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最近では屋内で愛犬を飼う人も多くなってきました。そこで必要になるのは犬が快適に暮らすことのできる部屋について理解を深めることです。今回のMOFFME記事では、犬がリラックスできる部屋の作り方や部屋飼いのメリット・デメリットを解説します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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愛犬のための部屋の作り方!犬用部屋のメリット・デメリットを紹介

愛犬のためにどんな部屋作りをしていますか?


ケージに愛犬の部屋を作ったり、愛犬専用のベッドを置いたり、愛犬のことを考えて部屋作りをしていると思います。


しかし、愛犬が過ごす部屋以外にも、リビングや玄関、階段など、愛犬が使う場所は過ごしやすいように整えておく必要があります。


他の場所はあまり使わないから大丈夫だと思われがちですが、怪我事故につながるかもしれません。


そこで今回MOFFMEでは、

  • 犬の部屋作りでの注意点
  • 犬を部屋で飼うメリット・デメリット
  • 犬がリラックスできる部屋作り

について解説します。


犬が快適に過ごせる部屋作りのポイントもご紹介しているので、愛犬の部屋作りにぜひ参考にしてみてください。


愛犬を怪我や事故の危険から守り、快適に過ごせる部屋を作りましょう。

犬が快適に過ごせる部屋を作る際の注意点を紹介


愛犬が快適に過ごせる部屋を作るためには、注意したいポイントがあります。

例えば、何気なく床に置いた物や落とした物が誤飲事故を引き起こすことがあります。しかし、愛犬が口に入れそうな物は届かない所に片付けておけば、誤飲事故を防止できます。

問題なさそうに見えても、愛犬の目線で部屋を見てみると、怪我や事故の原因になる部分が見えてくるかもしれません。

ここでは、
  1. 誤飲事故対策
  2. カーペットやフローリングに注意
  3. 快適な室温設定
犬が快適に過ごせる部屋作りで注意したいことをご紹介します。

注意点を確認しながら、愛犬のために部屋作りをしていきましょう。

愛犬が過ごす部屋や家の中に危険な部分がないか、チェックしてみてくださいね。

犬用部屋チェックポイント①誤飲事故対策

愛犬の誤飲予防のために、物は床に置かないようにしましょう。


誤飲すると、食道や胃が傷ついたり、腸閉塞になったりする危険があります。


キッチンは生ゴミや調理中に落とした食材を食べる可能性があります。キッチンに入らないようにゲートをつけておくと安心です。


ゴミ箱は蓋が付いたものを選んで、さらに届かない場所に置いておきましょう。


また、小さいおもちゃは誤飲しやすいので、おもちゃを選ぶときはおもちゃの大きさもチェックしながら選んでみてくださいね。


部屋に置いている観葉植物にも注意が必要です。犬が食べると中毒を起こすものがあるため、届かないように柵をする、愛犬が入らない部屋で育てるなどの工夫しましょう。


愛犬の目線になって確認してみると、人間の目線では気づかない物が落ちているかもしれません。


もし誤飲した場合は、すぐに動物病院で診てもらいましょう。

犬用部屋チェックポイント②カーペットやフローリングに注意

フローリングは、足腰に負担がかかる、滑って怪我をするなどの問題があります。

怪我や事故防止のために、カーペットやマットで滑り止め対策をしておくと安心です。

カーペットを敷く場合は、毛が輪っかになっているループ状のものは避けるようにしましょう。爪が引っかかりやすく、怪我をする可能性があるので注意が必要です。

毛が短いカーペットやマットを選ぶことをおすすめします。

また、洗濯できるものや消臭機能があるものなど、機能性も見ながら選びましょう。例えば、カーペットが汚れたときに洗えないとニオイが気になるし、お手入れも大変ですよね。

愛犬が快適に過ごせることも大切ですが、飼い主さんが使いやすい物を選ぶことも大切です。

犬用部屋チェックポイント③快適な室温設定

室温調節をすることも快適な部屋作りには欠かせません。

夏は25〜28℃冬は22〜23℃が犬の快適な室温の目安です。

快適に過ごせる室温は、年齢や犬種、体の大きさによって異なります。愛犬に合った室温設定をしましょう。

部屋が暑すぎたり寒すぎたりすると、体調不良の原因になるので、季節に合わせた暑さ・寒さ対策が必要です。

夏は、エアコンや扇風機、遮光カーテンを使って温度調節をしましょう。

呼吸が速くなるのは、暑いサインです。部屋の温度が高くなっていないか確認してみてくださいね。

冬は暖房やヒーター、ホットカーペットなどで寒さ対策をします。特に毛が短い子や子犬、シニア犬は寒さに弱いので、寒がっていないかこまめに見てあげましょう。

部屋に温度計を置いておくと、すぐに温度をチェックできるのでおすすめです。

犬を部屋で飼うことのメリット・デメリットを解説


犬を部屋で飼うと、一緒に過ごせる時間が増えて楽しいですよね。


しかし、愛犬と部屋で過ごす中で、ニオイ抜け毛トイレ問題などで悩むことはありませんか?


その悩みを解決するために対処法を調べたり、様々な方法を試したりした経験があるかもしれません。


部屋で愛犬と一緒に暮らすことには、メリットばかりではなく、デメリットもあります。


デメリットを把握し、対処の仕方が分かると、愛犬と飼い主さんがより過ごしやすい環境を作ることができます。愛犬も飼い主さんも快適に楽しく過ごしたいですよね。


ここでは、

  • 犬を部屋で飼うメリット
  • 犬を部屋で飼うデメリット

についてご紹介します。


愛犬と部屋で暮らすメリット・デメリットを理解し、お互いに快適に過ごせる部屋作りをしていきましょう。

犬を部屋で飼うメリット

犬を部屋で飼うことで、コミュニケーションやスキンシップの時間が多く取れるメリットがあります。一緒に過ごす時間が長いと、信頼関係が築きやすく、しつけもしやすいです。

体調管理がしやすいこともメリットの1つです。普段の行動を近くで観察でき、体の異変に気づきやすいので、体調が悪くなったときに早めに対処できます。

部屋で過ごすため、気温や気候の変化による負担や心配が少ないです。屋外よりも目が届きやすいので、危険から守ることができるのも安心ですよね。

他には、毛や体が汚れる頻度が少ないことです。主に部屋の中で過ごすので、体が汚れるのはお散歩やお出かけで外に行ったときくらいです。

そのため、外で飼うよりお手入れがしやすいというメリットがあります。

犬を部屋で飼うデメリット

部屋にニオイがつくのが気になる飼い主さんは多いと思います。


しかし、愛犬が使うタオルやクッションを定期的に洗う、トイレはこまめに掃除するなど、ニオイの元になる物を清潔にするだけでもニオイ対策になります。


愛犬の抜け毛の掃除もこまめにしないと溜まってしまいます。


また、室内で生活するためにはトイレトレーニングが必要になります。子犬の頃からトレーニングをしておくといいですね。


誤飲や事故防止を考えて、家具を配置したり、柵を取り付けたりするなど様々な工夫が必要です。


一緒にいる時間が長いと、つい構いすぎてしまうかもしれません。構いすぎや甘やかしすぎで問題行動を起こす、分離不安になることがあります。


室内で過ごす際でも、一定の距離を保つことが大切ですね。

犬がリラックスできる部屋の作り方


人間が部屋でリラックスするように、愛犬もリラックスできる部屋を作ってあげたいですよね。

犬には安心できる場所や環境があります。まずは、部屋で過ごしているときの様子を観察してみてください。

観察してみると、愛犬がどこでよく過ごしているのか、過ごしにくそうにしている場所はないか、分かってきます。

よくいる場所、睡眠場所などを整えるとよりリラックスして過ごせるようになります。過ごしにくそうにしている場所は、愛犬が過ごしやすいように環境を整えてあげましょう。

ここでは、次の5つの場所の作り方についてご紹介します。
  1. ハウス
  2. トイレ・餌置き
  3. 寝床
  4. 階段
それぞれの場所の環境を整えていきましょう。

部屋を作る際の注意点やポイントもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

犬がリラックスできる部屋①窓

窓は外の様子や音などの刺激が入りやすい場所です。

そのため、窓際は犬にとってリラックスできない、落ち着かない場所でもあります。

窓から外が見えないように、カーテン目隠しシートをしておくと安心です。

換気で窓を開ける際にも注意が必要です。落下や脱走の心配があるので、飼い主さんが近くにいるときに窓を開ける、窓にストッパーをつけるなどの対策をしておきましょう。

また、網戸でも爪や口で開けられることがあります。窓を開けるときは十分に注意しましょう。

なかには、窓際で日向ぼっこをするのが好きな子もいますよね。その場合は、日向ぼっこができるスペースを作ってあげるといいですね。

愛犬の性格や好みに合わせて環境を整えてあげてくださいね。

犬がリラックスできる部屋②ハウス

犬はストレスを感じると、隠れる場所を探す習性があります。そのため、愛犬が一人になりたいときに、安心して過ごせる場所を作ってあげましょう。

愛犬のハウスは、ケージやサークル、クレートを使って作ることができます。それぞれメリット・デメリットがあるので、愛犬に合ったものを選んでくださいね。

ハウスを置く場所は、直射日光が当たらない人の出入りが少ない場所を選びましょう。窓や玄関前などの人の出入りが多い場所は、外の様子や家族の動きが気になり、落ち着いて休めません。

一人でリラックスしながらも、飼い主さんの存在が感じられる場所が安心できるようです。

ハウスの中には、クッションやタオル、おもちゃなどを置いて、リラックスできる空間を作ってあげてくださいね。

犬がリラックスできる部屋③トイレ・餌置き

トイレは、食事や寝る場所から離して設置しましょう。


トイレのニオイで、落ち着いてご飯を食べたり、睡眠をとったりできないことがあります。


トイレを置く場所は、人目につかない静かに落ち着いて排泄できる場所を選びましょう。

例えば、愛犬がよく過ごすリビングに置く場合は、壁際や部屋の隅っこにトイレを置くといいですね。


ハウスの中にトイレを置く場合は、食事や睡眠スペースと区切っておくと過ごしやすくなります。ハウスにトイレを置くのは、なるべく留守番のときだけにする方法もあります。


また、食事場所は食べこぼしで汚れやすい場所でもあります。食事後はきれいに片付けて、清潔にしておきましょう。


お皿の下に洗えるマットや拭き取りやすい防水マットなどを敷くと、お手入れが楽になるのでおすすめです。

犬がリラックスできる部屋④寝床

クレートやケージ、犬用ベッドで寝床を作ることができます。

寝床を置く場所は、人通りが少ない直射日光が当たらないエアコンの風が当たらない場所を選びましょう。音が常に聞こえるテレビ周辺も、落ち着いて寝られないので避けたほうがいいですね。

犬は暗くて狭い場所を好みます。寝床を作る際に、周りを囲んだり、屋根が付いているクレートやベッドを選んだりしてみてください。

また、ベッドの大きさもリラックスするためには重要なポイントです。

寝床が小さすぎると寝にくく、大きすぎると落ち着きません。愛犬の体の大きさに合ったものを選びましょう。

季節に合った寝床作りをすることも大切です。例えば、夏はクールマットを敷く、冬はヒートマットや毛布をかけるなど、季節によって寝床を整えてあげましょう。

犬がリラックスできる部屋⑤階段

階段は滑ったり、踏み外したりすると、骨折する恐れがあるので注意が必要です。

階段の上り下りは、腰へ負担がかかり、椎間板ヘルニアの原因になることがあります。特に、胴長で足が短い犬種のダックスフンドやコーギーは腰への負担が大きいです。

なるべく階段の使用は避けたほうが事故の防止になって安全です。階段を使う際は、飼い主さんが抱っこして移動すると愛犬への負担が軽減できます。

階段にゲートを設置しておくと、落下や怪我の心配もないのでおすすめです。留守番中や愛犬から目を離したときの階段での事故も防げるので安心ですね。

どうしても階段の上り下りが必要な場合は、階段の滑り止め対策をしておきましょう。滑り止めマットを敷いたり、滑り止めワックスを塗ったりする方法があります。

まとめ:愛犬がリラックスできる部屋を作ってあげよう

愛犬が快適に過ごせる部屋作りについてご紹介しましたが、いかがでしたか?

普段は問題なく過ごせていても、気づかないうちに愛犬の体に負担がかかっている可能性があります。少しでも負担を減らし、リラックスして過ごせる環境を作ってあげたいですよね。

室内で愛犬と一緒に暮らすためには、愛犬のことも考えて部屋作りをする必要があります。

愛犬の目線になって、部屋を見渡してみると、見直すべき点が見えてくるかもしれません。

犬を部屋で飼うメリット・デメリットも考えながら、愛犬がリラックスできる部屋作りをしていきましょう。

またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!