うさぎを一人暮らしで飼うと大変?社会人でも飼える?飼い方のポイントも解説のサムネイル画像

一人暮らしをしていると「癒しをくれるような存在がいてくれたらな」と思いますよね。しかし、一人暮らしで動物を飼う大変さや不安感からなかなか決断できない方が多いと思います。もちろん命が関わることなので大変さもありますが、実はうさぎは忙しい社会人でも、一人暮らしでも飼うことができる動物です。そこでこの記事では、一人暮らしでうさぎを飼うことについて解説していきます。

この記事の目次

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うさぎを一人暮らしで飼うと大変?社会人でも飼うことはできる?

結論からお伝えすると、うさぎは一人暮らしでも飼うことができます。忙しい社会人でもうさぎを飼育することが可能です。


しかし、一人暮らしで周りに頼れる人がいなかったり、社会人で忙しい日々を送っていると、うさぎを一人暮らしで飼うことに大変さを感じることは多いのも事実です。


この記事を読んでいる方は一人暮らしでうさぎをお迎えしたいけど「大変そうだな」と悩んでいる方が多いと思いますが、お迎えを検討する一助になれば幸いです。


この記事では、

  • うさぎを一人暮らしで飼うメリット・デメリット
  • うさぎを一人暮らしで飼う前に考えるべきこと
  • 一人暮らしでのうさぎの飼い方のポイント
  • うさぎを一人暮らしで飼うときに安心できるアイテム
について解説していきます。

一人暮らしでうさぎを飼うことの大変さやデメリット、一人暮らしでのうさぎの飼い方をしっかりと理解してから、最後まで責任をもってお世話ができるのか見極めて、うさぎをお迎えしてあげてくださいね。

うさぎを一人暮らしで飼うメリット・デメリット


一人暮らしをしていると、癒しを与えてくれるペットをお迎えしたいなと考える方も多いはず。特に社会人で忙しい日々を送っていると、帰りを待っていてくれる可愛らしいペットがいてくれたら、日々の活力となること間違いなしですよね。

しかしこのような簡単な気持ちでペットをお迎えすると、一人暮らしで飼育していくことの大変さに直面し、「こんなにも大変なら飼わなければよかった」と思ってしまうかもしれません。こんな思いはしたくないですよね。


可愛いから、癒しが欲しいからと軽い気持ちで飼い始めることがないように、まずは、うさぎを一人暮らしで飼うことのメリット・デメリットから確認していきましょう。

うさぎを一人暮らしで飼うメリット

うさぎを一人暮らしで飼うメリットは大きく分けて2つあります。

  • 一人暮らしの寂しさを忘れられる
  • 癒される
うさぎを一人暮らしで飼うメリットはなんといっても、一人暮らしの寂しさを忘れて、癒されるということです。

家で飼い主の帰りを楽しみに待っていてくれる、愛らしい癒しの存在がいると考えただけで心がワクワクしませんか?社会人にとっては仕事を頑張る活力にもなりますよね。

さらにうさぎは、かまってほしいときに鼻でツンツンつついてきたり、撫でられることが好きな子も多いです。また、うさぎは自分の名前を覚えて、名前を呼ぶと振り向きます。

このように、コミュニケーションが取れることも、一人暮らしでうさぎを飼うことの大きな魅力ではないでしょうか。

うさぎを一人暮らしで飼うデメリット

一方、一人暮らしでうさぎを飼うことには下記のようなデメリットもあります。

  • 家を空けていても1日中エアコンが必要になる時があること
  • うさぎの体調によって、仕事や予定などの調整が必要になること
  • 数日家を空けるときは誰かにお世話をお願いする必要があること
うさぎは温度変化に大変敏感で、少しの変化で体調を崩してしまいます。特に暑さに弱く、夏場の熱中症対策は必須です。

そのため、飼い主が家を空けていてもうさぎが家にいる場合は、季節や気温によっては1日中エアコンをかけることになります。

また、うさぎは体調の悪さを隠す習性があるため、明らかな異変が現れたときには病気がかなり進行しているケースが多いです。

「予定もあるし、もう少しだけ様子を見てみよう」という判断が、うさぎの命を奪ってしまう可能性さえあります。

そのため、自分の仕事や予定を変更してでもうさぎのお世話をしなければなりません。

さらに、旅行や帰省などで数日家を空けるときには、預かってもらえるペットホテルやペットシッターさんなどに依頼することになります。安心して我が子を任せることができる人や場所はありますか?

一人暮らしでうさぎをお迎えするときには、このようなデメリットを十分理解することが重要です。

一人暮らしでうさぎを飼うときに、特に注意する必要のある飼い方のポイント


家族とうさぎを飼っていれば、自分が外出をしていても誰かにお世話をお願いできますが、一人暮らしの場合はそうはいきません。


ここでは、一人暮らしでうさぎを飼う時に特に注意したいポイントについて下記の3つに分けて解説していきます。

  • 1日30分〜1時間の散歩の時間は確保すること
  • 日中部屋を空ける時も室温管理を徹底すること
  • うさぎが12時間以上食べない状態を作らないこと

1日30分〜1時間の散歩の時間は確保すること

うさぎのお留守番は基本的にはゲージです。


1日ゲージの中にいるばかりではストレスが溜まってしまうため、1日30分〜1時間はゲージから出してあげて、広いスペースでお散歩をさせてあげる必要があります。


例えば社会人の場合、残業をして遅くに帰った時や、急に飲み会が入ってお酒を飲んで帰った後など、うさぎのお散歩の時間を作ってあげることを億劫に感じてしまうかもしれません。


しかし、うさぎはお散歩の時間がないとストレスを抱えてしまい、ストレスから病気になってしまう可能性もありますので、毎日のお散歩は必須事項です。

日中部屋を空ける時も室温管理を徹底すること

「うさぎを飼うデメリット」でも簡単に説明しましたが、うさぎは体温調整が苦手で特に暑さには弱い動物です。汗をかくことができず、体も毛皮で覆われているため、体温を下げることが苦手です。


うさぎが快適に過ごせる室温18~24℃、湿度は40~60%を保てるように管理しましょう。一人暮らしをしているからこそ特に「自分が不在の時の室温管理」に注意し徹底する必要があります。


春や秋など、比較的過ごしやすい季節であっても、飼い主が不在の日中は室温が高くなることもあります。


また、日中飼い主が外に出ている間、うさぎがお留守番をしているゲージの場所は「日差しが直接当たらない場所になっているか」もしっかりと確認する必要がありますね。

うさぎが12時間以上食べない状態を作らないこと

うさぎは常に牧草やペレットを食べて腸を動かし続ける必要があります。長い時間絶食状態になると腸の働きが悪くなり、最悪の場合命にも関わることです。


そのため、お留守番中に牧草が切れてしまい、うさぎが食べるものがなくなってしまうなんて状況はあってはなりませんし、「しっかりと食べているか?」も確認する必要があります


ペットカメラを置いて食べていることを確認したり、自動給餌器を置いて、チモシーを食べていない時にはペレットも与えられるように準備をしてあげてください。


一人暮らしをしていると家を空けることも多く、どうしてもうさぎの状態を常に観察し続けることは難しいですが、絶食状態が続くことは命に関わることですので、ペットカメラなどで逐一確認してあげてくださいね。

うさぎを一人暮らしで飼う前に考えるべきこと


一人暮らしでうさぎをお迎えする前には考えるべきことがあります。

ここでは、一人暮らしでうさぎを飼う前に考えるべきことを
  • うさぎのお世話にかかる費用は払っていけるか
  • うさぎのお世話を頼れる人がまわりにいるか
  • 部屋の広さなど物件選びは適切か
この3つに分けて解説していきます。

うさぎのお世話にかかる費用は払っていけるか

一人暮らしで自分の生活をしながら、うさぎにもお金をかけられる余裕があるかはしっかりと考えるべきです。

うさぎの生体費用に加えて、初期費用は大体2〜3万円、牧草・フードやトイレの砂・シートなどの消耗品は大体月3,000〜5,000円ほどかかります。
必要なもの値段相場
ゲージ10,000円前後
トイレ1,000円前後
トイレ砂・トイレシートそれぞれ1,000円前後
食器・給水器それぞれ1,000円前後
牧草・フードそれぞれ1,000円前後
キャリー4,000円前後
グルーミング用品1,000円前後
治療費用症状や病気による
ペット保険3,000円前後〜

うさぎは温度変化が苦手な動物のため、夏や冬などは1日中冷房や暖房をつけるため、電気代もかなりかかってくると予想できますね。また、季節によっては、冷却マットやペットヒーターなども必要になることもあるでしょう。  


うさぎの「もしも」についてもしっかりと考えるべきです。


もしもうさぎが病気やケガなどして通院・治療が必要になった場合、突発的に高額な治療費用の支払いが発生します。


アニコム損保によると、うさぎの年間治療費用の最高額は50万円を超えたケースもあるとのことです。


あくまで「最高額」ですが、これだけの費用が実際にかかった飼い主がいて、自分自身もこのような高額な治療費用がかかる可能性もあるため、「もしも」の際のの治療費用も支払うことができるのかをよく考える必要がありますね。


ペット保険に加入していれば、治療費用の一部を補償してくれるため、万が一に備えて入るべきかも合わせて検討することをおすすめします。

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うさぎのお世話を頼れる人がまわりにいるか

もし長期の出張や帰省、入院などで飼い主がしばらく家を空けてしまう時、まわりにうさぎのお世話を頼める人がいるかも重要です。


うさぎは大変臆病な動物のため、慣れない環境に一緒に連れ回すことはとても負担になりストレスを感じてしまいます。


そのため、もし数日家を空けなければならない時には、知人などに家に来てもらってお世話をしてもらうか、ペットホテルなど専門の知識のある場所などに預ける必要があります。


近くに預けられる場所があるか、我が子を安心して任せられる人がいるかは事前に確認してください。

部屋の広さなど物件選びは適切か

うさぎを飼う場合、賃貸にお住いの方はペット可物件である必要があります。


ペット可物件であっても、中には動物の種類によっては不可の物件もありますので、うさぎの飼育が許可されている物件なのかをしっかりと確認してください。


また、部屋の広さはあまり必要ありません


うさぎの飼育に必要な広さは、一般的にはうさぎ1匹あたり、最低限約1畳の広さがあればいいとされています。 


6畳のワンルームでも飼育することはできますが、ご自身の荷物の量などによっては6畳以上あるといいでしょう。

まとめ:一人暮らしでもうさぎを飼うことはできる!

うさぎを一人暮らしで飼うことについて解説してきました。


この記事のポイントは

  • うさぎは一人暮らしでも飼うことができるが、大変と感じることもある
  • うさぎを一人暮らしで飼うことのメリットは癒しの存在がいてくれること、デメリットはうさぎを優先しなければならないこと
  • うさぎを一人暮らしで飼う前に、お金や頼れる人がいるかをしっかりと考える
  • 大変さやメリットデメリットをよく知ってからお迎えをすること

でした。


お迎えをする前に大変さやもしものことを考えることで、「飼わなきゃよかった」なんて悲しい思いをすることもないでしょう。


うさぎのいる生活は、あなたを癒し、あなたの毎日を楽しく彩ってくれるはずです。


MOFFMEでは他にもうさぎに関する記事や、ペット保険に関する記事も公開していますので、ぜひご確認してみてくださいね!


記事モデル:うさぎのピーター

記事監修者「西森 史奈」

西森 史奈
MOFFME編集部うさぎ担当。愛玩動物飼養管理士、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。

すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という想いに共感しMOFFMEに参画。特に近年飼育頭数が増えているうさぎに着目し、飼い主とうさぎが長く一緒に幸せに暮らしていけるようにうさぎに関する正しい情報を発信すべく日々勉強中。