
犬の耳は感情を表す大事な部位です。ピーンと立てたり、倒したり、小刻みに動かしたり、さまざまな形に表します。飼い主として犬の感情を読み取ることができればお互いの信頼関係が深まること間違いなしです。今回のMOFFME記事では耳にまつわるアレコレを解説していきます。
この記事の目次
目次を閉じる犬の耳について徹底解説!耳が表す気持ちや耳の病気について
- 犬の耳は犬種によって様々な形をしている
- 音を聞くだけの器官ではなく、気持ちの変化も耳に現れる
- 犬の耳は病気になる可能性が高い
- 病気を防ぐために早めの対応が大切
普段言葉が通じない犬と人間。
もし耳の動きで気持ちが分かるようになれば、犬との距離もぐっと縮まり、更には信頼関係も向上していきそうですよね!
言葉で話せない分気持ちを汲み取ってあげたい気持ち、皆さん一度は感じたことがあるかと思います。
そんな犬の耳ですが、病気になるリスクが高いと言われています。
症状によっては薬で改善出来ないこともあるので、とても怖い病気です。
リスクを避けるためにも、私達飼い主は普段から犬をよく観察して、皮膚の様子など少しの変化にも気づいてあげられるようにしたいですよね。
今回のMOFFME記事は犬の耳が表す気持ちと病気についてお話します。
しっかり対策して愛犬の病気を防ぎましょう!
耳が表す犬の気持ちを紹介
犬の気持ちは耳で表現できることはご存じでしたか?
寂しいとき、怒っているとき、嬉しいときなど人は耳で犬の気持ちを感じ取ることができます。
犬とは言葉で会話が出来ないので、このように耳で気持ちが分かるのは私達飼い主にとってはとてもうれしいですよね。
改めて犬の耳に注目してみてみると、飼い主さんに怒られてしまった時にはしょぼーんとなっていたり、恐怖を感じているときにはピンっと立ったりしています。
例え言葉が通じなくても、犬からのメッセージが伝わってきますね。
耳が表す犬の気持ち①ピーンと立つ耳
耳が表す犬の気持ち②ぺたーん耳
犬の耳が『ぺたーん』となっているときは、信頼や友好的な気持ちを表しています。
飼い主さんのそばに来て耳がぺたーんとなっているときは「かまってほしいな」と思っている合図かもしれません。
また、他の犬に対してぺたーんとなっているときは、「敵意はないから安心して」と伝えているのだとか。
ですが、耳が後ろにぺたーんなっていても、しっぽが後ろに垂れ下がっているときは、緊張や恐怖を感じているサインの場合もあります。耳と一緒にしっぽにも注目してみるとよいかもしれませんね!
耳が表す犬の気持ち③ピクピク動く耳
犬が耳をピクピク動かすときには様々な理由があります。
①耳が後ろにピっとなっているとき
耳が後ろにピっとなっているときは、人やほかの犬に対して好意を持っているときです。
同時にしっぽをみてみると、嬉しそうに振っていたりしますよ。
②耳が左右にピクピク動くとき
③寝てるときにピクピク動くとき
眠っているときにピクピク動かすときもあります。声をかけて特に反応がなければ夢をみているのかもしれません。
その環境や状況に応じて変わりますので、注目してみるといいですね。
犬の耳にまつわる病気を紹介
犬の耳にまつわる病気は実に様々あります。保険会社の調べによりますと、耳の病気はトップ3に入るほど多いのだとか。
これだけ多くの犬が耳の病気になっていますので、みなさんのわんちゃんも病気になる可能性は大いにあります。そんなときは慌てずにすぐ対応できるよう、また小さな変化にも気づけるよう対処法をまとめました。
普段の様子とは異なり、地面に耳をこすりつける、足で耳を頻繁に掻く、呼んでも聞こえていないなどいつもと何か違った行動をしていたら早めの治療が必要です。
病気の内容によって対処法は異なりますので、原因に合ったケアをすることが重要になります。
それでは具体的にどのような病気があるのか、対処法と一緒にお話しします。
犬の耳にまつわる病気①外耳炎
犬が耳の病気になるトップ1が外耳炎と言われています。
外耳炎は、垂れ耳、立ち耳など耳の形に関係なくどの犬にも共通しておこります。
外耳炎の主な症状は
- 頭を頻繁に振る
- 足で耳を何度も掻く
- 耳の中が匂う
- 耳の中が赤くなる
などがあげられます。
ではなぜ外耳炎になってしまうのでしょうか?
犬の耳は人間と少し異なり、通気性がよくありません。そうすると湿気がこもりやすく、耳垢が溜まります。すると耳の中には細菌が感染して外耳炎になりやすいのです。
耳の入り口から鼓膜までの外耳道に起きる炎症のことになります。
犬の耳にまつわる病気②中耳炎
次に中耳炎についてお話します。
中耳炎とはその名の通り「中耳」と呼ばれる場所に症状が出たときに言います。
中耳炎の主な症状は
- 耳を何度も触る
- 頭を頻繁に振る
- 外耳炎の併発
- 頭が片方に傾く
などがあげられます。
では中耳炎になってしまう原因はなんでしょうか?
犬の耳には、耳介で集めた音を鼓膜、そして中耳へ伝えるために、耳道という管のようになっています。
外耳に炎症ができてしまい、中耳に影響が出て中耳炎になる可能性が高いとのです。
また、ダニ、アレルギーなども中耳炎を引き起こす原因になります。
外耳炎と少し異なり、中耳には聴覚などをつかさどる様々な神経と繋がっておりますので、異常を感じたら特に注意が必要になります。
必要に応じて動物病院へ連れていきましょう。
犬の耳にまつわる病気③耳血腫
耳血腫とは、耳たぶに水ぶくれのようなものができ、赤く腫れあがります。
耳血腫の主な原因は
- 耳の中がただれている
- 頭を激しく振る
- 耳を触られるのを嫌がる。または『キャン』などの声を出す
- 片耳の異変
などがあげられます。
こちらも外耳炎が悪化して耳血腫になる可能性が高いです。また、頭を激しく振った時、足で耳を掻いたときなどに耳内部の血管が切れ内出血をおこし、耳血腫になります。
痛み、痒みが伴いますので、犬にとってはとても辛い病気です。しっかりと獣医師さんに診せて早めに対処してあげたいですね。
犬の耳掃除のやり方を紹介
日ごろから犬の耳チェックを習慣化することで、犬の健康状態を確認することができます。
犬の耳はL字型になっているため,蒸れやすく菌がたまりやすいです。
ですが、過度に耳掃除をする必要はありません。耳掃除をしすぎると、かえって耳の中を傷つけてしまう可能性もあります。
健康的なピンク色の耳をしていて、特に匂いもなければ月に数回掃除する程度でよいでしょう。ただし、以下のような症状が出た場合は注意が必要です。
- 黄色、茶色などの粘り気がある耳垢
- 強い悪臭がするとき
などです。
そのままにしておくと外耳炎などになる可能性もあるので、自己判断せずに動物病院に連れていきましょう。
では、実際にどのようにして耳掃除をすればよいのか詳しく説明していきますね。
犬の耳掃除のやり方
耳は非常にデリケートな場所になります。
耳掃除の方法としては、
優しくお湯でしめらせたコットンで見える範囲の場所をぬぐってあげましょう。
ペット専用のイヤーローションなども販売されていますので、そちらを使用するのもいいですね。
イヤーローションを使用する際は、ローションを数的耳に垂らし、数分ふやかしてからコットンで優しく汚れを拭き取ってください。
耳掃除を行う際は、犬がリラックスをしているとき、または眠そうなときなどに横にたおしてあげてやりましょう。
犬の耳掃除の注意点とは
では掃除をする際に気を付けることはなんでしょうか?
- 人間用の綿棒を使わない(粘膜を傷つける原因になります。)
- やりすぎない(炎症をおこしたり、出血する可能性があります)
- 優しく、リラックスしているときに行う。
などがあげられます。
犬の耳は非常にデリケートなため、簡単に傷ついてしまいます。
飼い主さんもリラックスして行うのがベストですね!
また、暴れたり嫌がる場合は無理にする必要はありません。
時間を置いたり、日を改めるなどして様子をみましょう。
まとめ:犬にとって耳は感情表現に欠かせない
いかがだったでしょうか。
今回は犬の耳についてお話してきました。
この記事では
- 犬の耳についてってい開設!耳が表す気持ちや耳の病気について
- 耳が表す犬の気持ちを紹介
- 犬の耳にまつわる病気を紹介
- 犬の耳掃除のやり方を紹介
以上の内容を解説しています。
犬の気持ちは耳で読み取ることが出来ることを知っていただけたと思います。
これからも注意深く耳を観察して、犬が今何を感じているのか気づいてあげたいですよね。
また、早めの予防で大きな病気を防ぐことが出来ます。
またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!