愛犬の火葬は、飼い主にとって寂しいものです。火葬までの時間や流れ・火葬の料金は、選んだ火葬方法によって異なります。犬の火葬や埋葬は個人でも行うことができますが、丁寧に供養してあげたい場合は、専門の業者を頼るのもおすすめです。
この記事の目次
目次を閉じる愛犬・ペットの火葬で知っておきたい事を一覧解説!
ですが愛犬のためにできる最後のことは火葬して供養してあげることになります。突然その時がやってきてしまう場合もありますので、まだ愛犬が元気な方や少し弱ってきてしまったと思われる方にも一読してもらうのをおすすめします。
今回のMOFFMEでは以下を紹介していきます。
- 犬の火葬方法について
- 犬の火葬する時の費用は?
- 犬を火葬する時に気を付けることは?
- 犬の火葬業者はどうやって選ぶの?
- ペットの火葬は死後何日までにする必要がある?
- 火葬する時の日にちや時間は?
- 愛犬が亡くなった時のすべきことは?
- 愛犬が亡くなった後の供養の仕方は?
- ペットの死亡届を保健所に提出しよう
ぜひ最後までご覧ください!
犬の火葬場は主に3種類、飼い主の意向に沿った火葬方法を選ぼう
もし愛犬が亡くなってしまった場合は火葬をしてあげるといいでしょう。火葬をしてあげることで愛犬との最期の時を迎えることができます。お別れをするのは辛いですが火葬をしてあげることが愛犬のためとも言えるでしょう。
愛犬の火葬方法3選
- 訪問火葬
- 霊園火葬
- 各自治体が公共火葬場で行っている火葬
①:訪問火葬
訪問火葬とは自宅や指定したところまで車で出張してもらえる火葬サービスです。
その中でも2種類あります。
- 自宅まで火葬サービス車が来てくれる出張火葬サービス
- その場で火葬せずに後日、火葬・返骨をしてもらう引き取り火葬サービス
②:霊園火葬
霊園火葬もサービスが3種類あります。
- 合同火葬
- 個別火葬
- 家族立ち合い火葬
③:各自治体が公共火葬場で行っている火葬
飼い犬などペットの火葬に費用があまり当てられない方は各自治体などの公共火葬場でも火葬ができます。
公共火葬場は火葬というより燃やすといったほうが正しいかもしれません。各自治体の公共火葬場では費用として超小型から大型のペットまでで無料から5,000円ほどでできてしまいます。
メリットがあるとすれば価格が安くおさえられ遺体を燃やすことができます。デメリットとして心が通った火葬や葬儀は期待できないことです。
公共の火葬場では火葬ではなく処理として淡々と進められます。服装も作業服で処理作業として進めていき、他のごみと一緒に処分されてしまいます。ゆえに返骨はもちろん望むことはできません。
公共火葬場を選ぶことが悪いというわけではありません。公共火葬場を選ぶ方もたくさんいます。ですが火葬は2回以上することは決してありません。飼い主さんが後悔しない最善を選んで頂ければと思います。
犬の火葬プランは4種類、費用や値段はどれくらいかかる?
愛犬の火葬をすると決めた時に火葬には様々なプランがあります。火葬業者にもよりますがプランごとにかかる費用も変わってくるので選択肢として把握しておくといいでしょう。
愛犬の火葬方法によってプランは4種類あります。それぞれの火葬方法のプランの場合の費用がどれぐらいかかるのかをご紹介します。是非ご参考にしてみて下さい。
火葬方法とプラン4選
- 合同火葬:複数の動物と一緒に火葬するプラン
- 一任個別火葬:立ち会えないが遺骨を持ち帰りできるプラン
- 立ち合い火葬:立ち会ってお見送りができるプラン
- セレモニー葬:別れの葬儀を行ってくれるプラン
①:合同火葬:複数の動物と一緒に火葬するプラン
合同火葬とは、他の方の犬や猫などの複数の動物と一緒に火葬するプランになります。合同火葬についてメリットとデメリットをご紹介します。合同火葬
- メリット
- デメリット
②:一任個別火葬:立ち会えないが遺骨を持ち帰りできるプラン
一任個別火葬とは合同とは違い個別で火葬を依頼するプランです。一任個別火葬についてメリットとデメリットをご紹介します。
- メリット
- デメリット
③:立ち会い火葬:立ち会ってお見送りができるプラン
立ち合い火葬とはその名の通り火葬に立ち会えるといったプランです。一任個別火葬よりもさらに付き添ってあげるものになり、人間の火葬のものと同じ流れとなります。それでは立ち合い火葬についてのメリットとデメリットをご紹介します。
- メリット
- デメリット
④:セレモニー葬:お別れの葬儀を行ってくれるプラン
セレモニー葬とはお別れの告別式を行ってくれるプランになります。セレモニー葬についてのメリットとデメリットをご紹介します。
- メリット
- デメリット
火葬の時には、どんな事に気を付ける必要がある?
ペットなど動物を火葬する時には人間の火葬と同じでマナーがあります。それに伴い準備しておくことがあります。ペットが亡くなってから火葬までの日数はそこまでないと思います。その時にどうするのか迷わないように準備をして火葬する時に備えましょう。
それではペットの火葬をする時に気を付けることは一体なんなのでしょう?
ここではペットなど動物の火葬をする時にどんな事に気を付ける必要があるのかをご紹介します。是非ご参考にしていただければと思います。
ペットを火葬する時に気を付ける必要があること3選
- 動物の毛皮が使われている洋服や鞄は避ける
- 棺にお供えする時の愛犬が好きだった物やお花を持っていく
- ペットのサイズのあった棺を準備する
動物の毛皮が使われている洋服や鞄は避ける
自分のペット火葬や葬儀の場合は必ずしも喪服を着ないといけないわけではありません。ですが他の方のペットの火葬や葬儀に参列する場合は黒を基調にしたシンプルなものを着ていくのが良いかと思います。
もし心配でしたら喪主に聞いたり、聞きづらいようでしたら火葬業者に問い合わせしてみるのもいいでしょう。自宅でやるようでした動き安い恰好でいいかと思います。
服装は執り行われる場所や周りの方によって変わってきますが、動物の毛皮が使われているような服は絶対に避けましょう。これは飼い主さんがペットのことを思い出してしまったり不快な思いをさせないようにするためです。
服以外に鞄なども同様に避けるようにして下さい。それだけではなく、派手なアクセサリーや化粧、香水などもマナー違反になりますので十分注意が必要になります。
棺にお供えする、愛犬が好きだった物やお花を持っていく
火葬する時には愛犬が好きだった物やお花を入れます。物を入れる時に注意するべきは入れるものが金属やプラスチック、ゴム、ビニール製のものでない物に限ります。
金属の物は高温になってしまってご遺体の損傷につながることがあります。また設備の故障につながる可能性もあります。
プラスチックやゴム、ビニール製のものは有害物質であるダイオキシンが発生してしまうのでいくらペットが大好きなものでも棺に入れることはできません。入れる物はおやつやお花を入れるといいでしょう。
おやつの場合は袋から取り出し紙コップなどに入れてあげるといいでしょう。お花はカーネーションやスイートピー、チューリップなどのお花がおすすめです。棘があるものや色が濃いお花は避けるようにし、淡い色のお花を選ぶのがいいでしょう。
ペットの身体に合ったサイズの棺を準備する
ペットが亡くなったらご遺体を納めるために棺の準備をしましょう。必ず必要なものというわけではありませんがペットの遺体を安置する場所として使います。
高価な値段なものにする必要はありません。大きすぎず、小さすぎずペットの身体に合ったサイズを用意するようにしましょう。ペットの場合の棺は人間の棺の場合と違って、値段も手に入れ安いダンボール箱で代用することもあります。
しかしなかには一般的なダンボール箱では受け取ってくれない火葬業者もいます。燃え安い特殊ダンボール箱を使うようにしましょう。
ですがご用意する棺から火葬する時には火葬業者が用意するものに替えることが多いので、ペットが旅立つ棺だからといって凝ったものにする必要もありません。
棺にふさわしくないのが一般的なダンボール箱、必要以上に重たい木棺、バスタオルなど布です。注意するようにしましょう。
愛犬に合った火葬業者はどうやって選ぶべき?
ペットが死亡したら火葬するために火葬業者を選びます。この時に悪徳火葬業者にあったてしまう場合もあります。
悪徳業者にあたってしまった場合は費用は高額になり、さらには火葬もしっかりとしてくれないなんて言うことも耳にします。東京・愛知・大阪・福岡など人口が多いところには特に悪徳業者被害が多いです。
火葬業者の選ぶポイントとして以下のものがあげられます。
- 料金設定
- ホームページの口コミ
- 実際の対応
ペットの火葬は、死後何日後までに行うべき?
飼い犬や猫といったペットが死んだあとの火葬についてですが、死んだあとにいつまでに火葬をしてあげたらいいのだろうという疑問の声を耳にします。
飼い主さんは愛犬などと離れたくないと思うはずですが愛犬が死んだ時にできるだけ早急に火葬をいつするのか決めるべきです。放置時間が長ければ長いほど腐敗が進んできてしまい、それに伴って異臭や虫がよってきてしまったりします。
安置する場合は保温できる棺にドライアイスを入れて冷却をしましょう。冷却をすることで安置可能時間は伸びますが、疎かにしてしまうと腐敗は急速に進みます。
火葬するまでの時間は季節と安置環境によって変わってきます。夏場では当日や翌日、冬場では翌日か翌々日かに火葬する方が一般的です。
愛犬が亡くなった後、火葬の日にちや時間はいつを選ぶべき?
人間の火葬は24時間経過後からしか火葬することはできませんが、犬などペットの火葬までの時間は業者などの手配さえ済ますことができたら当日から行うことができます。
火葬の日にちはその時の季節や遺体の安置状況によって変わります。早ければ早いほど良い遺体の状態で火葬することができます。ですが家族の心の準備や可愛がってきた方々の最後の挨拶もあるでしょうからそれらを済ませてからだと時間はかかってしまいます。
飼い主さんは悲しいでしょうが愛犬などペットのことを思うならば早めに火葬してあげることも考えなくてはなりません。
インターネットなどで探せば24時間営業の業者がたくさんいます。時間の制約はありませんので飼い主さんご家族が一番都合がいい時に行うことができます。
愛犬が亡くなった時、すべきことは?
愛犬などペットが亡くなった時は気が動転してしまっているとは思います。愛するペットが亡くなってしまったのだから気が動転してしまうのは仕方ありません。
それでは愛犬が亡くなった時にする必要があることをご紹介します。
この時は悲しみの淵にいると思いますが、一読してもらえるだけでその時に備えることができます。是非ご参考にしてみて下さい。
愛犬が亡くなってしまった時にすべきこと4選
- 心拍や瞳孔反射から死亡を確認する
- 死後硬直が始まってしまう前に身体を丸める
- 遺体を清めて涼しいところに安置する
- 愛犬との最期の時間を共にしてあげる
①:心拍や瞳孔反射から、死亡を確認する
老犬の場合、もし飼い主さんの呼び掛けに応えてくれない場合でも本当に死亡しているとは限りません。亡くなる前の仮死状態かもしれません。老犬など最期が近い子が呼び掛けに全く反応しなくなったり、意識がなくなったりする場合もあります。
ですが全く反応しなくなってしまったり、意識がなくなってしまっては飼い主はわからないので、心拍や瞳孔反射によって確認しましょう。仮死状態の時はバイタルサインが低下してしまっています。
仮死状態の場合が長く続いてしまうことは、生命活動が死に一歩一歩近づいて行ってしまっているということです。なるべく早めの蘇生に努めるようにしましょう。
これらの判断を心拍を確認することや、瞳孔反射を確認することで飼い主さんでもできることになります。
②:愛犬が亡くなったら、死後硬直が始まる前に身体を曲げる
ペットも人間と同じように死後硬直をします。一般的には手足が伸びきっている状態です。愛犬が死んだ時も例外なく死後硬直してしまいます。
愛犬が死亡したら約2~3時間死後硬直が始まってしまいますので、愛犬の身体が動かなくなってきてしまっても焦らず落ち着いてゆっくりと解いていってあげればいいでしょう。
もし死後硬直で身体が固くて全く動かなくても無理に曲げるようにはしないで下さい。もし無理矢理曲げようとしてしまうと体液や排泄物が流れ出てしまったり、関節が外れてしまって骨が折れてしまう可能性もあります。
正しい整え方として手や足先を優しく握ってつけ根に向かって優しく押すようにしましょう。まずはつけ根から曲げるようにして徐々に先の方を曲げて整えるようにしてあげましょう。
③:遺体を清め、涼しい場所に安置してあげる
愛犬が亡くなってしまったら死後硬直が始まってしまいます。その前に口や鼻、目元など汚れているところを固く絞ったタオルなどできれいに遺体を清めてあげましょう。
目や鼻、肛門からは体液や排泄物がでてくるでしょう。きれいに優しく拭き取ってあげて下さい。この時注意しないといけないのが、遺体は湿気に弱いため遺体に水分を残さないことです。
遺体を安置するには室内を腐敗しないように涼しくし、棺に入れてあげましょう。棺にはペットシートや段ボールを引くなどし、遺体を納めて下さい。この時腐敗が進まないようにドライアイスを使用してください。
ガーゼなどで包んだドライアイスをお腹と背中に置いて下さい。
死後硬直は2~3時間で始まってくると言われているのでなるべく早めに棺の中に安置までしてあげるといいでしょう。
④:愛犬の好きな物を供えてあげ、最後の時間を共にする
愛犬を火葬した後、どう供養してあげれば良い?
愛犬などペットの火葬として最期のお別れをしたあとにはしっかりと供養をしてあげましょう。供養をしてあげることで愛犬などペットが安心して成仏できるようにしてあげましょう。
愛犬を火葬した後の供養の仕方について
- 遺骨を供養してあげる
- 仏壇や祭壇を作り、お供え物を置いてあげる
埋骨・納骨・散骨などで、遺骨を供養してあげる
火葬後の遺骨の供養してあげましょう。ですが注意しなければいけないことがあり現在の法律では残念ながらお骨は「廃棄物」というくくりになります。したがって他の土地や近隣のよく行った公園とかでは「不法投棄」にあたってしまい埋葬はできません。
また地域によっては森林や水域保護条例のために水域などへの散骨することも禁じられているところもあります。「それなら自宅で」と思う方もいるかもしれませんが注意が必要です。
それが近隣から埋骨に対する嫌悪感や、もしその土地から引っ越しした場合のクレームへ発展などがありますので自宅での埋骨はおすすめしません。
愛犬などペットのことを考えるならば誰の迷惑になることもなく手を合わせながらゆっくり思い出に浸れるところで供養してあげるのが一番です。
仏壇や祭壇を作り、お供え物を置いてあげる
ペットなど動物の火葬後にお骨を骨壺に入れてしまったらあとはゆっくりと供養してあげましょう。火葬前と違って早く火葬してあげなくてはと焦る必要も全くありません。ゆっくりと愛犬などペットとの思い出に浸りながら語り掛けてあげて下さい。
その時に骨壺を置く仏壇や祭壇を作ってあげましょう。なにも高価なものを購入して立派なものを作る必要はありません。お花とおやつなどお供え物、あとは好きだったおもちゃでも置いてあげるだけでも十分心は通じるでしょう。
ペット霊園での納骨や埋骨をしないで、ご自宅で寂しい思いをさせないようにずっと一緒にいるという人も多くいます。ご自宅で仏壇や祭壇など設置して、そこに置いてあげて供養するのもいいと思います。
愛犬の死後30日以内に、ペットの死亡届を保健所に提出する
愛犬の死後30日以内にペットの死亡届を飼う時に登録した保健所や保険センターに提出をしないといけません。
またはインターネットで各市町村のホームページからも手続きを済ませることができます。入力フォームに沿って入力するだけなので行く手間は省けます。
手続きをしないと狂犬病の案内状が届きます。死亡届を出していないと毎年必ずきます。
死亡届が必要になるのが保険会社にも提出する必要があり、保険の解約をしないといけません。日割り計算となる場合があるので提出するようにしましょう。
またマイクロチップで情報登録した場合はマイクロチップの登録機関にも連絡しましょう。このように愛犬の死亡届を提出するところは多くあります。
大切な愛犬を無くしてからあっという間に30日経過してしまったなんていうこともあるでしょう。頭の片隅でもおいておくようにしましょう。
まとめ:愛犬の葬儀をして、しっかりと弔ってあげよう
- 愛犬の火葬方法3選
- 愛犬などペットを火葬する時のプラン4選
- 火葬する時に気を付けること3選
- 火葬業者の選び方について
- ペットの火葬までの日数は季節や環境次第で変わる
- 愛犬を火葬する日にちや時間について
- 愛犬が亡くなった時にすべきこと4選
- 愛犬の供養の仕方2選
- 愛犬の死亡届の提出先について
愛犬などペットが亡くなってしまった場合は人間の時同様に何も手がつかなくなってしまうでしょう。ですが愛犬にしてあげられる最後のことになってきますので、飼い主さんにとっても後悔がないようにしっかりと弔ってあげましょう。
そしてたまには手を合わせて語り掛けてあげましょう。愛犬がこの世の存在していたことを忘れないでいてあげるだけでも幸せなはずです。参考になれば幸いです。
またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!