ペット連れが入れる避難所はこちら!ペットとの避難方法や注意点は?のサムネイル画像

日本全国各地のペットokの避難所を、一覧で紹介していきます。犬や猫を連れてペットと避難する際は、ペットとの同行・同伴避難が求められます。また、避難所生活で周囲の方に迷惑をかけないよう、飼い主さんが準備すべき持ち物や、必要なものについても紹介していきます。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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ペット可の避難所はどこ?震災時の避難方法や必要な対策なども解説!

「災害時にペットと入れる避難場所を知りたい」

「全国にぺットOK・ペットと避難可能な避難はある?マニュアルやルールも知りたい」


大災害が起こった際ににペットとどう避難生活を送るのか、避難場所はあるのかを心配する飼い主さんは、きっと多いことでしょう。


災害が起こった際にどう対処すべきか、どこに避難すればいいのか、必要なものは何か?


事前に知っておけば、うまく対処ができますよね。


今回「MOFFME」では、ペット可の避難所はどこにあるかや、震災時の避難方法や必要な対策などを徹底解説します。

  • 災害時、まず大切な事は、ペットと同行避難をすること
  • ペットを受け入れてくれない避難所も多くある
  • ペットを受け入れてくれる全国の避難所を紹介!
  • 大災害が起きた際、飼い主はどうする?避難所までの避難方法を解説!
  • 避難所でのペット連れの過ごし方、注意点
  • 避難準備のために準備すべきものは?用意すべき防災グッズは?
  • まとめ:ペットと避難所に避難する前に、準備することが大事!
災害時にペットと安全な場所へ避難するためにも、この記事をぜひ最後までご覧くださいね!


また、MOFFMEでは「ペット保険のおすすめランキング」など様々なおすすめコンテンツを紹介しているので、そちらも是非ご覧ください。

災害時、まず大切な事は、ペットと同行避難をすること


モデル:シェリル


災害時に最も大切なのは、ペットと同行避難をすること。


同行避難とは、ペットと共に避難所へ移動することを指します。


災害時には家にペットを残したままにせず、共に安全な場所へ逃げるべき。


同行避難をきちんと行い、大切なペットの命を守りましょう。


避難所ではペットと一緒に暮らせることもあれば、そうでないこともあります。


災害時にペット可の条件を付けている避難所は、「同行避難」「同伴避難」の2つに分けられるからです。


同伴可能避難所とは、ペットと人が共に同じスペースで過ごせる避難所のこと。


飼養スペースと人間の避難スペースは同じ場所であり、飼い主さんは大切なペットと共に避難生活を送れます。


しかし、全国的に見てもペット同伴で避難生活を送れる避難所は、非常に少ない傾向にあるのが事実。


多くのペット可避難所は、ペットと飼い主が別のスペースで過ごす同行避難を採用しています。


ペットはペット専用のスペースで、人は人の居住スペースで暮らし、必要に応じて散歩や餌やりなどの世話を行う形態の避難所が多いでしょう。


愛犬や愛猫、その他ペットと避難する際には、原則として「同伴避難」ではなく「同行避難」を行うと事前に理解しておきましょう。

ペットを受け入れてくれない避難所も多くある


モデル:シェリル


すべての自治体・市区町村の避難所が、ペットの同行避難を受け入れているわけではありません。


中には、ペットが一切入れない避難所も数多く存在します。


小型ペットはOKでも、大型犬などの受け入れは一切拒否している自治体も存在します。


エキゾチックアニマルなどの珍しいペットは避難できず、犬や猫のみを受け入れている避難所も多いです。


ご自身が飼っているペットがお住いの自治体で避難できるのかを、事前に確かめるのは大切。


近くにある避難所はペット同伴可能かを調べ、不可能ならば車中泊など他の手段を検討すべきでしょう。


ペット可の避難所でも受け入れ頭数が限界を迎えていると、避難を拒否される可能性もゼロではありません。


避難所に空きがないことを想定し、複数のペット可避難所を捜しておくと安心でしょう。

ペットを受け入れてくれる全国の避難所を紹介!


モデル:シェリル

「私の住んでいる地域には、ペットと入れる避難所はあるのかな?」

「住んでいる地域が田舎だけど、ペット可の避難所があるのか心配…」


上記のような疑問・悩みを抱える飼い主さんはきっと多いことでしょう。


ペットと入れる避難所・入れない避難所を知っておけば、避難がスムーズになります。


ここでは、ペットを受け入れてくれる全国の避難所事情を地域別に紹介します。

  • 北海道
  • 東北
  • 関東
  • 中部
  • 近畿
  • 中国・四国
  • 九州・沖縄
全国各地にあるペット可の避難所事情を網羅しているので、愛犬・愛猫と災害時に避難する際の参考としてこの記事をぜひご利用ください。

以下では、全国各地の避難所を紹介していきます。

北海道

北海道にあるペット可の避難所情報は、以下の通りです。


【北海道にあるペット避難所一覧】

  • 札幌市内の各区役所や保健センター
  • 札幌市保健所の屋外
  • 札幌市動物管理センター
  • 旭川市・函館市・北斗市のすべての避難所 など

ペット同行避難の受け入れは、北海道の多くの市で実施されています。

しかし、どの市でもペットの使用スペースは屋外に定められているようです。

体調の良くない愛犬・愛猫は、北海道で災害が起きたときに同行避難をすべきではないかもしれません。

一時的に避難を行い、しばらくしたらペットのみを動物病院やホテル、親戚の家などに預ける方が安全でしょう。

東北

東北にあるペット可の避難所情報は、以下の通りです。


【青森県】

青森市立造道中学校では、ペットが室内で飼い主と共に過ごせます。

自治体の避難所や小中学校でペットを受け入れていますが、基本的に外での飼育が推奨されているようです。


【岩手県】

岩手県でペット受け入れを行っているのは、一部振興センターや体育館などの公共施設です。

北上市の一部交流センターや体育館では、愛犬・愛猫の屋内飼育が可能なところもありますよ。

【山形県】

山形県山形市では、ペット使用スペースを屋内のピロティに定めています。

雨風をしのぐことが可能な場所に避難できるため、ペットも安心して過ごせるでしょう。


【福島県】

福島県福島市では、ペットの同伴避難を行っています。

ペットと過ごせるテントが設立されるため、飼い主とペットがずっと一緒に過ごせるのは嬉しいですね。


【宮城県】

宮城県では指定避難所ごとに運営委員会があり、ペット受け入れの方針は違います。

詳しくは、お近くの避難所に問い合わせする必要があるでしょう。


【秋田県】

秋田県の公共施設を使った臨時避難所では、原則ペットは同行避難となります。

ペットと人が過ごす場所は別々になるほか、吠え癖などがあるペットは受け入れを拒否される可能性もあるため気をつけましょう。

関東

関東にあるペット同行可能の避難所の情報は、以下の通りです。


【東京都】

東京都ではほとんどの避難所で、ペットの同行避難が可能。

中でも足立区や大田区、葛飾区などはすべての場所でペットの同行避難ができます。


【茨城県】

茨城県の公式ホームページでは、ペットと同行避難できる避難所を掲載しています。

自治体により避難の可否は違うため、詳しくはお住いの自治体に問い合わせましょう。


【栃木県】

栃木県の中でも、栃木市・大田原市・宇都宮市などではペットの同行避難が可能です。

自治体により避難の可否は違うため、詳しくはお住いの自治体に問い合わせましょう。


【群馬県】

群馬県の避難所の多くは、ペットとの同行避難が可能です。

自治体によっては屋根付きのペット同行者仮設避難所や、車中泊専用スペースを用意していることもあります。


【埼玉県】

埼玉県では「一般飼い主さん用ペット同行避難ガイドライン」を作成し、ペットと飼い主の避難が円滑に進むよう取り組みを行っています。

ペット用避難スペースを避難所に用意している自治体も多いため、動物と共に避難がしやすい県だといえるでしょう。


【千葉県】

千葉県の各市の公式サイトでは、ペットと同行避難可能な避難所を掲載しています。

避難に関するマナーや動物の飼養場所の有無も記載されているため、お住いの自治体サイトを確認しペットが同行避難できる場所を探しておきましょう。


【神奈川県】

神奈川県では、ペットとの災害時避難にそなえリーフレットを配布しています。

避難可能な避難所は各市のホームページに記載されているため、お住いの市のホームページを確認しておきましょう。

中部

中部地方にあるペット同行可能の避難所は、以下の通りです。


【愛知県】

愛知県では市立小中学校、一部の高校に限り、ペットと避難することができます。

同行避難は可能ですが、基本的に飼い主とペットの避難スペースは異なる点には気をつけましょう。


【岐阜県】
岐阜県の岐阜市・各務原市・関市・岐南町・笠松町にお住いの方は、「犬のしつけ教室ONELife」に作られた動物用避難所を利用可能です。

「NPO法人 人と動物の共生センター」が作成した「うちトコ動物避難所マップ」を活用すれば、同行避難できる避難所を検索することもできます。


【静岡県】
静岡県の公式サイトでは、「避難所のペット飼育管理ガイドライン」を作成し同行避難するペットの居場所などを詳しく公開しています。

小中学校のサッカーゴール内や渡り廊下をペットの避難所として活用する自治体が、静岡県では多いようです。

参考:静岡県/避難所のペット飼育管理ガイドラインの作成


【山梨県】

山梨県の「甲州市民文化会館」「勝沼市民会館」「甲州市役所」「大和支所」では、ペットが同行できる専用スペースが設営されます。

上記以外の場所がペット同行避難可能かは、各市町村にお尋ねください。


【長野県】

長野県の各避難所では、小型ペットの受け入れを行っています。

大型犬などの受け入れは原則行っていないため、該当するペットと暮らしている方は車中泊などを検討すべきでしょう。

自治体により避難の可否は違うため、詳しくはお住いの自治体に問い合わせましょう。


【福井県】

福井県はペット同行避難を推奨しているものの、該当する避難所を公開している自治体は少ないです。

自治体により避難の可否は違うため、詳しくはお住いの自治体に直接問い合わせるべきでしょう。


【石川県】

石川県金沢市にある動物愛護管理センターでは、犬や猫を一時的に預かるためのプレハブ棟を常設。

野々市市では愛犬と避難できる施設「ドッグラウンジD.E(デー)」を避難所として災害時に提供する協定も結ばれています。

その他の市町村のペット同行避難に関する情報は、お住いの自治体に直接お問い合わせください。


【富山県】

富山県砺波市にある「スカイラボ」では、ペットと飼い主が一緒に過ごせる同伴避難が可能です。

県の取り組みとしてペット避難可能避難所が行う避難訓練も実施されているため、自治体のペット避難可能場所を探したい方は参加するのもよいでしょう。


【新潟県】

新潟県新潟市の各小中学校では、ペットの同行避難が可能。新潟県三条市では、ペット同伴可能な仮設テントを設置した避難所も用意されています。

その他の市町村のペット同行避難に関する情報は、お住いの自治体に直接お問い合わせください。

近畿

近畿地方にあるペット同行可能の避難所は、以下の通りです。


【三重県】

三重県松阪市の「三十三銀行アリーナ」や各小中学校では、ペットの同行避難を受け付けています。

その他の市町村のペット同行避難に関する情報は、お住いの自治体に直接お問い合わせください。


【滋賀県】

滋賀県はペット同行避難を推奨しているものの、該当する避難所を公開している自治体は少ないです。

自治体により避難の可否は違うため、詳しくはお住いの自治体に直接問い合わせるべきでしょう。


【京都府】

京都府公式サイトでは、ペットと同行避難できる避難所一覧を配布しています。

受け入れ避難所の場所や備考も詳しく記載しているため、PDFデータをダウンロードしぜひ活用しましょう。


【大阪府】

大阪府はペット同行避難を推奨しているものの、該当する避難所を公開している自治体は少ないです。

自治体により避難の可否は違うため、詳しくはお住いの自治体に直接問い合わせるべきでしょう。


【兵庫県】

兵庫県芦屋市では拠点避難所である小学校でペットの同行避難を許可しています。

その他の市町村のペット同行避難に関する情報は、お住いの自治体に直接お問い合わせください。


【奈良県】

奈良県広陵町のホームページでは、ペットと同行避難できる避難所を公開しています。

その他の市町村のペット同行避難に関する情報は、お住いの自治体に直接お問い合わせください。


【和歌山県】

和歌山県田辺市の公式サイトでは、ペットと同行避難できる避難所と飼養スペースの公開を行っています。

その他の市町村のペット同行避難に関する情報は、お住いの自治体に直接お問い合わせください。

中国・四国

中国・四国地方にあるペット同行可能の避難所は、以下の通りです。


【岡山県】

岡山県総社市の市庁舎など3カ所では、ペット専用の避難スペースを利用可能です。

その他の市町村のペット同行避難に関する情報は、お住いの自治体に直接お問い合わせください。

参考: 【防災施策】避難所でもペットと一緒に 岡山・総社市が庁舎など3カ所開放 | TEAM防災ジャパン


【広島県】

広島県熊野町の「熊野東防災交流センター」では、犬や猫などを計30頭収容できる、専用の飼養スペースを設立しています。

県獣医師会が管理する施設で長期預かりも可能なため、災害時にはぜひペットを預けましょう。


【鳥取県】

鳥取県はペット同行避難を推奨しているものの、該当する避難所を公開している自治体は少ないです。

自治体により避難の可否は違うため、詳しくはお住いの自治体に直接問い合わせるべきでしょう。


【島根県】

島根県の公式サイトでは、各自治体の避難所を公開しています。

ペット可かどうかの記載はなされていないため、近くの避難所を検索しペット同行可能かを直接問い合わせるのがよいでしょう。


【山口県】

山口県萩市の「萩市総合福祉センター」では、ペット同行避難の受け入れを実施しています。

山口市の公式サイトでは、各地域にある避難所も公開。

ペット可かどうかの記載はなされていないため、近くの避難所を検索しペット同行可能かを直接問い合わせるのがよいでしょう。


【香川県】

島根県の公式サイトでは、各自治体の避難所を公開しています。

ペット可かどうかの記載はなされていないため、近くの避難所を検索しペット同行可能かを直接問い合わせるのがよいでしょう。


【徳島県】

徳島県はペット同行避難を推奨しているものの、該当する避難所を公開している自治体は少ないです。

自治体により避難の可否は違ううえに、ペット可の避難所が無い地域もあります。お住いの自治体に直接問い合わせ、避難所の有無をまずは確認しましょう。


【愛媛県】

愛媛県はペット同行避難を推奨しているものの、該当する避難所を公開している自治体は少ないです。

自治体により避難の可否は違うため、詳しくはお住いの自治体に直接問い合わせるべきでしょう。


【高知県】

高知県高知市ではペットの室内避難を原則禁止しています。避難の際には屋外や人の避難スペースとは異なる場所で、ペットを過ごさせることになるでしょう。

なお、自治体により避難の可否は違います。詳しくはお住いの自治体に直接問い合わせてください。

九州・沖縄

九州・沖縄地方にあるペット同行可能の避難所は、以下の通りです。


【福岡県】

福岡県久留米市には、ペットと同伴避難できる「サイクルファミリーパークわんぱく童夢館」があります。

県内でペット同伴可能な避難所は、小中学校である事が多いです。避難所の詳細は、各市町村の公式サイトなどを使い確認できます。

【佐賀県】

佐賀県佐賀市西与賀町には、ペット同伴可能な「市立野球場・ブルースタジアム」があります。

県内でペット同伴可能な避難所は、小中学校である事が多いです。避難所の詳細は、各市町村の公式サイトなどを使い確認できます。

【長崎県】

長崎県のペット同行避難可能な避難所の状況は、県の公式サイトにある「ペット同行避難の状況(市町別)」で確認できます。

【熊本県】

熊本県熊本市の「アクアドームくまもと」では、ペットの同伴避難が可能です。

県内の小中学校の多くでも、ペットの同伴・同行避難は認められています。

【鹿児島県】

鹿児島県鹿屋市の「鹿屋市農業研修センター」では、ペットの同行避難が可能です。

その他の市町村のペット同行避難に関する情報は、お住いの自治体に直接お問い合わせください。

【沖縄県】

沖縄県の公式サイトでは、各自治体の避難所を公開しています。

ペット可かどうかの記載はなされていないため、近くの避難所を検索しペット同行可能かを直接問い合わせるのがよいでしょう。

大災害が起きた際、飼い主はどうする?避難所までの避難方法を解説!


モデル:シェリル

もし愛するペットと暮らす街に大災害が起きたら、飼い主さんはどのように行動するべきなのでしょうか?


災害時に取る対応・行動を知っておき、愛犬・愛猫と共に安全な場所へ避難したいと願うのはどの飼い主さんにも共通した願いでしょう。


大切なワンちゃん・ネコちゃんを守るためには、災害が起こる前に避難の予行練習を行っておくのが大切です。


この章で避難所までの避難方法をステップごとに詳しく解説するので、ぜひ予行練習の参考にしてくださいね。

  • ①:まずは自分が隠れる!余裕があればペットを呼び寄せる
  • ②:リードを着けて、ケージやキャリーバッグに入れる
  • ③:自分とペットに靴を履かせる
  • ④:ペットOKの避難所に避難する
以下では、各ステップを徹底解説します。

①:まずは自分が隠れる!余裕があればペットを呼び寄せる

飼い主さんが災害時に死亡してしまっては、大切なペットの命を守ることはできません。


災害が起こったら、真っ先に自分が安全な場所に隠れるようにしてください。


避難が完了し、余裕を手に入れたらペットを自分のもとに呼び寄せましょう。


普段からペットの名前を呼び、自分のところに来させる訓練をしておけば、万が一の字体にも備えられるでしょう。


ワンちゃんはしつけができる動物、呼ぶとこちらにやってくることが多いため災害時にはこの方法が使えますね。


問題は気まぐれな猫ちゃんの場合。猫はなかなか呼んでも飼い主の元に来ないため、名前に反応するかは生死を分ける重要な要素となります。


猫を呼び寄せるポイントは、威圧感を出さない呼び方をすること。


威圧感を感じると猫は逃げるため、腰を下ろして目線を下げ名前を呼び「名前を呼ばれるのは怖くない」と認識させておいてください。


飼っているのが小型犬などの小さなペットなら、避難時に抱えて一緒に机などの下に入るのもおすすめですよ。

②:リードを着けて、ケージやキャリーバッグに入れる

愛犬・愛猫と安全な場所に避難出来たら、次はケージやキャリーバッグにペットを入れ、避難させる作業に移ります。


ワンちゃんの場合は首輪かハーネス、猫ちゃんには首輪をまず装着。


次に、ケージから驚いて逃げても安心なように、リードをつけキャリーバッグやケージにペットを固定してください。


そのままケージなどに愛犬・愛猫を入れると、災害時に物音などに驚いてケージを破壊し逃げてしまうリスクがあります。


それを防止するためにも、必ずワンちゃん・ネコちゃんにはリードを付けケージに固定せねばならないのです。


首輪には鑑札や迷子札をつけ、ケージ内には予防接種の証明表などを貼っておくとよいでしょう。


神経質な犬や猫の場合、パニックでペットが逃げ出さないよう、ケージの扉はガムテープなどで固定しておくのがおすすめです。

③:自分とペットに靴を履かせる

大型犬などケージに入れての避難が難しい動物は、歩いて避難所まで移動することになりがちです。


歩いて移動する人間はもちろん、同行ペットが大型犬の場合は彼らにも靴を履かせてください。


災害時に飛び散ったがれきの上を歩くと、ペットは怪我をしてしまいがちです。


災害用シューズをはかせておけば、大型の愛犬も安全に移動ができるでしょう。


犬用災害シューズは通販でも販売されていますが、いざ履いてみるとサイズ感が合わないこともしばしば。


シューズは極力通販ではなく、実店舗に赴き購入するのがよいでしょう。


災害時にシューズを適切に使えるよう、試着会などに行き実際に愛犬に靴を履かせ購入するのが、特におすすめですよ。


やむを得ず通販で災害シューズを購入する場合には、事前に届いた商品の試着をお忘れなく!

④:ペットOKの避難所に避難する

ペットと人間の避難準備ができたら、避難物資を持って一緒にペットOKの避難所へ避難しましょう。


事前に調べておいたペット可の避難所の中でも、最も近い場所にまずは避難を行ってください。


定員オーバーなどで受け入れが不可能な場合に備え、第2候補・第3候補の避難所を見つけておくと災害時にも安心でしょう。


避難可能な避難所が見つかったら、受付を済ませペットを係の人に預けます。


所定の手続きが終わったら、自治体の係員に避難所でのペットの管理方法を質問しておきましょう。


トラブルを防ぐためにも避難所でのペットの世話の仕方や食事の管理方法、散歩などの可否は必ず聞いておいてください。

避難所でのペット連れの過ごし方、注意点


モデル:シェリル

「避難所ではペットとどのように生活すればいいの?」

「避難生活中に守るべきマナーはある?支給品などはあるのかな?」


上記のような不安・疑問を抱いている方はきっと少なくないことでしょう。


人間とペットの避難所での待遇は、少し違いが出てくるもの。


避難所での過ごし方や注意点を知っておけば、戸惑うことなく避難所でペットと暮らせるでしょう。


避難所でのペット連れの過ごし方における注意点は、以下の3つです。

  • 周りの方に迷惑をかけないよう、周囲の人に配慮する
  • ペットフードやペット用品は基本配られないので、自分で準備する
  • 避難所に受け入れ拒否された時は、車中泊も視野に入れる
周囲のペットや避難者の方に迷惑をかけないよう上記のマナーをしっかり守り避難所では行動してくださいね。

以下では、各項目を詳しく解説します。

周りの方に迷惑をかけないよう、周囲の人に配慮する

避難所にはペット飼育者のほかにペットを飼育していない方も、共同生活を送っています。


犬や猫を飼っていない方にとって、抜け毛や臭い、犬の吠える声などは時にストレスになりがちです。


ペットを飼っている方同士でも吠え声や排泄物の処理、散歩の時間などがきっかけでトラブルに発展するケースもあります。


ペット可の避難所で動物と生活する際には周囲に配慮し、すべての人が快適に過ごせるよう努力すべきです。


愛犬・愛猫が原因のトラブルを防ぐためにも、最低限のマナー・ルールは必ず守ってくださいね。


避難所で過ごす際のルールが分からない場合には、ひとりで悩まず周囲の方にルールを尋ねるのもよいでしょう。

ペットフードやペット用品は基本配られないので、自分で準備する

「災害時には人間と同じように、ワンちゃん・ネコちゃんの食事は配られないのかな?」


上記の疑問を抱える人も、きっと少なくないでしょう。


人間と違い、ペットの食事補助は多くの避難所で実施されていません。


フードだけでなくペット用品なども、ご自身で用意する必要があります。


避難所に赴く際には事前に作っておいた災害キットを持っていくのがおすすめ。


キットの中に愛犬・愛猫のフードや薬、ペット用品を入れておけば、食事やお世話に困らなくなりますよ。


避難生活を快適に送るためにも、災害用物資は普段からしっかり用意しておいてください。

避難所に受け入れ拒否された時は、車中泊も視野に入れる

大型犬を避難させる場合、避難所によっては受け入れを拒否される可能性もあります。


小型犬や猫、小動物でも定員オーバーの場合、受け入れが難しいと断られることもあるでしょう。


事前に調べておいた避難所で受け入れを拒否されたときには、車中泊なども検討しましょう。


事前に人間用の保存食やドッグフード、水などを積んでおけば車は愛犬・愛猫との生活拠点になり得ます。


災害時に備え車の中に、必要な物資を積んでおくのもよいでしょう。


車中泊が長期化する場合、エコノミークラス症候群に注意せねばなりません。


水をしっかりとれるよう、多めに積んでおけば長期車中泊の際も安心ですね。

避難準備のために準備すべきものは?用意すべき防災グッズは?


モデル:シェリル

「ペットとの避難生活…何を用意しておけばいい?」

「ペットの災害用キットの中には何を入れたらいいんだろう?」


災害に備え物資を調達している人の中には、上記の悩みを抱えている方もいるでしょう。


ここでは、避難準備のために準備すべきものや防災グッズを分かりやすく徹底解説します。


揃えたい飼育用品・防災グッズは以下の3つです。


  • ペットフードと3日分の水・薬
  • ペット用品
  • 飼育手帳やペットの成長情報
以下では、各項目を詳しく紹介します。

ペットフードと3日分の水・薬

ペットフードや薬、水などは愛犬・愛猫が生きるために必須なもの。


避難用の防災グッズの中には、必ず3日分程度を常備しておきましょう。


持病があるペットの場合、避難所で出される救援物資や代わりのフードを与えるのも困難になるケースが多いです。


偏食があり「これしか食べない…」という子の場合にも、市販フードなどが適さない可能性が。


代用食を受け付けない可能性があるペットの場合、少し多めに食事を持っていくようにすると安心でしょう。


災害時にワンちゃん・ネコちゃんが食事に困らないよう、きちんと食べ物や水は用意すべき。


命に関わる薬なども、獣医師に相談の上災害セットに備蓄をしておきましょう。

ペット用品

ペットと同行避難をする際には、ご自身でペット用品を飼養スペースに持ち込まねばならない場合がほとんどです。


以下のような生活に欠かせないペット用品も、避難セットには常備すべきでしょう。


【災害キットに入れておきたいペット用品】

  • 予備の首輪やリード
  • トイレ用品
  • 食器
  • お手入れ用品
  • 排泄物処理用のビニール袋
  • 洗濯ネット(猫の場合)
  • ガムテープやマジック
  • 靴や靴下(大型犬の場合) など
飼育用品を間違えて使うトラブルが発生しないよう、持っていく飼育用品には全て名前を記入しておいてください。

災害時にペットはストレスを感じているため、「普段通り」でない飼育用品を受け付けない可能性があります。

用意する飼育用品は極力普段と同じものに揃えておくと、ペットのストレスを軽減できるでしょう。

飼育手帳やペットの成長情報

ペットの飼育記録などを手帳にしたものは、災害時に必ず持ち歩くべきです。


以下の情報を記した飼育・成長手帳を一冊作り、防災グッズの中に入れておきましょう。


【ペットのために作成する手帳に記したい内容】

  • かかりつけ病院の情報
  • ワクチン接種の情報
  • 飼い主の連絡先
  • ペットの写真
  • 生年月日などのペットの基本情報
  • ペットの持病の有無と使っている薬の種類
  • マイクロチップの装着有無 など
自治体によっては公式サイトにて、ペットの防災手帳を配布しているところもあります。

防災手帳には記しておきたい情報を書く欄があるため、それに沿って情報を記入するだけで簡単にペットの防災手帳が作成可能。

PDFなどでダウンロードできる防災手帳を探し、ぜひ愛犬・愛猫のために手帳を作ってみてはいかがでしょうか。

まとめ:ペットと避難所に避難する前に、準備することが大事!

いかがだったでしょうか。


この記事で解説した内容をまとめると、以下の通りとなります。

  • 災害時、まず大切な事は、ペットと同行避難をすること  
  • ペットを受け入れてくれない避難所も多くある
  • ペットを受け入れてくれる全国の避難所を紹介!
  • 大災害が起きた際、飼い主はどうする?避難所までの避難方法を解説!
  • 避難所でのペット連れの過ごし方、注意点
  • 避難準備のために準備すべきものは?用意すべき防災グッズは?
災害時にペットと避難する際には、同行が原則です。

一緒に過ごす同伴はできないことが多いため、必要な飼育用品はしっかり揃えておきましょう。

全国にある避難所の中には、ペットを受け入れてくれない場所もあります。

この記事を参考にペット可の避難所を探し、ペットと共に安全な場所へ避難できるよう対策を取ってくださいね。

MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関するおすすめ記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!