内容をまとめると
- フクロウは最長40年も生きる個体もいるほど平均寿命が長い
- フクロウに対する正しい知識を持つことが大切
- 誤飲
ロスト
不意のケガなどの思わぬアクシデントに注意
- フクロウの医療費は保険適用されず全額事故負担になるので、もしもの時に備えてペット保険に加入しておくと安心
フクロウカフェの流行でペットとして人気急上昇中のフクロウ。じっと見つめてくる姿は愛らしいですよね。ペットとしてフクロウの飼育歴が短く、飼育に関する正しい情報が不足しています。今回はフクロウの平均寿命や長生きする飼育方法やフクロウの値段ついて解説していきます。
この記事の目次
目次を閉じるフクロウの平均寿命は大きさによって変わる
近年ペットとして飼育されるかたが増えてきたフクロウですが、
「フクロウを飼いたいけど平均どのぐらい生きるのか気になる」
「フクロウは大きさによって寿命が変わるの?」
当記事をご覧の方はこのような疑問を持ちませんでしたか?
一緒に暮らすようになったら、可能な限り長生きさせてあげたいですよね。そのためには、まず平均寿命を知っておきましょう。
結論から言うとフクロウの平均寿命は
- 小型種:平均8~10年
- 中型種:平均15~20年
- 大型種:平均20~40年
となります。外敵に襲われる危険性が低く、餌が常に供給される環境のため、野生下のフクロウよりも飼育下のフクロウの方が長寿の傾向があります。
表からもわかるように、フクロウは小型種よりも大型腫の方が寿命が長い傾向にありますが、適切な環境づくりや健康管理によって寿命が大きく変わります。
フクロウの大型種と小型種の平均寿命の違いはもちろん大きさや価格についても解説していきます。ぜひ参考にしてください。
フクロウの寿命のギネス最長記録は?
フクロウの平均寿命よりも長い期間生きてきたフクロウもたくさんいます。最長で50年~60年生きたフクロウもいると報告されておりギネス記録に登録されています。
小型で20年、中型で30年以上の長寿記録もあります。寿命はあくまでも目安ですので、愛鳥に合った環境や接し方を実践して少しでも長く一緒にいられるように工夫しましょう。
フクロウならではの雰囲気やかわいらしさを満喫したい人は、ぜひ飼育にチャレンジしてみてください。
フクロウの寿命が長い理由は?
体の大きなフクロウほど寿命が長いことが知られており、小型フクロウでも10年ほどは生きると言われています。
フクロウの寿命が長い理由は未だ解明されていませんが、いくつかの有力な説をご紹介します。
- 効率良くエネルギーを消費することができるため(フクロウは細胞を活性化させるミトコンドリアのエネルギー変換効率が高く、血中酸素が少ない状況でも効率的に生み出すことができるといわれています)
- ゆっくりと呼吸し、心拍数を低く保つことにより心臓の負担を減らしているから
- 飛行能力があることにより肉食動物に捕食されにくい鳥類の中でも食物連鎖の上位にいるから
フクロウの学名から寿命を予測【参考】
フクロウに長生きしてもらうコツ
フクロウは年々人気が上昇していて、ペットとして一緒に暮らす人も増えてきました。ペットのフクロウに長生きしてもらうには、どんなことに気を配って生活すればよいのでしょうか?
主なポイントは5つあります。
- フクロウがストレスを溜めない環境づくり
- 栄養管理に気を配った食事
- 過干渉をさける
- フクロウのことをよく知る
- フクロウの診断が可能な動物病院を見つけておく
以上のコツを踏まえて飼育することで、フクロウが寿命を全うできる可能性は高くなります。これらの長生きのポイントを怠ると病気の原因となることやフクロウが飼い主さんに慣れないこともあります。それぞれの項目について説明していきますので、ぜひ飼う前にチェックしてみてください。
フクロウにストレスを与えない環境を用意してあげる
フクロウを飼う前にかならず確認したいのが、飼育に適した環境を用意できるかということです。フクロウはもともと、大きく羽を広げて空を飛ぶ生き物です。
そのため、自宅で飼育する場合もフクロウが窮屈にならない環境が必要になります。狭い場所で飼育することは、フクロウがストレスをかかえる原因ですのでしっかり準備しましょう。
環境として一番理想的なのは、フクロウを係留や放鳥できる空間があることです。係留とは、フクロウの足元に付けたリーシュの長さで生活させる方法でケージは使用しません。
放鳥は部屋の中にフクロウを放つ方法で飼い主さんの監視下で定期的に行います。係留・放鳥どちらにおいても危険のない広い空間が不可欠です。
自宅の状況に合わせて、飼う種類や飼育法を検討しましょう。
フクロウに十分な栄養を与える
フクロウの寿命を延ばすためには、食事の栄養面が重要です。基本的に、フクロウやミミズクの猛禽類はさばいたばかりの生肉しか食べません。
ほかのペットはペットフードを利用することができますが、フクロウはそれができないということを覚えておきましょう。生肉は、ペットショップやインターネットで手に入ります。
主に
- マウス
- ウズラ
- ヒヨコ
の3種類がフクロウの餌として販売されることが多く、冷凍で購入できるので自宅でのさばき方も練習しておきましょう。
食べる量は体重に対して10~20%程度が目安です。
それぞれの肉で栄養価が違いますので、フクロウの年齢や体調に合わせて調整してください。また、栄養価が不足する際にはサプリの併用も有効ですよ。
フクロウに無理に干渉しない
見た目がとてもかわいらしいフクロウですが、実はとてもクールな性格です。ペットというと、懐いたり、一緒に遊んだりというイメージが強くなりますがフクロウは違います。
野生化でも単独行動が基本のフクロウにとって、飼い主さんは同じ場所に住む同居人という位置づけです。そのため、過剰なスキンシップや干渉はしないように心がけましょう。
フクロウに対する無理な干渉はストレスの原因になり余計に関係が悪化してしまうことがあります。とはいえ、きちんと世話をして適度な接し方をすれば、フクロウは飼い主さんを信頼してくれます。まずは、フクロウがマイペースで過ごせる環境づくりを優先しましょう。
フクロウに関する知識を深める
フクロウの優れた飼い主になるためには、フクロウの生態や性格を熟知することが重要です。上記でもご紹介したとおり、フクロウの性格や生活環境など飼育の中で大変なことも出てきます。
しかし、そんな一面がほかのペットにはないフクロウの魅力でもあります。理想との食い違いがないよう、飼う前にしっかりフクロウについて学んでおきましょう。
特有の飼育方法があるフクロウは、知識不足による事故や症例が多い動物でもあります。しっかりと知識を深め、病気や注意点についても心得たうえで飼育するようにしましょう。
飼い主さんの知識が豊富であることが、フクロウの寿命を延ばすことにもつながります。
フクロウの診断が可能な動物病院を見つけておく
お迎え前にフクロウの診断が可能な動物病院を見つけておきましょう。ほとんどの動物病院は、犬や猫の診療をメインとしているため、最寄りの動物病院ではフクロウの診察を受け入れてくれないこともあります。
鳥類の中でもフクロウはペットとしての歴史が浅いため、専門的な知識や経験がある獣医師でなければ、かえって不調を悪化させてしまうこともあります。
フクロウは野生下で生き抜くために不調を隠す習性があります。目に見えて体調が悪そうにしている場合、病状が深刻化していることもありますので、いざというときに速やかに病院を受診できるよう準備しておきましょう。
事前に知っておきたいフクロウを飼うデメリット
寿命の長いフクロウは、人生のパートナーとしてお迎えするのにぴったりのペットといえるでしょう。しかしながら、フクロウの持つ特性がフクロウ飼育でデメリットになることもあります。飼い始めてから後悔することがないようしっかりと確認しておきましょう。
フクロウを飼う主なデメリットに
- フクロウ飼育に関する情報が少ない
- フクロウはなつかない
- 寿命が長いため、飼育には覚悟や金銭的な余裕が必要
フクロウの飼育に関する情報が不足している
フクロウのペットとしての歴史は浅く、飼育に関する情報が圧倒的に不足しています。また、飼育方法が確立されていないため、餌の種類やケージの要否などの細かいことについて人により見解が異なります。
フクロウの飼育中に困ったことがあり、いざ解決方法を調べようとしても、必要な情報が得られず苦労することもあるでしょう。
フクロウについては未だに分かっていない生態が多いため、それらしき情報が見つかっても、その情報が本当に正しいのか取捨選択しなければならない場面に遭遇することもあります。 信頼できる動物病院やペットショップ、ブリーダーなどの相談先を見つけておきましょう。
フクロウは人間になつかない
フクロウは猛禽類であり、人になつくことはありません。ただし、人の存在に慣れてもらい、一緒に生活することは可能です。
繊細で神経質なフクロウは、見慣れないものに対して大きな恐怖を感じます。警戒しているフクロウを無理に触ると距離が縮まるどころか嫌われてしまうこともあるため、焦らず、フクロウのペースに合わせながら徐々に距離を縮めていくという忍耐強さが必要です。
インコなどのコンパニオンバードのように一緒に遊びながらスキンシップを取ることを期待してお迎えしてしまうと、その環境がフクロウのストレスの原因となってしまうこともあります。触れ合いを楽しむより、鑑賞を楽しむくらいの距離感をイメージするといいでしょう。
フクロウの寿命は長いので飼育に覚悟が必要
フクロウの寿命は長く、小型でも10年、大型となると50年生きることもあります。飼い主さんの年齢や今後考えられるライフイベントを考慮してお迎え可能かを検討してください。
お迎えの費用以外にも、日々の餌代やペットシーツ代、爪切りなどのお手入れやケア代が必要です。また、ケガや病気などの診療費が数万単位で掛かることもあります。お迎えする場合は、最後までフクロウが健やかに暮らせる環境を維持させることができるかを判断しなければいけません。
フクロウに限らずどんなペットでも最後まで面倒を見るという覚悟を持つことが必要です。 フクロウ飼育のデメリットについて、より詳しく知りたい人はこちらの記事もご覧ください。
フクロウの特徴
フクロウの性格は猛禽類であるのにも関わらず穏やかであると言われています。しかしデリケートな性格なので些細なことで気を閉ざす子が多いです。
「フクロウって飼い主になつくの?」
「フクロウとスキンシップをたくさん取りたい」
「インコみたいにフクロウも手乗りできるの?」
と疑問に思うかもしれませんが、残念ながらフクロウは飼い主になつきにくいので他の鳥より仲良くなることが難しいです。野生のフクロウが単独行動をすることが理由とも言われています。そのためフクロウに「なつくより慣れてもらう」ことを意識しましょう。
フクロウになついてもらうことは諦めて、日々のエサやりなどで徐々に信頼関係を構築することがポイントです。
フクロウの特徴3選
フクロウの飛行は静か
フクロウとミミズクの違い
フクロウとミミズクの違いは「羽角」の有無で見分けることができます。
ミミズクの「ズク」とは、日本の古い言葉で「フクロウ」を指す言葉です。ミミズクはフクロウの一種で、羽角といわれる頭の左右にある一対の羽の束がまるで耳のように見えることから、「ミミ(耳のある)ズク(フクロウ)」と呼ばれるようになりました。羽角は飾り羽であり、特に機能はないとされています。
例外的に羽角を持っていないフクロウの中にも、ズクという名称がついているものもいます。コミミズクなどがこれに該当します。反対にシマフクロウなど羽角があっても「フクロウ」という名称がついてるフクロウがいます。
フクロウの飼育方法
ペットとしてフクロウの飼育方法の情報は他の動物に比べ不足しています。そのような背景から飼い主によってフクロウの飼い方が一様ではありません。今回はmoffmeが厳選した一般的な情報について紹介します。
- 係留飼育
- 放鳥飼育
- ケージ飼育
フクロウの飼育に必要なもの
フクロウの飼育に必要なものを一覧で紹介します。
- 水入れ
- 水浴び用のオケ
- グローブ
- キッチンバサミ
- 移動用のキャリー
- 体重計
- パーチ(止まり木)
- ケージ(ケージ飼育の場合)
フクロウの種類ごとの寿命や値段を紹介
世界中には、どれくらいの種類のフクロウがいるかご存じですか?なんと、種類全体で200種類以上いるといわれています。
その中で、現在ペットとして流通しているのはおおよそ50種類程度です。種類により性格や飼い方が変わりますので、飼育環境に合った種類を選びましょう。
人気ランキング上位の種類を「大型」「中型」「小型」に分けて、種類ごとの寿命・値段・性格を比較していきます。ミミズク(耳のようなもの【羽角】が生えているフクロウ)についてまとめたので参考にしてください
▼フクロウの大きさ種類ごとの寿命・値段一覧表
フクロウ大型種
<大型> | シロフクロウ | カラフトフクロウ |
---|---|---|
寿命 | 15~25年 | 20~30年 |
値段 | 50~70万円 | 50~70万円 |
性格 | 気性が荒い
野性味が強い | 温厚
人なれしやすい |
フクロウ中型種
<中型> | メンフクロウ | モリフクロウ |
---|---|---|
寿命 | 15~20年 | 15~20年 |
値段 | 15~40万円 | 30~45万円 |
性格 | マイペース 警戒心が強い | おとなしい
警戒心が強い |
フクロウ小型種
<小型> | コキンメフクロウ | アナホリフクロウ |
---|---|---|
寿命 | 10~15年 | 10~15年 |
値段 | 15~30万円 | 30~40万円 |
性格 | マイペース
警戒心が強い | おとなしい
警戒心が強い |
ミミズク【参考】
<ミミズク> | アフリカオオコノハズク | ヨーロッパコノハズク | スピックスコノハズク | アフリカワシミミズク |
---|---|---|---|---|
寿命 | 10~15年 | 10〜20年 | 10〜15年 | 15~20年 |
値段 | 20~30万円 | 15~25万円 | 20~30万円 | 20~35万円 |
性格 | 活発 好奇心旺盛な性格 | 社交的 人懐っこい性格 | 落ち着いてる 独立心が強い性格 | 賢い 忍耐強い性格 |
*数値は平均値
このように、フクロウは種類ごとにさまざまな持ち味があります。初心者の方は、人慣れしやすい種類や小さい種類を選ぶと安心ですよ。
シロフクロウのような野性味が強い種類は、飼い方が難しいので上級者向けです。同じ猛禽類の仲間では、ベンガルワシミミズクやシベリアワシミミズクなども人なれしやすく人気です。
フクロウのお迎え方法
フクロウの飼育に必要なものや飼育したい種類を決定したあとに、どこからフクロウをお迎えするかも非常に大切です。
主なお迎え方法は
- ペットショップで購入する
- ブリーダーから購入する
- 里親として譲り受ける
です。
大型のペットショップや鳥専門店のほか、フクロウ専門のブリーダーから購入することができます。フクロウカフェで生体販売を行っていることも多いです。
爪や嘴(くちばし)のカット、保定に必要なアンクレット交換などのお手入れやケアサービスを行っているところからお迎えすると安心です。
里親としてお迎えするという方法もありますが、犬や猫などと比較しても飼育者数が少なく、里親募集が出ることは稀です。あまり期待しすぎないようにしましょう。
フクロウがかかりやすい病気は?
フクロウの寿命を長くするために気を付ける大きなポイントのひとつが、病気やケガです。どんな病気にかかりやすいのでしょうか?原因や症状を知り、日常の健康観察で予防できるようにしましょう。
▼フクロウがかかりやすい病気
病気 | 原因 | 症状 |
---|---|---|
食中毒 | 餌の腐敗 | 下痢
脱水 |
異物誤飲 | 放鳥時の不注意 | 食欲不振 嘔吐 |
趾瘤症 (しりゅうしょう)) | 体重過多 止まり木のサイズ 爪の伸びすぎ | 食欲不振
嘔吐 |
絞扼壊死 | アンクレット締め付け | 壊死
出血 |
骨折 | 落下
リーシュの長さ | 跛行(はこう) *足を引きずること |
白内障 | 加齢
ビタミン不足 | 濁り |
アスペルギルス症 | 呼吸器への 真菌の感染 | 食欲不振
呼吸困難 |
ハジラミ症 | ハジラミの寄生 | 貧血
かゆみ |
フクロウは痛みや体調不良を隠します。これは野生下のフクロウが敵に異変を悟られないようにするための習性です。そのため、飼い主さんが気付かないうちに病気が悪化しているというケースも多いのです。
また、飼いなれていないことによる不慮のケガや食中毒も多発しています。フクロウを診察できる動物病院は全国でも限られていますので、いざというときに相談できる病院があるかどうかもチェックしておきましょう。
フクロウが起こしうるアクシデント
フクロウと暮らしていると、起こりがちなアクシデントがいくつかあります。場合によっては、大ケガの原因になったり事故が起こったりするため細心の注意をはらいましょう。
主に気をつけるべきアクシデントは、
- 誤飲
- ロスト
- 不意のケガ
です。フクロウは、もともと餌を丸呑みすることから誤飲が多い動物です。特に注意が必要なのは放鳥時で、食べ物ではないヘアゴムや靴下なども飲み込んでしまいます。一度くわえてしまうと取り返すのは難しいため、誤飲の可能性があるものを置かないように徹底しましょう。
さらに、放鳥時にはフクロウが逃げ出して迷子になるロストも発生しやすくなります。リーシュを外す前には、必ず窓が開いていないかチェックしてください。
骨折などのケガも思わぬタイミングで起こります。例えば、フクロウが何かに驚いて暴れたときや足を滑らせて止まり木から落ちた場合などです。適正な止まり木のサイズ確認や、部屋の隅にパーチを配置するなどの配慮で予防しましょう。
フクロウの健康状態を確認する方法
- 毎日体重を測定
- ペリットや糞の状態を観察
- フクロウを日頃から観察
毎日体重を測定する
毎日体重を量り、フクロウの標準体重を把握しておきましょう。毎朝、食事前などの決まったタイミングで量っておくと、変化に気づきやすくなります。また習慣化させることはフクロウのストレス軽減にもつながります。
フクロウの体重測定には、デジタル式のキッチンスケールを活用してください。スケールの上に止まり木や人工芝をのせると安定しやすいです。
食欲にむらがあるフクロウは、その標準体重に合わせるようにして、餌の量を調整してあげましょう。
フクロウは、太りすぎると飛ぶのが難しくなり、軽くなりすぎると栄養失調により餓死することもあります。標準体重を指標にして、栄養と運動のバランスを取ってあげることによりフクロウの健康状態を管理することができます。
ペリット(未消化物)や糞を観察する
ペリットとは、フクロウが吐き出した未消化物の塊のことです。食後おおよそ10時間ほどで、餌に含まれていた毛や骨を丸い塊にして吐き出します。正常なペリットを吐けているかは健康のバロメーターです。
消化不良を引き起こしている場合は
- 肉片が混ざっている・溶けている
ことが多いので注意しましょう。
糞の状態からも健康状態を確認することができます。
健康なフクロウは
- 細長く黒い固形物と白い尿酸
- 盲腸糞
2種類の糞をします。
通常は細長く黒い固形物と白い尿酸を排泄します。一方、1日1回ほど排泄する盲腸糞は、タール状のドロッとした見た目ときついにおいが特徴です。はじめてみる人は下痢と勘違いするかもしれませんが、盲腸糞はきちんと消化ができている証拠です。
フクロウを日頃から観察する
フクロウの健康状況は、フクロウの活動量により判断することができます。フクロウが弱っているときは活動量が減少するとともに、反応が鈍くなります。いち早く異変に気づけるよう日頃からフクロウの動きを観察しておきましょう。
- 飛ぼうとすることが減った
- 羽づくろいをあまりしなくなった
- 寝ている時間が長くなった
など明らかに活動量が減っている場合は、病気やケガにより体調不良を起こしている可能性があります。異変を感じたらすぐに病院に連れていきましょう。
ペット保険への加入を検討することも大切
フクロウの医療費は保険適用外のため、入院や手術が必要な場合、高額になる可能性が高いです。入院が必要な場合、平均で1日あたり5,000円、手術が必要な際には100,000円の費用がかかります。
「お金を理由にフクロウの治療の選択肢を狭めたくない」
「こんなに治療費が高いなんて知らなかった」
MOFFMEでも実際にこのようなお悩みがよく寄せられています。 万が一に備えてペット保険への加入を検討することが大切です。
フクロウをはじめ鳥のペット保険の需要は高まってきており、アニコム「家庭どうぶつ白書2019」によると、2012年には鳥の保険契約数は434羽に対し、2017年度には2,117羽となんと約5倍に増加しています。
「フクロウのペット保険について詳しく知りたい」
「どの保険にすればいいか分からない」
そんな方は以下の記事をご覧ください。
フクロウの平均寿命に関するまとめ
今回はフクロウの平均寿命や性格について解説してきましてがいかがだったでしょうか?
今回の記事のポイントは
- フクロウの平均寿命は?大きさによる差を解説
- フクロウ飼育の心得!長生きさせるコツは?
- フクロウの種類ごとにどんな違いがある?値段や性格も
- フクロウはどんな病気になる?かかりやすい病気一覧
フクロウは寿命が長く、飼育方法や環境はインコなどほかの鳥とも全く異なるペットです。飼育を検討している方は事前準備をしっかりと済ませましょう。
フクロウなどの猛禽類は、ペットとしての飼育歴が短く、未解明な点が多い動物です。体調不良なども気が付きにくく、診察できる病院の数が不足している現状です。
毎日の健康管理に気を配り、病気の発症や事故を未然に防ぐようにしましょう。ペットの変化に早く気が付いてあげることが大切です。
MOFFMEでは他にもフクロウのペット保険に関する記事を多数公開していますので、ぜひご確認くださいね!