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アルビノと聞くと白い体や赤い目を想像するかと思います。猫にもアルビノ猫がいますが、他にアルビノではない白猫もいます。今回のMOFFME記事では、アルビノの猫の特徴や白猫・白変種との違い、白猫のいる品種を紹介していきます。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

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猫のアルビノの特徴を紹介!白猫との違いやアルビノ猫の飼い方

アルビノとは、先天性色素欠乏症先天性白皮症と呼ばれるものです。突然変異によって色素を持たない動物が生まれてくることがあり、これをアルビノと呼びます。


アルビノは色素(メラニン)を持たないため、体毛や皮膚が白く紫外線に弱いことが知られているのではないでしょうか。


真っ白な見た目を持って生まれてくるため、神秘的ですよね。人間を含めた様々な動物、昆虫、魚などで発見されています。


アルビノは真っ白な体毛と皮膚を持つという特徴があるため、自然界では生き難いと考えられており、短命であることも多いそうです。


単純に真っ白=アルビノというわけではありません。


今回MOFFMEでは、

  • アルビノ猫と白猫の違い
  • アルビノ猫の特徴
  • 白猫のいる猫の種類
について解説します。

アルビノであってもなくてもペットを大切にするのは当たり前ですが、アルビノの場合は飼育環境において注意すべきこともあります。

アルビノ猫と白変種・白猫の違いを解説

アルビノは遺伝子の突然変異によって生まれます。色素が欠乏しているため被毛が白く、白猫との違いが分かりにくいかもしれません。


親猫が何色であったとしても、突然変異で生まれるため故意に生み出すこともできません。


白猫は毛色に「白」という色素を持って生まれますが、アルビノは色素が無いため毛色が真っ白に見えるというわけです。


アルビノの猫は珍しいため希少価値が高いといった特徴もあります。


ただ、猫に限らず自然界で生きて行くにはアルビノはデメリットが大きいのが事実。


色素を持たないため紫外線に弱く、天敵に見つかりやすいといったデメリットがあります。


まずは、

  • アルビノの猫とは
  • 白変種との違い
  • 白い猫との違い
について解説します。

猫のアルビノとは何か

上記で説明した通り、アルビノとは遺伝子の突然変異によって生まれる個体のことを言います。


毛色が真っ白であり瞳にも色素が無いというのが特徴でしょう。


先天的に色素(メラニン)が欠乏する遺伝子疾患を持って生まれてくる、それがアルビノです。


どの動物でも生まれてくることが珍しく、個体数が非常に少ないのも特徴ですね。自然界では生き抜くのが難しいため短命である場合も多いでしょう。


色素(メラニン)に関わる情報が欠けたまま生まれてきますが、その理由は明らかにはなっていません。ただ、突然変異として考えられています。


皮膚も白い、または体内の血液によってピンク色に見えることも。


進行性の疾患では無く生まれつきこのような特徴を持って生まれてきます。


目の色が特徴的で、色素を持たないため虹彩が透明、または薄い青色や赤色であることが多いです。

アルビノ猫と白変種の違い

白変種とは、アルビノと最も混合されやすい見た目を持つ動物のことを指します。


毛色が白色という共通点はありますが、アルビノのように遺伝子疾患によって色素が欠乏したまま生まれてくるわけではありません。


白変種として挙げられる動物は「ホワイトタイガー」や「ホワイトライオン」などが代表的です。


白変種は色素を持っているため、目の色が茶色や黒などであることが多いのも特徴。


中には北極ギツネやホッキョクグマのように、環境に適応するために白変種の個体が中心となっている動物もいます。

アルビノ猫と白猫との違い

白猫を飼っている飼い主さんの中には、「うちの子ってもしかしてアルビノ?」と考えたことがある人もいるのではないでしょうか。


愛猫がアルビノであった場合、注意しなければならないこともあるため知っておきたいですよね。


白猫とアルビノを見分ける方法は目の色です。


愛猫が白猫であり、青や茶色、黒っぽい色など目に色素がある場合はアルビノではないと考えて良いでしょう。


愛猫の目が赤色や赤っぽい青色などの場合は、先天的な遺伝子疾患である可能性があります。

アルビノ猫の特徴を紹介

アルビノは先天的に遺伝子疾患を持って生まれてきます。ブリーダーさんが故意にアルビノを生み出すことは不可能です。


しかし過去には海外でアルビノ猫の品種を作ろうとしたことがあったそう。


アルビノは遺伝子疾患による突然変異であるため健全では無いという理由で、この計画は無くなっています。


人間よりも猫の方がアルビノが生まれる確率は高いとされていますが、それでも珍しい個体であることに変わりはありません。


遺伝子疾患によって生まれてくるため、体が弱い、飼うのが難しいといったイメージがある人も多いのではないでしょうか。


ここからは、

  • 紫外線に弱い
  • 目に色素が無い
といったアルビノの猫ちゃんが持つ特徴や特性について解説します。

アルビノ猫の特徴①紫外線に弱い

アルビノの猫ちゃんを飼う際に注意しなければいけないのが、紫外線です。


色素(メラニン)が欠乏しているため、太陽の光から身を守る力が、普通の猫ちゃんに比べてかなり弱いのが特徴です。


短時間でも太陽の光にさらされると、皮膚に火傷のような傷が出来たり、皮膚がんのリスクが大きくなったりします。


猫ちゃんは日向ぼっこが好きな動物です。アルビノの猫ちゃんを飼う際は十分注意しなければいけません。

アルビノ猫の特徴②目にも色素がない

アルビノの大きな特徴と言えば、目に色素が無いことです。そもそも色素が欠乏する遺伝子疾患のため、目だけでなく被毛や皮膚にも色素はありません。


しかし、人間が確認しやすいのが猫の目です。猫の目には様々なカラーがありますが、アルビノの猫ちゃんは色素を持たないため、血液の色が透けて見えることが多いでしょう。


赤色やピンクっぽい色、赤っぽい青色のようなカラーをしています。


オッドアイなど珍しいカラーを持つ猫ちゃんもいますが、アルビノの猫ちゃんの場合は両目ともに色素が無いため異なる色を持つことはあまりありません。


また、アルビノには先天的に視力が弱い猫ちゃんが多いとも言われています。


もともと猫は近視であり視力はあまり良くありませんが、アルビノの場合はさらに視力が弱い可能性もあるそうです。


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白猫のいる品種を紹介

白色の被毛を持つ動物は神秘的ですし何故か美しく感じますよね。


ペットの毛色は飼い主さんによって好みが異なりますが、白猫が好き!という人も多いのではないでしょうか。


アルビノは珍しいですが、白猫が生まれることはそんなに珍しいことではありません。


ちなみに、白変種も珍しいカラーでは無いと言われています。


白猫には「キトンキャップ」「オッドアイが見られることが多いのが特徴です。


キトンキャップとは子猫の頃にだけ現れる模様のことです。真っ白の毛色を持つ子猫特有の模様で、生後数ヶ月〜1歳ほどで無くなります。


また、オッドアイの出現率は白猫に多いとされているそうです。


ここからは、白猫のいる品種として

の4品種について解説します!

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白猫のいる品種①カオマニー

カオマニーはタイ生まれの猫で、短毛なのが特徴です。短毛で猫らしい表情、しなやかなボディラインが魅力的な美しい猫ちゃんですね。


大きな耳が特徴であり、ほとんどの猫ちゃんがオッドアイであることも大きな特徴でしょう。また毛色は白色のみです。


美しい見た目をしていますが、性格はやんちゃで遊び好き。愛想が良く頭が良いと言われています。


初めて猫を飼育する人でも飼いやすい猫ちゃんかもしれません。平均体重は3kg〜6kgほどです。

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白猫のいる品種②エキゾチックショートへア

エキゾチックショートヘアは短頭種と呼ばれる品種です。短い鼻と大きくて丸い目、やや小さめの耳が特徴。


やや太く短めでしっかりした足、丸い尻尾を持ちます。アメリカ生まれの猫ちゃんです。


ペルシャ猫を基にしてアメリカンショートヘアなど短毛種を掛け合わせて生まれたそう。猫の品種としては比較的新しく、稀に長毛種が生まれることもあります。


マイペースで人懐っこい性格をしており、甘えん坊のため多頭飼いに向いています


1匹で飼う時はお留守番の時間があまり無い家庭で飼うのが良いでしょう。平均体重は3.5kg〜6kgほどです。

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白猫のいる品種③ペルシャ

イギリス生まれの長毛種がペルシャ猫です。猫の王様や品格のある猫と猫好きさんに呼ばれることも。


丸い顔に短めの足、低めの鼻、耳と耳がやや離れているのが特徴ですね。固定の毛色はなく、個体によって被毛の色は様々です。


穏やかな性格をしており、騒がしいのは好みません。愛情深いですがマイペースであり、過度なスキンシップは苦手な子が多いでしょう。


鳴くことがほとんど無く、とても静かな猫のため集合住宅などでも問題ありません。平均体重は3kg〜5.5kgほどです。

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白猫のいる品種④ターキッシュアンゴラ

トルコ生まれの長毛種、ターキッシュアンゴラ。大きく尖った耳が特徴的です。つりあがった「猫目」をしているのも特徴でしょう。


尻尾が長くふさふさとしているのが魅力的な猫ちゃんです。シングルコートで触り心地が良いのも魅力ですね!


オッドアイで白色の毛色を持つターキッシュアンゴラは猫モデルとしても起用されることが多いため、1度は目にしたことがある猫ではないでしょうか。


性格は繊細でやや神経質なところがあり、猫らしいと言われる猫です。お嬢様気質であり、気に入った人にしか心を許しません


多頭飼いには向いていない品種でしょう。また、猫ちゃんに慣れた家庭で飼うのがおすすめです。平均体重は2.5kg〜4.5kgほどです。

まとめ

白色の猫とアルビノの猫ちゃんについての違いを解説しました。アルビノは突然変異のため生まれる確率の低い個体です。


愛猫がアルビノである場合は太陽の光には十分注意しましょう。日向ぼっこなどは直接陽が当たらないよう工夫するなどがおすすめです。


また、白猫が飼いたい人は白猫のいる品種を参考にしてみてくださいね。


今回お伝えしたことは、

  • アルビノは遺伝子疾患によって生まれる色素を持たない個体
  • アルビノと白猫の違いは目の色で分かる
  • アルビノは紫外線に弱い
  • 白猫のいる品種や白猫のみの品種がいる
ということでした。

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