うさぎを飼わなきゃよかったと後悔する理由とは?飼うデメリットや飼育疲れたと感じるのサムネイル画像

愛らしい姿が魅力のうさぎ。コロナ禍で在宅時間が増えたこともありペットとしての人気が高まりましたが、飼育の大変さや難しさから飼わなきゃよかったという後悔の声も。今回はうさぎを飼うデメリットについて解説をします。デメリットも含めうさぎを愛してくれるとうれしいです。

記事監修者「西森 史奈」

監修者西森 史奈
MOFFME編集部うさぎ担当。愛玩動物飼養管理士、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。

すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という想いに共感しMOFFMEに参画。特に近年飼育頭数が増えているうさぎに着目し、飼い主とうさぎが長く一緒に幸せに暮らしていけるようにうさぎに関する正しい情報を発信すべく日々勉強中。

この記事の目次

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うさぎを「飼わなきゃよかった」と後悔する人が多い?

コロナ禍の影響でペットの需要が伸びたことから、うさぎを家族としてお迎えした方も増えました。うさぎは、下記のような理由からペットとしてお迎えする方が多いです。

  • 可愛い
  • 吠えたりしない
  • 外に連れて散歩をする必要がない
  • 予防接種がいらない
  • 犬や猫より生体代が安い

うさぎは入手が簡単で、生体代が数千円からと比較的安価にお迎えすることもできるため衝動買いをされることが多い動物。


しかしながら思い描いていたイメージと違うと、「飼わなきゃよかった・・・」と後悔し、うさぎを飼育放棄する人が出てきとことも事実です。

  • 飼い主にアレルギーがでてしまった
  • うさぎが懐かない
  • 思ったよりも大きくなった
  • お金がかかる

飼い主の知識不足から、ペアで飼ったうさぎが繁殖を繰り返、多頭飼育崩壊に陥ったケースもあります。


うさぎをお迎えしてから「飼わなきゃよかった」なんて気持ちを抱いてしまう原因には、飼育する前のうさぎのイメージと、うさぎの飼育の現状にギャップがあることが大きな原因になります。「飼わなきゃよかった」なんて後悔することをなくすために、この記事では、

  • うさぎを飼うデメリット
  • うさぎの飼育が大変で難しいと感じるポイントは?
について詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧くださいね!

うさぎを飼うデメリットを5つ紹介

ここまで、うさぎの飼育が大変・難しいポイントについて解説してきました。うさぎの飼育が大変で難しいことに加えて、うさぎを飼うデメリットがいくつかあります。「うさぎを飼わなきゃよかった」と後悔しないためにも、うさぎを飼うデメリットも十分に理解しておきましょう。


ここでは、うさぎを飼うデメリットを下記の5つ紹介します。

  • あらゆるものをかじられる
  • 部屋が排泄物のにおいになる
  • 年中エアコンを使用する必要がある
  • うるさいと感じることが多い
  • 長期間家を空けることができなくなる

うさぎが本能でやっていることが、人間にとっては困ったことになってしまうことがあります。しかしお迎えを考えているのであれば、そういったこともしっかりと理解してからお迎えをすることで、飼わなきゃよかったなんて後悔をしないようにしましょう!

うさぎを飼うデメリット①あらゆるものをかじられる

うさぎの歯は一生伸び続けるという特徴があり歯を摩耗させるため、目の前の物をかじる習性があります。

  • 電化製品のコード
  • 壁紙
  • 家具
  • 布製品
  • 観葉植物

うさぎは1日に30分〜60分ほどお散歩の時間が必要ですが、部屋を自由に散歩させる場合、これらの物をあっという間にカジカジかじってしまいます。


電化製品のコードもかじる危険性があり、場合によっては感電あり得るため、コードカバーを付けたり、うさぎの生活範囲内にかじられて困る物を置かないなどの配慮が必要になります。


賃貸住居の場合はうさぎがかじってしまうと、退去時に修繕費を求められることも。サークル内の限られたスペースで遊ばせることも対策の一つです。

うさぎを飼うデメリット②部屋が排泄物のにおいになる

うさぎはおしっこのにおいで、自分の縄張りを主張するため、うさぎのおしっこには独特のにおいがあります。


ちゃんとトイレでしてくれればいいものの、うさぎは縄張りを主張するためにおしっこを撒き散らす「スプレー行為」をしたり、トイレを失敗して床や壁にかかってしまうことがあるのです。


おしっこが床や壁にかかってしまうと染み込んでにおいの原因となるので、「部屋がなんとなくおしっこ臭いな・・・」と感じるようになる可能性があります。


こまめに拭き掃除と消臭をする必要がありますが、染み込んでしまったらなかなかにおいを完全に取りきることは難しいため、うさぎの行動範囲を制限したり、おしっこを撒き散らしてもにおいが染み付かないような対策が必要になります。


掃除をしたら換気もして、においを外に出しましょう。換気は室内に舞い散るうさぎの毛を出す役目もあります。


消臭剤は、うさぎが舐めても安全なうさぎや小動物専用の物がおすすめですよ。

うさぎを飼うデメリット③年中エアコンを使用する必要がある

うさぎの適温は20~25度で、28度を超えると熱中症のリスクが高まるため、温度調節は必ずエアコンを使用し、初夏から夏はエアコンを稼働させたままにする必要があります。


人間は汗をかくため、気化熱を利用して扇風機でもある程度涼しさを感じることができますが、うさぎは汗腺がないため、扇風機だけでは涼しくなりません。


また夏場は自然災害による停電の心配がありますよね。停電でクーラーが止まった時の緊急時のために、涼感グッズを用意する必要もあります。


冬は寒さにはある程度耐性がありますが、体力がない子うさぎや高齢うさぎはエアコンやットヒーターで暖かくしてあげましょう。


最近は光熱費が高騰しています。うさぎがいることで、光熱費がよりかかることを覚悟してくださいね。

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うさぎを飼うデメリット④うるさいと感じることが多い

意外なことにうさぎはうるさいと感じることが多いです。


うさぎは天敵が活動をしない夕暮れ時と明け方に活発に活動する習性があり、その時間帯にはケージの中を活発に駆け回る運動会を始めます。


また、ケージの金網やトイレをカジカジかじる音や、緊張や恐怖を感じた時は、後ろ足で床を叩く足ダン」など、うさぎが音を出すことは非常に多いです。


しつけをして改善されればいいですが、どちらも習性からくる行動でもありますので、ある程度はしつけで改善ができたとしても、完全には改善されないケースの方が多いと認識しておく必要があります。

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うさぎを飼うデメリット⑤長期間家を空けることができなくなる

うさぎは繊細な動物のため、ペットホテルなど普段慣れない環境に預けると体調を崩してしまうことがあります。


ペットホテルも犬、猫が対象のところが多いので、うさぎの預かりが可能か確認をしましょう。うさぎの預かりが可能のホテルでも、預かる場合はケージも持ち込むなど条件がある場合もあります。


うさぎを自宅で留守番させることは可能ですが、エサや水のことを考えると、二泊三日までが限界です。


動物を飼うと長期間家を空けることができなくなると言いますが、うさぎは特に長期不在が難しい動物かもしれません。


それでもやむを得ない事情で家を空ける場合がありますよね。ペットホテルが苦手なうさぎの場合は、ペットシッターを頼む、知人や家族に世話をしてもらうなど事前に対策を考えておくことが必要です。

うさぎの飼育が大変で難しい・疲れたと感じるポイントは?

うさぎを「飼わなきゃよかった」と後悔しないためには、うさぎの飼育が大変で難しいと感じるポイントを理解しておく必要があります。あらかじめ、どんな大変なことがあるのかを知っておくことで、「飼わなきゃよかった」なんて気持ちを抱く可能性を減らすことができますよね。


ここでは、うさぎの飼育が大変で難しいと感じるポイントを下記の5つ解説します。

  • しつけに時間がかかる
  • 思春期や発情期の問題行動が目立つ
  • 環境変化に敏感でストレスに弱い
  • 体調不良を隠す
  • うさぎを診れる動物病院が少ない

うさぎの飼育が大変・難しいポイント①しつけに時間がかかる


うさぎのしつけは簡単にいかない面があります。

  • ケージやトイレ、人を噛むこと
  • トイレの場所を覚えさせること

ケージやトイレかじりはうさぎの歯を痛めるだけではなく、ガシガシとうるさいためやめさせたい行動ですが、かじることはうさぎの習性のため、しつけでは完全にはやめさせることが難しいです。また、思春期で気が荒いうさぎが人を噛むこともあります。


また、うさぎはトイレを覚えることができるものの、ある日突然何らかの理由でトイレを使わなくなったり、マーキング等でおしっこをばら撒くことも・・・。しつけでは完全にトイレを失敗しないようにすることは難しいと理解しておく必要があります。

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うさぎの飼育が大変・難しいポイント②思春期や発情期の問題行動が目立つ

うさぎは生後3~4か月頃から思春期に入り、その頃になると性成熟を迎え繁殖が可能になります。人間も思春期の時期はイライラしたり周りにあたったりしますよね。それと似たようなことがうさぎにも起こります。


この時期は飼い主との関係が悪化する子が増えます。

  • 飼い主を噛む
  • 飼い主から逃げる

他には本能から

  • おしっこを至る所にかけるスプレー行為
  • 飼い主や他の同居うさぎにマウンティングをする

などの問題行動が見られることがあります。


特にスプレー行為は広範囲におしっこをまき散らしてしまうため、掃除が非常に大変になります。繰り返されるスプレーにムカつく!と思ってしまいますね。


うさぎはの思春期は1才半~2才くらいまでは続きます。年齢とともに落ち着く行動ではありますが、悩ましい問題です。

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うさぎの飼育が大変・難しいポイント③環境変化に敏感でストレスに弱い

うさぎは弱い立場にあるため、警戒心が強く臆病な動物です。

  • におい
  • 不衛生な環境
  • 新しいペットが増えた
  • ペットホテルなどの環境の変化

ストレスを感じると、食欲が落ち病気になってしまうことが。


うさぎは聴覚や嗅覚に優れているため、飼い主には気づかない匂い敏感に感じ警戒します。糞や食べ残しのエサがそのままになっているような不衛生な環境はにおいがでてしまうので、うさぎが不快に感じてしまいます。


新しいうさぎをお迎えすると互いに縄張りを主張し、マウンティング合戦になることも。新しく犬、猫をお迎えした場合は、自然界では天敵になるので不安を感じる可能性もあります。


ペットホテルなどの環境の変化が苦手なこが多いので、旅行等長期の外出を控えるなどの配慮も必要になります。

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うさぎの飼育が大変・難しいポイント④体調不良を隠す

野生下のうさぎは常に天敵から狙われる立場にいるため、何らかの体調不良で弱っている姿を見せてしまうと、敵からやられてしまう可能性があります。ペットのうさぎでも野生の名残で体調不良を隠し、具合が悪くても普段通り過ごしてしまうのです。


体調不良が目に見えてわかるときは、隠しきれないほどに病気や不調が進行していること可能性が非常に高いです。

  • 食欲がない
  • 1日何も食べない
  • 糞の大きさが小さくなったりバラバラになったりする
  • 下痢
  • 動かない

うさぎはポーカーフェイスで表情から体調不良を読み取ることが難しい動物です。うさぎの飼い主は健康なうさぎの状態を正確に把握し、目の前のうさぎの様子に異変はないか常に確認することが求められます。


うさぎの飼育には、飼い主の細やかな観察眼が必要ですね。

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うさぎの飼育が大変・難しいポイント⑤うさぎを診れる動物病院が少ない

町でよく見かける動物病院ですが、実はどんな動物でも診てくれるわけではないんです。基本的には犬と猫を診察対象にしている病院が多く、うさぎは断られてしまうこともあります。


うさぎをお迎えする前には必ずうさぎを診られる動物病院の場所を確認する必要があります。うさぎが体調不良になると数時間~1日程度で症状が悪化することがあるため、すぐに受診できる体制を整えておくことが重要です。


また、かかりつけの病院が休診の時、夜間休日はどうしたらいいのか、様々なパターンを検討する必要があります。

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まとめ:「飼わなきゃよかった」と後悔しないために飼育の大変さや飼うデメリットを理解しよう

今回はうさぎを飼うデメリットを紹介しました。

  • しつけに時間がかかる 
  • 思春期や発情期の問題行動が目立つ
  • 環境変化に敏感でストレスに弱い 
  • 体調不良を隠す 
  • うさぎを診れる動物病院が少ない

うさぎを飼う前にデメリットを知り、それを受け入れられるかよく考えることが大切です。

検討する中で受け入れられないことがあったり対応が難しいと感じたりしたら、飼育を断念することも大事な選択。


SNSでは愛らしく人懐っこいうさぎの画像や動画があふれています。うさぎの可愛い部分だけを見て衝動的に飼ってしまうと、「飼わなきゃよかった」と後悔することになるかもしれません。


うさぎは表情が読みにくい難しさがありますが、よく見てみると仕草や行動で様々な感情を伝えてくれているんですよ。そんなツンデレなうさぎにはまってしまう人が多いのには納得です。


MOFFMEではほかにもうさぎやうさぎのペット保険に関する記事を多数公開しています。ぜひ参考にしてくださいね。