可愛い我が子同然のうさぎをお迎えしたにもかかわらず「何だか最近うさぎに嫌われている気がする・・」なんてとても悲しいですよね。うさぎが嫌いな人にする行動にはどんな行動があるのでしょうか。この記事では、嫌いな人にする行動・うさぎに嫌われる行動・好かれるためポイントをそれぞれ解説していきます。
この記事の目次
目次を閉じるうさぎが嫌いな人にする行動10選を紹介!
うさぎは犬や猫ほど感情表現がわかりやすくはありませんが、接していると感情表現が豊かで人によく懐く動物です。そんな風に懐いてくれると思っていたのに、「あれ?もしかして嫌われてる?」と思ったことはありませんか?
うさぎには元々自然界で生きてきた時の本能が備わっていて、臆病で警戒心が強い性質があります。その性質ゆえに、気付かぬうちに警戒されて、嫌いな人にする行動をとられているかもしれません。
そこでこの記事ではうさぎが嫌いな人にする行動を10個紹介していきます。
ただしこれから紹介する行動は必ずしも嫌いだからする訳ではなく、思春期の突入による性格の変化・怖がっている・やめて欲しいなどのサインの場合でもありますが、うさぎへの接し方を改善していく必要がありますね。
嫌いな人にする行動を紹介した後に、うさぎに嫌われる行動も紹介していきますので、ぜひ最後までご確認くださいね!
うさぎが嫌いな人にする行動①逃げる・隠れる
自然界ではうさぎは補食される側なので、逃げたり隠れたりする行動は危険を回避する為の本能的な行動と言えます。その本能は飼育下のうさぎにも刷り込まれていて、警戒する人からは逃げて身を隠し、自分を守ろうとします。
「脱兎の如く逃げる」という言葉にあるように、そのスピードはとても速いものです。
しかし、必ずしも嫌いな人にする行動として逃げたり隠れたりする訳ではありません。初めて会う人に対しては警戒してそのような行動をする事もあります。
うさぎが嫌いな人にする行動②攻撃的になる
草食動物で温和なイメージのうさぎですが、急に突進してきたり、かんだりして攻撃的になる事もあります。この攻撃は、警戒心が強く臆病なうさぎの最終手段ともいえる行動です。
うさぎは警戒する対象がまだ遠くにいる分にはじっとしてやり過ごそうとします。そして近づいてくると逃げ隠れしようとしますが、逃げられない所まで来てしまったらどうするかというと、攻撃をしてくるのです。
うさぎの噛む力はかなり強いため、このうさぎの攻撃は嫌いな人にする行動としては効果的なものかもしれませんね。
うさぎが嫌いな人にする行動③「ブゥブゥ」鼻で鳴く
うさぎは犬や猫のように吠えたり鳴いたりできませんが、嬉しい時や怒っている時に鼻を鳴らして感情を表現します。
嬉しい時は高めの音で「プゥプゥ」と鳴くのに対し、怒っている時や威嚇する時は「ブゥブゥ!」と大きい音で鳴くのです。
その子によって音は違うので、その時の状況や伴う行動で、機嫌のよい時か嫌いな人にする行動かを見分ける事ができます。
息が荒くなったり、鼻を鳴らしながら突進してきたりする場合は怒っている可能性が高いので、何に対して怒っているのか原因を見つけて改善してあげてくださいね。
うさぎが嫌いな人にする行動④足ダンをする
元々足ダンは、危険や変化を察知したうさぎが巣穴にいる仲間に知らせる為の行動です。
飼育下のうさぎだと警戒の他、ご飯が欲しい時や遊んで欲しい時に足ダンする子もいます。
どんな気持ちで足ダンしているのかは、次のような「警戒サイン」にも注目してみてください。
- 耳をピンと立てる
- 鼻をヒクヒクさせる
- 目を見開く
- 何かに注意を向けてじっとする
うさぎが嫌いな人にする行動⑤震えてビクビクとする
このような状態の時のうさぎは恐怖や不安を感じていることが原因の1つにあげられます。嫌がっているのに撫で続けたり、無理に抱っこをしようとはしていませんか?繊細なうさぎには、「嫌なことをしてくる人だ・・」と認識されて震えている可能性もあります。
また、この震えは嫌いな人にする行動以外の場合もあり、注意が必要なのは、暑さを感じている場合や病気などによるものです。
「震え」はうさぎの命に関わる事もあるので、室温や食欲、排泄の状態などもチェックして、少しでも異変があれば受診することが安心できるでしょう。
うさぎが嫌いな人にする行動⑥耳や尻尾を立てる
上記の通り耳をピンと立てるのは警戒しているサインです。そして尻尾も感情を表す部分で、警戒や怒り、または周囲に興味がある時などに尻尾が上がります。
ほとんどの種類でうさぎの尻尾の裏は白いのですが、尻尾を立てる事でこの白い部分が見えます。元々はこの白い部分を仲間に見せる事で危険を知らせていたそうです。
尻尾が「警戒」もしくは「興味」のどちらで立っているのかを見分けるには、目を見開いたり、何かに注意を向けてじっとするなど、他の警戒サインがあるかを確認してみてください。
うさぎが嫌いな人にする行動⑦落ち着きがなくなる
なんだかソワソワ・キョロキョロしたり、ウロウロ歩き回ったり…。落ち着かなくて気を緩められないような状態です。
しかしこれは必ずしも嫌いな人にする行動ではなく、違う原因の場合があります。それは思春期への突入です。
思春期に入るとイライラして落ち着きがなくなり、ケージ内を荒らしたりおしっこをまき散らしたりの問題行動を起こす事があります。
人がいなくても継続的に落ち着きがなくケージ内を荒らしている等の場合は思春期が原因かもしれません。
うさぎが嫌いな人にする行動⑧撫でさせてくれない
うさぎは撫でられるのが好きな動物です。しかし、撫でようとすると・または撫でてもすぐ逃げて行ってしまう・・・何で?と思うかもしれません。
うさぎからすれば嫌いな人や警戒する人には撫でられたくない…。嫌いな人にする行動とすれば当然の行動です。
しかし、これは撫で方が間違っている可能性もあります。一般的に、お尻や尻尾の周辺、脚やお腹などを撫でるのは嫌がります。
うさぎが撫でられて嬉しいと感じる場所は、おでこ・鼻筋・耳の周りです。急に見えない所から手を出して撫でてもびっくりしてしまうので、撫で方は下記の記事を参考に、ゆっくり慣れていってもらうようにしましょう。
うさぎが嫌いな人にする行動⑨近寄ってこない
臆病で警戒心が強いうさぎですから、警戒する人には自分から近寄ってきません。うさぎにとっての「警戒している人」が近寄ってきたら逃げたり隠れたりするでしょう。
おやつをあげようとしてもなかなか寄って来ず、寄って来てもおやつだけ取ってサーッと逃げる事もあります。
無理に近づいて何かしようとすると、前に述べた通り最終的にかむなどの攻撃を受けてしまいます。
近寄って来ないようなら無理に距離を詰めずに、まずは信頼関係を築く事が大切です。
うさぎが嫌いな人にする行動⑩興味を示さない
うさぎは元々集団生活をしていた社会性のある動物です。そんなうさぎに興味を示されないのは、集団の一員として認められていない、信頼されていないという事ではないでしょうか。
懐いて寄って来るのでもなく、攻撃してくる訳でもなく…。興味を示されないというのも飼い主としては辛い事です。
興味を持ってくれるようにうさぎとの時間を増やし、へやんぽでコミュニケーションを取ったりおやつをあげたりして信頼関係を築いていきましょう。
うさぎに嫌われる行動とは?4つに分けて解説!
最初に述べた通り、うさぎには自然界においての捕食される側の本能が備わっており、臆病で警戒心が強いという性質があります。
人間が遊び感覚や、何とも思わずにしている事でも、うさぎにとっては嫌な行動となっている事があるのです。
そして、社会性のある動物だからこそ、あまり放置されすぎることも嫌がりますし、逆にかまいすぎると嫌がられることも・・・。
一体うさぎに嫌われる行動とはどのような行動があるのでしょうか。4つに分けて解説していきます!
うさぎに嫌われる行動①うさぎが嫌がることをし続ける
人間もそうですが、「それ、嫌だなあ・・・」って思うことをずっとし続けてくると、少しづつ疎遠になってしまいますよね。同様にうさぎも、「嫌だな」と思っていることをし続けてくる人は、うさぎに嫌われてしまいます。
例えばお世話の一環で、抱っこができるようになることや爪切り・ブラッシングが必要になりますが、これらは苦手なうさぎが多いです。
嫌がっているのに抱っこをしたり、無理に爪切り・ブラッシングをしようとすると怪我の恐れもありますし、うさぎからしたら「嫌がることをしてくる人だ!」と認識されかねません。
「うさぎが嫌がってないか?」を確認しながら信頼関係を築いていき、少しずつできることを増やしていくようにしましょう。
うさぎに嫌われる行動②スキンシップの過剰・不足
うさぎは自然界では群れで生活しているので、人間の飼育下においてもスキンシップは重要です。
あまりに放置されてスキンシップが不足したり、反対に、過剰すぎることも好まないため、適度なスキンシップが必要ですが、その「適度」の範囲はその子によって違います。
普段の生活で適度なスキンシップ量を見極める事が大切になりますね。
例えば、うさぎを撫でていて最初は気持ち良さそうにしていたけど、時間が経つにつれて逃げようとしたり嫌がるような行動を見せたら、その子にとっては長時間撫でられるのは嫌な事かもしれません。
スキンシップの過剰・不足のボーダーラインを見極めるように努めましょう。
うさぎに嫌われる行動③うさぎを追いかける
繰り返しになりますが、自然界ではうさぎは捕食される側で追われる立場の動物ですので、追いかけてくる人は捕食側の存在となり、警戒され、嫌われてしまいます。
常にそんな警戒をしているとうさぎは安心して生活ができません。しかも、自分よりはるかに大きい人間に追われるのは恐怖も感じてしまうことでしょう。
うさぎには犬と遊ぶような感覚で追いかけっこをしてはいけません。こちらは遊んであげていると思っていても、うさぎにとって追いかけられることは大きなストレスになってしまうのです。
小さい子どもがいる家庭では、子どもをうさぎと触れ合わせたいと考えるでしょう。しかし子どもはどうしてもうさぎがかわいくて追いかけ回してしまうものです。
うさぎへのストレスを考慮して子どもがいない時間にへやんぽさせるなどしましょう。
うさぎに嫌われる行動④大きな音を出す
見ての通り、うさぎは大きな耳を持っています。捕食者の存在をいち早くキャッチできるよう、その聴覚は3キロ先の音が聴こえるそうです。
そのようにうさぎは音に敏感な為、大きな音を嫌がり、大きな音ばかり出している人を嫌う傾向があります。
例えばドスドスと大きな音を立てて歩いたり、ドアを閉める時にバタン!と大きな音を立てたり…。自分では何気なくやっている行動がうさぎに嫌われる原因になっているかもしれません。
また、音楽やテレビの音を大音量で聴いていませんか?
これらの音もうさぎのストレスになる事があります。音量やケージを置く場所には気を付けましょう。
普段の行動や環境のチェックをして快適な音環境を整えてあげてくださいね。
うさぎに好かれるためにはどうしたらいい?
うさぎに嫌われる行動を知り、逆に好かれるにはどうしたらいいの?と思ったのではないでしょうか?
うさぎは懐くと、「撫でて!」と要求するように鼻先を手に押し当てて来たり、つんつんと触ってきたりしてとてもかわいいです。
うさぎに好かれる行動はこのような行動です。
- うさぎに優しく話しかける
- うさぎのおでこを優しく撫でる
- うさぎにおやつをあげる
- 叱る時は名前を言わない
まとめ:うさぎが嫌いな人にする行動を解説しました!
- うさぎが嫌いな人にする行動は、必ずしも嫌いだからするわけではなく、怖がっている・やめてほしいなどのサインも含まれている。
- 嫌いな人にする行動の中には、病気やストレスサインも隠れているので、日頃からよく様子を観察して、異常がないか確認してあげよう
- うさぎは繊細な動物のため、何気なくしていたことが嫌われることにつながっていたかも。
- 嫌われる行動をしていないか今一度振り返ってみよう