この記事に辿り着いた方の多くは、うさぎのトイレにはシートか砂かどっちがいいのか悩んでいる方ではないでしょうか。「トイレシートと砂の併用が1番いい」という情報も見て、結局どれが1番いいのか悩んでいるかと思います。そこでこの記事では、シートのみ・砂のみ・どっちも使うことそれぞれのメリット・デメリットについてと、シート・砂の代用品についてか一説していきます!
この記事の目次
目次を閉じるうさぎのトイレシートとトイレ砂どっちがいい?それぞれの違いについて解説!
うさぎのトイレはシートがいいのか砂がいいのか、どっちにしようと悩んだことはありませんか?
うさぎは犬や猫などと比べておしっこの量が多く、体重1キロあたりで130ミリリットルほどのおしっこをすると言われています。そのため、十分におしっこを吸収できるものを選ぶ必要がありますよね。
またアンモニアの含有率が高く臭いがきついので、消臭力も捨て切れないポイントかと思います。
他にもゴミ処理や掃除のしやすさなど、考慮したいポイントが多いため、「結局どっちがいいんだ?」と悩んでいる方が多いかと思います。
そこでトイレシートと砂それぞれのメリット・デメリットについて解説していきます。
うさぎ用トイレシートのメリット・デメリット
うさぎ用トイレシートには、以下のような特徴とメリット、デメリットがあります。
特徴
トイレシートは、白色でトイレの形に合わせた三角形や四角形のものが市販されています。
表面は不織布や紙で、中に水分を吸うポリマーが入っており、底面は吸った水分が漏れないようにビニールになっている3層構造の製品が多いです。
中には天然ヒノキなどの消臭成分が含まれているものや、両面吸収など吸水力が高いことを売りにしている製品もあります。
メリット
- シートは白いので、うさぎのおしっこの色や量などの状態が確認しやすく、健康チェックができる
- シートを交換してそのまま捨てるだけなので、セットするのも掃除するのも簡単
デメリット
- ゴミが増える
- シートをかじったり引っぱったりして誤飲する可能性がある
- おしっこの量が多いと充分に吸えず、トイレがぬれたり、臭いが広がったりすることがある
- うさぎ専用トイレシートは、トイレ砂より高いものが多くコストパフォーマンスが悪い
うさぎ用トイレ砂のメリット・デメリット
うさぎ用トイレ砂には、以下のような特徴とメリット、デメリットがあります。
特徴
トイレ砂は、パイン(松)やヒノキ、ポプラなどの針葉樹のおがくずなどを固めて、ペレット状にしたものです。
シートと同じように、天然ヒノキなどの消臭成分が含まれているものや、吸水力が高いことを売りにしている製品もあります。
トイレ砂は、家庭用トイレに直接流せるものと流せないものがあります。流せるもののほうが、掃除はしやすいです。
メリット
- そのまま家庭用トイレに流せるので、ゴミが出ない
- おしっこの嫌な臭いを充分に吸収してくれる
- うさぎのおしっこの量に合わせて、トイレ砂の量も調整できる
- トイレシートに比べると安いものが多く、コストパフォーマンスがいい
デメリット
- ペレット状なので掃除のときにこぼれることがあり、シートよりは若干掃除の手間がかかる
- おしっこがトイレの床にこびりつき、尿石となる場合がある
- うさぎがトイレ砂をかじってしまい、誤飲する可能性がある
うさぎのトイレはシートと砂の併用もできる?メリット・デメリットを解説
ここまでうさぎ用のトイレシートとトイレ砂の特徴やメリットやデメリットなど、どっちがいいのかを説明してきました。
どっちがいいのかと調べていると、「シートと砂を併用することがいい!」という内容を見たことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか?
シート・砂を併用することで、それぞれのメリットとデメリットをうまい具合に補完することができますが、やはりそれでもデメリットは存在します。
そこで続いては、シートと砂を併用した場合のメリットとデメリットを詳しく解説していきます。
うさぎのトイレにシートと砂を併用するメリット
うさぎ用トイレシートとトイレ砂を併用するメリットには、以下のようなものがあります。
- 吸水力と消臭力のアップ
- トイレ掃除が楽になる
吸水力と消臭力のアップ
トイレシートで吸い切れなかったおしっこは、トイレ砂が吸ってくれるので、トイレトレーにおしっこが漏れて汚れることも少なく、取れにくい尿石も防ぐこともできます。
また臭いもトイレ砂が吸収してくれるので、それぞれを単独で使う際より臭いをかなり抑えることができるでしょう。これは、トイレシートとトイレ砂を併用する最大のメリットといえます。
またトイレ砂の高い吸水力と消臭力により、下に敷くトイレシートは高価なものではなく安価なものでも充分に対応できます。 併用するとコストパフォーマンスがどうしても悪くなりますが、安価なトイレシートを利用することにより若干ですが改善することができます。
トイレ掃除が楽になる
トイレ砂のみでは吸いきれなかった尿はトイレシートが吸ってくれますので、トイレに尿石が付きにくくなります。つまりトイレ本体の掃除を簡単に済ますことができるのです!
また、シートに包んで砂も一緒に捨てることができますので、トイレの掃除がグッと楽になることもメリットと言えますね。
うさぎのトイレにシートと砂を併用するデメリット
うさぎ用トイレシートとトイレ砂を併用するデメリットには、以下のようなものがあります。
- お金がかかる
- ゴミの量が増える
- 誤飲の可能性が高まる
お金がかかる
トイレシートとトイレ砂を両方使うので、コストは2倍になってしまいます。
ただうさぎはおしっこをする場所が決まっていることが多いので(三角トレイの場合、奥の頂点の箇所が多いです)、よくおしっこをする場所にだけピンポイントでトイレ砂を置くなどして使う量を調節すると、無駄なくコストも若干抑えることができるかもしれません。
ゴミの量が増える
トイレシートに砂を包んで捨てる形になるため、どうしても併用するとゴミの量は増えてしまいます。
シートと砂を併用してゴミの量を減らすためには、流せる砂はトイレへ流して、シートはゴミへ分別する手間がかかってしまいますね。
誤飲の可能性が高まる
シートと砂のどちらかのみを使用していても、かじって誤飲する可能性がありますが、併用をするとなるとかじる対象が増え、誤飲をする可能性もさらに高くなります。
結局どれがいい?トイレシート・トイレ砂・併用のメリット・デメリットのまとめ一覧
ここまでうさぎのトイレにトイレシート・トイレ砂・併用することのメリット・デメリットについて解説してきました。それぞれの特徴について一覧にまとめてみましたので、ぜひ「うさぎのトイレに何を使うのか」の参考にしてみてくださいね!
トイレシート | トイレ砂 | シート・砂の併用 | |
---|---|---|---|
吸水力 | △ | 〇 | ◎ |
消臭力 | △ | 〇 | ◎ |
掃除の便利さ | 〇 | △ | ◎ |
出るゴミの量 | × | △ | × |
コストパフォーマンス | × | 〇 | × |
誤飲の可能性 | △ | △ | △ |
うさぎの健康チェック | 〇 | × | 〇 |
尿石のできにくさ | 〇 | × | ◎ |
トイレシートは〇が3つ(掃除の便利さ、うさぎの健康チェック、尿石のできにくさ)、△が3つ(吸水力、消臭力、誤飲の可能性)、×が2つ(出るゴミの量、コストパフォーマンス)。
トイレ砂は〇が3つ(吸水力、消臭力、コストパフォーマンス)、三△が3つ(掃除の便利さ、出るゴミの量、誤飲の可能性)、×が2つ(うさぎの健康チェック、尿石のできにくさ)であり、トイレシートとトイレ砂は両方とも〇と△、×の数は同じです。
トイレシートとトイレ砂を併用すると、吸水力・消臭力・掃除の便利さ・尿石のできにくさなどは◎になりましたが、出るゴミの量やコストパフォーマンスについては懸念点になるかと思います。
コストパフォーマンスよりも、掃除の楽さや消臭力を最優先させたい方には、シートと砂の併用が最もいい選択と言えますね。
うさぎのトイレ用シートや砂はそれぞれ代用できる?
うさぎ用のトイレシートとトイレ砂のメリットやデメリットなどを説明してきましたが、やはりうさぎ専用のものは値段が高くコストがかかります。
代用することができて、安く抑えられるのであれば代用品を使いたいですよね!実は、シートも砂も代用することができます。
そこで続いては、それぞれ何で代用できるのかについて解説していきます。
うさぎのトイレシートの代用品
うさぎ用のトイレシートの代用品で最も代表的なのは、犬や猫用のトイレシートを使うことでしょう。
この場合、注意しないといけないのは、うさぎ専用と比べて吸水力がやや低いということです。
最初に説明したようにうさぎは犬や猫より多くのおしっこをします。うさぎ専用トイレシートはそのことを考慮して作られていますが、犬や猫用のトイレシートでは、吸収し切れない可能性があります。
また、大きさも違うので使う際にはシートを加工する必要があるでしょう。
新聞紙で代用することも考えられますが、この場合も吸水力や消臭力は専用のトイレシートには劣るため、トイレ砂を併用して、吸水力や消臭力をカバーする必要がありますね。
うさぎのトイレ砂の代用品
トイレ砂の場合は、猫用のトイレ砂で代用が可能です。
ただ、猫砂には砂のサイズが大きいものから小さいものまであります。
サイズによっては、誤ってうさぎが誤飲した場合に腸閉塞などを起こしかねませんので、網が外れないようにしたり、網からトイレ砂が出ないようにして誤飲を防ぐことを徹底してください。
またおしっこの臭いが強いため、猫砂では臭いが充分に消臭できない可能性もあります。におい対策が別途必要になることも考慮しましょう。
結論としては、猫砂でも代用はできるが、できればうさぎ専用のものを使ったほうがいい、ということになります。
うさぎのトイレはいらないって聞くけど実際どうなの?
そんなことはありません。
確かに野生のうさぎにはトイレはいらないですが、飼いうさぎの場合は、飼い主にとってもうさぎにとってもトイレがあったほうが、快適かつ安心して生活することができます。
部屋中にうんちやおしっこをまき散らかされると、掃除が大変です。また、掃除が行き届かず不衛生になるとうさぎが病気にかかる確率も増えてしまいます。
そしてうさぎのうんちとおしっこは健康状態や体調のバロメーターです。
毎日のトイレ掃除の際に排泄物の量や色、形などを確認することにより、いち早くうさぎの不調に気づくことができますよね。
そのためには同じトイレを使ってもらい、確認することが楽で便利でしょう。
うさぎはトイレを同じ場所でする習性があるため、トイレを覚えることができる動物です。トイレを覚えてもらうまでは大変かもしれませんが、健康状態の異変にいち早く気付くためにもトイレや、トイレのしつけは必要ではないでしょうか。
まとめ:うさぎのトイレシートとトイレ砂、どっちがいいかは優先度合いによる!
- うさぎのトイレにシートを使うメリットは掃除が楽なこと、デメリットはゴミが増えること
- うさぎのトイレに砂を使うメリットはそのままトイレに流せるためゴミが出ないこと、デメリットはトイレ本体に尿石ができる可能性があること
- うさぎのトイレにシートと砂を使うこともメリットは吸水力と消臭力がアップすること、デメリットはコストがかかること
- どっちがいいかは何を優先したいのかで変わる
- トイレシートも砂も代用することでコストを抑えることができる
- うさぎのトイレはいらないと言われているがあった方が健康管理に役に立つ