大きくクリクリとした瞳が可愛らしいうさぎの目ですが、一体うさぎはこの目からどのように世界が見えているのでしょうか。この記事では、うさぎの視力や視野など目の機能や、目の色、目のトラブルから考えられる病気について解説していきます。
この記事の目次
目次を閉じるうさぎの視力はどれくらい?視野や見え方など「目」について解説!
うさぎの視力は0.05〜0.1ほどしかありません。
うさぎは視野が広い一方で視力は良くはないため、遠くのものが見えにくい近視です。飼い主の顔の判別は少し難しいかもしれません。
しかし視力が良くない分は嗅覚や聴覚で補っており、飼い主のことは匂いや声で判別していますので、安心してくださいね。
また、ここではうさぎの目の機能に関して
- うさぎの視野や見え方
- うさぎが認識できる色
- うさぎのまばたきの回数
- 暗闇でも目が見えるのか
うさぎの視野はほぼ360度!
うさぎの視野はほぼ360度あり、うさぎの死角はほぼありません。
うさぎの目は顔の側面についており、片目で見える視野は190度もあるため、広範囲を視野に捉えることができるのです。
これほどうさぎの視野が広くなった理由には、野生で常に狙われながら生活していたため、どこから狙われたとしてもすぐに逃げられるように、視野が広くなったと言われています。
ほぼ360度もある視野で、周囲がどのような見え方をしていると思いますか?
実はうさぎが両目で確認できる視野は10度ほどしかないため、広い視野のほとんどを平面で認識しているのです。
立体的な見え方をしているのは、わずか前方10度ほどしかありません。
うさぎは赤色を認識できない
人間は赤、青、緑の3色が認識できますが、うさぎは赤色が認識できず、青と緑の2色を認識することができます。
主食である草の緑を見分けるために、緑色を識別できるようになったと言われています
うさぎのまばたきは5分に1回ほど
うさぎはまばたきをほとんどせず、5分に1回ほどと言われています。
人間は1分間に約20回、5分間で約100回のまばたきをするため、うさぎとのまばたきの回数の差がよくわかるかと思います。
うさぎには「瞬膜」と言う目を保護したり、目の乾燥を防ぐ膜が発達しているため、まばたきの回数が少なくても、乾燥することはありません。
また、うさぎのまばたきの回数が少ない理由も、うさぎは常に狙われながら生きてきたため、近づいてくる敵を一瞬でも見逃さないようにするためと言われており、同じ理由で、寝ている間も目を閉じることはあまりありません。
暗闇でも認識することができる
うさぎは早朝や夕方に活発に動く性質のある動物のため、暗くても周囲を認識することができます。
うさぎは人間の8倍も光を感じることができるため、わずかの光でも行動することができるのです。
うさぎの目の色について解説!白いうさぎは目が赤い?
人間も目の色には種類があるように、うさぎにも目の色は複数あります。
大きく綺麗な瞳が印象的なうさぎの目の色について、
- うさぎの目の色の種類について
- 白いうさぎが赤い目を持つ理由
うさぎの目の色は5種類
うさぎの目の色は一般的には下記の5種類に分類されると言われています。
- ブラウン(黒や茶色)
- マーブル(薄い茶色)
- ブルー(虹彩がくすんだ青で周りがブルーがかった灰色)
- ブルーグレイ(灰色も混ざった青色)
- ピンク(赤色)
白いうさぎが赤い目を持つ理由
「白いうさぎの目は赤い」という印象を持つ方も多いのではないでしょうか。白い毛色に目だけが赤いと印象にも強く残りますよね。
そもそも目が赤いうさぎは、目の虹彩に色素を持たず透明で、目の中の血管が透けて見えるため赤いように見えています。
目の虹彩に色素を持たないうさぎとは、生まれつきメラニン色素をもたない「アルビノ」のうさぎです。そのため、全身の毛も白いのです。
しかし、白いうさぎが必ずしもみんな「アルビノ」で目が赤いわけではないため、白いうさぎでも目の色がブラウンやマーブルの子もいます。
また、目が赤いから「アルビノ」とも限らず、例えば、「ヒマラヤン」と言う種類のうさぎは、目は赤いですが耳や足などにカラーが入っています。
うさぎの目に関するトラブルから考えられる病気を解説
うさぎの目は側面に少し飛び出るようにしてついているため、目のトラブルを起こすことがあります。
あらかじめ、どのようなトラブルが起きる可能性があるのかを知っておくことは、命を預かる飼い主としてとても大切なことです。
そこでここでは、
- うさぎの目のトラブルから考えられる病気
- 万が一に備えるペット保険について
トラブルから考えられる病気
- 目やにが出る
- 目の色が変わった
- 目が飛び出る
目やにが出る
うさぎも、目にゴミやホコリが入った時には目やにが出ることがありますので、少量の目やにであれば問題ないことが多いです。しかし、多くの目やにが出る時には結膜炎などの病気をしている可能性があります。
うさぎの目やにが出るときの原因や、考えられる病気について詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
目の色が変わった
老化で目の色が白くなることもあります。老化の場合は目の機能には問題がありませんが、自己判断することは大変危険です。
黒目部分が白くなってきた場合には白内障など、白目部分が赤くなってきた場合には結膜炎や角膜炎などの病気が考えられます。他にも目の色が変わってきたら考えられる病気がありますので、病院で診てもらうことをおすすめします。
目が飛び出る
眼球突出という、さまざまな原因により眼球が飛び出る病気です。放置しておくと失明や命を落とす可能性もありますので、すぐに治療をしてもうようにしてください。
万が一に備えてペット保険への加入がおすすめ!
ペット保険に加入していれば、治療費用の一部が補償されます。
もし目のトラブルが起きれば治療をするために動物病院に通いますが、動物の医療は自由診療のため、動物病院によって治療費用はさまざまです。
思いもしなかった程の治療費用がかかることもあります。しかし、治療費用が高いからといって治療をしないなんて選択肢はないはずです。
このような万が一に備えることができるのがペット保険です。
うさぎのペット保険について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
うさぎの視力や視野など「目」についてのまとめ
記事のポイントは
- うさぎの視野はほぼ360度あるが視力は0.05〜0.1ほど
- うさぎのまばたきは5分に1回ほど
- うさぎの目の色は一般的には5種類ある
- 白いうさぎが必ずしも赤い目を持つとは限らない
- 目に関するトラブルの原因は、病気の可能性も
- 万が一に備えてペット保険への加入がおすすめ