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日本原産の犬種といえば、秋田犬・北海道犬・甲斐犬・土佐犬などですよね。ですが、実は琉球犬という日本原産の犬もいます。とても魅力的な琉球犬を聞いたことがない方は意外と多いかと思います。今回のMOFFME記事では、琉球犬を詳しく紹介していきます。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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琉球犬って知ってる?琉球犬の特徴や飼い方を詳しく紹介します

琉球犬(りゅうきゅうけん・りゅうきゅういぬ)とは、沖縄原産の犬種で日本で最も古い犬種と言われています。

日本の犬といえば秋田犬や柴犬などが有名ですが、琉球犬のことを知っている人は少ないのではないでしょうか?

そこで今回MOFFMEでは、琉球犬について紹介していきます。

  • そもそも琉球犬とはどんな犬なのかを解説
  • 琉球犬の基礎知識
  • 琉球犬の歴史
  • 琉球犬の特徴を紹介
  • 琉球犬の特徴:爪
  • 琉球犬の特徴:舌
  • 琉球犬の特徴:大きさ
  • 琉球犬の特徴:毛色
  • 琉球犬の特徴:性格
  • 琉球犬の迎え方と飼い方を紹介
  • 琉球犬の迎え方
  • 琉球犬の飼い方
  • しつけは早めに行おう!
  • まとめ
以上の内容を詳しく解説していきます。琉球犬のことを詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

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そもそも琉球犬とはどんな犬なのかを解説


日本では現在いろんな種類のワンちゃんが飼われていますが、琉球犬とはいったいどんな犬なのでしょうか?


琉球という名前からわかるように、琉球犬は沖縄原産の犬種になります。

ただ、名前から沖縄にいる犬ということは何となく想像できますが、それ以外の詳しいことは知らない方が多いと思います。


ここでは琉球犬について、より深く知ってもらうために

  • 琉球犬の基礎知識
  • 琉球犬の歴史

以上の2つを解説します。

あまり聞きなじみのない琉球犬という犬種ですが、歴史や犬の知識を知ることで愛着が湧いてくるかもしれません。

琉球犬だけでなく日本犬の歴史に興味のある方には、興味深い内容になっていると思いますので、琉球犬の基礎知識と歴史をぜひご覧ください。

琉球犬の基礎知識

琉球犬は沖縄で生まれた犬種です。


読み方は「りゅうきゅうけん」または「りゅうきゅういぬ」海外では「Ryukyu Inu」として知られています。


沖縄県では琉球犬のことを「トゥラー(虎毛の琉球犬)」または「アイカン(赤毛の琉球犬)」と呼んでいて、昔は狩猟犬として活躍していました。


ちなみに日本原産の犬で有名な日本犬は

  1. 柴犬
  2. 北海道犬
  3. 秋田犬
  4. 甲斐犬
  5. 紀州犬
  6. 四国犬
の6種類の犬種がいます。

琉球犬も同じく日本原産の犬種ですが、国の天然記念物に指定されている6種類の日本犬とは異なり、地域固有の犬種で「地犬(じいぬ)」と言われる種類になります。

地犬とは、特定の地域にのみ生息するの犬で、固有の特色を持っている犬種のことです。
地犬として有名なのは「薩摩犬(鹿児島県)」が地犬にあたります。

琉球犬の歴史

琉球犬は、縄文時代初期に九州地方から渡ってきたマタギ犬(山岳狩猟犬)がルーツといわれています。


太平洋戦争により絶滅の危機に瀕した琉球犬。


現在では「琉球犬保存会」に保護され、1995年には沖縄県の指定天然記念物として登録されました。(日本犬保存会には登録されていません。)


北海道犬と琉球犬は遺伝子的に非常に似ています。


理由として、本州では弥生時代に渡来人とともにやってきた犬の血が多く混じっているのに対し、北海道と沖縄ではそれらの犬の影響が少なかったからと考えられています。

琉球犬の特徴を紹介


琉球犬は固有の特徴を持っている地犬ということで、他の犬種にはあまり見られない特徴があります。

ここでは琉球犬の特徴として

  • 琉球犬の特徴:爪
  • 琉球犬の特徴:舌
  • 琉球犬の特徴:大きさ
  • 琉球犬の特徴:毛色
  • 琉球犬の特徴:性格
以上の5つの特徴を紹介します。

他の犬と比べると、数が少なくほとんど見る機会がない琉球犬。
ここで紹介する特徴を読んでいただくと、希少な琉球犬をより深く知ることができます。

縄文犬の血統を引き継いでいるといわれる琉球犬にどんな特徴があるのか、詳しく解説していきます。

琉球犬の特徴:爪

琉球犬の大きな特徴としてあげられるのが爪です。

通常の犬は前足にある「狼爪(ろうそう)」が琉球犬は後ろ足にあります。


「狼爪(ろうそう)」とは、地面と接触している爪から少し離れた高い位置にある爪で、犬の親指にあたる部分です。


後ろ足に狼爪があるのは狼や縄文犬の特徴で、琉球犬にも同じく後ろ足にあります。


ただし、現在では後ろ足に狼爪を持っている琉球犬が減ってきていて、後ろ足に狼爪を持った琉球犬は貴重な存在になっています。

琉球犬の特徴:舌

琉球犬の大きな特徴としてあげられるのが爪と、もう1つが舌です。


琉球犬には「舌斑(ぜっぱん)」といわれる舌に黒い模様があります。

北海道犬にも同じ特徴が見られ、古い歴史を持つ犬種に多くみられる特徴です。


「舌斑(ぜっぱん)」はシミのようなもので、人間でいうと「蒙古斑(もうこはん)」や「ホクロ」のようなもので特に健康に支障をきたすものではないです。


詳しい原因はわかっていませんが、舌斑は遺伝の影響が高いと考えられています。

琉球犬の特徴:大きさ

琉球犬は大きさの分類でいうと中型犬になります。

飼われている数が多く、イメージしやすい柴犬と比較してみましょう。


琉球犬サイズ

オスメス
体高約49~55cm約46~52cm
体重約14kg約13kg

柴犬サイズ

オスメス
体高約38~41cm約35~38cm
体重約10kg約9kg

柴犬と比較すると琉球犬の方がひと回り大きいことがわかります。
琉球犬と同じく、縄文犬の特徴を持っている北海道犬と比べると、ほぼ一緒のサイズです。

琉球犬の特徴:毛色

沖縄では虎模様のことを「トゥラー」呼びます。


琉球犬はこの虎模様(トゥラー)と毛色に応じて「赤トゥラー」「黒トゥラー」「白トゥラー」と呼ばれています。

なかには赤毛一色の「アイカン」と呼ばれる琉球犬もいます。


琉球犬の毛は、硬く短毛のダブルコートと呼ばれる被毛になっています。

アンダーコート(下毛)とオーバーコート(上毛)の二重構造になっていますが、密生にはなっていません。


通常のダブルコートの犬と違い、毛が密生していなく耐熱性優れているので、沖縄の暑さにも耐えられる体になっています。

琉球犬の特徴:性格

琉球犬は温和で人懐っこい性格をしています。

飼い主にとても忠実で、勇敢な面も持ち合わせています。


もともと猪や鳥などを狩猟する猟犬だったこともあり、縄張り意識が高く、動物などに過敏に反応してしまう傾向があります。


嗅覚が鋭く、勇敢で動きも俊敏のため、番犬に向いている犬種といえるかもしれません。


もと狩猟犬ということで怖いイメージを持つかもしれませんが、基本的には大人しく友好的で、飼い主にとても従順な性格をしています。

琉球犬の迎え方と飼い方を紹介


ここでは琉球犬をペットとして飼いたいと思っている方に向けて、事前知識として知っておいた方が良いことを紹介します。

紹介する内容は

  • 琉球犬の迎え方
  • 琉球犬の飼い方
  • しつけは早めに行おう!
以上の3つです。

一般的な犬種と比べて異なる特徴があったり、そもそも頭数が少ないので情報も少ないです。
飼うにあたって事前に知っておいた方が良いことや、注意点もあります。

琉球犬をペットとして迎えたいと思っている方は、ここで紹介する内容を考慮したうえで、実際に迎えるかどうか判断していただけたらと思います。

当たり前ですが、家族に迎えるということは老犬になるまで責任を持ってお世話をする覚悟が必要になります。

ただ単に希少だから飼いたい!という理由だけで飼わないように注意してください。

琉球犬の迎え方

そもそも琉球犬は頭数が少なく、沖縄県の指定天然記念物にも指定されていることもあり、ペットショップで見かけることはありません。


また、琉球犬のブリーダーさんも少ないので、ブリーダーさんを見つけることも難しいのが現状です。


以前は「琉球保存会」という1990年に設立された団体が、琉球犬の繁殖活動をしていましたが、現在は会員の高齢化により休止の状態になっています。


ただし、琉球保存会に代わり、個人の方や別の団体が繁殖活動に取り組んでいます。

琉球犬を迎えたい方は、保護活動や繁殖活動をしている個人や団体に連絡を取ってみましょう。


一般的に飼われている犬種と違い、譲渡条件が厳しい可能性がありますが、飼育条件を満たしていればお迎えできる可能性はあります。

琉球犬の飼い方

琉球犬はもともと狩猟犬だったため、運動は欠かせません。


運動不足対策としては毎日2回、30分程度の散歩をするようにしましょう。


注意点として散歩中はリードを外さないように気をつけてください。

狩りの習性で、動物に過敏に反応して追いかけまわす子もいます。

突然引っ張られて転倒することがないように注意してください。


これは琉球犬に限ったことではありませんが、外でリードは外さないようにしましょう。たまに、公園などでリードを外して犬と遊んでいる方がいますが、危険なので絶対にやめてください。

他の方の迷惑になるのは勿論、犬自身も危険な目にあう可能性があります。


そもそもリードを付けずに外に出すことは、地域によって条例違反になる場合もあるので、基本的にノーリードはやめましょう。

しつけは早めに行おう!

琉球犬のしつけに関しては、他の犬と基本的には変わらないです。


ただし、一般的に飼われている犬より狩猟本能が強いので、狩りの習性による問題行動を起こさないように早めにしつけを行いましょう。


犬は生後3週齢頃から「社会化期」が始まります。

社会化とは社会に順応することで、社会化期の期間中に飼い主以外の人間や動物、車や自転車などのいろんな物や音に慣れさせることで、後々の問題行動が少なくなります。


この社会化期にいろんな経験をさせることで、人見知りがなく、生活するうえでのストレスにもある程度強い犬になります。


社会化期の期間は生後3週齢から生後6か月までで、6ヵ月を過ぎると段々新しいことを受け入れるのが難しくなっていきます。


このことから問題行動への対策として、しつけはいろんな事を受け入れやすい子犬のうちに、早めに行ってください。

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まとめ・琉球犬はどんな犬?

今回の記事では沖縄原産の犬種の琉球犬について紹介しました。


紹介した内容は

  • そもそも琉球犬とはどんな犬なのかを解説
  • 琉球犬の基礎知識
  • 琉球犬の歴史
  • 琉球犬の特徴を紹介
  • 琉球犬の特徴:爪
  • 琉球犬の特徴:舌
  • 琉球犬の特徴:大きさ
  • 琉球犬の特徴:毛色
  • 琉球犬の特徴:性格
  • 琉球犬の迎え方と飼い方を紹介
  • 琉球犬の迎え方
  • 琉球犬の飼い方
  • しつけは早めに行おう!
以上の内容になります。

ここまで読んでくれた方に少しでも、琉球犬の魅力が伝わっていたら嬉しいです。

個体数が少なく、実際に出会う機会はなかなかないかもしれませんが、沖縄に旅行に行く機会がありましたら、ぜひ思い出してみてください。

またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!