内容をまとめると
- うさぎが震えていることは異常事態と捉えよう
- ストレスや病気を抱えていて、我慢の限界が近い可能性が高い
- 万が一に備えてペット保険への加入がおすすめ!
うさぎが小刻みに震える様子を見ると、何か病気ではないか心配になりますよね。しかし、うさぎが震える理由は体調の悪さや病気だけではなく、リラックスから震えているように見えることもあるのです。震えている環境や状況から、なぜうさぎが震えているのか正しく認識してあげないと、最悪の場合命に関わることも。この記事ではうさぎが震える理由や震えから考えられる病気について解説して行きます。
この記事の目次
目次を閉じるうさぎが震える理由は体調が悪いだけではない?
うさぎが震える理由はいくつか考えられます。
体調の悪さや病気を疑う方がほとんどだと思いますが、うさぎが震える理由には実は歯ぎしりをして、リラックスをしていることも。
しかし、うさぎが震えるということは日常起こりうる行動ではないため、異常であると認識しておく方がいいです。
ここでは、うさぎが震える理由について下記の4つに分けて解説していきます。
- 歯ぎしりをしている
- ストレスや恐怖、怒りを感じている
- 室温や湿度が適切ではない
- 病気やケガをしている
うさぎが震える理由①歯ぎしりが震えているように見えている
うさぎはリラックスをしている時に歯ぎしりをすることがあり、その歯ぎしりが震えているように見えることがあります。撫でているときやリラックスしている表情であれば、気持ちよくて歯ぎしりしているのでしょう。
また、前足を伸ばして寝そべる様子が見られる時にはリラックスをしていると考えられますが、もしあまりにも歯ぎしりの震えが酷かったりする場合にはどこか痛めていたり、体調の悪さを隠している可能性があるため、「リラックスしているんだな」と軽視せずに、よく様子を観察してあげてください。
痛みに耐えているときや、体を丸め苦しそうに歯ぎしりをしている場合は、毛球症などでうさぎが痛みに耐えていたり苦しんでいる可能性があります。
うさぎが震える理由②ストレスや恐怖、怒りを感じている
ストレスや恐怖、怒りを感じて震えることがあります。
うさぎは臆病な性格のため、新しい人や動物に会った時や、引っ越しをして慣れない場所に移った際など、環境の変化に恐怖や不安を感じやすく、震えることがあります。
動物病院の帰りや、まだ慣れていない時の日常的な抱っこなど、嫌いなことをされた時にも恐怖や怒りで震えることもあります。
もしかすると、慢性的にストレスを抱えている状況かもしれません。
例えば、テレビの音が大きかったり、強い香水の使用、床に物を落としたりドアを強く閉めるなどしていませんか?
人間ではあまり気にならないことがうさぎにとっては大きなストレスとなっていることを再認識して、うさぎのストレスを取り除いてあげるようにしてあげてください。
うさぎが震える理由③室温や湿度が適切ではない
うさぎは暑いと震えることがあります。正確には、呼吸が荒くなっている様子が震えているように見えており、暑いことが原因の場合は、かなり熱中症の疑いが強いです。
うさぎは人間のように汗をかいて体温調整をすることができず、毛細血管が豊富な耳に血を流して耳を冷やすことで体温調整をしています。
しかし、全身が毛で覆われていることからも体温調整は苦手で、暑いことにかなり弱い動物のため、飼い主が適切な環境に整えてあげる必要があるのです。
うさぎに限らず、車の中でのお留守番は室内温度が想像よりはるかに高い場合があるので、細心の注意が必要です。真夏の車内温度は70度を超える場合もあります。短時間でもエアコンを付けっぱなしにするなどの対応をしてください。
うさぎが震える理由④病気やケガをしている
うさぎが震えている原因には病気やケガをしていることも考えられます。
うさぎは元気がないことや体調不良を表には出しません。野生で生きてきたうさぎは、常に獲物から狙われる立場にあるため、弱い姿を見せればすぐに標的となってしまいます。
このようなことを避けるために、元気がないことや体調不良を表には出さない習性があるのです。
しかし、そのような習性を持つうさぎが震えている場合は、痛みや具合の悪さを隠すことに限界を感じて震えている可能性が考えられます。
うさぎの異変が目に見えてわかる時は早急に治療が必要なケースが多いですので、すぐに動物病院で診てもらうようにしてください。
日頃からうんちやおしっこの状態も確認して、体調の変化にすぐに気付いてあげるようにしてあげてください。
どんな震え方が危険?震えから考えられる病気は?
そもそも「うさぎが震える」という状況は異常と認識しておくことが吉です。リラックスしている可能性はあるものの、「ずっと震えてる」場合や震えることに加えて元気がないような様子であれっば、まずは病気や怪我、ストレスなどを疑うべきです。
例えば、抱っこや動物病院などが嫌で震える場合には、一時的な震えで収まることが多いです。
しかし、うさぎが特定の場所で丸まってずっと震えてる状況や、1日に何度も震えている場合には病気の可能性を疑い、病院で診てもらうことをおすすめします。
目に見えてわかるほどの異変がある時は、うさぎにとって我慢の限界が近い合図です。
ただでさえ体調不良を隠してしまい、飼い主が知らずのうちに病気が進行しているケースが多いため、目に見える異変に気づいた時にはすぐに病院に連れていきましょう。
震えから考えられるうさぎの病気
万が一に備えてペット保険への加入もおすすめ
うさぎの治療費用は全額自己負担になります。
動物の医療は自由診療であり、動物病院によって治療費用は異なるため、想像を超えるような費用がかかる可能性もあります。治療費用が支払えないからといって治療を諦めるなんて選択肢を選びたくないですよね。
ペット保険に加入していれば、治療費用の一部が補償されるため、治療費用が支払えないという不安を取り除く手助けとなります。
しかしペット保険への加入は、何かしら通院をしてからや、症状が現れてからでは無条件加入が難しく、場合によっては加入自体をお断りされてしまう可能性が非常に高くなってしまいます。
また、新規加入できる年齢にも制限があるため、健康な若いうちからペット保険への加入を検討する必要があります。
うさぎのペット保険についてはこちらの記事でも詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね!
うさぎを震えさせないためにできること
うさぎが震えることは異常事態であることが多いと解説してきました。そもそもうさぎが震えるまでに事態を深刻化させることは避けたいですよね。
そこでここでは、うさぎが震えることを極力なくすために、飼い主があらかじめできることを紹介していきます。
ストレスを与えない環境作りをする
うさぎを飼育する場合、適切な飼育環境を整えることは当然なことです。ゲージ内の掃除はもちろんのこと、飼い主自身も生活に注意する必要があります。
うさぎは人間では気にならないようなことが大きなストレスに感じることがあり、例えば
- テレビや音楽、来客時などの聞き慣れない音
- シャッターやドアの開け閉め音
- 香水やタバコなどの匂い
また、動物病院での診察は基本的には抱っこをされることが多いですが、うさぎは抱っこを嫌がることが多いため、あらかじめ抱っこに慣れておくことも、うさぎにストレスを与えないようにするための秘訣です。
抱っこの仕方については下記の記事でも紹介していますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
適切な室温・湿度を管理する
エアコンや扇風機を使用して、室温は18~24度、湿度は40~60%になるように温度管理をしてあげてください。
部屋全体が適温であっても、室内の場所によっては温度が異なり、うさぎがいる場所の温度が適温になっていないこともあるので、うさぎの行動範囲の室温・湿度が適切かを管理することがより安心に繋がります。
うさぎの室温・湿度や適切な環境作りのポイントは下記の記事でも紹介していますのでぜひ参考にしてください。
日頃から体調のチェックをする
もしうさぎが体調に限界を感じて震えている場合、普段の様子から体調の異変を見つけることができていればと思いますよね。
うさぎは言葉で人間と意思疎通をすることはできませんし、体調の悪さも隠してしまう動物のため、日頃の様子を飼い主がよく観察して異変がないかチェックする必要があります。
- 普段よりもご飯を食べていない、水を飲んでいない
- なんだか元気がなさそう
- うんちやおしっこに異変が見られる
まとめ:うさぎが震えることは異常と考えよう
この記事では、うさぎが震える理由や震えから考えられる病気について解説してきました。
この記事のポイントは、
- うさぎが震える理由は、ストレスを感じている・病気やケガをしている・暑さを感じているために震える
- リラックスして歯ぎしりをすることもあるが、環境や状況から判断することが大切
- ストレスを与えない環境作りや温度管理が重要
- うんちやおしっこの状態もよく観察して体調の異変をすぐに察知する