文鳥の水浴びは、鳥の健康にとって重要な行動です。水浴びは、羽の清掃や皮膚病の予防、ストレス解消などさまざまな効果があります。本記事では、水浴びの必要性、頻度、注意点ついて詳しく解説しています。文鳥の正しい水浴びの知識を身につけて健康をサポートしてあげましょう。
この記事の目次
目次を閉じる文鳥になぜ水浴びが必要なのか
文鳥に健康に過ごしてもらうために水浴びは必要です。しかし「そもそもなぜ水浴びが必要なの?」「水浴びをしないとどうなるの?」このような疑問が湧きませんか?
今回はそのようなお悩みをお持ちの方に向けてなぜ水浴びが必要なのかについて解説していきます。
文鳥が必要な理由は
- 体を清潔に保つため
- 皮膚病予防
- ストレス発散
文鳥は体を清潔に保ったり臭いを防ぐためにも、水浴びはとても大切な習慣です。体を清潔にすることで、寄生虫の除去、脂粉の量の調節、痒みなどの皮膚病も防ぐメリットがあります。また水浴びは運動とストレス発散にもなります。
鳥に寄生するダニのうち、血を吸うワクモという吸血のダニがいます。ワクモは夜になるとケージの隅から出てきて血を吸います。血を吸われた時の痒みやワクモが動くムズムズ感によって、文鳥は夜間に突然暴れたりする子もいます。
ペットの文鳥を病気のリスクから避けるためにも水浴びをさせてあげましょう!
文鳥の水浴びはいつから?
水浴びの必要性が分かっても「雛から飼育する場合、いつ頃から水浴びをさせてあげればいい?」なんてことが気になりませんか?
文鳥の雛や幼鳥の場合は、生後約1か月から水浴びができるようになります。生後1か月より前ですと、まだ小さすぎて羽が生えそろっておらず、産毛は水をはじかないために風邪を引くリスクがあります。ですので羽がしっかり生え揃うまで水浴びを控えましょう。
これから文鳥を飼おうと考えている方は、飼い始める前から水遊びができる環境を整えておくことをおすすめします。
文鳥の水遊びには、バードバスという水遊び専用の容器があると、周りに水が飛び散りづらくなるのでおすすめです。
文鳥は水浴びの練習をしなくても自然にやり方を覚える
そもそも文鳥はみんな水が好きなのか疑問に感じませんか?文鳥は基本的には水浴びが大好きです。そして多くの文鳥は水浴びの練習をしなくても自然にやり方を覚えます。
しかし中には水浴びが苦手で嫌がる子もいます。無理に水浴びをさせようとするのはやめましょう。もっと水浴びが嫌いになってしまい、ストレスから体調不良の原因になります。
水浴びをしたがらない子には霧吹きで水をかけてみたり、遊びの延長で水に慣れさせてみたりすることがおすすめです
水浴びの頻度や時間帯は文鳥のペースに合わせる
文鳥の水浴びに関する注意点
安全に遊ぶためには必ずルールが必要ですよね。文鳥が安全に楽しく水遊びができるように、注意点をご紹介します。参考にしてみてください。
- 文鳥の水浴びでお湯の使用はNG
- 水浴び後に文鳥の体が渇いているか確認する
- 文鳥が水浴び後にくしゃみをしたら病気のサインの可能性
- 文鳥の水浴び用の水をこまめに入れ替える
文鳥の水浴びでお湯の使用はNG
水浴びというと、夏場に暑さしのぎで水を浴びるイメージがありますよね。文鳥は夏場だけではなく、冬場でも頻度や浴びる時間は短くなりますが水浴びをします。
冬場でも水浴びをすると聞くと、「冷水はかわいそうだからお湯で水浴びをしよう」なんて思ったりしませんか?。
冬場でもお湯を使うのは絶対NGです。 鳥の羽には水をはじくための油脂が塗られています。その油脂はお湯につかると溶けてしまい、羽毛が過剰に水分を含んで乾かすのに時間がかかることで、体温、免疫力が低下することで体調不良を引き起こす原因になります。
水浴び後に文鳥の体が乾いているか確認する
気持ちよさそうに羽を膨らませて水浴びをしている姿はとても可愛く、癒される光景ですよね。たくさん水遊びをした後は、頭から全身まで濡れていることが多いかもしれません。水浴び後は、文鳥の体がしっかり乾いているか確認するようにしましょう。
羽が濡れていると体温が下がってしまい、体調を崩してしまいます。特に冬場の水浴びをさせる時は、暖房などで室内の温度をあげたり、ケージ内にヒーターなどを入れて、体を早く乾かすことが大事です。
ドライヤーは早く乾かすことができる反面、文鳥に火傷をさせてしまう可能性があるので使用には細心の注意は払いましょう。また冬場は事前に暖房やヒーターなどの設備を整えておくと安心です。
文鳥が水浴び後にくしゃみをしたら病気のサインの可能性
飼っている文鳥がくしゃみをしていたら心配になりますよね。小さな文鳥が体調を崩すと取り返しのつかないことになってしまう場合があります。特に水浴び後は文鳥から目を離さず異変がないかしっかり観察しましょう。
水遊び後に羽の乾きが悪く、くしゃみをしている様子が見られた場合は、免疫力が低下して細菌やカビなどに感染している可能性があります。
くしゃみの症状が出る代表的な病気としては「副鼻腔炎」があります。くしゃみの他には、首を頻繁に振る、頭を止まり木にこすりつける、目をつむるなどの行動が多く見られます。
病気の可能性があるようでしたら、様子を見ずに早めに動物病院で診てもらいましょう。
文鳥の水浴びの用の水をこまめに入れ替える
水浴びが好きな文鳥には、きれいな水で遊ばせてあげたいですよね。水遊びの基本ポイントをご紹介しますので、参考にしてみてください。
特に水の汚れがひどい時や梅雨の時期、夏場に何度も水浴びをする場合には、1日に数回交換しましょう。
水は普通の水道水を使用
浄水器の水やミネラルウォーターを使うより、水道水の方が雑菌の繁殖が抑えられるので、水道水を使います。
水は常温を使用
夏場は水道水から出る水をそのまま使えます。冬場は水道水からの水は冷たいので、お部屋の温度を温かくして、水道水の水をしばらく常温になるまで置いてから使うと良いです。
文鳥に水浴びに関するまとめ
ここまで、人気の文鳥の水浴びの時期や頻度、注意点について解説しましたがいかがだったでしょうか?
今回の記事のポイントは
- 文鳥の雛や幼鳥の場合は、生後約1か月から水浴びができるようになる
- 水遊びの頻度や時間帯は、文鳥の好きなペースに合わせる
- 水浴び後は、文鳥の体がしっかり乾いているか確認する
- 文鳥が水遊びの後にくしゃみをしたら病気のサイン
- 水遊びの水は、水道水を常温にして毎日交換
文鳥が楽しく水浴びをする環境を作ってあげることで、文鳥もリフレッシュできますし、見ている人も癒されます。水遊びを通してたくさんコミュニケーションを取っていくことが大切です。
MOFFMEでは他にも文鳥のペット保険に関する記事を多数公開していますので、ぜひご確認くださいね!