うさぎのお留守番は何日が限度?寂しい・拗ねる?準備や注意点も解説!のサムネイル画像

「家を空けたいんだけどうさぎって留守番できるのかな?できるとしたら注意点はなんだろう?」この記事ではそんな悩みを抱えている方へ、うさぎを安心安全にお留守番させる為に必要な事前準備、ペットホテルやペットシッター、知り合いに預ける場合の注意点等をまとめています。

この記事の目次

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うさぎはお留守番ができる?何日が限度?

うさぎは事前準備さえしっかりすればお留守番ができる動物です。


何時間・何日留守番してもらうかによって「準備」の内容は変わってきますが、いずれの場合でも

  • 十分な餌
  • 十分な水
  • 快適な室温・湿度

の3つは絶対条件として揺らぎません。


「留守番の限度は?」とはよく聞かれますが、飼育環境・性格などによるものの、最低限この3つが完備されているのなら2泊3日までならギリギリ可能です。


逆にこの3つがしっかり揃えられないのなら「数時間の留守番でも危ない」と心得ておきましょう。うさぎはそれだけ繊細な生き物で、出来る事なら留守番はさせない方がいいのです・・・。


そうはいっても急用や仕事の都合など、どうしても留守番させなければならない事もあるでしょう。そこでここではうさぎに留守番をさせる上で必要な事前準備について

  • 数時間・半日の留守番
  • 丸々一日の留守番
  • 一泊二日の留守番
  • 二泊三日の留守番
  • 三泊以上のお留守番

といった様に「留守番の長さ」別に解説していきますので、是非とも安心安全なお留守番に備えて参考にして頂ければと思います!

仕事などで家を空ける数時間・半日のお留守番はできる?

仕事などで数時間から半日家を空ける程度なら、うさぎは何の問題もなくお留守番する事ができます。留守番をさせる前に

  • 牧草をたっぷり入れておく
  • 新鮮な水をたっぷり入れておく
  • エアコン・空調設備で温湿度を一定に保っておく

などの備えさえしっかりしていれば、何か問題が起きるとは考えにくいでしょう。


ただし、夏場の留守番に関しては、例え数時間の留守番でも注意が必要です!うさぎは暑さに極端に弱い動物ですので、エアコン・空調設備による温湿度管理は徹底しなければいけません。


家を出る直前は、割と涼しくても、昼頃になると途端に暑くなることは多いです。もしフル稼働による電気代が心配ならば、せめてエアコンのタイマー機能を利用するなどして「暑くなる時間帯」だけはエアコンが効くようにしてあげてくださいね。

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丸々一日のお留守番はできる?

仕事の都合や日帰り旅行などで「丸々一日」家を空ける場合でも、家を出る前にきちんと備えをしてあげれば、うさぎのお留守番は可能です。


この場合、上記の「数時間~半日留守番させる場合」の準備に加えて、家を出る時にペレットを朝夕2回分エサ入れに入れておきましょう。また退屈を感じたうさぎがエサ入れをひっくり返してしまわないように、固定式のエサ入れを利用する事をお勧めします。


ただ食欲旺盛なうさぎの場合、夕方までにペレットを食べきってしまう事もあり得ますので、自動給餌機の利用も検討してみてください。


運動させなくて大丈夫?

うさぎを丸々一日ケージに拘束するのを可哀想に思い、開放したケージをサークルで囲っておき、いつでも運動できるように・・・と考える人もいます。これ、お気持ちは凄くわかりますが・・・やめておいたほうがいいでしょう。


うさぎは半日程度運動しなくても平気ですし、万が一サークルを飛び越え、餌と水のあるケージに戻れなくなれば一大事です。うさぎは半日以上絶食状態が続けば「脂肪肝」という障害を引き起こし、最悪死に至ってしまうからです。


どうしてもという事なら、サークルを結束バンドなどでがっちりと固定し「絶対に飛び越えられないように」しておきましょうね。

一泊二日のお留守番はできる?

一泊二日の外出をする場合「さすがにペットホテルに預けたほうがいいのかな?」と思われるかもしれません。でも一泊二日程度なら、環境が急変してしまうペットホテルに預けるよりも、備えを徹底した上で、家でお留守番をしてもらったほうが、うさぎにとってストレスは少ないです。


具体的には一泊二日のお留守番においては

  • 給水ボトルは2本用意しておく
  • 牧草は溢れるくらいたくさん入れておく
  • 自動給餌機を利用する
  • エアコン・空調設備をフル稼働させておく
  • 質の高いペットシーツを敷いて臭いや汚れを防ぐ

などの備えが推奨されます。


給水ボトルを2本用意しておくのは、水がなくなったり、トラブルで水が出なくなった時等に備えてのもの。ペットシーツを使うのは、ケージ内の衛生状態を高く保つ為です。


自動給餌機は必須ではないのですが、たとえあらかじめ3食分入れておいたとしても、食欲旺盛の子の場合「1日で食べきってしまい、次の日食べられなくなる」といった事があり得るので、あったほうが安心です。

二泊三日のお留守番はできる?

個体差や飼育環境にもよるのですが、一般論としてうさぎのお留守番は二泊三日までが限度といわれています。


「二泊三日の留守番、全く問題なかったよ?」という声もよく聞くのですが、やはり2泊も留守にするともなると

  • 食事の鮮度低下
  • 給水ボトルのトラブル
  • トイレなどの衛生面の悪化
  • エアコン・空調設備のトラブル(故障・停電等)

等々不安要素は飛躍的に増大するので、このあたりから「ペットホテルやペットシッターに預ける」といった選択肢を検討していくべきでしょう。


二泊三日の留守番における注意点

ただ性格によっては、違う環境で過ごす事を極度にストレスに感じる子もいるので、その場合「一泊二日の時の備えをより徹底」した上で留守番させるようにしてください。


特に「水切れ」には注意しましょう。2泊以上も留守にしていれば、

  • 口金が閉まってしまう
  • 口金が緩んで水が全部流れ落ちる

などのトラブルで、水が飲めなくなってしまう事は稀にあります。だから保険に給水ボトルを2本設置して、絶対に水を切らさないようにしてください。


衛生面の悪化」についても注意が必要で、2日間で相当汚れと臭いが相当蓄積されると考えられるので、いつもより大型のトイレを設置する、吸水性に優れたトイレシーツを使う等して、衛生面が保たれるよう最大限配慮してあげましょう。

三泊以上のお留守番はできる?

3泊以上家を空ける」となると、よほど安全な庭で放し飼いにしているでもない限り、留守番してもらうのではなく、ペットホテルや知り合いに預ける方向性で考えましょう。


ペレットをどれ程大量に入れておいたとしても、3日、5日、1週間も経てば湿気って食べれたものではなくなってしまいます。ペレットの問題は自動給餌機でクリアできるかもしれませんが、水の傷み、衛生環境の悪化は避けられません。


そして何より3日も5日もケージに箱詰めは可哀想です・・・!


うさぎの立派な足筋って何の為についてるかって「走る為」ですし、うさぎは元々半径100m程を縄張りとしている動物ですから、どんなに広くても80㎝程度しかないケージの中にず~っと閉じ込められていたら、それはもう大変なストレスですよ。


だから3泊以上するなら、基本的な世話以外でも、決まった時間にケージから出して遊ばせてくれたりもする様なペットホテルやペットシッター、もしくは知り合いに預けるべきなのです。

うさぎはお留守番中寂しい?拗ねる?ストレスは溜まる?


しっかり事前準備さえしてあげれば、日数に限度はあれど「うさぎの留守番は可能」であると解説してきました。しかしそれでも、生命維持とは別の部分・・・「寂しさ」や「ストレス」などの心配をされる方は多いです。


確かに活発な子ほど、留守番中ずっとケージの中に箱詰めになっているのは、ストレスである事に間違いありません。飼い主さんに懐いている子なら「寂しい」とも感じるでしょう。


留守番させる事で「うさぎが感じる感情」を正しく理解しようとする姿勢は、今後も良好な関係を続けていく上で大切な事ですね!そこで以下では

  • うさぎはお留守番中寂しい思いをしている?
  • うさぎはお留守番をすると拗ねる?
  • うさぎはお留守番をするとストレスが溜まる?

という疑問について解説していきますので、気になる方は参考にしてみてくださいね!

うさぎはお留守番中寂しい思いをしている?

うさぎの感情を正確に推し測る事は難しいです。


それでもうさぎは元々群れて暮らす動物ですし「足ダンで他の仲間に危険を知らせる」といったような社会性を持ち合わせています。なので飼い主さんに懐いており、仲間意識を持たれているなら「いなくて寂しい」いう感情を向けられる事はあると思います。


一方で、うさぎは元々、一羽だけで寝たり餌を探したり食べたり等「単独行動も多い動物」です。「寂しい」と感じる事はあるかもですが、それが過度なストレスに結びついたりはしないので、その点は安心してください。


「寂しいと死ぬ」の出どころ

昔はよく「うさぎは寂しいと死んでしまう」なんて言われていましたよね。


勿論これは都市伝説に過ぎず科学的根拠がありません。この風説の出どころは確かではありませんが、うさぎの「元気そうに見えても本能で弱っているのを隠す」習性に起因する可能性はありそうです。


今まで元気だったのに、留守中に病気などで急死してしまったのを受けて「寂しいから死んでしまったんだ」という誤った解釈が広まっていったのかもしれません。

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うさぎはお留守番をすると拗ねる?

野性のうさぎは一日の大部分を単独で過ごしているので、ペットのうさぎについても一羽でいること自体は全然平気です。なので留守番で長い間一羽にさせたからといって「怒って拗ねる」といった、人間のような行動をするうさぎは多くはありません。


ただ留守番後に

  • ケージに手を入れると怒る
  • 撫でようとするとひっかいてくる
  • お尻を向けて無視する
  • 近寄ってこない

等々「飼い主への態度が変わった」という話は結構聞くんですよね・・・。


こういった変化の背景を正確に推し測る事は難しいのですが、確かな事はうさぎも人間と同じように「嬉しい!」「楽しい!」「むかつく!」という喜怒哀楽の感情を持つという事。

  • 楽しくて興奮している時にピョンピョン飛び跳ねる
  • 飼い主に甘えたい時にプゥプゥ鼻を鳴らす
  • 何か気に入らない事があるとしきりに足ダンをする
  • 何か物凄いストレスを感じている時にゴリゴリ歯ぎしりする
  • 極度な恐怖心を感じるとキーキー甲高い音を発する

うさぎってポーカーフェイスなだけで、色々な仕草で精一杯感情を伝えてくれるんです。


なので留守中の置いてけぼり感不満から、飼い主に怒りを抱いてしまい、いわゆる「拗ね」の様な行動に結びついている可能性は十分に考えられます。


だとしたら「飼い主が好きだからこその行動」なので、留守でいなかった分、たっぷりスキンシップをとってあげれば、機嫌を直してくれることでしょう。

うさぎはお留守番をするとストレスが溜まる?

しっかりと備えをしてあげれば、うさぎは留守番が出来ない動物ではありません。


ただしケージの中で一日中拘束を強いられるのは、もともと大自然の中駆けまわっていたうさぎにとっては「不自然の状態」であり、不自然の状態が長く続けば当然ストレスも溜まります。


「ストレスは万病の元」というのは、ペット界屈指に繊細なうさぎにこそ当てはまる言葉ともいえ、うさぎはストレスを溜めると

  • 足ダンを繰り返してソアホック
  • 歯ぎしりを繰り返し不正咬合
  • 毛をむしり続けてうっ滞

といったように、様々な重い病気になるリスクを抱え込んでしまうのです。


だからこそ、どうしてもうさぎを留守番させねばならないのなら、飼い主さんには「留守中にうさぎが極力ストレスを感じず済むような環境」を作ってあげる事が求められるのです。


ちなみに運動不足だけでなく「不衛生」も綺麗好きなうさぎにとってストレスです。排泄物は時間が経てば経つほど臭うようになりますが、「ケージから出られない」という事は「臭いからも逃げられない」という事・・・!


なので臭いを抑える吸水性の高いペットシーツを利用する等して、臭いによるストレスを軽減する事も重要になってくるんですね。

うさぎにお留守番をさせる時にはどんな準備や注意が必要?


うさぎは「留守番できる動物」ですが、それは「留守番前に徹底した準備を行った」上でのお話しです。うさぎの体は「1日絶食状態が続けば死んでしまう」仕組みになっていますし、とても繊細なので些細な事で体調を崩してしまう事もあります。


実際、準備や注意を怠っていたが故に、留守番中に亡くなってしまったという悲しい事例は少なくありません。飼い主さんはそんな最悪の事態を避ける為にも


  • うさぎの体調をしっかりと確認する
  • お留守番中に不足しない量の水・牧草・ペレットを用意する
  • 吸水性の高いトイレシーツを用意する
  • 室温・湿度管理を徹底する
  • お留守番は基本的にはケージの中でさせる
  • お留守番中電気は消してもOK


等の「準備」および「注意点」を抑えてから、自宅を後にする必要があります


以下でこれらの準備や注意について詳しく解説していきますので、うさぎを留守番させる前に参考にしてみてくださいね!

うさぎの体調をしっかりと確認する

留守番には色々な準備が必要ですが、何よりも重要なのは「うさぎが健康な状態にある事」です。うさぎが死ぬ時はいつも突然ですので、体調が悪い時は迷わず病院に行き、落ち着くまで出来る限り傍にいてあげるべきです。


なので留守番させる1週間程前から「うさぎの体調チェック」を怠らない様にし、その結果

  • 餌を食べてない
  • 糞をしない・極度に小さい
  • おしっこの色が異常
  • 皮膚にはげや発疹がある

などの健康異常が診られれば、外泊の前に病院で診てもらう様にしてください。その結果、病気だったのであれば、緊急の用事でもなければ外泊は中止した方が良いです。


仕事などで本当にやむを得ず外泊しなければいけない場合は、万が一に備えて動物病院で預かってもらうか、うさぎの飼育経験のある知り合いに預かってもらう事をお勧めします。

お留守番中に不足しない量の水・牧草・ペレットを用意する

一日でも水や餌を切らす事はうさぎにとって死に直結します。よって留守番中の水・牧草・ペレットの用意については最も注意しなければいけない部分であり、最低限以下のような注意点は抑えておきましょう。


水の用意

水はうさぎにとって体温体内のカルシウム濃度を調節するという重要な役割を担っています。留守番中絶対に切らさない様に、半日程度留守にするのなら、いつも以上にたっぷりの水を入れておき、一泊以上するのなら「水が出なくなる」などのトラブルに備えて、給水ボトルを2本設置しておく事をお勧めします。


牧草の用意

牧草はうさぎの主食であり、万が一ペレットが切れてしまった場合の保険でもあります。外泊するのなら、容器から溢れるくらい入れておき、常時食べられる様にしておきましょう。


ペレットの用意

ペレットは容器に外泊する日数分のペレットを入れておいてもいいのですが

  • 食欲旺盛の子の場合、1日で食べきってしまう可能性がある
  • 容器をひっくり返して、ペレットを散乱させてしまう可能性がある

という懸念があるので、自動給餌機を利用するか、ケージに固定できるタイプの容器を利用すると安心です。

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吸水性の高いトイレシーツを用意する

うさぎを留守番させる上では衛生管理も重要です。留守番中はトイレ掃除が出来ないので、どうしても排泄物が蓄積していき、時間が経てば経つほど悪臭を放つようになります。


嗅覚に優れたうさぎにとって悪臭は大きなストレスですし、そんな不衛生な環境に長くいると、細菌感染からスナッフルのような病気を発症する事もあります。


普段トイレ砂を利用されている飼い主さんが多いと思いますが、留守番の場合

  • 尿の水分を吸った砂がトイレから溢れる
  • うさぎがトイレをひっくり返す

などが原因で衛生上問題が発生する可能性があります。


なので普段トイレ砂を使っていても、うさぎを留守番させる時だけはトイレシーツを利用することをお勧めします。


トイレシーツは「尿を吸収し閉じ込めることで、トイレを衛生的に保つ」事が出来るグッズです。トイレシーツを使えば砂が溢れる事はないですし、消臭効果や吸水性の高い製品を選べば、うさぎの強い尿の臭いもかなり抑える事が出来ます。

室温・湿度管理を徹底する

うさぎは人間よりも快適温度が低く、暑さと湿気に極端に弱い動物です。その為留守番中は室温・湿度管理を徹底する事が非常に大切です。


エアコン・空調設備をフル稼働させて、温度は18~24度、湿度は40〜60%に保つようにしましょう。なおかつ室温が保たれる様カーテンは閉めておくことをお勧めします。


室温・湿度管理を徹底しようと思えば、無論電気代はかかりますが、愛するうさぎを守る為の「必要コスト」と割り切りましょう・・・!


停電対策

夏場などは停電によるエアコン・空調設備の強制停止が怖いですので、出来る事なら

  • 停電復帰対応が可能なもの
  • 遠隔操作可能でスイッチを入れ直す事が可能なもの

を事前に用意しておく事をお勧めします。


さらなる備えとして、電池式の小型扇風機を常に回しておくと安心です。エアコンが回っていなくても、空気が循環しているだけで体感温度は全然違うのです。

お留守番は基本的にはケージの中でさせる

留守番中にずっと、うさぎをケージ内に拘束するのは可哀想ですが、基本的には我慢してもらいましょう。ケージの外は危険が多いので、飼い主さん見てない状態で、長時間自由にさせるのは、とても危険なのです。


例えばうさぎはなんでもかじる動物なので

  • 観葉植物
  • コード
  • ソファの布素材

こういった物を飲み込んで消化不良を起こす危険性もあります。


サークル内で遊ばせたい!

開放したケージをサークルで囲って、留守中その範囲内だけでも運動出来る様にしておきたいという飼い主さんもいますが・・・これもやめておいたほうがいいでしょう。


お気持ちはわかります。でもうさぎは思っている以上にジャンプ力がありますので「サークルを飛び越え、餌と水のあるケージに戻れなくなる」といったトラブルもあり得るのです。


うさぎは半日以上絶食状態になると脂肪肝を引き起こし、最悪死んでしまいますので、そういうリスクを払ってまで、サークルを利用するメリットはあまりないように思えます・・・。


もしもこれまでほぼ放し飼いに近い状態で生活していたのなら、外泊する1週間程前から、遊ぶ時間を決め「半日以上ケージの中で過ごす」という事に慣れさせておく方が「安全性」の観点からは良いかもしれません。

お留守番中電気は消してもOK

留守番中はうさぎの為を思って


「電気は付けておいた方がいいのかな?」


とも思いますよね。


でも留守番中、電気は消しておいても大丈夫です。


うさぎは夜行性ではないのですが「ワーレン」と呼ばれる地下の巣穴をを拠点に生活している動物なので、暗闇に抵抗はありません。


うさぎは視力は0.1程と良くありませんが「光を感知する能力」については、むしろ人間よりも優れています。


加え優秀な嗅覚と聴覚、ひげの触覚を駆使すれば、月明り程度でも自由に動き回れる動物なので、暗闇への耐性は私達人間よりずっと強いんですよ!


だから留守番中部屋の電気を消しておく事に何の問題もないので、安心してくださいね。むしろエアコンや空調に電気代がかかる分、こちらは節約しておきましょう・・・。

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うさぎはお留守番ではなく帰省や旅行に連れて行くべき?ペットホテルや知人に預けるメリット・デメリットを解説!


いくらうさぎが留守番出来る動物といっても、急な体調不良だったり、停電によるエアコンの停止だったり「不測の事態」というのはいくらでも起こり得ますよね。


そこで心配して帰省や旅行に連れて行く事を考える方もいますが・・・これはやめておいたほうがいいでしょう。縄張り意識の強いうさぎにとって「車や電車での移動」や「知らない家、ホテル」というのは、ストレスでしかないからです。


なので二泊三日までなら、十分な餌や水が用意され、エアコンの効いた自宅で過ごしてもらっていた方がまだ安心であり、もし三泊以上になるのなら

  • ペットホテルに預ける
  • ペットシッターに預ける
  • 知人や家族に預ける

のいずれかから選択するようにしてください。


ただペットホテルにせよ、ペットシッターにせよ、下記のようなメリットとデメリットがあるので、それぞれを把握した上で飼い主さんが「一番うさぎの為になる」と思った選択をしてあげてください。

ペットホテルに預けるメリット・デメリット

まだまだ犬や猫が主流ではあるものの、近年は「うさぎを預かってくれる」どころか「うさぎ専門」のペットホテルも増えてきました。料金相場はサービス内容により変わりますが、一泊二日なら概ね2000~3000円程度です。そしてペットホテルに預けるメリットとデメリットとしては下記の通りですので、参考にしてみてください。


メリット

ペットホテルに預けるメリットとしては「うさぎや動物に詳しいプロに管理してもらえるので、安心して家を留守にできる」という所です。スタッフに知識があり

  • 快適な温度・湿度
  • 衛生的な環境
  • 栄養バランスに富んだ食事

などが提供されるので、事故やトラブルの心配をしなくて良いのが、ペットホテルの良い所ですね。


もちろんサービス内容は施設により変わりますが、中にはケージから出して運動させてくれたり、グルーミング・爪切り・ブラッシングなど、日ごろ日頃忙しくてあまりしてあげられなかった手入れをしてくれる場所もあります。是非近場で良さそうな場所を探してみてください。


デメリット

ペットホテルのデメリットとしては「環境が大きく変わってしまう」という所でしょう。いつもと違う寝床、いつもと違うトイレ・・・いくら環境が整えられていても、うさぎは「縄張り以外の場所」で過ごす事に大きなストレスを感じてしまいます。


なので極端にストレスに弱い子ならば、ペットホテルで過ごす事自体が体調を崩す要因になる可能性もあります。

ペットシッターに預けるメリット・デメリット

ペットシッターは「ペットの世話代行業者」であり、仕事や旅行などで家を空けなければならない時に、家に来て代わりに餌をあげたり、ケージの掃除したり、遊んでくれたりします。最近はうさぎ専門のペットシッターも珍しい存在ではなくなり、以下のようなメリットから、ペットシッターにうさぎを預ける飼い主も増えています。


メリット

うさぎは環境変化によりストレスを感じ、体調を崩しやすい動物です。なのでペットシッターに預けるメリットとしては「うさぎの環境を変えなくて済む」というのが一番大きいでしょう。シッターさんに一定時間のへやんぽをお願いしておき、安全に「運動不足の解消」と「ストレスの発散」をさせてあげる事もできます。


デメリット

ペットホテルと比べたら「料金が高い」という点や、他人に留守中の家を任せる事への「心理的不安」がデメリットとして挙げられます。なのでネットの口コミなどみて、信頼出来る業者を選ぶこと、見守りカメラなどを設置して、シッティングの状況を常に報告してもらう事をお勧めします。

知人や家族に預けるメリット・デメリット

うさぎを信頼できる知人や家族に預けるという方法もあります。一番気軽で手間がかからないように思えますが、この方法にもメリットもあればデメリットもあります。


メリット

基本「お金がかからない」事、自宅に来てもらう場合「環境を変えなくて済む」事がメリットとして挙げられます。家族や気の知れた知人に頼むなら、留守中の家を預ける事への不安も少なくなります。


デメリット

ペットシッターやペットホテルと違って「プロではない」という所はやはり不安要素になるでしょう。家族や知人にうさぎの飼育経験のあればいいのですが、そうでない場合遊ぶ時間、ペレットや牧草の補充、体調チェックの仕方など、事細かく指示しておく必要がありますね。


知人や家族の家でうさぎを預かってもらう場合は「環境変化によるストレス」というデメリットも加わります。この場合、うさぎの好きな玩具やおやつを預けておき、出来る限りストレスを感じさせない様、あらかじめ手を打っておくことをお勧めします。

もしも知人や家族が現在うさぎを飼っているのなら、喧嘩してしまう可能性も。その場合ケージを離したり「へやんぽ」の時間をずらす等の配慮をお願いしましょう。

まとめ:うさぎはお留守番ができるが事前準備を徹底しよう

ここまでうさぎのお留守番について解説してきました。


この記事のポイントは

  • うさぎはお留守番ができる動物だが、2泊3日までがギリギリ可能
  • ただし事前準備ができていないと半日のお留守番でも危険。不測の事態に備えて十分な準備が必要。
  • うさぎを旅行に連れていくことはなるべく避けることが吉!
  • ペットホテル・ペットシッター・知人や家族に預ける際もメリット・デメリットを考慮しよう
でした!

お留守番中に思わぬ事故で取り返しのつかないことになってしまった・・・なんてことが起きないように、必ず事前準備を徹底してあげてくださいね。

MOFFMEではほかにもうさぎや、うさぎのペット保険に関する記事を多数公開していますので、ぜひご確認ください!

記事モデル:うさぎのももこ

記事監修者「西森 史奈」

西森 史奈
MOFFME編集部うさぎ担当。愛玩動物飼養管理士、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。

すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という想いに共感しMOFFMEに参画。特に近年飼育頭数が増えているうさぎに着目し、飼い主とうさぎが長く一緒に幸せに暮らしていけるようにうさぎに関する正しい情報を発信すべく日々勉強中。