが、野生の猫でも行う行為です。
野生の猫同士でも意味合いは同じで、信頼しあっていることを表す挨拶となります。
頭突きをするということは、頭を守ることができなくなるので、信頼していなければ絶対におこなわない行動です。
しかし、人間のことが好きで、懐きやすい場合は、初対面であっても頭をすりよせてくれることもあります。
また、頭突きをされたら頭突きを仕返すことで、挨拶に応えることができます。
しかし、人間の方から無理やり頭突きを迫ると猫は嫌がり、嫌われやすくなるので、あくまで、猫の方から頭突きをしてくれたときだけにしましょう。
②:皮脂腺の匂いを付けてマーキングするため
猫が頭突きをするのはマーキングをするためでもあります。
猫の耳や頬の周りには、皮脂腺と呼ばれる匂いのある分泌腺があり、分泌腺の匂いを頭突きによって付けてマーキングをしています。
飼い主さんにマーキングをするときは、家に帰ってきたときやお風呂上がりなど匂いがなくなっているときが多いです。
このマーキングも誰にでもする行為ではなく、信頼している相手にしかしません。
猫が自分の匂いを付けるということは、安心するとともに、自分の物であると主張しているという意味があります。
新しいおもちゃやキャットタワーなどに頭などをこすりつけているのは、匂いを付けることで安心し、自分のものにしようとしているからです。
③:自分より強い相手に敬意を示すため
猫は、自分より相手の方が強いと認めると、相手に敬意を表するために頭突きをすることがあります。
野生の猫であれば、メスからオスにすることや子猫が母猫にすることが多いです。
飼い猫だと新入りが先住猫に敬意を表するために頭突きをするところがよく見られます。
また、この敬意を払う頭突きは猫だけがおこなう行為ではなく、先に飼われていた犬などの動物にも敬意を表するためにもおこないます。
飼い主さんが猫から頭突きをしてもらえたときは、ずっとお世話をしてあげていたことで、親だと思ってくれているのかもしれません。
④:自分の要求を通すため
猫は、様々な要求を伝えるために頭突きをしてくることがあります。
猫が飼い主さんなどにする要求は
- ご飯を用意してもらいたい
- かまってほしい
- トイレをきれいにしてもらいたい
要求を伝えたいときの頭突きの特徴は、何度も頭突きをしてくる場合やずっとついてきて頭突きをするときは何かしらの要求を伝えようとしている可能性が高いです。
頭突きの回数が多くなっているときは、現在の生活み不満を持っているところがあると考えられるので、現在の生活環境を見直してみましょう。
⑤:頭をこすりつけるのが気持ち良いから
猫は、愛情表現などは関係なく、ただ頭をこすりつけるのが気持ちいいから頭をこすりつけてくることがあります。
猫は痒い場所を掻けるところは掻きますが、頭の上や顔の周りなどどうしようもないところもあります。
その場合に、飼い主さんなどに痒い場所をこすりつけて、痒みを取っています。
また、痒い場所を一生懸命に飼い主さんに教えて、掻いてもらおうとしたり、なでてほしくて、頭をこすりつけてくる猫もいます。
頭をこすりつけてきて、気持ちよさそうにしているときは、ねこが満足して止めるまで飼い主さんは思う存分こすりつけさせてあげましょう。
頭突きの後に噛んでくることがあるので注意!
猫は気まぐれな動物なので、頭突きをした後に噛んでくることがあります。飼い主さんとしては、いきなり噛みつかれるのでびっくりしてしまいます。
また、いきなり噛みついてこられたら避けることもできず、痛い思いをするので、やめてほしいと思うはずです。
なぜ、いきなり噛もうとするのでしょうか。また、噛まれたときはどうすればいいのでしょうか。
頭突きの後に噛んでくることについて
- 甘噛みの場合と強く噛む場合がある
- 猫に噛まれた場合はどうするべき?
以上の2つの内容を書いていきます。
いきなり噛みつかれて怪我などしないためにも、怪我をしてしまった場合などの噛まれたときの対処法などを解説していきます。
①:甘噛みの場合と強く噛む場合がある
猫は、頭突きの後に噛んでくることがあります。このときに甘噛みをするときと強く噛むときがあります。
甘噛みをしてきたときは、じゃれている中で興奮して噛んでしまったという可能性が高いです。
じゃれている中で噛んできたときはおもちゃを与えるなどして、遊んであげるといいです。
強く噛んできたときは、なでている最中で、猫がなでられることに飽きてしまって止めてほしいときが多いです。
また、常に強く噛んでくるときには早い内に強く噛む癖を直さなければ、成長してから触ることが難しくなるなど、将来的に大変なことになります。
強く噛む癖をいち早く直すようにし、嫌がりだす前になでたり、触るのを止めるように心がけましょう。
②:猫に噛まれた場合はどうするべき?
猫に噛まれた場合には、おもちゃで遊ぶなど飼い主さんに噛みつくことがないようにしましょう。
噛まれて傷ができてしまった場合にはまず、水でしっかりと洗い流しましょう。出血量が多い場合にはガーゼなどで止血をし、病院に行くようにしてください。
噛まれて傷ができても自然と治ることが多いので、あまり気にしない方が多くいます。
しかし、猫に限らず、動物に噛まれてしまうと感染症にかかってしまうことがあるので、病院に行くようにしたほうがいいです。
病院では、傷の状態を確認した上で、軽症であれば抗菌薬が処方されることが多く、傷が大きければ縫い合わせたり、重症であれば外科手術を行うことがあります。
猫などの動物の口の中には細菌が多くいるので、大丈夫だと決めつけず、念のため病院に行きましょう。
猫が頭突きをしてくるのは、止めさせるべき?
猫が何度も頭突きをしてきたときは、止めさせるべきなのでしょうか。
結論から言うと、止めさせる必要はありません。しかし、あまりにも強く頭突きをするときには止めさせるか、改善させる必要が出てきます。
基本的に頭突きは、「お腹が空いた」や「かまってほしい」などの要求を飼い主さんに伝えるために行っている行為です。
猫が何を要求しているのかを考えて、要求を叶えてあげれば、頭突きは止めるはずです。
しかし、頭突きをすれば、要求を叶えてくれるという風に猫が覚えてしまうと、なにかあるたびに頭突きをするなどの困った癖がついてしまう恐れがあります。
頭突きをされたら、適度に要求を叶えてあげるが、いつでも要求を叶えてあげるわけではないというようにしつけましょう。
頭を押し付けてくる以外の猫の挨拶の方法
猫は頭を押し付けてくることで挨拶をすることが有名ですが、頭を押し付ける以外にも様々な行動でしてくれます。
猫を飼っていたり、触れ合っていると、挨拶をしているのかなと感じることがあります。
しかし、なにか要求をしているだけの可能性もあるので、実際に挨拶をしてくれているのかどうかはわからないです。
猫は、どんな方法で挨拶をしていて、どのような挨拶をしてくれるのでしょうか。
猫がしてくれる挨拶の種類は、
- いってらっしゃい・おかえり
- おはよう・こんにちは
- 威嚇・警戒時の挨拶
この3つです。
この3つの挨拶はそれぞれどのような方法でしてくれるのでしょうか。
猫が挨拶をしてくれているということが分かれば、猫との仲がより一層深まるはずで、覚えておきましょう。
①:いってらっしゃい・おかえり
猫も人間同様にいってらっしゃいやおかえりという挨拶をしてくれることがあります。
いってらっしゃいは、飼い主さんが外に出るまで見送ることで表しています。
おかえりは、飼い主さんの足元に来て、頭をこすりつけたり、スリスリすることや顔などを舐めてあげることで表しています。
また、しっぽをピンっと立てて待ってくれている場合もおかえりを表しているとともに、お客さんであれば歓迎しているサインでもあります。
人間と良い思い出をたくさん持っている猫であれば、誰でも歓迎するようになります。
人間と友好的になってもらうためにもおやつをあげたり、遊んでもらえないかお客さんにお願いして、良ければおやつをあげたり、遊んだりしてもらいましょう。
②:おはよう・こんにちは
猫もおはようやこんにちはという挨拶をしてくれます。
猫は睡眠から目覚めると飼い主さんのところまで行っておはようと挨拶をしに行きます。
しかし、猫の朝は早いので、飼い主さんは目覚めていないことが多いです。
おはようと挨拶をしに行ったのに寝ていたら猫パンチをするなどして起こそうとします。
また、昼間に起きたときなどは身体を伸ばしながら飼い主さんに触ったり、爪とぎをすることで挨拶をしています。
猫のこんにちはは、鼻キスや頭をスリっとこすらせることで表しています。
また、おはようとこんにちはは、短く鳴くことで挨拶をする猫もいます。
挨拶をされたと思ったら返してあげたら猫も嬉しくなるはずなので、挨拶をされたと感じたらしっかり挨拶を仕返しましょう。
③:威嚇・警戒時の挨拶
猫は警戒している状態や威嚇をしている状態もしぐさなどからわかります。
まず、警戒中のしぐさなどは、尻尾をゆらゆら揺らしていたり、尻尾を体に巻きつけたりしているときで、唸ったりしているといった状態からもわかります。
威嚇しているときは、背部や尻尾の毛を逆立てていたり、シャーと鳴いているときで、このような状態の場合は威嚇をしていると判断することができます。
警戒中や威嚇しているときになだめようとしようとしてむやみに近づこうとすると攻撃されて怪我をする可能性があります。
警戒をしているときなどは刺激しないように気をつけながら猫と距離を取って、落ち着くまで待ってから近づくようにしてください。
猫とじゃれあう上で、人間が気を付けるべきこと
猫好きな方ならば猫とじゃれ合いたいと思います。しかし、じゃれ合う上で気をつけなければいけないことがあります。
まず、当たり前ですが、じゃれ合いたいと思っていても猫が嫌がっているようならば、触らないようにしましょう。
また、逃げた際に追いかけてしまうと猫にとってはストレスしかありません。絶対に追いかけないようにしてください。
他にも
- 目を合わせる
- 大きな音を出す
- 見下ろす
- 猫の気持ちに反した行動をさせる
という行為は絶対にやってはいけません。
どの行動も猫に嫌われてしまう行動になるので、猫に好かれたいならば、嫌がる行動はやめましょう。
猫とじゃれ合うときは、猫の方から近寄ってきたときだけにすることが一番です。
感染症に患う可能性があるので、猫にキスはNG
猫の方から顔を舐めてきたらかわいいですが、猫とキスをしてはいけません。
しかし、猫にとってキスは仲間同士の挨拶なので、飼い主さんにもキスをしてくることがあります。
では、なぜ、猫とキスをしてはいけないのでしょうか。キスをしてはいけない理由は感染症を患う可能性があるからです。
猫とキスをすることで感染する可能性がある感染症は
- パスツレラ症
- トキソプラズマ症
- コリネバクテリウム・ウルセランス症
- クラミジア性結膜炎
などで、ここで挙げた感染症は、代表的なものになります。
いずれの感染症も猫とキスをしなかったり、排泄物などを処理したときに手洗いをしっかりするなど清潔にしておけば感染することはほぼありません。
まとめ:猫の頭突きはかわいい愛情表現!
ここまで猫が頭突きをする理由や猫の挨拶の方法などについて書いてきました。
この記事では、
- 猫が頭をぶつけてくる理由は?
- タックルしてくる理由を解説!
- 頭突きの後に噛んでくることがあるので注意!
- 猫が頭突きをしてくるのは、止めさせるべき?
- 頭を押し付けてくる以外の猫の挨拶の方法
- 猫とじゃれあう上で、人間が気を付けるべきこと
- 感染症に患う可能性があるので、猫にキスはNG
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