猫の腎臓・エイズ・アレルギー検査などの血液検査に必要な費用はいったいおいくらほどなのでしょうか?飼い主さんは愛猫の病気にいつも不安を持って血液検査をするそうです。しかしその費用もまた気になるところですよね。今回はそのあたりを中心に答えていきます。
猫の血液検査は費用はどのくらい?
猫が病気やけがをしたとき、血液検査が必要になることもあるかと思います。
猫の血液検査は、どのくらいの費用が必要になるのでしょうか。
結論から言うと、血液検査の費用は動物病院によって異なりますが、多くの場合は5,000~10,000円程度になります。
ペットには健康保険制度がないため、医療費の費用の負担が大きいと感じている方もいるのではないでしょうか。
またペット保険に加入している場合でも、費用の負担が減るのかどうかも、気になりますよね。
今回のMOFFMEでは、
- どんな病気の検査に血液検査が必要?
- ペット保険は猫の血液検査の費用に適応されるの?
- まとめ:猫の血液検査の費用はどのくらい?
どんな病気の検査に血液検査が必要?
血液検査と聞くと、病気のときに受けるというイメージも強いかと思います。
しかし、実際は病気以外にも、去勢や妊娠、アレルギー検査などにも使われています。
具体的には、どのような場面で必要になるのでしょうか。
ここでは、
- 猫の腎臓病
- 猫のエイズ
- 猫の去勢・避妊手術
- 猫のアレルギー検査
猫の腎臓病
血液検査が必要なものの1つ目として、猫の腎臓病があります。
腎臓病は、病気になる前と急激な変化が訪れるわけではなく、月単位から年単位で段々と悪くなっていくものです。
そのため、腎臓病になっているということにも気づきにくく、気づいた時にはすでに腎臓の働きが残り1/4ということもあるようです。
気付けないと対策も出来ず、悪化し続けてしまうため、とても怖い病気ですよね。
この腎臓病の病気を診断するときに、血液検査が必要になります。
しかし血液検査でもすぐに気づくことが出来るわけではなく、腎機能が残り1/4になったとき、異常が現れ始めます。
他にも腎臓病を発見する方法として尿検査などもあるので、一刻も早く異常を感知し、腎機能の悪化を防ぐことが重要になりますね。
猫のエイズ
血液検査が必要なものの2つ目として、猫のエイズがあります。
猫のエイズは感染症の中でも多く、エイズに感染してしまうと最悪の場合、死に至る可能性もある病気になります。
このエイズを調べるためには、血液検査を使うことが出来ます。
血液を採取して検査をすることで、エイズに感染しているかどうかを確認することが出来ます。
しかし、検査の時期によっては、エイズに感染していても、結果が陰性になってしまうことがあります。
エイズの検査をする場合は、約2カ月程度、期間を置いてから検査をするようにしてくださいね。
猫の去勢・避妊手術
血液検査が必要なものの3つ目として、猫の去勢・避妊手術があります。
去勢手術はオスが受け、避妊手術はメスが受けるものになります。
猫に去勢や避妊手術を行うことは、望まない妊娠をすることによる過度のストレスを受けることが出来ます。
時期に関しても、発情期ではかなりのストレスになってしまうため、生後6ヵ月から初めての発情前の時期に、手術をする方が良いでしょう。
また、去勢や避妊手術を行うためには、その前に血液検査を行う必要があります。
麻酔・手術が可能かどうかの判断をするのに使われるので、血液検査が必要になると言えますね。
猫のアレルギー検査
血液検査が必要なものの4つ目として、猫のアレルギー検査があります。
猫のアレルギーでは、軽度の風邪のような症状で、くしゃみや咳、目のかゆみや充血などが挙げられます。
人間のアレルギーと症状的にも、少し似ていますよね。
また、猫のアレルギーが重度になると、喘息を引き起こすなど、命に関わることもあります。
そのため、アレルギーだからと軽く見るのではなく、些細なことでも注意する必要がありますよね。
この猫のアレルギーを調べるには、血液検査でアレルギーかどうか、また程度についても調べることが出来ます。
血液検査は、アレルギー検査に必要だということが分かりますね。
ペット保険は猫の血液検査の費用に適応されるの?
先ほどは、血液検査が必要なものについて、紹介してきました。
猫の血液検査は、様々な用途で使われていることが理解できたのではないでしょうか。
しかし、費用面の負担は少し大きいと感じている人もいるかと思います。
またペット保険が適用し、費用の負担を軽減できるかどうかも、気になりますよね。
ここでは、
- 猫のレントゲン検査に保険は適応されるの?
- 猫のワクチンに保険は適応されるの?
猫のレントゲン検査に保険は適応されるの?
猫のワクチンに保険は適応されるの?
猫のワクチンに保険が適応されるのか、疑問に思う方もいるでしょう。
結論から言うと、猫のワクチンに、保険は適応されません。
ワクチン接種の他にも健康診断など、健康体に行う治療は、保険の適応外になります。
また、実費になるからと言って、ワクチン接種をせず予防できる病気にかかった場合も、治療費は全額自己負担となります。
そのため、ワクチンの接種の費用は自費になってしまいますが、のちのちかかる可能性のある治療費や、愛猫が健康に生活するためにも、受けておくことは必要になるでしょう。
また保険に入っているからと言って、すべて補償されるわけではないということも、注意してくださいね。
まとめ:猫の血液検査の費用はどのくらい?
- 猫の血液検査の費用は、5,000~10,000円
- 猫の腎臓病
- 猫のエイズ
- 猫の去勢・避妊手術
- 猫のアレルギー検査
- 猫のレントゲン検査に保険は適応されるかは、予防か治療かによって異なる
- 猫のワクチンに保険は適応されない