猫が散歩をするデメリットは?外に行きたがる猫の心理と対処法を解説のサムネイル画像

都内で猫を散歩させている飼い主さんのことを時折見かけますよね。しかし家猫には運動不足でなければ散歩は必要ないはずです。「猫に散歩ってデメリットがあるんじゃ?どんなデメリット?」って心配になる人も多いはずです。今回はそんな飼い主さんの疑問を解消します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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猫に散歩をさせることにデメリットってあるの?

猫ちゃんが散歩している姿を見たことはありますか?

お散歩といえば、わんちゃんというイメージですよね。

外飼いの猫ちゃんであれば自由に歩き回るイメージなので、お散歩というとちょっとピンと来ないかもしれません。


では、室内飼いの猫ちゃんにお散歩は必要なのでしょうか

かわいいうちの子の為になるなら、散歩させてみたい!

猫ちゃんをお散歩に出すのは危険なのでは?

など、飼い主さんによって、考えも様々だと思います。


猫ちゃんのお散歩については、専門家の間でも賛否両論意見が分かれているようです。


そこで今回「MOFFME」では、

  • 猫を散歩させる3つの危険性・デメリットを徹底解説!
  • もちろんある!猫を散歩させるメリット、意味とは
  • 猫の散歩におススメのグッズとは?
以上について、ご紹介いたします。
ぜひ、最後までご覧ください。

猫を散歩させる3つの危険性・デメリットを徹底解説!


わんちゃんには当たり前のお散歩ですが、ねこちゃんのお散歩はあまりポピュラーではありません。

外飼いのねこちゃんは自由に歩いていますが、お散歩の猫ちゃんはあまりみかけませんよね。


そこで、この章ではねこちゃんのお散歩のデメリット

  • 感染症にかかる危険性
  • 家猫は外猫よりも寿命が3年長い!
  • 子猫・家猫が逃げ出してしまう危険性
  • 補足:散歩になれると毎日行きたがる可能性もある
についてご紹介いたします。

①感染症にかかる危険性

デメリットの一つ目は、他の猫との接触による感染症の危険性です。

直接の接触がなくても、うんちやおしっこなどに触れることで感染してしまうこともあります。

ノミやダニ、寄生虫に感染するリスクもあります。

そのため、ワクチンとノミダニ対策は必ずしてあげましょう。


また、感染症の中にはワクチンでは防げないものもあるので、対策しているからと油断は禁物です。

他のねこちゃんとの接触はしないよう十分な注意が必要です。

②家猫は外猫よりも寿命が3年長い!

完全室内飼いのねこちゃんは外飼いのねこちゃんよりも、寿命が3年以上長いといわれています。

外に出ることがないので、感染症や怪我、事故のリスクが少なく、また、清潔な環境でストレスなく生活できることが要因だといわれています。


そのため、外に出すこと自体がリスクになってしまうと考えられます。

③子猫・家猫が逃げ出してしまう危険性

外に慣れていないねこちゃんは、車や物音などにびっくりしてパニックを起こす危険性があります。

ねこちゃんは俊敏でジャンプ力もあるので、一瞬で逃げ出して行方不明になってしまう可能性もあります。


また、パニックで攻撃的になってしまう可能性もあります。

普段はおとなしいねこちゃんでも、パニックになるとどんな行動を起こすか解りません。

思いもよらない事故にあってしまう可能性もありますので、十分な注意が必要です。


初めて外に出すときは、ハーネス、リードだけでなく、キャリーなどに入れて、慣れる練習からはじめましょう。

補足:散歩になれると毎日行きたがる可能性もある

お散歩になれてくると、お散歩に行けないことがストレスになってしまうこともあります。

ねこちゃんは縄張りを見回る習性があるので、毎日お散歩をせがむようになることがあります。

また、外に行こうと脱走してしまうこともありますので、注意が必要です。

もちろんある!猫を散歩させるメリット、意味とは


前章では、お散歩のデメリットをご紹介しました。

ですが、お散歩には良い面もあります。

猫ちゃんが怖がらないようであれば、つれて行ってあげるのも良いかもしれませんね。


臆病なねこちゃんや、興奮しやすいねこちゃんは、無理につれて行く必要はありません。


そこで、この章では、お散歩のメリット3つ

  • 散歩による動かない猫の運動不足解消
  • 散歩に行きたがる子猫の気持ち解消
  • 飼い主さんの朝の寝覚めに
について、ご紹介いたします。

散歩による動かない猫の運動不足解消

普段お家の中ではあまり動かないのに、外につれて行くこと、歩く猫ちゃんもいます。

外の匂いや音が良い刺激になり、好奇心が満たされて活発になることもあるようです。

運動不足解消にもなりますし、ストレス解消にもなりますね。


ですが、いつもとは違う環境は、時にはパニックを起こす可能性もあるので、十分に注意が必要です。

散歩に行きたがる子猫の気持ち解消

好奇心旺盛な子猫は外に興味をもつことがあります。

外で生まれて保護された子猫ちゃんの場合は、特に外に行きたがることもあるようです。

そういった場合は、時々外に連れ出して、好奇心を満たしてあげるのも効果的です。


ただし、子猫はハーネスなどをすり抜けてしまうこともありますので、キャリーやカートに乗せるなど、万全の対策をしてお出かけしましょう。

飼い主さんの朝の寝覚めに

落ち着いてお散歩できる猫ちゃんであれば、定期的なお散歩もよいかもしれません。

飼い主さんの運動不足解消や、規則正しい生活にも繋がります。


ワクチン接種やノミ・ダニ対策、ハーネスとリードなど、ねこちゃんに万全の対策をしてお散歩しましょう。

猫の散歩におススメのグッズとは?


ねこちゃんのお散歩の、メリット・デメリットについてご紹介してきました。

お散歩には良い面もあれば悪い面もあることがお解りいただけたのではと思います。


お散歩をさせる場合は、ワクチン接種やノミ・ダニ対策などしっかり行いましょう。


この章では、猫ちゃんのお散歩時に必要なグッズ

  • ハーネス、リュック、リード、首輪などの必需品
  • あると便利な乳母車・手作りの抱っこ紐
をご紹介いたします。
ねこちゃんのお散歩だけではなく、災害時などに外に連れ出す場合にも必要なグッズなので、参考にしてくださいね。

ハーネス、リュック、リード、首輪などの必需品

ねこちゃんのお散歩の必需品は、何と言ってもハーネスリードです。

身体にぴったりフィットしたハーネスを用意しましょう。

猫ちゃんの身体はとても柔軟なので、スルリと脱げてしまわないか、しっかりチェックしましょう。


ハーネスリードは散歩時だけでなく、災害時などにも着用させておくと安心です。

普段から練習で着用させて、嫌がらないように慣れさせることが大切です。

リードも長すぎると危険なこともあるので、100㎝から150㎝程度のものを用意しましょう。


また、首輪もしておくようにしましょう。

首輪には住所と電話番号を記載した札を付けて、迷子などの不測の事態に備えましょう。


ねこちゃん用のリュックも用意しておくとよいでしょう。

リュックは背負えるので、両手が塞がることなくとても便利です。

最近では透明な窓がついていて外が見えるリュックなどもあるので、猫ちゃんの性格によって選んであげるとよいでしょう。

あると便利な乳母車・手作りの抱っこ紐

乳母車(カート)抱っこスリングも持っていると便利なアイテムです。

カートは屋根が完全に閉じるもの、リードホルダーがついているものがよいでしょう。

怯えてしまっている時に、外から見えにくくしてあげることで猫ちゃんが安心できます。


また、お散歩を始めてみようと言う場合に、まずはカート乗せて様子をみてあげるとよいでしょう。

使用する場合は、ハーネスの着用とリードをホルダーにしっかり固定しましょう。


抱っこひももひとつあると便利です。

身体に密着できるスリングタイプは甘えん坊な猫ちゃんには最適です。

ハネースとリードを合わせて使いましょう。


抱っこスリングは手作りもできます。

一番簡単な作り方は、着古したTシャツの背中の真ん中を、首から裾まで縦に切るだけです。

背中が切れている状態で普通に着用し、切り離した裾の角を結び、前側から首の後ろにかけるだけです。

袋になった部分に猫ちゃんを入れます。

簡単ですが、しっかりホールドできます。


またストールでも代用できます。

ストールを細長く折り、端と端をしっかり結びます。

たすき掛けにして、折った部分を広げ猫ちゃんを入れます。


どちらも簡易的なものなので、室内で使うには問題ありませんが、外で使う場合は十分に注意が必要です。

必ずハーネスとリードを併用してくださいね。

まとめ:猫に散歩をさせるのはデメリットが多い!

いかがでしたでしょうか。

今回は 猫が散歩をするデメリットは?外に行きたがる猫の心理と対処法を解説 についてご紹介いたしました。


ねこちゃんのお散歩には、感染症や怪我などの危険が伴います

危険なだけでなく、脱走など取り返しがつかないような事態になる可能性もあります。


ストレス解消などの良い面は、外へ出さなくても、お部屋の中で十分解消させてあげることができます。

外が見える窓辺にキャットタワーを設置したり、運動不足にならないよう十分に遊んであげることで、ねこちゃんのストレスは解消されます。


そのため、危険を冒してまで外に連れ出すメリットはあまりないようです。


様々な危険があることを理解した上で、お散歩に連れ出す場合には、十分な対策と注意を怠らないようにしましょう。


最後にもう一度ご紹介させていただきます。


猫を散歩させる3つの危険性・デメリットを徹底解説!

  • 感染症にかかる危険性
  • 家猫は外猫よりも寿命が3年長い!
  • 子猫・家猫が逃げ出してしまう危険性
  • 補足:散歩になれると毎日行きたがる可能性もある


もちろんある!猫を散歩させるメリット、意味とは

  • 散歩による動かない猫の運動不足解消
  • 散歩に行きたがる子猫の気持ち解消
  • 飼い主さんの朝の寝覚めに


猫の散歩におススメのグッズとは?

  • ハーネス、リュック、リード、首輪などの必需品
  • あると便利な乳母車・手作りの抱っこ紐


以上 猫が散歩をするデメリットは?外に行きたがる猫の心理と対処法を解説 についてでした。

参考にしていただけるとうれしいです。


またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!