猫は寝ることがとても好きなのは猫好きの方ならわかるかと思います。そんな猫のために猫用ベッドを用意したのに枕で寝る猫ちゃんもいるのではないでしょうか。実は枕で寝るのにはちゃんとした理由があります。今回のMOFFME記事は猫が枕で寝る際の心情を解説します。
この記事の目次
目次を閉じる猫が枕で寝る時の心情を解説!寝る位置で変わる猫の気持ちとは
猫ちゃんの飼い主さんであれば、寝ている布団の中に猫ちゃんが入ってくる事や、飼い主さんの枕で寝る姿をよく目にしますよね。
猫ちゃんと一緒に寝るのは至福の時間。 でも猫ちゃんは飼い主さんと一緒に眠る事をどのように思っているのでしょうか?
猫ちゃんが枕を使って眠る理由や気持ちについて調べると、猫ちゃんと飼い主さんの関係に深く結びついた行動である事が判明しました。
今回のMOFFMEでは、
- 猫ちゃんが枕を使って寝ている時の気持ち
- 枕以外で猫ちゃんが使えるもの
- 枕を使う際の注意点
について解説していきます。
飼い主さんの枕以外にも、猫ちゃんが快適に眠れるグッズを紹介していきますので、是非最後までご覧ください。
猫が枕で寝る際の心情を解説
枕を使おうと思ったら猫ちゃんに使われてしまい、いじわるをされているように感じる事もありますが、猫ちゃんは様々な気持ちから、飼い主さんの枕を使って寝ています。
この章では、飼い主さんの枕で寝る猫ちゃんの心情を
- 安心感
- 飼い主さんの事が好き
- 甘えたい
- 寂しい
- 心配
- 匂いが好き
猫が枕で寝る際の心情①安心している
枕で寝る猫ちゃんの1つ目の気持ちは「安心感」です。
猫ちゃんは危険への察知能力がとても高い生き物です。 お迎えしたての猫ちゃんであれば、飼い主さんを警戒する事もあります。
ですが、飼い主さんと長い時間を共有して、「飼い主さんと一緒にいると安全で快適な生活が送れる」という経験値が高まると、猫ちゃんは飼い主さんを家族として認識するようになります。
家族として認識できるようになれば、飼い主さんのそばにいる事で安心感を得るようになります。特に睡眠時は無防備になるため、できるだけ飼い主さんのそばで安心して眠りたいと思うのでしょう。
猫が枕で寝る際の心情②飼い主が好き
枕で寝る猫ちゃんの2つ目の気持ちは、単純に飼い主さんの事が大好きだから。
外出する事の少ない猫ちゃんには、生活のほぼ全てが飼い主さんとの暮らしです。 飼い主さんの事をよく観察している猫ちゃんは、飼い主さんが猫ちゃんに愛情をもって接している事もよく感じ取っています。
愛情をかけてくれる飼い主さんの事が猫ちゃんも大好きだから、側にいたいし一緒に眠りたいと思うのですね。
猫が枕で寝る際の心情③甘えたい
3つ目は、甘えたい気持ちです。
猫ちゃんはいろいろな性格の子がいますが、他のペットと比べるとクールな性格の子が多いかもしれません。ですが、たくさんの愛情をかけてくれてお世話をしてくれる飼い主さんの事を猫ちゃんも大好きですので、愛情を表現してくれる時もあります。
子猫の習性で、顔を寄せ合って眠る習性があります。大人になるにつれて、自然と無くなってしまう習性ではありますが、甘えたい時などには子猫時代のくせが出てしまう事もあるようです。
猫が枕で寝る際の心情④寂しい
4つ目は、寂しさです。
単独行動を好むイメージを持つ方も多い猫ちゃんですが、群れを作る猫ちゃんのコミュニティも存在します。生存競争の激しい屋外で生活する猫ちゃんだと、群れに囚われない方が生活しやすい場合が多いですが、比較的食事に困らないエリアで生活すると群れを作る事があります。
飼い猫であれば、飼い主さんとの安全で快適な生活で飼い主さんを家族=群れの一員と認識しているので、離れていると寂しさを感じるようです。
猫が枕で寝る際の心情⑤心配
5つ目は、心配な気持ちです。
猫ちゃんは飼い主さんの事を家族として認識していますので、飼い主さんを守ろうをします。特に寝ている時は無防備になるので、近くにいる事で危険から家族を守ろうとしているのです。
無理に別の部屋で寝ようとすると、心配から眠れなかったり鳴き続ける事があります。同じ枕で寝る事が出来ない場合は、見える所にいるか飼い主さんの匂いのある物を猫ちゃんに与えると良いでしょう。
猫が枕で寝る際の心情⑥匂いが好き
6つ目は、飼い主さんの匂いが好きだからです。
人間は寝ている時に、コップ1杯分の汗をかくと言われています。 すると頭や首回りに触れる枕が汗を吸って匂いがする事があります。
猫ちゃんにとって、人間の汗の匂いというのはフェロモンの匂いに近いものです。 このフェロモンはリラックス効果や幸福感に結びつくものなので、眠る時は匂いの元である枕のそばに行きたがるのでしょう。
猫の枕がわりになるものを紹介
愛情ゆえに飼い主さんの枕で寝る猫ちゃんですが、毎晩枕を奪われてしまうと、飼い主さんのより良い睡眠の妨げになってしまいますよね。
そんな困った時は、猫ちゃん用の枕を用意してあげると良いでしょう。気まぐれな猫ちゃんが多いので、すぐに使ってくれない場合がありますが、めげずに用意しておくとそのうち気に入る場合があります。
猫ちゃんが枕として使いやすいものの特徴を
- 頭を乗せやすい高さ
- ふわふわとした素材
- 他の動物
- 飼い主さんの腕
猫の枕がわりになるもの①頭を乗せやすい高さのもの
猫ちゃんが枕以外の物で、枕として使っているものを見ていくと、ある程度の高さがある事が枕に適している条件のようです。
一段高くなっている事であごを乗せる事が出来たり、体全体を乗せてベットのように使用する猫ちゃんもいます。猫ちゃんの体格にもよりますが、飼い主さんが使用している枕と同じくらいの高さで、猫ちゃんが全身を乗せられるような大きさのものを用意すると良いでしょう。
猫の枕がわりになるもの②ふわふわしているもの
猫ちゃんはふわふわした素材の物を好みます。子猫時代に母猫に包まれて眠った事や、兄弟猫に囲まれて過ごした経験から、リラックスする事できるのでしょう。
猫ちゃんは眠る場所を前足でふみふみと押す動作をする事がありますが、これも母猫にミルクをせがむ動作と言われています。この動作をする時に、タオル地のような物だと猫ちゃんの爪が引っかかってしまう恐れがありますので、同じふわふわでも滑らかな毛のような素材の物がベストでしょう。
猫の枕がわりになるもの③他の動物
もし他の猫ちゃんや犬などのペットと一緒に生活している場合は、その猫ちゃんなどを枕にして寝てしまう場合もあります。一緒に生活する動物は、飼い主さん同様に家族として安心できる対象になるためです。
また、猫ちゃんは基本的に寒い場所が苦手です。他の動物のそばであれば、ぬくもりを感じられて毛に包まれてた感覚もリラックス効果を得る事が出来ます。
猫の枕がわりになるもの④人の腕
飼い主さんの腕はしびれてしまうかもしれませんが、猫ちゃんは飼い主さんの腕を枕にして眠る事も大好きです。
抱きかかえられるように飼い主さんに包まれて眠る場合や、飼い主さんの手のひらに顔を乗せて眠ったりします。ぬくもりを感じて安心な上に、飼い主さんを独り占めできるのですから猫ちゃんには最高のおやすみスポットです。
まれに、寝ている飼い主さんの顔の上に全身で乗ってくる猫ちゃんもいますのでご注意くださいね。
猫が枕で寝る際の注意点を紹介
猫ちゃんと同じ枕で眠ると、お互いに安心と幸福感がありますが、密着するからこそ注意しなければならない事もあります。
猫ちゃん側の注意点と飼い主さん側の注意点を以下の3点ご紹介します。
- 猫ちゃんの健康状態について
- 猫ちゃんの毛や体について
- 圧迫や転落のリスク
猫が枕で寝る際の注意点①猫の健康に注意
猫ちゃんと同じ枕や布団を使用する事で、お互いの健康に悪影響を及ぼす場合があります。飼い主さんの身と大切な猫ちゃんの健康のために、猫ちゃんは完全室内飼いとしましょう。
猫ちゃんの体は寄生虫が住みやすい環境と言えます。寄生虫は外界の草むらや誤って口にしてしまった物などから猫ちゃんの体内に住み着きます。猫ちゃんに害があるのはもちろんの事、一緒に暮らす飼い主さんへも悪影響しかありませんので、外界からの病原体や菌・寄生虫には注意すべきです。
猫ちゃんの毎年のワクチン接種はもちろんの事、飼い主さんも除菌や手洗いの徹底などで対策してゆきましょう。
猫が枕で寝る際の注意点②猫を清潔に
猫ちゃんが良く体を自分で舐めていますが、この動作はザラザラとした舌でグルーミングをしている動作です。きれい好きな猫ちゃんは、自分の気が済むまでグルーミングをして清潔に保っている事が多いです。
しかし舌が届かないところや、猫ちゃんが気づいていない汚れ、毛のもつれなどはありますので、季節の変わり目ごとにブラッシングだけでも飼い主さんが行ってあげると良いでしょう。
汚れがあまりにひどい場合や、油分が多い場合はお近くのトリミングサロンに相談してシャンプーをしてもらいましょう。
猫が枕で寝る際の注意点③圧迫しないよう気をつける
飼い主さんが猫ちゃんと寝る事に慣れていたり、大人になった猫ちゃんであればあまり心配はないかもしれませんが、猫ちゃんを押しつぶさないように注意しましょう。
特に子猫と一緒の枕で寝る場合は、飼い主さんの体の下敷きになって骨が折れてしまう事も考えられます。またベットなど高さのある場所で眠る場合は、寝がえりなどで猫ちゃんが落下しないようにする必要もあります。起きている時ではうまく着地できる場所でも、寝ていると上手く反応できない可能性もあります。
対策としては、ベッドの下にクッション材となるタオルや毛布などを敷いておくとケガを防ぐことができます。
まとめ
さて、今回は枕で寝る猫ちゃんの気持ちと注意点について解説しました。
ポイントとなるのは、以下の4点です。
- 飼い主さんの事が大好きでリラックスできるから猫ちゃんは枕を使う
- 丁度良い高さとフワフワ素材の枕を用意してあげよう
- 猫ちゃんの健康状態や毛の状態に異常がないか観察する
- 圧迫や転落のリスクを回避しよう
またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!