うさぎのくしゃみは病気のサイン?くしゃみの原因とスナッフルについて解説のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. うさぎのくしゃみを「風邪」と軽視することは危険
  2. くしゃみを連発していたらアレルギーやスナッフルの可能性がある
  3. スナッフルは命に関わる病気で、抗生物質等を使用した治療が必要
  4. 万が一に備えてペット保険に加入することもおすすめ

うさぎがくしゃみをしている姿を見て「風邪をひいた?寒い?」と心配になった経験はありませんか?人間の場合は軽視しがちな「くしゃみ」ですが、うさぎにとっては命に関わる病気である危険性があります。たまに単発でするくしゃみや、連続した止まらないくしゃみにはそれぞれどのような原因があるのでしょうか。この記事では、うさぎのくしゃみについて着目して詳しく解説していきます。

記事監修者「西森 史奈」

監修者西森 史奈
MOFFME編集部うさぎ担当。愛玩動物飼養管理士、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。

すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という想いに共感しMOFFMEに参画。特に近年飼育頭数が増えているうさぎに着目し、飼い主とうさぎが長く一緒に幸せに暮らしていけるようにうさぎに関する正しい情報を発信すべく日々勉強中。

この記事の目次

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うさぎがくしゃみをする原因を解説!病気の可能性もある

うさぎが、一時的に単発のくしゃみをたまにしているくらいであればあまり気にならないですが、くしゃみを連発して止まらない様子の場合は何事かと心配になりますよね。


人間の場合は連続したくしゃみが出ても「風邪かな」と軽視しがちですが、うさぎにとってくしゃみとは病気のサインの可能性があるため、くしゃみの原因を知ることはとても大切なことです!


まずここでは、うさぎがくしゃみをする原因について、

  • チモシーの粉などが鼻に入ったから
  • アレルギーを持っているから
  • スナッフルという病気にかかっているから

この3つに分けて解説していきます。

うさぎがくしゃみをする原因①チモシーの粉などが鼻に入ったから

例えば、人間は鼻にホコリが入るとくしゃみをしますよね。うさぎも同じようにチモシーの粉やホコリが鼻に入るとくしゃみをします


この時のくしゃみは、鼻水なしのくしゃみだけが出るため、一時的なもので単発なことが多いです。それほど心配をしなくても問題はありません。


こまめにチモシーの粉を掃除してあげたり、うさぎの行動範囲の掃除をしてホコリが舞わないようにするろ、この単発のくしゃみは予防することができます。

うさぎがくしゃみをする原因②アレルギーを持っているから

人間と同様にうさぎもアレルギー反応を起こすことがあり、アレルギーは、ダニやホコリだけではなく、ゲージ内のかじり木やおもちゃに反応している場合もあります。


もし連続して止まらないくしゃみをしていたり、特定の場所やおもちゃの近くにいるとくしゃみを連発する様子が見られたら、何かしらにアレルギー反応を起こしている可能性があります。


何かうさぎに新しいものを与えたり、環境を変えてからくしゃみを連発するようになった場合は、アレルギーの原因が比較的わかりやすいですが、くしゃみの原因がわからない場合は、放っておかずに病院で相談をするようにしてください。

うさぎがくしゃみをする原因③スナッフルという病気にかかっているから

うさぎが連発している止まらないくしゃみに加えて鼻水も出ている場合は、うさぎの鼻風邪の総称「スナッフル」という感染症かもしれません。


主にパスツレラ菌という細菌の感染が原因ですが、健康なときには症状は出ず、ストレスがきっかけとなって症状が出ることがあります。


くしゃみを連続でしていて止まらない時は、スナッフルを疑いすぐに病院で診てもらうようにしましょう。


「鼻風邪」とは言っても、人間のように軽視してはいけません。うさぎにとっては命に関わることです。


スナッフルの症状や危険性などについては、次に解説していきます。

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「スナッフル」ってどんな病気?症状や治療方法を解説


うさぎの連発した止まらないくしゃみと鼻水の原因は「スナッフル」という病気の可能性があると解説してきました。


うさぎの命に関わる危険性もある「スナッフル」とは一体どんな病気なのでしょか。


ここでは、下記の3つにわけて解説していきます

  • スナッフルの症状や危険性
  • スナッフルの治療方法
  • 万が一に備えてペット保険への加入がおすすめ!

スナッフルの症状や危険性

スナッフルの症状には、下記のようなことがあげられます。

  • 連続したくしゃみや止まらない鼻水
  • 鼻詰まりや呼吸困難
  • 食欲不振や体重減少
  • 涙や目やに
  • 咳やゼーゼー音
初期症状は、透明でサラサラの鼻水が出たり、くしゃみが出ます。重症になるにつれて、くしゃみを連発したり、鼻水も黄色く膿性に変化していくのです。このとき、呼吸をすると「ズーズー」といった音が聞こえることがあります。

また、鼻水を拭った足で目を掻くと、目やにや涙が出る症状が現れます。

うさぎは鼻呼吸をする動物のため、鼻水で鼻が詰まれば呼吸が難しくなってしまい、命に関わる可能性も十分にある病気です。人間であれば口呼吸が難なくできてしまいますが、うさぎが口呼吸をするときは「非常に危険な状態」であることを覚えておきましょう。

そのため、くしゃみを連続でしていたり鼻水が垂れてい流症状が見られたら、スナッフルを疑い、すぐに病院で診てもらってくださいね。

スナッフルはうさぎにとっては、ただの風邪ではないという認識を持つことが大切です。

スナッフルの治療方法

スナッフルと診断されると、抗生物質を投与して菌を抑えるという治療が行われます。


しかし、パスツレラ菌などの細菌は、抗生物質で完全になくすことはできません。免疫力が落ちてしまうと再発する可能性もあるので、ストレスのかからない環境やや食生活を整えて、免疫力を高めてあげる必要があります。

万が一に備えてペット保険への加入がおすすめ!

ペット保険に加入すると、動物病院の通院・治療・入院の費用の一部が補償されます。


アニコム損保によると、うさぎの年間の最高診療費用が50万円を超えたというケースがあるとのことです。


うさぎの診察は、自由診療のため動物病院によって治療費用が大きく違い、より高額になるケースも考えられます。


万が一に備えるために、ペット保険の加入を検討してみてはいかがでしょうか。


うさぎの治療が必要になってからでは、ペット保険には加入ができませんので、健康なうちから加入しておく必要があります。


うさぎのペット保険について詳しく解説していますので、ぜひ確認してみてくださいね。

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スナッフルの予防方法について解説


スナッフルの予防方法は、「免疫力を低下させないこと」が大きな予防方法のため、基本的なことが多いです。

  • 適切な温度・湿度管理を行う
  • うさぎの飼育環境を清潔に保つ
  • 感染しているうさぎと接触させない
まずはうさぎを適切な環境で飼育することが大切です。特に、うさぎは温度変化に敏感な動物で、暑さには弱い動物です。

エアコンで温度調整し、風が直接当たらない場所にケージを置きましょう。温度は23~25度、湿度は50~60%が理想です。エアコンの使いすぎで、空気が乾燥しすぎると免疫力低下にも繋がりますので、湿度にも十分配慮してくださいね。

また、うさぎのケージはいつも清潔に保ち、トイレもきれいにしましょう。トイレ掃除は手間に感じるかもしれませんが、毎日してあげてください。

感染しているうさぎと接触すると、菌がうつり、スナッフルを発症してしまう可能性があります。感染しているうさぎと接触させないことも予防につながります。

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うさぎの「くしゃみ」についてのまとめ

スナッフルは、うさぎにとって命に係わることもある病気です。


パスツレラ菌などの細菌に感染すると、完全になくすことはできません。しかし、毎日、愛情こめてお世話をし、うさぎが快適にストレスなく過ごせれば、スナッフルの予防ができます。もし気になるくしゃみをしていたら、動物病院に行きましょう。


あなたの大切なうさぎが、元気で長生きしますように。


記事モデル:まぴんこ