内容をまとめると
- うさぎは抱っこを好まないが、抱っこに慣れることはできる
- 抱っこをできるようになるとメリットが多い
- 抱っこには骨折の危険性があるため注意が必要
- 万が一に備えるペット保険への加入もおすすめ
うさぎを抱っこしようとしたら暴れたり逃げられたりした経験はありませんか?「懐いてないのかな」なんて悲しい思いをしたこともあるのではないでしょうか。しかし、そもそもうさぎは抱っこを好む動物なのでしょうか?この記事では、うさぎの抱っこに関するテーマで解説していきます。
この記事の目次
目次を閉じるそもそもうさぎは抱っこされることが好き?それとも嫌い?
うさぎは小さくもふもふとしていて、かわいい見た目から、抱っこをして愛でてあげたくなりますよね。しかし、うさぎ自身は抱っこされることが好きな動物なのでしょうか?
結論からお伝えすると、うさぎは抱っこが嫌いな動物です。しかし、うさぎに抱っこを慣れさせることはできますし、むしろ練習をしてうさぎに抱っこを慣れさせた方がメリットが多いです。
常に地に足をつけて獲物から狙われながら生活をしてきた野生のうさぎの足が地から離れる時は、獲物に狩られたときを彷彿とさせ、「自分が危険な状況だ!」という本能から、抱っこをされると暴れる・嫌がる、さらに逃げることが多いのです。
しかしながら、ペットとして飼育しているうさぎは抱っこができるようになると多くのメリットがあり、うさぎの安全を守ることにもつながるのです!
うさぎに抱っこを慣れさせることのメリット
- 病院でのストレスを軽減することができる
- 危険な状況を回避することができる
- 自分で爪切りや投薬をスムーズにしやすくなる
危険な状況を回避することができる
例えばうさぎが椅子やソファに登ってしまったときや、サークルを飛び越えて部屋の中を散策に行ってしまったときなど、元の安全な場所に連れ戻してあげる必要があります。うさぎの骨はとても折れやすいため、椅子やソファからの転落や、部屋の中のものにぶつかったりつまづいたりしてしまうだけで骨折をしてしまう可能性があるのです。うさぎの抱っこの練習はいつから?毎日するべき?
ここまでうさぎに抱っこを慣れさせることのメリットを紹介してきました!
それでは、いつからうさぎの抱っこの練習をしていいのでしょうか?それは「うさぎが環境や飼い主に慣れてから」です。抱っこをしたいからと、すぐにうさぎを抱っこしてはいけません。
お迎えしたての場合は、まだ環境に慣れておらず、ストレスを感じやすい状態になっています。そんな状態でただでさえ嫌いな抱っこの練習をしてしまうと、うさぎには過剰なストレスがかかりますし、「嫌がることをしてくる人だ!」と認識されかねません。
うさぎが少しづつ新しい環境に慣れてきたら、飼い主の手が安全であることをうさぎに認識してもらう必要があります。うさぎの抱っこの練習をするための次の段階は「うさぎ自身が触られることに慣れてもらう」ことです。
頭や背中など撫でやすい部分を撫でて、うさぎがリラックスしている様子が見られるまでは抱っこをするのはやめましょう。触られることに慣れた後でも、いきなり抱っこをしようとすると驚いて暴れることがありますので、頭や背中を撫でて、落ち着いている様子が見られてから抱っこの練習をするようにしてあげてくださいね。抱っこの仕方については後述します!
また抱っこの練習はなるべく毎日習慣化してあげると早くに慣れてくれるようになりますが、もちろん無理は禁物です。
うさぎの抱っこの仕方を画像付きで解説!抱っこ嫌いを克服するための練習方法やコツとは?
うさぎは抱っこが嫌いな動物ですが、練習をして慣れさせることで多くのメリットがあります。では早速うさぎの抱っこの仕方について解説していきます!
この記事のポイントを抑えて、安全に抱っこができるように練習をしていきましょう!
うさぎの抱っこの仕方・練習方法を画像付きで解説!
- 優しく持ち上げてお尻を支える
- 飼い主の体に寄せる
抱っこ嫌いを克服するための練習方法やコツとは?
抱っこ嫌いなうさぎが抱っこを克服するためには、2つにポイントがあります。
- 信頼関係を築くこと
- 抱っこが嬉しいことだと印象付けること
うさぎが暴れる・逃げる・嫌がるので抱っこができない時の対処法
抱っこをしようとすると、「どうしても暴れるため練習が進まない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
しかし、抱っこの練習に焦りは禁物です!暴れて嫌がる場合には、下記2つの理由から、無理に抱っこの練習を続けることをおすすめしません。
- 骨折の危険性があるため
- 抱っこに嫌なイメージがついてしまうため
うさぎの抱っこの練習で注意すること
- 抱っこはなるべく座ってすること
- 1回に長く抱っこしたり、1日に何度も抱っこをしないこと
- うさぎの爪が引っかからない素材の服を着用すること
抱っこはなるべく座ってすること
うさぎが抱っこに慣れてきたように思えても、突然暴れたり抵抗したりることがあります。
この時にもし立って抱っこをしていたら、腕から転落してしまう可能性があります。
うさぎの骨は折れやすく、人間が立っている高さから転落してしまったら、骨折をしてしまう可能性が非常に高いです。
そのため、もし暴れてもすぐにおろしてあげられるようにするために、座って抱っこをすることが好ましいと言えます。
1回に長く抱っこしたり、1日に何度も抱っこをしないこと
うさぎが暴れることがなくなったからといって、1回の抱っこで長時間、また1日に何度も抱っこをしてしまうことはうさぎに負担をかけている可能性があります。
うさぎは犬や猫のように、大きな鳴き声を発したり、尻尾の動きなどで感情が読めるわけではありません。
もしかしたら我慢をさせてしまっている可能性もあります。
抱っこを慣れさせてあげることは大切なことですが、時間や回数を決めて抱っこをしてあげるようにしましょう。
うさぎの爪が引っかからない素材の服を着用すること
うさぎの爪が服に引っかかると、うさぎが骨折をしてしまったりケガをしてしまう危険性があります。
大人しく爪が服から外れることを待ってくれればいいですが、うさぎはパニックになりやすいため、爪が引っかかったまま暴れてしまうことも考えられますよね。
エプロンを着用したり、爪が引っかからないような素材の服を着て抱っこをすること、また定期的なうさぎの爪切りをして、引っかかるリスクを下げることで、骨折やケガを予防してあげてくださいね。
補足:もしも抱っこで骨折してしまった時の治療費用
もしも骨折をしてしまった場合、ギプスの固定のみでは1万円、手術になると10万円前後かかることがあると言われています。
しかし、動物の医療は自由診療のため、動物病院によって治療費用は異なります。手術費用が10万円以上かかることもありますし、想定を大幅に上回る金額になることもあり得ます。
治療費用が払えないからといって治療を断念するなんてことを避けるために、ペット保険への加入を検討してみてはいかがでしょうか。
ペット保険に加入していれば治療費用の一部が補償されるため、もしもの時に助けになってくれるでしょう。
ケガや病気をしてからでは加入ができませんので、健康なうちにご検討することをおすすめします。
うさぎのペット保険について詳しく解説していますので、ご確認してみてください。
まとめ:うさぎの抱っこの練習はうさぎのペースに合わせて行おう!
うさぎの抱っこについて解説してきました。
この記事のポイントは
- うさぎは抱っこが嫌いな動物だが、慣れさせることはできる
- うさぎの抱っこをするには、まずは信頼関係を築いてから
- うさぎが暴れる・嫌がる場合には無理に抱っこの練習を続けないこと
- うさぎの抱っこはできるようになった方がメリットが多い
- 抱っこがケガにつながる可能性もあるので、注意点を守ること