
日本で飼育されている数が最も多いのが『雑種犬』です。日本人には馴染み深い犬種ですよね。今回のMOFFME記事では、雑種犬とミックス犬の違いや雑種犬の魅力ポイント、飼う際の注意点を解説していきます。個性的な雑種犬について知見を深められる内容になっています。
この記事の目次
目次を閉じる雑種犬の特徴を紹介!ミックス犬との違いや飼う際の注意点を解説
皆さんは雑種犬とミックス犬との違いを知っていますか?「犬を飼いたいけれど、どの犬種を選べばいいかわからない」「それぞれの犬種の特徴はなんだろう」そういった疑問があると思います。
ペットショップへ行って、フィーリングで飼い犬を選ぶこともあるかもしれません。しかしながら、大切なペットとしてその犬の一生を責任を持って引き受けることとなります。
犬種の特徴について詳しく知っておくと、その後の飼育にも役立つはずです。
今回MOFFMEでは、雑種犬の特徴を紹介しながら、下記について詳しく解説していきます。
- 雑種犬と他犬種(純血種、ミックス犬)との違いを比較
- 雑種犬の魅力
- 雑種犬を飼う際の注意点
雑種犬の良さに限らず、飼う際の注意点も迎え入れを考えるうえでは大切なことです。雑種犬についてよく知ったうえで、飼い犬を選ぶときの参考にしてみてください。
それでは見ていきましょう!
雑種犬と他犬種の違いを比較
まずは雑種犬と他犬種の違いを比較していきます。
- 雑種犬とは
- 純血種とは
- ミックス犬とは
雑種犬というとどのようなイメージを持っていますか。「野良犬」などあまりいいイメージはないかもしれません。
雑種犬は純血種よりも健康な個体が多いと言われており、雑種犬にしかない魅力もたくさんあります。
また、近年では血統書のある純血種が人気を集めていますが、数年前までは雑種犬がもっとも一般的な家庭犬とされていました。
もちろん、雑種犬は今でも家庭犬として多く飼われており、日本の家庭に馴染みやすく、性格も雰囲気もおおらかな子が多いようです。
雑種犬とは
雑種とは「種々のものが入り混じった種類」を指し、雑種犬は2種以上の異なる犬種の血統が自然な交配により混ざって生まれた犬のことです。
基本的に犬種の違う個体同士の交配は厳しい管理下に置かれていて、正式に新しい犬種として認められければ雑種犬として分類されます。また、野良犬や外飼いの犬が自然と交尾をおこなって雑種犬が繁殖してしまうこともあります。
雑種犬はさまざまな犬種の血統が入り混じっていることからも、兄弟や姉妹を除いて見た目や性格などが犬によってまったく違うことや、遺伝的に強くなるといわれています。
純血種とは
純血種とは、体格や性質の特徴などの種ごとに決められた血統を守るため、同型血族交配されてきた犬種のことをいいます。純血種の血統を守ることから繁殖には厳しい管理がなされており、交配方法にも一般的な交配とは違いがあります。
純血種は雑種犬に比べて成長後の姿が想像しやすく、大まかな性格も特徴があります。ただ、育つ環境や飼い主の性格などによって、純血種犬の性格が大きく変化することもあります。
ミックス犬とは
ミックス犬とは、人間の手が加わって交配された犬種であり、「ハーフ」「ハイブリッド」とも呼ばれています。特徴として、親犬が純血種であり、異なる純血種同士の交配により生まれた1代目のことを言います。
一見すると雑種と似ていますが、純血種であるそれぞれの両親の優位性を引き継ぎ、個体が生まれる可能性が高いのがミックス犬です。身体的な特徴や性格が予想しにくいところは雑種と似ています。
雑種犬のここが魅力的!
雑種犬と他犬種の違いを比較してきました。違いの比較だけでは雑種犬の魅力がよくわからないと思います。
そこで、ここでは雑種犬のたくさんの魅力の中でも、3つの魅力に分けてを詳しく見ていきましょう。
- 唯一無二の容姿
- 健康で丈夫な体
- 気候の変化に強い
ペットショップでは雑種犬を見かけることはあまりありません。雑種犬の引き取りの仕方から殺処分になってしまうこともあります。
雑種犬の魅力を知ったうえで、ぜひ引き取りの選択肢のひとつとして雑種犬を候補に入れてほしいと思います。
雑種犬の魅力①唯一無二の容姿
魅力の一つは唯一無二の容姿です。つまり、世界に一つだけの容姿を楽しむことができるということです。
雑種犬の特徴から分かるように、2種以上の異なる品種の自然な交配から生まれるため、兄弟や姉妹犬を除けば容姿がすべて異なります。
被毛の色や模様など、子犬から成犬になる過程で見た目が変わることもあります。そのため、雑種犬は成長の変化も楽しむことができます。
雑種犬の魅力②健康丈夫
雑種は体が健康で丈夫な子が多いのも魅力の一つです。さまざまな犬種の遺伝子を引き継いでいるため、遺伝性疾患にかかりにくいとされています。
また、純血種特有の病気の発症が低いことや、近親交配などによる遺伝的な弱みを解消できることも体が丈夫な要因だと考えられます。
丈夫な個体が多い雑種犬は、初めて犬を飼う人でも飼いやすい犬種です。
雑種犬の魅力③気候の変化に強い
雑種犬は気候の変化に強いといわれています。なぜならその地域で繁殖するため、地域の気候に馴染みやすい傾向があるからです。
純血種の場合は原産国の気候に順応している場合が多く、雑種犬のようにその地域の特徴に合わせて順応することが難しいのです。
つまり、雑種犬はその地域で生き抜くための機能がすでに備わっているケースが多く、比較的外飼いに向いている場合が多いといえます。
雑種犬を飼う際の注意点を紹介
雑種犬の魅力について説明してきました。「健康丈夫」「気候の変化に強い」といったように一見すると強みがあって飼育がしやすいように思えます。
それでも飼う際には注意しなければならないこともあります。3つのポイントに絞って説明します。
- 雑種犬のしつけ方
- ワクチン接種
- 成長後のサイズが把握しにくい
雑種犬を飼う際の注意点①雑種犬のしつけ方
まずは雑種犬のしつけ方です。雑種犬は純血種と違って犬種の性質が特定されていません。そのため、飼育するうえでの注意点やしつけのコツがわかりづらいといった特徴があります。
また、両親がどのような性質をどれほど引き継いでいるのか予想がつかず、しつけに時間を要することもあります。例えば、信頼関係を築くためには褒めることも必要ですが、どの方法が一番効果的かを判断するにも時間がかかる場合があるのです。
しつけの仕方がわからないから雑種犬は選びたくない…というのではなく、その子の性格を知り、良いと思う行動を伸ばしていくことが大切です。
雑種犬を飼う際の注意点②ワクチン接種
ワクチン接種は犬種に限らず必要なことです。雑種犬の魅力で「健康丈夫」とあげましたが、両親がどのような性質をもっているかわからないからこそ、病気の予測がしづらいこともあります。
純血種と同様、狂犬病予防や混合ワクチンの接種、フィラリアの予防薬の投与は必要となってきます。雑種犬を飼うことになった場合も、必ず受けさせるようにしてください。
雑種犬を飼う際の注意点③成長後のサイズが把握しにくい
両親のどのような性質を引き継いでいるかわからない雑種犬は、標準的な体重や見た目が存在しません。そのため、成長後のサイズが把握しにくいといった注意点があります。
想像よりも小さい、もしくは大きくなってしまったなんてこともあるかもしれません。しかしながら、子犬の姿でも成犬になったときの姿でも、その時々の成長の変化を楽しめることが魅力でもあります。
子犬を迎え入れる際は、ケージなどの環境においても買い替えの可能性を踏まえつつ購入することをおすすめします。最期まで愛情を注いで育てる覚悟を持ち、雑種犬を選ぶようにしてください。
雑種犬を飼う際の注意点
雑種犬を飼う際の注意点についてご理解いただけましたでしょうか。それぞれ注意点はありますが、雑種犬に限らずいえることもあります。
また、雑種犬の迎え入れる方法として3つ紹介します。
- 保健所
- 譲渡会
- 里親募集サイト
大切な家族の一員となることを考え、責任をもって迎え入れるようにしましょう。
まとめ:雑種犬の個性を楽しもう!
ここまで雑種犬について詳しく説明してきました。他犬種とも比較してきましたが、雑種犬の魅力は伝わったでしょうか。
この記事では、
- 雑種犬、純血種、ミックス犬とは何か
- 雑種犬の魅力①唯一無二の容姿
- 雑種犬の魅力②健康丈夫
- 雑種犬の魅力③気候の変化に強い
- 飼う際の注意点①しつけ方
- 飼う際の注意点②ワクチン接種
- 飼う際の注意点③成長後のサイズが把握しにくい
雑種犬の魅力を知って、ぜひ個性を楽しんでください!また犬を飼いたいけれど犬種を迷っているという方は、この記事を参考にしてみてくださいね。
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