うさぎがほりほりする心理を解説!止まらない・うるさい時の対策も紹介!のサムネイル画像

うさぎを飼っていると、飼い主の膝の上にほりほりしてくることや、タオルや服にもしている姿を見かけたことがあるかと思います。この行動にはどのような心理や意味があるのでしょうか?また、止まらない激しいほりほりが「うるさい」と感じ、やめさせる対策方法を探している方も多いと思います。そこでこの記事では、うさぎがほりほりをする心理や意味、止まらない激しいほりほりをやめさせる対策方法などについて解説していきます!

この記事の目次

目次を閉じる

うさぎがほりほりする心理・理由を解説!膝の上や服など飼い主にしてくる気持ちとは?

うさぎが小さな手足でまるで穴を掘るような姿は「ほりほり」と言われています


床や飼い主さんの膝の上、足元や人の服などを一生懸命ほりほりしている姿は、とてもかわいらしくて癒される飼い主さんも多いのではないでしょうか。


しかしなぜ、うさぎはほりほりをするのか気になりませんか?


この行動は大きく分けて3つの理由があります。

  • 本能的な行動
  • 遊んでいる 
  • 飼い主に気持ちをアピールしている

それぞれの理由や心理について詳しく解説していきますね。


ほりほりの心理や理由を理解することで、うさぎとの信頼関係がさらに深まりますので最後までご覧ください!

うさぎがほりほりする理由①本能的な行動

うさぎがほりほりするのは本能的な理由があります。ペットとして飼われているうさぎの祖先は「アナウサギ」であり、地下に穴を掘ってその中で生活していました。ほりほりする行動は先祖の「アナウサギの」遺伝的な要因によるものです。


そして、うさぎを観察していると、ほりほりしていた場所にゴロンと横になることをよく見ませんか?まさに寝床を作っている行為なんですね。


手足が傷になってしまうくらい激しくほりほりしている場合はやめさせた方がいいですが、それ以外の時は邪魔せずにそのまま好きなようにさせてあげると、うさぎのストレスの解消にも繋がります。


本能からくるものなので、その欲求を満たしてあげられるように、安全にほりほりできる場所を準備してあげてくださいね!

うさぎがほりほりする理由②遊んでいる

うさぎは遊びとしてほりほりしている場合があり、ご機嫌に遊んでいる時は、耳をピンッと立ててプウプウと高い音を鳴らしたり、しっぽを左右に振ったりしています。


ほりほりしやすいマットや、ほりほり専用ハウスを用意してあげると、「ほりほりしてほしくない場所をほりほりしている」のようなお悩みを解決することができます!


個体差はありますが、うさぎは好奇心旺盛で探求するのが大好きなので、新しいおもちゃを喜んでくれます。「わが子はどんなおもちゃでほりほりするのが好きだろう?」と選ぶ時間はとても楽しいですし、うさぎも喜んで遊んでくれるので、準備して環境を整えてあげましょう。

うさぎがほりほりする理由③飼い主に気持ちをアピールしている

うさぎが飼い主さんに向けてほりほりしてくる時は、遊んで欲しい、気にかけてほしいという気持ちをアピールしている場合が多いです。


人の膝の上や、背中、服にほりほりしてきたらなんだか放っておけませんよね。こんな時はすぐに遊んであげましょう。


うさぎはなでてもらうのが大好きなのでスキンシップをしたり、おもちゃを使って一緒に遊んであげると喜びます。


ただし、もし抱っこをしている時に服をほりほりして噛む時「離して欲しい」という意味の場合もあるので、すぐに離してあげてくださいね。

関連記事のサムネイル画像

うさぎの撫で方を解説!撫でると伏せる時のうさぎの気持ちとは?【うさぎ先生監修】

うさぎのほりほりが止まらない・激しい場合はやめさせるべき?


ほりほりが止まらない時や激しい時はどのように対応すればいいのでしょうか?


「ストップさせた方がいいのかな?」なんて心配になってしまいますが、本能なのでやめさせることはできないので、そのまま好きにさせてあげて大丈夫です。


また、ほりほりがあまりにも激しい場合や「ほりほりして噛む時」は、不満になっていることをアピールしている可能性があります。


ほりほりしながら

時は不満を感じているサインでもありますので、何が不満になっているのかうさぎをよく観察して原因を見つけて不満な部分を取り除いてあげてくださいね。

怪我や誤飲には十分気をつけよう

うさぎがほりほりしている時に1番気を付けることは「怪我と誤飲」です。


タオルなどの布類をほりほりした後に、そのまま噛んでいると間違って誤飲をしてしまう恐れがあります。


うさぎは胃の構造上吐くことができないため、フンと一緒に出てくるのを待つか、手術が必要になり深刻な状態になる可能性があります。口に入っても平気なワラ素材のものや、かじり木を近くに置いて噛む対象を他へ向けさせましょう。


また、ほりほりする物によっては爪を引っかけてしまい怪我する可能性もあります。


ガーゼ素材のタオルは爪が引っかかりやすいので避け、フリース素材のブランケットをほりほりする場所に置いておくと安心です。爪が伸びていると怪我に繋がるので、定期的な爪切りも忘れずにしてあげてください


うさぎは骨が薄く、足を引っかけただけでも骨折してしまう恐れがあるため、ほりほり中にケガしないように専用のマットを用意してあげたり、飼い主さんの注意が必要です。


ほりほりの後に手足を引きずっている様子があれば、すぐに動物病院にいきましょう。

関連記事のサムネイル画像

うさぎが骨折しているかも!骨折の見分け方、治療方法・費用についても解説

関連記事のサムネイル画像

うさぎにペット保険は必要?おすすめの人気ペット保険を徹底解説【2023年最新版】

うさぎのうるさいほりほりをやめさせる対策方法を原因別に紹介!

うさぎがほりほりをする理由は3つあり、やめさせる必要はないと解説してきましたが、早朝・深夜にほりほりが始まり、ほりほりの音で目が覚めてしまった経験がある飼い主さんも多いのではないでしょうか?


ほりほりがうるさいとどうにかしてやめてほしいですよね。そこでここでは、うさぎのうるさいほりほりをやめさせる対策方法を原因別に紹介していきます。


ほりほりの原因が

  • 遊び
  • 飼い主へのアピール
である場合は、うるさいほりほりの頻度を落としたり、行動を改善できる可能性があるため、それぞれについて解説していきますね!

うさぎのほりほりをやめさせる方法①「遊び」が理由の場合

「遊び」が理由でほりほりをしている場合は、環境を整えてあげると「うるさい」と感じるほりほりが減少する可能性があります。


例えば、

  • ほりほりをしてもうるさくない素材のおもちゃを用意する
  • ほりほり以外でも1人で遊べるおもちゃを増やしてあげる

などです。


うるさいほりほりの原因には、ほりほりをしている対象物の素材も関係しています。うさぎのほりほり専用のおもちゃはたくさん用意されていますので、専用グッズを導入してみると、ほりほりの頻度こそは減らせなくても、「うるさい」と感じることは減らせる可能性があります。


また、うさぎの遊びはほりほり以外にも

  • 走る・ジャンプ
  • かじる
  • 探索
などでも遊ぶことができます!ほりほり以外でも遊べるようにしてあげると、自然とほりほりの頻度も分散されていきますので、違う遊び方も導入してあげてくださいね!

遊びのサムネイル画像

うさぎと一緒に楽しめる遊び方とは?遊ぶ時間はどれくらいでおもちゃは何が好き?

うさぎのほりほりをやめさせる方法②飼い主へのアピールが理由の場合

「飼い主へのアピール」が理由でほりほりをしている場合は、

  • 散歩や運動・遊ぶ時間は十分か
  • ご飯の量は適切か(不足していないか)
  • うさぎにかまってあげている時間は十分確保できているか
  • トイレやケージ内の掃除はできているか

などを確認して、「うさぎが何を要求しているのか?」を理解してあげてください。


すべての要求を叶えてあげたいのが飼い主さんの気持ちだと思いますが、ほりほりするたびにうさぎの要求に応えてしまうと「ほりほりする=願いが叶う」と学習してしまい、エスカレートする可能性があるため、うさぎがほりほりをして飼い主へアピールする必要がないように、「要求される前に満たしてあげる」ことが大切です!


もしほりほりをしたアピールが止まらない場合には、無視をして「ほりほりをしても要求は叶わないよ」ということを覚えさせることも行動改善につながります。

うさぎがほりほりすることのまとめ

ここまでうさぎのほりほりについて解説してきました!


この記事のポイントは

  • うさぎがほりほりする理由は、本能的な行動・遊んでいる・飼い主に気持ちをアピールしていることの3つある
  • うさぎのほりほりはやめさせる必要はないが怪我や誤飲には注意!
  • うるさいほりほり対策は、1人で遊べる他のおもちゃを用意したり、ほりほりしてもうるさくない素材のおもちゃを用意すると対策できる
でした!

MOFFMEでは他にもうさぎや、うさぎのペット保険についての記事も多数公開していますのでぜひご確認くださいね!

記事モデル:うさぎのももこ

記事監修者「西森 史奈」

西森 史奈
MOFFME編集部うさぎ担当。愛玩動物飼養管理士、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。

すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という想いに共感しMOFFMEに参画。特に近年飼育頭数が増えているうさぎに着目し、飼い主とうさぎが長く一緒に幸せに暮らしていけるようにうさぎに関する正しい情報を発信すべく日々勉強中。