うさぎが骨折しているかも!骨折の見分け方、治療方法・費用についても解説のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. うさぎは骨折をしやすい動物
  2. 日常生活の中に骨折の危険性があるため予防が大切
  3. 骨折の手術には10万円かかることもある
  4. 万が一に備えるペット保険への加入がおすすめ

うさぎと一緒に暮らしていると、自由気ままに生活している姿に日々癒しを感じますよね。しかしその生活の中には、うさぎが骨折をするリスクがたくさん潜んでいます。うさぎは骨折をしやすく、例えば、ゲージ内に設置したロフトから降りただけで骨折をしてしまうとか。そこでこの記事では、うさぎの骨折の見分け方、治療方法・費用、骨が折れやすい理由や予防方法について解説していきます。

この記事の目次

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もしかして骨折しているかも?うさぎの骨折の見分け方!

うさぎは体調不良を隠す習性がある動物のため、骨折の程度によっては、よく観察をしていないとすぐには気づかない可能性があります。


「うさぎが骨折をしていて飼い主が気づかないなんてことあるの?」なんて思うかもしれませんが、不調を隠してしまうのがうさぎなのです。


日頃からよくうさぎを観察して、異変にすぐに気付けるようにしてあげてくださいね。


それでは早速うさぎの骨折の見分け方や症状を紹介していきます。

  • 足をあげてじっとしている
  • 走り方、歩き方がおかしい
  • 足を引きずっている
  • 動かずに静かにしている
  • 排泄がうまくできなくなっている

うさぎが骨折をしている可能性がある場合、骨折の程度にもよりますが、上記のような症状が見られます。


骨折箇所が腰椎や骨盤などの場合は、神経が傷つき下半身に麻痺がでることがあり、麻痺が出ると、今までできていた排泄がうまくできなくなってしまいます


完全に骨が折れていると、歩き方がおかしい様子や足を引きずる様子など、普段と明らかに異なる様子が見られますので、すぐに動物病院に行って、正しい治療を受けさせてあげましょう


また、上記の見分け方のポイントのような症状が特に見られないけど「骨折や骨にダメージがあるかも」と心当たりがある場合は、うさぎの身体をそっとポンポンとしてみてください。


もし骨にヒビや何かしらのダメージがある場合は、全身がビクッと反応し、嫌がる様子がみられます。このような場合にも、病院で診てもらうことをおすすめします。

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うさぎが骨折した場合の治療方法や費用は?


ではもしもうさぎが骨折していた場合、どのような治療方法があり、費用はどれくらいかかるのでしょうか。


うさぎの骨折の治療方法を2つに分けて解説していきます。

  • 自然治癒を待つ
  • 手術をする
それぞれの治療方法のメリット・デメリットを理解して、しっかりと獣医師さんと相談をして治療方法を決めてあげてくださいね。

骨折の治療方法①自然治癒を待って治す

骨折の治療方法の1つ目は自然治癒です。添え木やギプスなどで固定をして、放置をして自然と骨がくっつくのを待つという方法です。


骨折の程度や、うさぎの年齢、手術時にうさぎにかかる負担などの様々な要因から自然治癒をすすめられることがあります


自然治癒は、うさぎの身体に手術の負担がかからないことや、手術費用がかからないことが大きなメリットと言えます。


しかし、自然治癒では綺麗に骨がくっつくとは限りません。


綺麗に骨がくっつかないと、他の足に負担がかかってしまったり、将来的に関節炎などのリスクにもつながりかねないことがデメリットと言えます。

骨折の治療方法②手術をする

うさぎが骨折をしたら、手術をして治す選択肢もあります。


高齢のうさぎなど、状況によっては手術ができないこともあるため、手術を行うかどうかはうさぎの状況を踏まえて獣医師さんの判断となります。


手術は全身麻酔を使い、治療の時間も長いため、うさぎの身体にもかなりの負担がかかってしまいます。


しかし手術をすれば、放置をして治す自然治癒とは異なり、綺麗に骨をくっつけて元の通りに近い状態まで治してあげられることは大きなメリットと言えますね。


もし手術となった場合には、10万円前後の費用がかかると言われておりますが、動物の医療は自由診療のため、10万円以上かかるケースもあります

ペット保険に加入して万が一に備えよう

もしもうさぎが骨折をして手術になった場合、10万円前後の費用がかかることがあると紹介しました。


しかし、動物の医療は自由診療であり、動物病院によってその治療費用は異なっているため、思わぬ高額な治療費用がかかることもありえます


「放置せず手術をして綺麗に治したい」と思っているにもかかわらず、治療費用が払えないからといって、受けさせてあげたい治療を断念することは絶対に避けたいことですよね。


その万が一に備えるためにペット保険は必要なのです。ペット保険は治療費用の一部を補償してくれるため、万が一時には必ず助けになるでしょう。


ただし、ペット保険は必要になってからでは加入ができないため、健康なうちから加入することをおすすめします。


下記の記事でもうさぎのペット保険について解説していますので、確認してみてください。

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うさぎはぴょんぴょんと飛び跳ねていたり、元気に走るイメージがありませんか?

飛び跳ねて走るイメージから、なんとなく骨は頑丈なイメージがありますが、実はうさぎの骨はとても折れやすいです。

うさぎの骨は「含気骨」という空気を多く含む骨でできていて、骨の重量は全身の7〜8%ほどしかありません。これは、空を飛ぶために骨が軽くなった鳥と同じくらいの重量しかないのです。

ここまで骨が軽くなった背景には、少しでも体を軽くして外敵から逃げやすくするためと言われておりますが、その分骨折が多い動物なのです。

具体的には、うさぎは下記のようなことで骨折をしてしまうことがあります。
  • ゲージのすのこに足や爪が引っかかってしまったとき
  • ソファなどの高さのあるところから転落したとき
  • 爪切りや抱っこなどに抵抗しているとき
  • 誤って人や物にぶつかったり、踏まれてしまったとき
  • 足ダンをしているとき
  • 物に挟まったり、驚いてパニックになってしまったとき
このように、うさぎが骨折をしてしまう危険性は日常生活に多く潜んでいます

ゲージの中でお留守番をさせている間や、抱っこなどで触れ合っている時間でも骨折をしてしまうリスクがあるのです。

さらに、物やゲージに身体が挟まって、身動きが取れなくなった時にパニックになり、自分で骨を折って抜け出すなんてことも!

あまりにも日常生活中に骨折のリスクが潜んでいると思いませんか?

骨折をしてうさぎに痛い思いをさせないためにも、飼い主ができる予防はしっかりとおこなってあげましょう!最後に、うさぎの骨折の予防方法について紹介していきます。

うさぎの骨折の予防方法について紹介!


すでに骨折経験のある子はもう二度と、まだ骨折をした事が無い子はこれからも、骨折なんて痛い思いをして欲しくないですよね。


そこで最後に、骨折の予防方法を紹介して行きます。


先ほども解説した通り、うさぎの骨折の危険性は日常生活の中に潜んでいます。


思いがけない事故によって骨折を招いてしまう可能性もありますが、考えられる予防をすることで、骨折をしてしまうリスクを下げてあげましょう!


今回は、

  • へやんぽ中に骨折しないための予防法
  • ふれあい中に骨折しないための予防法
  • ゲージの中で骨折しないための予防法

の3つをご紹介していきたいと思います。

①へやんぽで骨折しないための予防法

へやんぽとは、うさぎが部屋の中で散歩をすることを意味しています。うさぎは1日1時間前後はゲージから出してお散歩をさせてあげる必要がありますね。


ここでは、へやんぽ中の骨折予防の一例をご紹介します。

  • へやんぽ用のサークルを使用する
  • サークル内には足が引っかかるようなものは置かない
  • サークルを使用しない場合は、うさぎがどこにいるのかを常に気を配る
  • 椅子やソファなど高い場所にはなるべく登れないようにする
サークルを使用することで、誤ってぶつかったり踏んでしまうなどのリスクを下げることができます。

さらに高いところにも登ってしまう危険性もないため、へやんぽ中の骨折はサークルを使用することで防げる可能性が高くなりますね。

②ふれあい中に骨折しないための予防法

ふれあい中にも思わぬ骨折はつきものです。

ふれあい中の骨折予防の一例をご紹介します。

  • 高いところからの転落を防ぐため、抱っこは座ってする
  • 爪切りなど、抵抗していることを無理矢理行わない
  • 大きな音などでびっくりさせない
うさぎは抱っこをあまり好まない動物のため、抱っこに慣れてきたと思っても、突然暴れ出したりすることもあります。もしこの時に立って抱っこをしていれば、誤って転落してしまう可能性もありますよね。

なるべく座って抱っこすることで、骨折を予防することにも繋がるでしょう。

また、爪が長いとカーペットや物に引っかかって骨折につながる可能性があるため、定期的に爪切りは必須です。

しかし、爪切りに慣れていないうさぎは暴れて抵抗することもあります。

そういった時は、自分で無理矢理爪切りを行うのではなくて、サロンや動物病院の先生など、慣れている人に頼むとスムーズに爪切りを完了することができます!

さらにうさぎはとても繊細で臆病な動物です。そのため、大きな音などでびっくりすると、パニックになり突然走り出したり、足ダンをしたりしてそれが骨折に繋がることもあります。

うさぎの性格や習性をよく知った上で飼育することは、骨折予防にも繋がっているのではないでしょうか。

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③ゲージの中で骨折しないための予防法

ゲージの中にもうさぎの骨折の危険性は潜んでいます。

ゲージ内での骨折を予防するための一例をご紹介します。

  • ゲージ内の段差をなくす
  • すのこの穴の大きさに注意する
うさぎはロフトからの転落やトイレの段差につまづいたり、すのこの穴に足を引っ掛けて骨折をしてしまうというケースも多いようです。

ゲージ内にはロフトを付けないことや、なるべく段差を付けないことが骨折の予防につながります。

また、すのこに足を挟んで無理に引き抜こうとして骨折してしまうこともあるため、成長に合わせてすのこを買い替えたり、マット敷くことも予防の一貫となるでしょう。

まとめ:うさぎの骨は折れやすいので、十分に備えよう。

ここまで、うさぎの骨折について解説してきました。

この記事のポイントは

  • うさぎの骨折の見分け方はよく観察することがポイント!歩き方がおかしい様子や足を上げていないかを確認しよう
  • 骨折の手術には10万円前後かかることがある
  • 万が一に備えてペット保険への加入がおすすめ
  • うさぎは骨が折れやすく、骨折をしやすい動物
  • うさぎの骨折の危険性は、日常生活に潜んでいる
  • 考えられる対策をして骨折を予防しよう!
でした。

うさぎは骨折をしやすい動物であることを知り、考えられる予防をしてあげることで、長く一緒に過ごすことができるでしょう。

MOFFMEでは、他にもうさぎに関する記事や、ペット保険に関する記事も公開していますので、ぜひご確認くださいね。

記事モデル:まぴんこ