ベッドでくつろいでいると、スッと布団に入ってくることもあるかと思います。猫は時折飼い主にくっついて寝ることがありますが、なぜなのでしょうか。今回のMOFFME記事では、猫が飼い主にくっついて寝る理由とその際の注意点などを紹介します。
この記事の目次
目次を閉じる猫が飼い主にくっついて寝る理由は?猫と一緒に寝る際の注意点など
お昼寝をする時や夜寝る時など、飼い主が寝ようとすると猫もくっついて寝ることがあります。
布団に入ってきたり隣で気持ちよさそうに寝ている姿を見ると、幸せな気分になりますよね。
特に冬などの気温の低い日に寝てくれると、猫が湯たんぽのようになるので一緒に寝てくれるのを心待ちしている飼い主さんも多いのではないでしょうか?
人間にとってもありがたい寝方ですが、一体どんな理由があるのでしょう。
MOFFMEではそんな疑問を解決するために、猫がくっついて寝る理由について調べてきました。
- 猫がくっついて寝る理由
- 猫がくっついて寝る際の注意点
- くっついて寝る猫におすすめのベッド
猫がくっついて寝る理由を紹介
猫がくっついて寝る理由には以下のようなものがあります。
- リラックスできる
- 温まりたい
- 甘えたい
猫がくっついて寝る理由①リラックスできる
猫自身や信頼している飼い主のニオイがするベッドは、とても居心地がよく安心して眠れるため、くっついて寝ている可能性があります。
自分のニオイがしない場所で寝るというのは、猫にとって非常に落ち着かない状態です。
そのため、自分自身や大好きな飼い主のニオイのする所で寝ようとするとされています。
他にも、飼い主のことが大好きでくっついて寝ると安心できるから、飼い主と一緒に寝るのが当たり前になっているからという理由もありますよ。
猫は薄明薄暮性という明け方と夕暮れに活発になる動物ですが、人間と一緒に暮らしていくと徐々に人間の生活リズムに合わせてくれるようになります。
今まで通り昼間にも寝ますが、飼い主の就寝時間帯になると一緒の布団に入ったりして夜も寝てくれます。
猫がくっついて寝る理由②温まりたい
布団の中や飼い主にくっついて寝ると温かいと分かっている猫は、暖を取るために飼い主と寝ている可能性も考えられます。
飼い主の真横だったり布団の中に潜り込んでお腹あたりにピッタリくっついている場合は、室温が低くて寒いため温まりたくて入ってきているかもしれません。
もし、冬などの気温の低い日は一緒に寝るけれど、気温が高くなると途端に寝なくなるのでしたら、温まりたくて来ているのかもしれないと考えてあげましょう。
猫がくっついて寝る理由③甘えたい
ただ信頼しているというだけではなく、飼い主のことを母猫のように思っている子は飼い主に甘えたくてくっついてくることがあります。
他にもくっついて寝ることで全身を包まれ、安心感を得ているという可能性も考えられます。
どちらにしても飼い主と一緒に寝ることで子猫時代を思い出し、子猫気分になっているのかもしれませんね。
このように甘えたくてくっついてくる子は、小さいうちから母猫と引き離された子に多いと言われています。
そのため、ピッタリくっついてきた時は「子猫気分になっているのかな」と思って存分に甘えさせてあげてくださいね。
猫がくっついて寝る際の注意点を紹介
猫とくっついて寝るのは飼い主にとっても温かくて癒される時間ではありますが、気を付けないといけないこともあります。
今回解説していく注意点は3つです。
- 猫をつぶさない
- ノミ・ダニのリスク
- 人獣共通感染症
猫がくっついて寝る際の注意点①猫をつぶさない
寝る時は飼い主が寝返りを打った時に猫をつぶしてしまわないように、工夫することが大切です。
成猫なら苦しくなったり寝づらくなったりすれば、自分の好きなように体を動かしてその場から離れることができるでしょう。
しかし、子猫やシニア猫の場合は上手く動けず逃げられなくなることがあります。
大変な事故に繋がる恐れもあるので、心配な時は猫と飼い主の間に猫のお気に入りのクッションや枕などを挟んだりして寝るようにしてみてください。
ベッドで寝ている場合は、寝ている時に猫を落としてしまう可能性を考えて床にクッションなどを並べておくのもおすすめですよ。
猫がくっついて寝る際の注意点②ノミ・ダニのリスク
猫の体にノミ・ダニが付いた状態で一緒に寝ると、布団に移ったり人間に寄生する恐れがあります。
ノミ・ダニは猫にとっても人間にとっても迷惑な存在で、鼻炎や皮膚炎、アレルギーなどの原因にもなるため注意しなければなりません。
長年家の中だけで生活している猫ならリスクは少なくなりますが、それでも絶対にノミなどが付かないというわけではないです。
外に行くことがあるなら危険性はかなり高くなるため、定期的にシーツを洗ったり布団を干すように心がけましょう。
また、猫自身にも駆除薬を使用したりして、できるだけノミ・ダニが付かないように対策していくことも大切です。
猫がくっついて寝る際の注意点③人獣共通感染症感染症
人獣共通感染症は動物から人、あるいは人から動物へと感染することがある感染症のことです。
猫も人に感染する可能性のある細菌や原虫を持っていることがあります。
具体的にどんな感染症があるのかをいくつか見てみましょう。
病名 | 原因 | 症状 |
---|---|---|
パスツレラ症 | パスツレラ菌 | 痛み/化膿/腫れ/呼吸器系の症状/敗血症/髄膜炎 |
猫ひっかき病 | バルトネラ菌 | リンパ節の腫れ/発熱/食欲不振/肝臓の腫れ/髄膜炎 |
Q熱 | コクシエラ菌 | 呼吸器症状/ |
疥癬 | ヒゼンダニ | 強い痒み/湿疹/かさぶた/脱毛 |
野良猫はもちろんですが、家猫でも常在菌が感染症の原因になることがあるため、家の中にいるからといって安心はできません。
一緒に寝るのであれば、猫の爪を定期的に切ったり予防薬を上手く使うようにしてください。
他にも、ブラッシングは皮膚の異常に気付きやすくなるので、こちらも定期的に行うことをおすすめします。
くっついて寝る猫におすすめのベッドを紹介
できるだけ猫と寝たいところですが、仕事や学校で家を空けていたり、どちらかが体調を崩している時などは一緒に寝てあげられません。
そこで、ここからはおすすめの猫用ベッドを3つほど紹介します。
- セシール ペットソファー
- ねこのおふとん はいるにゃん
- ふわふわ ペットベッド
猫用ベッドがあれば、飼い主とどうしても一緒に寝られない時でも安心して眠れるようになります。
数多くの種類の中から厳選した商品を紹介するので、気になるものを見つけたら試してみてくださいね。
おすすめベッド①セシール ペットソファー
ソファー生地を使った一年中使えるペットベッドです。
ベッドの裏には滑り止めが付いているので、少し暴れる程度ならズレることはありません。
全体的にボリュームがあり、高さも程よくあるのでベッドの縁に顎を乗せると気持ちよく眠れるのではないでしょうか。
カラーは暗めから明るめまで様々ですが、どれも部屋の雰囲気を壊さないような色合いになっています。
使っていない時はインテリアとして上手く溶け込んでくれるため、おしゃれにも気を使いたい飼い主さんにもおすすめですよ。
サイズは少しゆったりとしているので、大きめの猫が使ってもきつくなることはないでしょう。
おすすめベッド②ねこのおふとん はいるにゃん
袋のような形をした猫用ベッドです。
ベッドには抗菌防臭加工が施された綿がたくさん入っているので、全身をすっぽり包み込んでくれます。
通常は袋状にして中に入って使いますが、平たくすることでクッションや敷布団のようにして使うことも可能ですよ。
汚れた時は手洗い、もしくは洗濯機で丸ごと綺麗に洗うことができます。
いつでも清潔な状態を維持できるので、飼い主も猫も安心して使えるでしょう。
カラーはアイボリーやピンク、ブラウンなど5色が用意されており、サイズもMとLから選べます。
布団の中に潜り込んで寝るのが好きな猫に買ってみてはいかがでしょうか。
おすすめベッド③ふわふわ ペットベッド
寒い時期には毛足が長く、ボリューム感たっぷりのペットベッドがおすすめですよ。
見た目通りふわふわした手触りは、猫はもちろん飼い主も気持ちよさを感じることでしょう。
綿は全体的に程よく入っているおり、丸まった時に全体を包み込んでくれます。
寝ているとじんわりとした温かさを感じられるので、母猫に守られているような感覚を味わえて安心する猫もいるのではないでしょうか。
夏も冷房の効いた部屋にいることが多いのでしたら、置いておいてあげると少し寒くなった時に温まることができます。
ふわふわのベッドに丸まって寝る可愛らしい姿を見ることもできるようになるので、気になる方はぜひ検討してみてくださいね。
まとめ
ただ猫とくっついて寝るだけでも嬉しくて幸せな気分になりますが、その理由を知るとさらに嬉しくなりますよね。
では最後に今回解説した内容をまとめていくので、忘れないように覚えていってくださいね。
- 猫がくっついて寝るのは安心できるから
- 寒い日限定なら暖を取るために一緒に寝ている可能性もある
- 一緒に寝る時は猫をつぶさないように工夫しよう
- ノミ・ダニや感染症にならないように対策することも忘れずに!
- 一緒に寝られない時のために猫用ベッドも用意してみよう
またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!