
内容をまとめると
- サザナミインコはマイペースで穏やかな性格
- オスとメスに大きな性格の違いがない
- サザナミインコがなりやすい病気を知ることで手術などのリスクを防ぐ可能性が上がる
- サザナミインコの医療費は保険適用されないので、もしもの時に備えてペット保険に加入しておくと安心
ペットとして人気急上昇中のサザナミインコは日本での飼育の歴史が浅いためサザナミインコに関する情報が不足しています。そこで当記事ではサザナミインコの性格の特徴は勿論、オスとメスでの性格の違いや購入方法についても解説していきます。
この記事の目次
目次を閉じるサザナミインコの性格の特徴
サザナミインコは、大きな目と少しふっくらとしたフォルムが印象的なインコです。近年、サザナミインコの性格に注目が集まり飼育する方が増えていることをご存じでしょうか?
かわいらしい見た目もさることながら、サザナミインコの性格はとてもペット向きであるといわれています。主な特徴は、以下の3つです。
- マイペース
- 穏やか
- 臆病
サザナミインコの性格①マイペース
サザナミインコの性格を一言で表すとすれば、マイペースということになるでしょう。よい意味で周りの環境に左右されないため、どんな人でも飼いやすい品種です。
また、ほかの鳥に対してもマイペースな姿勢を貫くので多頭飼いにも向いています。ただし、自由がゆえに行動が予測できないことも多く、最初のうちは戸惑う飼い主さんも多いでしょう。
普段は動き回ることが少なくおとなしいにもかかわらず、突然思い立ったように行動して周囲を驚かせることもあります。そんな突飛な行動も、サザナミインコならではのチャームポイントです。
何を考えているかわからないときは、観察してみると愛鳥の個性を発見するよい機会になりますよ。
サザナミインコの性格②穏やか
サザナミインコは、インコの品種の中できわめて穏やかな性格であると評判です。その穏やかさは動きや鳴き声からも感じることができます。
例えば放鳥時は、飛び回ることが少なく歩いて周囲を探索するのが好きです。歩き方もとても独特で、少し前傾姿勢でゆっくりとマイペースに歩く姿にとても癒されますよ。
また、ほかのインコと比べて鳴き声もおとなしいという特徴があります。「プイプイ」と聞こえるような、少しこもったかわいらしい鳴き声で飼い主さんに話しかけてくれます。
もしサザナミインコが大きな声で鳴く場面に遭遇したら、それはつまらないときや寂しいときです。目を合わせてしゃべりかけたり、放鳥して遊んだりして欲求を満たしてあげましょう。
サザナミインコの性格③臆病
マイペースな性格のサザナミインコは、臆病な一面ももち合わせています。そのため、完全に心を許すまでには少し時間がかかるでしょう。
しかし、基本的には人が好きで飼い主さんに懐く可能性が高いです。飼いはじめの接し方がとても重要になりますので、最初のうちは様子を見ながらコミュニケーションをとりましょう。
特に、来客やはじめてのものと出会う際には驚かせないように気を配る必要があります。手乗りや肩乗りをさせたいという方は、幼鳥のころから少しずつ慣らしていくとよいですよ。
愛情深い鳥ですので、飼い主さんのところが安全だとわかればたくさんの愛情表現をしてくれます。自ら寄ってきたり、飼い主さんを毛づくろいするような仕草を見せたときは快く受け入れてあげましょう。
サザナミインコの特徴や欠点は?
サザナミインコは、ふっくらとした見た目とマイペースな性格がとてもかわいいインコです。しかし、実際に飼うとなると情報が少なく特徴がわかりづらいという方も多いのではないでしょうか?
日本でサザナミインコの飼育数が増えたのはごく最近のことです。そのため、ペットとしての歴史が浅くデータも不足しています。
実際にサザナミインコを迎え入れたときにどんな生活になるのか、生体によって違いはあるのかなど、気になることは飼う前に解決しておきたいですよね。ここからは、サザナミインコの性格からわかる特徴や欠点をご紹介してきます。
具体的な飼い方を参考に、サザナミインコとの生活を想像してみてください。
サザナミインコの特徴は?ペットとして飼いやすい?
サザナミインコは、南米の山岳地帯に生息しています。集団で暮らす習性があり単独行動はしません。
野生化では群れで一定の場所でとどまっていることが多く、比較的おとなしいのは飼育下でも同様です。また、比較的標高の高いところに住んでいるため、インコとしては珍しく寒さに強く暑さに弱いという特徴があります。
サザナミインコはペットとしての飼いやすさが抜群で、初心者にもおすすめです。個体差はありますが、性格が穏やかで鳴き声もちいさいためマンション住まいの方でも安心して飼育できますよ。
ただ、寂しがり屋ですので飼い主さんとのコミュニケーションは欠かさないようにしましょう。一人の時間が長いと、ストレスから大きい声を発することもありますので注意しなくてはなりません。
サザナミインコのオスとメスの性格に違いはある?
サザナミインコのオスとメスは、ひと目見ただけではわからないと言われています。では、ペットとして飼う場合に性格の違いはあるのでしょうか?
一般的に、オスとメスに大きな性格の違いはなく個体差で違いが出ることがほとんどです。あえて違いを探すのであれば、オスのほうが甘えん坊気質が強く、メスはサザナミインコらしくマイペースな個体が多いという情報もあります。
また、インコ全般ではオスのほうがおしゃべりが上手といった特徴も見られます。しかし、サザナミインコはもともとおしゃべりが得意ではありません。
そのため、実際の飼育時にはあまり違いを感じないでしょう。インコの性格は、飼いはじめた時期や飼い主さんとの関係性でも左右されます。
オスメスの違いはあまり考えず、愛鳥の個性を大切にしてあげるとよいですよ。
サザナミインコのお迎え・購入方法は?
「サザナミインコをお迎えしたい」「サザナミインコの性格が魅力的」と思った方は、お迎え方法について知っておきたいですよね。サザナミインコは、どんなところで購入できるのでしょうか?
購入場所はいくつかありますので、飼い主さんが選択することができます。迎え入れた後にサザナミインコを不安にさせないように、購入から迎え入れまでの流れをしっかり把握して万全の体勢で迎えてあげましょう。
サザナミインコのお迎え・購入方法
サザナミインコは一般に流通していますので、
- ペットショップ
- ブリーダー
- インターネット
から購入することができます。それぞれの特徴を見てみましょう。
サザナミインコの値段は珍しいカラーほど高額な傾向
サザナミインコは実にカラーバリエーションが豊富です。
カラー | 特徴 |
---|---|
ノーマル | 原種はグリーン 一般的にはグリーン系やブルー系がノーマル |
オリーブ | 暗い黄色 |
ブルー | 一番人気のカラー |
コバルト | 濃いブルー 珍しいブルーは高額になる傾向 |
ルチノー | 鮮やかなイエロー 瞳がレッド |
アルビノ | 珍しいカラー 純白&赤目 |
モーブ | 薄グレーがかった紫色 |
相場は羽の色や個体の状態により、異なります。
一般的にノーマルの雛は20,000円前後、ノーマルの成鳥は30,000円前後、コバルトなど珍しい配色は成鳥になると60,000円~70,000円以上する個体も存在します。
サザナミインコのオス・メスの見分けは難しいので、性別を知りたい場合は、動物病院でDNA検査をする必要があります。
サザナミインコ以外のインコの種類や値段について興味のある方は以下の記事を参考にしてください。
サザナミインコの飼育方法や必要なものは?
サザナミインコを飼育をはじめるまえに、飼育環境を整えましょう。迎え入れの前にグッズを購入しておくと、迎え入れてからスムーズに生活をはじめることができます。
具体的には、どんな環境づくりが理想なのでしょうか?
インコの生活空間であるケージを準備しましょう。ケージは、インコが羽を広げられるものが目安です。
ケージの中には
- 餌入れ
- 水入れ
- 菜挿し
- 止まり木
- おもちゃ温度計
といったグッズを設置します。ケージの準備が整ったら、適切な設置場所を考えましょう。
直射日光やエアコンが当たりすぎない、飼い主さんの目が届く範囲にしましょう。
サザナミインコの飼育に必要なもの
飼育に必要なグッズはペットショップやインターネットで購入できます。グッズについて解説しますので、準備の参考にしてください。
▼サザナミインコの飼育に必要なもの
- ケージ
- 止まり木
- 餌入れ・水入れ
- 菜挿し
- 温度計
- ヒーター
- 餌
- おもちゃ
- 爪切り
- キャリーケース
- 体重計
サザナミインコの寿命やかかりやすい病気
サザナミインコの平均寿命は10~12年です。
飼育方法次第で平均寿命より2~3年ほど長生きすることもあります。小型インコの中では、体も丈夫で比較的安定して寿命まで生きることができる品種です。
サザナミインコの飼育では、病気に直面することもあります。特に、鳥類特有の病気については知っていると対処がしやすいので覚えておきましょう。
また、通える範囲で鳥類の診察が可能な病院があるかどうかを事前に確認しておくことも重要です。病気ごとの、症状や原因一覧を参考にしてみてください。
病気 | 症状 | 原因 |
---|---|---|
メガバクテリア症 | 消化機能の低下 食欲減退 嘔吐 | マクロラブダスの感染 |
副鼻腔炎 | くしゃみ 鼻水 | 細菌感染 ストレス |
そのう炎 | 頻回なあくび 口臭 多飲 | 細菌の繁殖 |
疥癬症 | かゆみ 顔・脚周りのかさぶた | ヒゼンダニの感染 |
卵詰まり | 食欲不振 羽毛が膨らむ いきみ | 飼育環境 カルシウム不足 頻回の出産 |
PBFD | 貧血 羽毛の形成異常 | サーコウイルスの感染 |
ペット保険への加入を検討することも大切
鳥の医療費は保険適用外のため、入院や手術が必要な場合、高額になる可能性が高いです。入院が必要な場合、平均で1日あたり5,000円、手術が必要な際には100,000円の費用がかかります。
「手術代が高すぎて払えない」
「こんなに治療費が高いなんて知らなかった」
MOFFMEでも実際にこのようなお悩みがよく寄せられています。万が一に備えてペット保険への加入を検討することが大切です。
鳥のペット保険の需要は高まってきており、アニコム「家庭どうぶつ白書2019」によると、2012年には鳥の保険契約数は434羽に対し、2017年度には2,117羽となんと約5倍に増加しています。
「サザナミインコのペット保険について詳しく知りたい」
「どの保険にすればいいか分からない」
そんな方は以下の記事をご覧ください。
サザナミインコの性格や特徴に関するまとめ
ここまでの解説で、サザナミインコの性格に関心を持っていただけたでしょうか。サザナミインコはマイペースで穏やか、少し臆病なところもかわいらしいインコでした。
今回ご紹介した以外にも、サザナミインコには個性的な面がたくさんあります。飼いやすい品種ですので、飼育環境や鳴き声でインコの飼育を迷っている方もぜひ検討してみてください。
今回の記事では
- サザナミインコはどんな品種?性格の特徴3つ
- サザナミインコはペット向きな性格?オスメスの違い
- サザナミインコを飼いたい!購入手段を検討しよう
- サザナミインコのかかりやすい病気!症状・原因一覧
について解説しました。
サザナミインコは、慣れると自分の生活環境や飼い主さんにとても愛着を持ちます。マイペースな性格が、ほっとする時間をつくり出してくれますよ。
MOFFMEでは他にもインコやペット保険に関する記事を多数公開していますので、ぜひご確認くださいね!