オカメインコの平均寿命は?長生きのコツやギネス記録も紹介【獣医師監修】のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. オカメインコの平均寿命は約15~20年
  2. オカメインコに長生きしてもらうためにはストレスを溜めさせないことがポイント
  3. オカメインコがなりやすい病気を知ることで大病のリスクを防ぐ可能性が上がる
  4. オカメインコの医療費は保険適用されないので、もしもの時に備えてペット保険に加入しておくと安心

これからオカメインコの飼育を検討している方で「平均寿命はどのぐらい?」、「長生きするコツを知りたい」と感じている方はいませんか?当記事では獣医師監修の元、オカメインコの平均寿命、長生きのコツはもちろん、寿命のギネス記録、飼育方法、カラー別の値段について解説して行きます。

記事監修者「松本 千聖」

監修者松本 千聖
獣医師

岐阜大学応用生物科学部獣医学課程を卒業後、獣医師として動物愛護団体付属動物病院やペットショップ付属動物病院にて主に一次診療業務、ペット保険会社では保険金査定業務などに従事。現在は製薬関係の業務に携わり、プライベートでは個人で保護猫活動並びに保護猫達の健康管理を行う。犬や猫だけではなく鳥類を含むエキゾチックアニマルについての正しい知識を伝えるために記事の監修業務も行っている。

この記事の目次

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オカメインコの平均寿命は約15年から20年


鳥類のペットとして人気があるオカメインコ、気になっている方も多いのではないでしょうか。これから迎え入れる方や検討中の方、オカメインコは長寿なのをご存じでしょうか?


人気の品種で比べてみると、セキセイインコやボタンインコの平均寿命が7~10年程度、対してオカメインコの平均寿命は15~20歳です。野生下のオカメインコの平均寿命は約10~15年といわれています。


人の飼育下にあるオカメインコがこれだけ長生きできるのには理由があります。それは、野性と違い安定した生活環境や食事があるからです。普段から適切な飼い方をすることが長生きの秘訣ですので、飼い主さんは迎え入れ前に正しい飼育方法を身に付けておきましょう。

オカメインコの寿命のギネス最長記録は?

記録されているオカメインコのギネス記録はなんと32歳です。


アメリカのニューメキシコ州で飼育されていた「サンシャイン」ちゃんと記録されています。

飼育下のオカメインコの平均寿命が15~20歳ということを考えると驚異的数字です。


ギネス記録に登録されているのは32歳ですが、40歳以上生きたオカメインコもいるようなのでオカメインコは個体や飼育方法によっては平均寿命を大幅に超えて長生きします。

オカメインコはカラーによって寿命が変わる?

オカメインコはカラーによって寿命の差がほとんどありません。


これまでの報告で

  • 原種に近いノーマルは比較的体が強い
  • 色素が薄い種類は体が弱い傾向

と報告されています。とはいえ色素の薄いルチノー・ホワイトフェイス・パイド・アルビノなども極端に体が弱いわけではありません。


大事なのは個性に合った環境を作ることですので、好きなカラーを選ぶとよいでしょう。

オカメインコはオスとメスで寿命が変わる?

オカメインコはオスとメスで寿命に違いがありません。


鳥類は性別の判別が難しいことから、飼いはじめの時点でオスメスの判断がついていないことがあります。成鳥になれば見分けがつくことも多くなりますが、寿命については個体差がありますのであまり気にせず選びましょう。


性格は、オスよりもメスのほうが温和で初心者向きといわれています。ただ、オスのほうがおしゃべりが上手といった特徴もあるので、飼い主さんが気に入ったオカメインコを選びましょう。

オカメインコの年齢を人間に換算すると何歳?

前述した通りオカメインコは長生きで、平均寿命は15〜20歳です。では、この年齢を人間に換算するとどうでしょうか。


人間に換算した年齢は、オカメインコの健康管理に役立つので覚えておくと便利ですよ。今現在どの程度の年人間年齢なのか知ることで、年齢に合った餌やりや世話をすることができます。

1歳から18歳までの、人間に換算した年齢を見てみましょう。


▼オカメインコ人間年齢換算表

オカメインコ人間
1歳まで20歳
2・3歳25歳~
4・5歳35歳~
6・7歳40歳~
8・9歳45歳~
10・11歳
50歳~
12・13歳60歳~
14・15歳70歳~
16・17歳80歳~
18歳85歳

オカメインコが平均寿命の18歳まで生きた場合、人間に換算すると85歳程度の年齢になります。世代としては生まれてから半年頃までが幼鳥、その後は若鳥〜成鳥を経て高齢期にさしかかります。12歳〜13歳で60歳程度ですので、13歳を超えたら高齢であると認識しましょう。


人間の年齢と鳥の年齢は直接的には比較できないため、推定の目安としてとらえるようにしてください。オカメインコの長寿命に合わせて、飼い主は長期的な責任を持ち、適切なケア、定期的な健康チェックを行いましょう。

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オカメインコの性格や特徴は?飼い方や病気についても解説

オカメインコに長生きしてもらうポイント


オカメインコの寿命は、ほかのインコと比べても比較的長いことがわかりました。では、オカメインコが寿命を全うし長生きするためにはどのようなポイントに気を配るべきなのでしょうか?


オカメインコの飼育でよく問題となるのが、ストレスです。オカメインコにとってストレスは、体調不良の直接的な原因ともなる重大な問題です。


ここから日常の中で工夫できるポイントを項目ごとに分けてご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。

  • 信頼できる販売先からオカメインコをお迎えする
  • ストレスを溜めこまない
  • 食事や食べ物を工夫する
  • コミュニケーションを怠らない
  • 清潔な生活環境
  • 温度管理の徹底
  • 日光浴をさせる
  • 日頃の健康観察

生活の中の些細なことがストレスの要因になりますので、飼い主さんは、よく注意しましょう。

信頼できる販売先からオカメインコをお迎えする

お迎え先はこれからオカメインコと幸せな生活を送るための重要なステップです。

信頼できるお迎え先か見極めるポイントは以下の通りです。

  • お迎え先の衛生状態が保たれているか
  • お迎え先が飼育や健康に関する詳しい情報を提供できるか
  • 適切な適切相場であるか
  • オカメインコの健康状態
お迎え先の衛星環境は、ペットに対してどれだけ配慮しているかの指標となりますオカメインコは感染症にかかりやすく、特に親鳥からヒナへの感染や、感染した鳥の羽やフンからの感染が多いとされているので注意が必要です。

また、スタッフに質問をしてみてください。きちんと回答してくれる店ではアフターフォローにも対応に応じてくれるでしょう。

価格が、極端に安すぎたり高すぎたりする場合は、鳥の健康やケアに問題がある可能性が高く注意が必要です。

オカメインコの健康状態の確認も欠かせません。
  • くちばし
の状態を確認し、健康で元気な鳥を選んで、安心して飼育を始めましょう。

オカメインコにストレスを溜めさせない

オカメインコは、もともとストレスを感じやすい動物です。そのため、いかにストレスを蓄積しないかということが長生きの大事なポイントになります。


オカメインコのストレス解消に有効なのは、定期的な放鳥です。放鳥とは、普段鳥かごで過ごすインコを一時家の中に放し自由に飛べる環境を作ることです。


飼育下ではどうしても運動が足りなくなる傾向にありますので、できれば毎日行いましょう。


ただし、放鳥時には以下の注意点を守る必要があります。

  • 飼い主さんの監視下で行う
  • 誤飲するものがないか確認
  • 窓はかならず閉める
  • ぶつからないよう部屋をスッキリさせる

放鳥はストレス解消になりますが、時間が長すぎると誤飲や怪我のリスクが高くなります。満足して自分から帰るオカメインコもいますが、基本的には飼い主さんが時間の管理をするようにしましょう。


また、インコの迎え入れ前には放鳥ができるような空間を事前に準備しておくことをおすすめします。

オカメインコに与える餌や食べ物に気を配る

毎日の習慣である食事は、オカメインコの健康をつくる大切な時間です。特に、習慣化していることはいつもとの違いを感じ取ることができる場でもあります。


健康観察も兼ねて、しっかり気を配りましょう。一般的にオカメインコの主食は

  • シード
  • ペレット

の2種類で、補完食として

  • 野菜
  • 果物

で栄養のバランスを取ります。


主食のシードについては、「皮付き」「皮なし」の2種類があります。皮付きを選ぶと、シードの殻をとる作業がストレス解消につながりますので上手に活用してください。


飼いはじめは、食いつき方やオカメインコの様子を見て好みの食事スタイルを見つけましょう。


また、年齢に合わせてその都度与える餌や食べ物を見直すことも重要です。水や餌の交換は毎日行い、餌周りは常にきれいに保ちましょう。餌の交換を怠ったり汚れていたりすると、オカメインコのストレスにつながります。

【監修者コメント】

ペレットはオカメインコが必要とする栄養素が過不足なく配合されている総合栄養食であるため、可能ならばペレットがメインの主食となるようにシードの割合を調整することをおすすめします。また、ペレットを選ぶ時には必ず原材料を確認し、着色料や香料などの添加物が含まれていない物を選ぶようにしましょう。人間と同様に肥満はオカメインコにあらゆる病気を引き起こしてしまう可能性が高いため、果物などのおやつは常に与えるのではなく、通院時のご褒美などといった特別な時に与えるだけにしておきましょう。

オカメインコに愛情を注いであげる

オカメインコを飼う前に、ぜひ理解しておきたい特徴があります。それは、オカメインコがとても寂しがり屋であるということです。


オカメインコは、野生では群れで生活し仲間を大切にする習性があります。そのため、ペットのオカメインコを長生きさせるには、たくさんの愛情を注いであげることが非常に重要なポイントになります。


実際、オカメインコがストレスを感じる大きな原因は飼い主さんとのコミュニケーション不足です。つまらなかったり寂しさを感じた際に飼い主さんを呼ぶこともあるでしょう。


毎日の手入れのときや放鳥のときに、話しかけて優しく触れるなどこまめなコミュニケ―ションをとるようにしてください。インコ用のおもちゃも販売されていますので、迎え入れ前に準備しておきましょう。

オカメインコの飼育環境を清潔に保つ

オカメインコが生活する鳥かごは、毎日かならず手入れしましょう。飼育環境が清潔でないと、病気やストレスの原因になり寿命を縮める可能性が高まります。


毎日行うのは、餌周りの掃除や交換、排泄物の掃除です。排泄物の掃除については、基本的に一部分だけでなく毎日床材を交換して綺麗な状態にリセットしてください。


止まり木やケージについた分の掃除も、気付いたらその都度行いましょう。また、月に1度はケージ全体の丸洗いをして全体を消毒しましょう。


丸洗いの際は、オカメインコが逃げださないようにキャリーバッグなどに移動して対策しましょう。

気温管理に注意する

オカメインコは気温に敏感で、温度変化で体調を崩すこともあります。そのため、自宅での温度管理は健康を守るうえでとても重要です。


適切な温度は、そのときの体調や年齢よって変わります

  • 成鳥が25℃前後
  • 幼鳥や老鳥は25℃~30℃
  • 体調が悪いときには、体温が急激に下がるため30℃

を保てるように保温する方法が有効です。また、暑さには比較的強いといわれていますが熱中症になる事例もありますので直射日光の当たりすぎにも注意してください。


夏や冬は、エアコンの風が当たりすぎていないかなどをチェックしたうえでエアコンを有効活用しましょう。また、いつ体調の変化があるかわからないので飼う前の準備として温度計とヒーターを購入しておくと安心です。

オカメインコに日光浴をさせる

日光浴はオカメインコの健康に不可欠ですが、多くは室内で飼われているため、日光不足になりやすいです。日光浴を習慣にして、健康維持を目指しましょう。


日光浴の効果に

  1. 体内時計が整い、免疫力やストレス耐性が向上
  2. ビタミンDが生成され、骨の形成やカルシウムの吸収を助ける
  3. メンタルを安定させる
  4. 殺菌効果
ビタミンDが不足すると、卵詰まりや骨折のリスクが高くなります。またビタミンDは神経細胞を保護し、ホルモンを形成する役割もあります。日光浴が不足すると精神的な問題が起きやすくなります。

毎日午前中に20分程度行うことが理想です。日光浴中は目を離さず、猫やカラスなどの外敵からの危険に注意しますしょう。また熱中症にならないよう注意が必要です。適切な時間と場所で、様子を見ながら行いましょう。

オカメインコを日頃からよく観察する

オカメインコと暮らしはじめたら、ぜひ習慣にしてほしいのが愛鳥の健康チェックです。オカメインコの健康寿命を延ばすためには、病気の早期発見がなによりも大切です。


日頃から愛鳥をよく観察することで、小さな変化や症状に気づくことができます。見た目や動き、排泄物などをチェックして気になるところがあれば病院に相談しましょう。


しかし、オカメインコは野性の名残で体調の変化を周りに悟られないように隠してしまいます。そこで、動物病院での健康診断を活用するのがおすすめです。


病院に行くと、以下のような検査ができます。

  • 身体検査
  • 糞便検査
  • そのう液検査
  • 血液検査
  • レントゲン検査
  • 感染症検査

オカメインコを飼いはじめたら、まずはかかりつけ医を見つけ気軽に相談できる環境を作りましょう。

【監修者コメント】

動物病院の中でも鳥類を専門的に診ることができる病院は限られています。HPなどに「診療可能動物:鳥類」と記載されていても、実際に通院してみると爪切りなどのケアしか対応することができないといった事例も多くあります。実際にオカメインコを迎え入れる前には口コミやそこで勤務している獣医師の経歴などを確認することによって鳥類を正しく診察することができる動物病院を数件ほど探しておくことをおすすめします。

オカメパニックに注意する【参考】

オカメインコは繊細な性格から「オカメパニック」というパニックを引き起こすことがあります。


原因は

  • 地震、雷などの自然現象
  • 救急車などの物音
  • カラスなどの予期せぬ動物を見た
  • 突然部屋に光が入った

など様々です。


オカメパニックを引き起こし暴れ回ることで、ケージ内を暴れまわったり、放鳥時に壁にぶつかり死んでしまう場合があります。


オカメパニックを引き起こした際は

  • オカメインコが生活する環境に気を付ける
  • オカメインコに優しく話しかけて落ち着かせる
に気を付けましょう。オカメインコに長生きしてもらうためにもオカメパニックの原因や対策に対する理解を深めることが大切です。

オカメインコを飼育するデメリット

オカメインコの愛らしい外見やおしゃべりする姿、人懐っこい性格に心を奪われ、一目惚れで飼いたくなる人もいるでしょう。しかし、実際に飼い始めるとその可愛さの裏に隠れたデメリットに直面し、戸惑うこと


オカメインコの飼育のデメリットに以下の3点です。

  • オカメインコの鳴き声が大きい
  • 長期間の外出が難しい
  • 医療費が保険適用されないため高額になりやすい
これらのデメリットを事前に理解し、準備や対策を練っておくことで飼育をはじめてから「もし早く知っていたら...」と後悔することなく、オカメインコとの生活を満喫することができます。オカメインコの飼育を検討している方はぜひ参考にしてください。

オカメインコの鳴き声が大きい

オカメインコのおしゃべりする姿はとても可愛いですが、その鳴き声は大きく、近隣住民からの苦情に繋がる可能性もあります。


オカメインコが鳴く理由と対応策について以下の表にまとめたので参考にしてください。

鳴く理由対策方法
空腹を訴える餌を確認
危険を知らせる周囲の環境を確認
寂しや不安優しく声をかけて安心させる
構ってもらいたいすぐに反応せずに少し我慢させる時間も作る
毎回反応していると「呼べば来てくれる」と学習してしまう
退屈・運動不足おもちゃを与えるなどして遊びや運動の機会を増やす
発情高脂肪食を避け、栄養を管理する

実際に飼育を始めると、その鳴き声の大きさに驚き、後悔するケースも少なくありません。飼育前にオカメインコの鳴き声とどう向き合うかをしっかりと考えておきましよう。

長期間の外出が難しい

オカメインコは飼い主の不在を寂しく感じやすいため、留守番が得意ではありません。一般的に、オカメインコの留守番は1泊2日が限界とされており、寂しさから体調を崩したり、ストレスから毛引き行動をしたりすることもあります。そのため、長期間の外出は飼い主にとって大きな悩みとなります。


オカメインコにお留守番してもらう時は以下のポイントを意識しましょう。

  • 餌と新鮮な水を十分に確保
  • エアコンやヒーターで温度を管理
  • 見守りカメラを設置
  • 信頼できる人に鍵を預け、1日2回様子を見てもらう
  • 信頼できる知人やペットシッターに預けてケアを依頼(ペットホテルも選択肢として考える)
  • 外出前に多くの時間を一緒に過ごし、愛情を示す。

長期間の外出が必要になる場合は事前の準備と対策が必要です。インコは些細なことでストレスを感じやすいことを理解し、細心の注意を払いながら対処することが大切です。

医療費が保険適用されため高額になりやすい

オカメインコも人間と同様に、ケガや病気を負ってしまうリスクが常に存在します。しかし、鳥の医療費には公的な健康保険制度がないため、全額自己負担です。治療や手術が必要となるとさらに費用はかさみます。


高額な医療費を減らす手段として、ペット保険への加入がおすすめです。ペット保険は、病気やケガでの治療費の一部を補償してくれる制度で、いざという時の医療費の負担を軽減できます。


また、高齢になると病気やケガのリスクが高まるため、早いうちからペット保険に加入しておくとよいでしょう。ペット保険に加入することによって、ちょっとした不調でも病院に連れて行きやすくなり、治療の幅が広がり、高度な治療を気軽に受けることが可能になります。

オカメインコのペット保険はこちら

オカメインコの飼育に必要なもの


飼育下に必要なものを説明していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。


▼オカメインコの飼育に必要なもの

  • ゲージ
  • ゲージ用カバー
  • 水入れ
  • 鳥のおもちゃ
  • 鳥の砂
  • 鳥用のベッドリネン
  • ヒーター
  • 獣医のケア

ゲージ

オカメインコの羽や尻尾を広げても当たらない程の十分な広さと適切なバーの位置があるゲージが必要です。

サイズは幅、奥行き、高さが45㎝以上あるのを選びましょう。


ケージ用カバー

カバーは就寝時に掛けることで、オカメインコが安心して眠ることができます。


バラエティ豊かな種類の餌を用意してください。


水入れ

常に清潔な水を提供してください。


鳥のおもちゃ

噛む、登る、遊ぶなど、刺激的なおもちゃが必要です。


鳥の砂

消化を助けるための鳥の砂を提供します。


鳥用のベッドリネン

ケージ内を清潔に保つために、鳥用のベッドリネンを使用します。


ヒーター

熱を放射して周りを温めるタイプのヒーターです。

サイズは何種類かあるので、ケージの大きさに合わせて選びます。


獣医のケア

定期的な健康診断と必要な予防接種を受けるようにしてください。


これらのアイテムを用意し、愛情と注意をもってオカメインコを飼育することが重要です。

オカメインコのカラーごとに生体価格を紹介


オカメインコは、ペットショップやブリーダーなどで生体を購入することができます。生体価格は主に羽のカラーで決まります。 


カラーごとの値段を一覧にしましたので、購入時に参考にしてみてください。


▼オカメインコのカラー毎の値段価格比較表

カラー値段
ノーマル10000~25000円
ルチノー
15000~30000円
パール20000~30000円
パイド15000~30000円
ホワイトフェイス20000~40000円

そのときの人気希少性などで値段は変動します。飼いたいカラーが決まっている場合は、事前に問い合わせておくとよいですよ。


基本的にペットショップよりもブリーダーから迎えた方が安く購入できる傾向です。ブリーダーを利用する場合は、飼育環境や鳥の健康状態などに気を配っているところを探しましょう。

オカメインコがなりやすい病気


鳥類がかかりやすい特有の病気というのはいくつかありますが、その中でもオカメインコがかかりやすい病気はあるのでしょうか?オカメインコが特にかかりやすい病気をご紹介します。


▼オカメインコがなりやすい病気

病気原因症状
毛引き症ストレス
寄生虫感染
自ら毛をむしる
皮膚の出血
腸炎不衛生な食事や水多飲
下痢
嘔吐
羽を膨らませる
(体温低下)
結膜炎細菌感染
鼻腔の炎症
腫れ
風邪細菌感染鼻水
くしゃみ
羽を膨らませる
(体温低下)

インコの代表的な病気ともいわれる毛引き症は、ストレスが原因で起こります。前述したとおりオカメインコはストレスに弱いため、日頃のコミュニケーションで予防しましょう。


腸炎は、不衛生な環境で発生する細菌に感染して起こる病気です。毎日手入れをすることで予防が可能ですので、手入れは怠らないようにしてください。


結膜炎風邪は、予防が難しい病気です。比較的症状が出やすい病気ではありますので、異変を感じた際はすぐに病院に相談しましょう。

ペット保険への加入を検討することも大切

鳥の医療費は保険適用外のため、入院や手術が必要な場合、高額になる可能性が高いです。入院が必要な場合、平均で1日あたり5,000円、手術が必要な際には100,000円の費用がかかります。


「手術代が高すぎて払えない」

「こんなに治療費が高いなんて知らなかった」


MOFFMEでも実際にこのようなお悩みがよく寄せられています。万が一に備えてペット保険への加入を検討することが大切です。


鳥のペット保険の需要は高まってきており、アニコム「家庭どうぶつ白書2019」によると、2012年には鳥の保険契約数は434羽に対し、2017年度には2,117羽となんと約5倍に増加しています。


「オカメインコのペット保険について詳しく知りたい」

「どの保険にすればいいか分からない」


そんな方は以下の記事をご覧ください。

オカメインコのペット保険はこちら

オカメインコの寿命に関するまとめ

ここまで、オカメインコの寿命について解説してきましたがいかがでしたか?オカメインコは、インコの中で比較的寿命が長い品種であることがわかりました。生活の中のポイント、年齢に合った環境づくりでぜひ長寿を目指しましょう。

今回の記事では
  • オカメインコは何歳まで生きる?平均寿命について
  • オカメインコが飼育ポイントは?長生きの秘訣
  • オカメインコがかかる病気!症状や原因について
  • オカメインコの販売価格!カラーによる違い
  • オカメインコの寿命についての疑問!カラーや性別は関係ある?
をご紹介しました。

また、性格もペット向きなオカメインコは飼い主さんにとって素敵なパートナーになること間違いなしです。ストレスをかけないこと、たくさん愛情を注いで育てることなどに注意してオカメインコとの生活をはじめてみてはいかがでしょうか。

MOFFMEでは他にもインコの保険に関する記事を多数公開していますので、ぜひご確認くださいね!

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