お日様が大好きな猫ちゃんはとても多いですよね。日向ぼっこをした後の猫ちゃんは太陽の香りがすると言う飼い主さんもいます。逆に日向ぼっこができないとビタミン不足になるとも言われています。今回のMOFFME記事では、猫の日向ぼっこを詳しく解説していきます。
この記事の目次
目次を閉じる猫が日向ぼっこをするのはなぜ?猫の日向ぼっこの効果や注意点
猫の飼い主さんであれば、日向で寝ている姿を見ることは多いのではないでしょうか。
人間もぽかぽかと日が当たる場所にいると眠たくなってしまう、そんなことありますよね。
猫も同じ理由なのでしょうか?
猫にとって日向ぼっこには、気持ちがいいだけではなく、たくさんのいい効果が隠されています。
なぜ、猫は日向ぼっこをするのか、気を付けなくてはならないこととはなんなのか。
今回、MOFFMEでは、猫の日向ぼっこについての疑問や注意点、効果などについて解説していきます!
猫が日向ぼっこを好む理由とは
猫が日向ぼっこを好む理由には、たくさんのいいことが隠されています。
ただ暖かくて、気持ちがいいだけではなく、猫の体にとっては必要な行動の一つなのです。
猫も人間同様に、太陽の陽の光を浴びることで、セロトニンとよばれる幸せホルモンが分泌されるのです。セロトニンが分泌されることにより、精神状態が整うといわれています。
それ以外にも、猫が日向ぼっこを好む理由には次の二点があげられます。
- 暖を取るため
- 健康のため
この二点以外にも、猫が日向ぼっこをする理由は沢山あります。
体内時計を調整できたり、精神面の安定などがありますが、今回はこの二つの理由について解説していこうと思います。
猫が日向ぼっこを好む理由①暖を取るため
猫が日向ぼっこをするのは、暖を取るためといわれています。
猫は元々、暖かく乾燥した環境に適応することができる体の仕組みのため、暖かい場所を好み、温めてくれる日向が大好きです。
子猫やシニア猫になるとかわりますが、猫の平熱は38度~39度です。
寒い時でも、日向ぼっこをすることにより、体温調整をし、体温を一定に保っていると考えられています。
季節の移り変わりを、人間よりも敏感に察知し、体温が下がりすぎないように自分で調節するため、日向ぼっこをしているのでしょう。
猫が日向ぼっこを好む理由②健康のため
猫が日向ぼっこを好む理由は健康を守るための本能的な行動でもあります。
質の良い睡眠をとることができ、起きたときに活発に動けたり、新陳代謝がよくなり、免疫力があがり、ストレス軽減にも役に立つといわれています。
そして、日光に含まれる紫外線により、毛に含まれる水分を蒸発させ、毛をふわふわにしたり、紫外線により毛の消毒をし、ノミ・ダニ予防をすることもできるのです。
猫にとって健康な生活を送るためには、日向ぼっこが必要であることがわかります。
日向ぼっこをすることで猫はビタミンが生成できるはウソ
人間は紫外線でビタミンDを生成できます。
ビタミンDには骨を丈夫にしたり、筋肉を強くしたりすることができる物質です。
過去には、猫もビタミンDを生成できると言われていたことがありましたが、最近の研究で生成はできないことがあきらかになりました。
そのため、猫がビタミンDをしっかりと体に取り込むためには、食事から摂るようにすることが大切です。
ビタミンDは食事でもしっかりと体に取り込むことができるため、日向ぼっこをしないからといって不足することはありません。
日向ぼっこをしない猫の対策を紹介
基本的には日向ぼっこが大好きな猫ですが、なかには日向ぼっこを全くしない…そんな猫もいるでしょう。
健康上はしなくても問題はありませんが、猫にとって重要な役割をもった日向ぼっこ。
飼い主からすると「少しでもいいから、日向ぼっこしてほしい」と考えるはずです。
猫にとっては気持ちがよく、心地よいはずの日向ぼっこですが、もしかしたら日向ぼっこをする環境が整っていないことが原因かもしれません。
今まで以上に健康で元気な姿をみられるように、日向ぼっこを少しでもしてくれるために、ここからは日向ぼっこをしない猫への対策を紹介します 。
- 窓際にリラックスできる場所を
- 陽の入りやすい部屋選び
- ベランダや網戸を使う
日向ぼっこをしない猫の対策①窓際にリラックスできる場所を作る
猫が日向ぼっこができるように、窓際にリラックスできる場所を作りましょう。
窓のそばにキャットウォークをおいたり、窓につけることができるハンモックなどを利用してみるとよいでしょう。
あまりのぼってくれない、そんなときは、もともと使っているベットなどを窓際においてあげるのも効果的です。
猫は体が温まったら、涼しい場所に移動したりと、自分で体温調節を行います。
そのため、涼しい場所を確保しておくことも大切です。
日向ぼっこをしない猫の対策②陽の入りやすい部屋を選ぶ
猫は日向ぼっこをしなくても、健康上は問題ありません。
無理に日向に連れていく必要はありませんが、もともと陽の入りやすい部屋だと、猫が日向ぼっこをしようと思わなくても、陽に当たることができます。
猫に日向ぼっこをしてもらうために、陽の入りやすい部屋を選び、猫がリラックスしやすい環境を整えてあげるとよいでしょう。
これから猫を飼いたいと考えている方も、なるべく陽が入りやすい部屋を選ぶといいかもしれません。
日向ぼっこをしない猫の対策③ベランダや網戸をうまく使う
ベランダがある場合は、ベランダで日向ぼっこをさせるのもよい方法です。
しかし、ベランダから落ちてしまうことがないように対策をしましょう。網戸にしている窓の近くで日向ぼっこをする場合にも、注意が必要です。
ベランダで日向ぼっこをさせる場合には、ネットを張って落下防止をすること、網戸には猫が開けられないような工夫をしたり、破られないようにしておく必要があります。
ベランダで日向ぼっこをする際は、飼い主さんと一緒にするのもよいでしょう。
猫の日向ぼっこの注意点を解説
猫にとってはいいことだらけの日向ぼっこ。
しかし、飼い主さんが気を付けなければいけない注意点もあります。
日向ぼっこには、適している時間というものはなく、猫は自分で快適な場所をさがし、暑くなったと感じたら、涼しい場所に移動し、自分の体温を保っています。
それでも強い紫外線を浴び、気温の高いところに長時間いることもあるため、熱中症や脱水症状などには注意が必要です。
それとは別に紫外線を浴びることにより、皮膚へもダメージがあることも頭に入れておかなければなりません。
ここでは日向ぼっこの注意点について解説します。
- 暑い時期
- 水の準備は確実に
- 紫外線対策を把握
- 室温は28℃前後をキープ
猫の日向ぼっこ注意点①暑い時期
日本は湿気が多く、気温が高い国のひとつであり、地域によっては外の気温が30℃を超すこともあります。
そのため、人間同様、熱中症に気を付けなければなりません。
お留守番をさせる場合にゲージにいれておく必要があるときや、シニア猫など自由に動くことができない猫が日向ぼっこをしているときは、直射日光が当たらないようにゲージの位置を変えたり、飼い主さんが定期的に動かしてあげるといった配慮が必要になります。
猫の日向ぼっこ注意点②水の準備は確実に
猫はもともと、あまり水を飲まない動物です。
そのため、暑いときでも水を飲まず、脱水症状を起こしてしまう可能性もあります。
そうならないためにも、日向ぼっこをしている近くにお水を置いてあげたり、一箇所だけだはなく、何箇所かにわけて、水の準備をしておくといいでしょう。
しかし、置きっぱなしにするとカビの原因になることもあるので、こまめに洗ってあげ、清潔な状態を保つようにしましょう。
猫の日向ぼっこ注意点③紫外線対策を把握しておく
日向ぼっこをしている猫は、長時間陽の光の当たり続けるため紫外線対策をきちんと行わなければなりません。
対策としては、直射日光を防ぐために、レースカーテンをしたり、窓にUVカットフィルムを貼ったりすることがあげられます。
紫外線に当たりすぎてしまうと、皮膚炎や皮膚がんになる可能性があります。
猫の色素が薄い部分に発症することが多いため、白猫や白い部分がある猫は注意が必要です。
そのほかにも、紫外線により目の老化が早まってしまうこともあります。
猫の日向ぼっこ注意点④室温は28℃前後をキープ
猫にとっての適温は、20℃~28℃といわれています。
そのため、季節を問わず室温は28℃前後をキープするとよいでしょう。
夏であれば、エアコンなどを使用し室温を保つこと、冬でも暖房器具を使い部屋の温度が下がりすぎないように工夫しましょう。
猫が日向ぼっこをした後に、あがった体温を調節するために日向より、涼しい場所に移動できるようにしておくことが大切です。
部屋の中で熱中症にならないように、猫の様子を見てあげましょう。
まとめ
今回は、猫の日向ぼっこについて解説してきました。
ただ、太陽の陽に当たっているわけではなく、色々な理由が隠されていました。
猫が日向ぼっこをするのは、自分の健康を保つためでもありますので、日向ぼっこをしやすい環境を整えることが大切でした。
猫のために、紫外線対策をしたり、熱中症対策をしたりと安全な日向ぼっこをさせてあげられるようにしてあげましょう。
またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!