まるでぬいぐるみのような可愛いうさぎを見ていると、たくさん撫でて可愛がってあげたくなりますよね。しかし可愛いからと言って好きなように撫で回しては嫌われてしまいます。お互いにとって癒しの時間となるはずが、かえってうさぎにストレスがかかってしまうことも。この記事では、撫でることに慣れさせる方法やうさぎの撫で方、撫でられて嬉しい場所、撫でられている時の様子からわかるうさぎの気持ちについて解説していきます。
この記事の目次
目次を閉じるうさぎは撫でられることは好き?慣れさせることはできる?
うさぎは撫でられることが好きな動物です。撫でられている時はうっとりと気持ちよさそうな様子を見せることもあります。
可愛らしいもふもふとした見た目にふわふわの毛並みのうさぎを見ていると、思わずずっと撫でて愛でたくなりますよね。
しかしうさぎは警戒心が強いため、まだお迎えしたてで緊張している時期や、飼い主さんに懐いていない場合はなかなか撫でさせてくれないです。
- お迎えしたてはそっと見守る
- うさぎが心を開いてきたら少しずつ撫でる
- おやつを利用することも効果的!
お迎えしたてはそっと見守る
新しくお迎えしたての時は特に、早く触って可愛がってあげたい気持ちが勝るかと思いますが、焦りは禁物です。
うさぎにとってまだ慣れていない環境で、まだ知り合って間もない人に突然触られると怖がってしまいます。
お迎えしたては必要最低限のみのお世話をするようにして、まずは新しい環境に慣れてもらうことを優先し、安全な場所であることを認識してもらうことを優先しましょう。
うさぎが心を開いてきたら少しずつ撫でる
うさぎが自ら飼い主に興味を示して寄って来てくれたら心を開いてきた合図です。少しずつ体を触って撫でてあげましょう。
いきなりしっかり撫でてしまっては、うさぎもびっくりしてしまい、せっかく心を開いて来たにもかかわらず、怖がって近寄って来なくなってしまう可能性もあります。
たくさん撫でたい気持ちを抑えて、「少しずつ」がポイントです。
もし体を触った時に逃げたり嫌がる様子を見せたら、まだ警戒をしているので、うさぎが心を開くまで焦らず少しずつ慣れさせてあげてください。
徐々にうさぎも心を開いて触られることにも慣れていき、撫でられることが心地よく感じるようになるはずです。
おやつを利用することも効果的!
うさぎが大好きなおやつを利用して、撫でることに慣れさせることもできます。
おやつをもらうために寄ってきたうさぎをまずは撫でて、その後にご褒美としておやつをあげると、うさぎは「撫でられることはおやつをもらえる楽しい時間」と認識し、徐々に撫でられることにも慣れていってくれるでしょう。
しかし、おやつの食べ過ぎは健康を害する可能性がありますので、適切な量を守るようにしてくださいね。
うさぎの撫で方を画像付きで解説!撫でると喜ぶ場所・撫でられたくない場所はどこ?
うさぎは撫でられることが好きな動物ですが、どこでも触られて嬉しいわけではありませんし、撫で方にも好みがあります。
また、撫でると喜ぶ場所にもうさぎによって好き嫌いがあるため、撫でる場所や撫で方の好みをしっかりと理解して、うさぎにとっても飼い主にとっても癒しの時間となるようにしましょうね。
そこでここでは、
- うさぎを撫でると喜ぶ場所と撫で方
- うさぎが撫でられたくない場所
うさぎを撫でると喜ぶ場所と撫で方
うさぎが撫でられて喜ぶ場所は大きく分けると下記の3つです。
- 頭(おでこ)
- 背中
- 頬や鼻の上
うさぎが撫でられたくない場所
うさぎは体のどこを撫でられるのが好きなわけではなく、触られたくない場所もあります。「嫌だな」と感じれば逃げることも・・・。
うさぎは、
- お腹
- 足
- しっぽ
を撫でられることを好まないため、避けましょう。
撫でられることに慣れて、流れで触っても嫌な反応をしないこともありますが、基本的には苦手な子が多いため、積極的に触るようなことはしないであげてください。
うさぎはいつ撫でると喜ぶ?うさぎの「撫でて欲しい!」のタイミングを見極めよう
いくら撫でられることが好きなうさぎとは言っても、タイミングを見極めることは大切です。いつでも「撫でて欲しい!」と思っている訳ではありません。
特に、下記のようなタイミングがうさぎを撫でるチャンスです。
- うさぎが自ら飼い主に近寄って来てくれた時
- 鼻で飼い主のことをツンツンしてきた時
- リラックスしている時
うさぎが撫でて欲しい合図を見逃さずに撫でるようにすれば、うさぎにとって「この人は僕の気持ちをわかってくれる人だ!」と心を開き、より甘えに来てくれるようになります。
トイレ中や食事中、毛づくろいをしていたりと何かに真剣になっている時には撫でることはせずに、うさぎの様子をみて撫でるタイミングを見極めましょう。
うさぎが自ら飼い主に近寄って来てくれた時
うさぎが懐いている証拠の一つに、「うさぎ自ら近寄ってきてくれた」ことがあげられます。近寄ってくること飼い主に対して興味を持っていることと同時に、「遊んでほしい!かまってほしい!」という合図でもありますので、うさぎを撫でるチャンスです!
ただし、かまってほしいと寄ってきたからといって雑な撫で方をしてはいけません。優しく愛情を持って撫でてあげることで、うさぎにとっても幸せなひとときとなります。
鼻で飼い主のことをツンツンしてきた時
小さな鼻で飼い主にツンツンしてくる様子はかわいくて、ついついかまってあげたくなりますよね。
鼻でツンツンしている様子は上記と同様に、飼い主に「遊んでほしい!かまってほしい!」と意思を伝えています。また、鼻でツンツンするだけでなく、飼い主の手に頭を押し当てるような行動を取ることがあり、これも同様に「撫でてほしい」合図です。
リラックスしている時
お部屋で眠そうにうとうとしている・鼻のヒクヒクが落ち着いているときはうさぎはリラックスをして、落ち着いている様子の表れです。
野生時代は常に獲物から狙われ続けていたため周りの環境にも敏感で、普段から警戒心の強いうさぎが、リラックスをしている状態は飼い主にも心を許している証拠です。
うさぎがリラックスしている場合もなでなでのチャンスです!
うさぎを撫でるときに注意したいことは?
うさぎはもふもふと可愛らしい見た目から何をしていても可愛く、常に撫でてあげたくなってしまいますよね。
しかし、いくら撫でられることが好きなうさぎでも、かえってストレスを与えてしまったり、怖がらせてしまったりする可能性があるため、いくつかの注意点を守る必要があります。
ここでは、うさぎを撫でる時の注意点について
- うさぎが気分ではないときは撫でない
- うさぎが触られたくない場所は触らない
- いきなり顔の前や上から手を伸ばさない
- 妊娠可能なメスうさぎのお尻を不用意に撫でない
うさぎを撫でる時の注意点①うさぎが気分ではないときは撫でない
うさぎは常に撫でられることを楽しみに待っているわけではありません。
撫でられる気分ではない時や、撫でられていたが飽きてしまうことなど、気が乗らない時があります。
寝ている時やご飯を食べている時、トイレをしている時などうさぎが何かをしているときは、撫でられても嬉しくないですし、撫でられたい気分でもないですよね。
うさぎが気分ではないときにしつこく撫でようとすることはかえってうさぎのストレスにも繋がりかねませんので、タイミングや気分を見極めて撫でてあげてください。
うさぎを撫でる時の注意点②うさぎが触られたくない場所は触らない
前項で、うさぎには撫でられたくない場所があると説明しました。当然ですが、嫌がることはやめてあげてください。
撫でられることに慣れてきたうさぎであれば、少しずつお腹や脚を撫でられることに慣れてくることがありますが、基本的には苦手と感じるうさぎが多く、慣れないこともありますので、無理に慣れさせようとすることは避けると吉でしょう。
また、うさぎの耳は第2の心臓と言われているほど重要な体の部位であり、急所ともいえます。
背中や頭を撫でるときに少し触れる程度であれば問題ありませんが、耳を引っ張ったり掴んだりすることは絶対にやめましょう。
うさぎを撫でる時の注意点③いきなり顔の前や上から手を伸ばさない
いきなり顔の前や上から手を出されては人間もびっくりするのと同じく、うさぎもびっくりしてしまいます。
突然襲ってくる天敵のようなイメージもあり、うさぎにとって良いコミュニケーションの仕方とは言えません。
撫でる時は低い位置からゆっくりと撫でてあげるようにしてください。
うさぎは臆病な性格で私たちでは気にならないような些細な行動が、うさぎにとっては恐怖を感じさせる行動になりかねませんので、注意を払って接してあげてください。
うさぎを撫でる時の注意点④妊娠可能なメスうさぎのお尻を不用意に撫でない
妊娠可能なメスの身体はあまり触らないようにしましょう。気が荒くなって手に噛み付いてきたりと攻撃をしてくることも。
また、発情期中にお尻付近を撫でると、お尻をあげてオスを許容するような姿勢を取り、偽妊娠を誘発する可能性があります。
偽妊娠とは、妊娠をしていないが妊娠をしているかのような行動を取ることで、妊娠をした時と同じようにうさぎの身体にも負担がかかります。
うさぎは偽妊娠をしやすいとも言われているため、特に発情期には注意が必要です。
まとめ:うさぎは撫でられることが好き!
この記事のポイントは
- うさぎは撫でられることが好きな動物!
- いきなり撫でることはせずに、少しずつ慣れさせていく
- おでこや背中を撫でられることが好き!撫で方は優しくがポイント
- 腹部、足を触ることはNG
- うさぎを撫でる時には気分を伺い、いきなり手を伸ばすことはしない