アイラインが怖い?ドワーフホトの性格や寿命、かかりやすい病気を解説!のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. ドワーフホトは目のアイラインが特徴で、平均寿命は7〜10年
  2. ドワーフホトは体調不良を隠す習性があるため、異変があればすぐに診てもらうことが長生きの秘訣!
  3. うさぎの治療費は全額自己負担のため、万が一に備えてペット保険への加入がおすすめ

白い毛で覆われている身体に、目の周りをアイラインで囲ったような模様が特徴的なドワーフホトですが、中には見た目が「怖い」という印象を持つような方もいるようです。初めて見た時にはインパクトのある見た目ですが、どのような性格や特徴を持つうさぎなのか気になりますよね。この記事ではそんなドワーフホトについて解説していきます。

記事監修者「西森 史奈」

監修者西森 史奈
MOFFME編集部うさぎ担当。愛玩動物飼養管理士、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。

すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という想いに共感しMOFFMEに参画。特に近年飼育頭数が増えているうさぎに着目し、飼い主とうさぎが長く一緒に幸せに暮らしていけるようにうさぎに関する正しい情報を発信すべく日々勉強中。

この記事の目次

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ドワーフホトはどんな性格の持ち主?飼い主にはなつく?

ドワーフホトは純白な見た目から「品がある」ような印象や、目の周りのアイラインのような模様から、少し「怖い」という印象を持つ方も多いのではないでしょうか?


実はドワーフホトの性格は、その見た目の「怖い・品がある」などの印象とは反して、活発で好奇心が旺盛な一面があります。


また、社交的で人懐っこく、人間との関わりを好む傾向がある性格で、自分から寄ってきたりと飼い主にもなつく傾向があります。


懐いて甘えてくれる様子は、とても嬉しいし癒されますよね。


「怖い」という印象から一転して実は性格は人懐っこい。そんなギャップにのあるドワーフホトについて詳しく解説していきます!

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ドワーフホトの特徴や歴史を解説!目の周りの「アイライン」の正式名称とは?

ドワーフホトの特徴はなんといっても白い毛並みに、目の周りにアイランを引いたようなクッキリとした目の模様が特徴的です。


この目の周りのアイラインのような模様は「アイバンド」と呼ばれており、太さが均一であることが理想とされています。


アイラインのような「アイバンド」以外にも模様が入っている子を「ミスカラー」と呼びます。


「ミスカラー」とは、本来の毛色とは異なる色が混じっている模様のことを意味しているためあまりいい呼び名のようには感じませんが、家族としてお迎えするとその「ミスカラー」は特別な模様となること間違いなしではないでしょうか!


ドワーフホトは、小型の体型が特徴的なうさぎで、体重は1.1キロから1.6キロ程度と、比較的小型でありながら、立派な筋肉質の体つきをしています。


また、その愛らしい見た目と機敏な動きから、ペットとしても人気が高い品種です。

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ドワーフホトの歴史

ドワーフホトの歴史については、ドイツが東西に分かれていた時期にまで遡ります。


東西ドイツそれぞれで偶然同じ時期に似たようなうさぎを交配し生み出し、 ドイツが統一されてから東西で生まれたうさぎ同士をかけ合わせてドワーフホトが生まれたと言われており、1983年にARBAに認定を受けます。 


現在では、世界中で人気のある品種となっています。 

ドワーフホトのお迎え・購入方法や値段は?


ドワーフホトをお迎えしたいと考えても、まだ一般的には珍しい品種のため、どこからお迎えできるのか悩むかと思います。


そこでここでは、

  • ドワーフホトをお迎えできる場所
  • ドワーフホトの値段
について解説していきます。

ドワーフホトのお迎え・購入方法

ドワーフホトのお迎え方法には、3つの経路があります。

  • ペットショップ
  • ブリーダー
  • 里親制度

ペットショップ

お迎え方法としてまず真っ先に思いつくのはペットショップではないでしょうか。しかしドワーフホトはまだ珍しい品種のためペットショップで見かけることは少ないようです。

ペットショップのサイトにお迎えを待っている子たちが掲載されていることがありますので、先にサイトを確認してみるとスムーズにドワーフホトと出会えるかもしれません。

ブリーダー

うさぎの専門ブリーダーからお迎えすることも手段です。ブリーダーはうさぎの専門知識を持っているため、専門家の元育てられたドワーフホトたちは健康状態にも安心できます。

ブリーダーからも直接飼育のアドバイスをもらうことができたりすることも嬉しいポイントですね!

里親制度

何らかの理由で元の家族とバラバラになってしまったドワーフホトが、新しい家族のお迎えを待っている「里親制度」で見つけることも手段です。

まだ珍しい種類のため、住んでいる地域の近くでなかな見つけられない可能性もありますが、一度里親サイトを確認してみてもいいかもしれません。

ドワーフホトの値段

ドワーフホトは1万円〜8万円前後とお迎えする場所によっても値段が異なります。ペットショップやホームセンターでは比較的価格が抑えられ、ブリーダーになると少し価格が張ります。一般的にはまだ珍しい品種のため、高額なケースが多いようです。


また、年齢やミスカラーによっても変動があります。


ミスカラーの場合は少しお値段がお手頃になるようですが、我が子としてお迎えすればその模様すら特別で可愛く思えることでしょう。

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うさぎの値段はいくら?飼育にはどれくらいの費用がかかるの?

ドワーフホトの寿命やかかりやすい病気は?ペット保険に加入しよう


ここまでドワーフホトの性格や特徴について解説してきました。

人になつきやすく、好奇心のある性格のため、お迎えをしたいと考える方もいるのではないでしょうか。

ペットとしてお迎えをする場合、終生飼養が原則です。寿命やかかりやすい病気をしっかりと理解して、ドワーフホトが「健康に寿命を全うできるように育ててあげることができるのか」を判断してからお迎えをしてあげてくださいね。

ここでは、

  • ドワーフホトの寿命
  • ドワーフホトのかかりやすい病気
  • ドワーフホトが加入できるペット保険
について解説していきます。

ドワーフホトの寿命

ドワーフホトの寿命は、一般的には7年〜10年です。


しかし、飼養環境が不適切な場合にはこの平均寿命よりも短い寿命になることや、逆に適切な環境を用意できて健康に育てることができれば、平均寿命を超えた10年以上生きることも珍しいことではありません。


ドワーフホトを含むうさぎは体調不良を隠す習性がありますので、日頃からよくうさぎの様子を観察して些細な変化を見逃さないことや、獣医師の先生に定期的に健康診断をしてもらうことが、長く一緒に過ごすためのポイントとも言えます。

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ドワーフホトのかかりやすい病気

ドワーフホトのかかりやすい病気を事前に知ることで、予防をすることもできますね。うさぎは体調不良を隠す動物のため、よく様子を観察して、何か異変がないか常に気にかけてあげてくださいね。


毛球症

飲み込んでしまった毛が胃で固まってしまうのが毛球症です。


うさぎは毛を吐き出すことができないため、排泄するしか外へ毛玉を出す方法はありませんが、胃腸の働きが悪くなると排泄することが困難になってしまいます。


毛球症になると、食欲不振や下痢・便秘などの症状が出て、そのほかにもさまざまな不調を引き起こしてしまいます。


繊維質の多い牧草を多めにあげて、必要な量の水をしっかりと飲んで排泄を促すことや、ブラッシングをこまめにすることで予防することができます。


ソアホック

足の裏の皮膚が炎症を起こしてしまう皮膚炎のことです。


症状が重くなると膿やただれができてしまい、痛みから食欲がなくなったり、放置をすれば他の病気を併発してしまう可能性もあります。


原因は肥満で足に必要以上の体重がかかってしまうことや、不潔な状態のままになっていることなどです。


適度な運動をして肥満の解消をしたり、ケージの掃除をして衛生環境を清潔に保ちましょう。爪のお手入れをすることもソアホックの予防につながります。  


骨折

ドワーフホトは好奇心が旺盛な活発ですが、小柄なため骨折のリスクも高いです。


物にぶつかったり、誤って踏まれてしまうと、ただでさえうさぎの骨は折れやすいため、骨折をしてしまう可能性が非常に高いです。


へやんぽをさせるときはサークルを使って行動できる範囲を制限したり、抱っこをするときは万が一暴れてしまってもすぐにおろせるように、しゃがんで抱っこをしてあげるなど工夫が必要です。

ドワーフホトが加入できるペット保険

うさぎもペット保険に加入することができます。


アニコム損保によると、うさぎの年間診療費の最高額は543,714円にも及んでいます。


もしペット保険に加入していなければこの費用は全額自己負担ですし、動物の医療は自由診療のため、この金額以上に診療費がかかる可能性もあります。


ペット保険は必要になってからでは加入できませんので、健康なうちから加入するようにしましょう。


ドワーフホトに人気なおすすめのペット保険についても解説していますのでぜひ確認してみてください。

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ドワーフホトの飼い方のコツや準備するものは?


ドワーフホトをお迎えしたら、長く元気に過ごしてほしいですよね。


そのためにも、ドワーフホトの飼い方のコツを知り、準備するものをしっかりと揃えてあげる必要があります。


ここでは、

  • ドワーフホトの飼い方のコツ
  • ドワーフホトを飼う時に準備するもの
について解説していきます。

ドワーフホトの飼い方のコツ

ドワーフホトの飼い方のコツを4つに分けて紹介します。

  • 室温・湿度管理を徹底しよう
  • 爪切りを定期的にしてあげよう
  • 1日30分〜1時間、お部屋をお散歩させてあげよう
  • ドワーフホトの様子をよく確認して、些細な変化にも気付いてあげよう

室温・湿度管理を徹底しよう

うさぎは体温変化が苦手で特に暑さに弱い動物であり、うっかりと室温管理を怠ってしまうと、最悪の場合命を落とす原因にも。

快適に過ごせる室温は18~24℃、湿度は40~60%と言われています。ドワーフホトがよく過ごしている空間が、快適な室温・湿度になっているかを管理してあげましょう。

うさぎの暑さ対策や、暑がっている時のサイン、応急処置についても解説していますので、ぜひ確認してみてください。

爪切りを定期的にしてあげよう

ドワーフホトの爪は生涯伸び続けてしまいます。そのため、定期的に爪切りをしてあげないと、伸びた爪でケガをしてしまったり、ソアホックの原因にも繋がります。

爪切りを無理に行おうとすると、嫌がった際の反動で骨折にも繋がりますので、慣れないうちはサロンなどで行うことをおすすめします。

また、飼い主自身でも爪切りにトライしたい場合は、爪切りのやり方を詳しく紹介していますのでぜひ参考にしてみてくださいね。

1日30分〜1時間、お部屋をお散歩させてあげよう

ドワーフホトは自由に行動ができるようなお散歩の時間が必要です。お散歩の時間があることで、運動不足やストレスの解消にも繋がります。

運動ができない環境にいると肥満になる可能性もあり、「肥満は万病のもと」とも言われるように、様々な病気の原因にもなってしまいます。

ドワーフホトの散歩は部屋の中で十分ですので、毎日自由に動ける時間を作ってあげてくださいね。

ドワーフホトの様子をよく確認して、些細な変化にも気付いてあげよう

ドワーフホトは体調不良を隠す習性のある動物です。明らかな異変に気づいた時には治療が必要になるほど病気が進行しているケースも珍しくありません。

そのため、日頃からドワーフホトの様子をよく観察して、「普段と違うことはないか?」にいち早く気付くことができるようになることが、長くドワーフホトと過ごすための秘訣です。

ドワーフホトを飼うときに準備するものは?

ドワーフホトをお迎えするにあたり、最低限準備する必要があるものを紹介します。

  • ゲージ
  • トイレ
  • 牧草・チモシー
  • 給水ボトル
  • おやつ・ペレット
  • かじり木・おもちゃ
  • 温度計
  • キャリー
ゲージは長い時間うさぎが過ごすものですので、快適に過ごせる広さのものを選んであげてください。

トイレは覚えることができますが、形や大きさが好みではないとなかなかトイレを使ってくれないこともありますので、気に入る形のものを見つけてあげてくださいね。

また、牧草・チモシーはドワーフホトを飼う上で絶対に必要なものになりますが、好みによっては食べないことも牧草・チモシーの選び方や食べない時の対処方法について解説していますのでぜひ確認してみてくださいね。

続いて、あれば便利なものを紹介していきます。
  • 冷却マット
  • パネルヒーター
  • 爪切り
  • ブラシ
  • サークル
ドワーフホトは体温調整が苦手な動物ですので、冷却マットやパネルヒーターがあると寒さ暑さを快適にしのぐことができますね。

ドワーフホトの性格や特徴のまとめ

ドワーフホトの性格や特徴について解説してきました。

この記事のポイントは

  • ドワーフホトはアイラインで目を囲ったような模様が特徴的なうさぎ
  • 活発で好奇心が旺盛な性格の持ち主
  • 一般的にはまだ珍しいため、8万円前後かかることも
  • 寿命は7〜10年だが、10年以上生きるうさぎも珍しくない
  • かかりやすい病気を知って、予防してあげよう
でした。

ドワーフホトは初めて見た時はインパクトが強く怖いという印象を持つ方もいるかと思いますが、活発で好奇心が旺盛な様子を見ながら一緒に暮らしていくうちに、きっと愛着が湧いてくるでしょう。

MOFFMEでは他にもうさぎに関する記事や、ペット保険に関する記事を公開していますので、ぜひ確認してみてくださいね。