うさぎの健康診断の初めてはいつから?頻度や費用はどれくらい?のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. うさぎは体調不良を隠す動物のため、定期的に病院で健康診断を受けることが大切!
  2. 身体検査のみであれば数千円で診てもらえることが多い
  3. うさぎが病気になると、治療費用が数十万円かかることも
  4. うさぎの治療費は全額自己負担のため、万が一に備えてペット保険への加入がおすすめ

うさぎの健康診断の必要性や頻度を解説しています。健康診断の費用、健康診断を受けるメリットについても紹介していますので、うさぎの健康診断について知りたい方、これからうさぎをお迎えしたいとお考えの方の参考になれば幸いです。

この記事の目次

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そもそもうさぎに健康診断は必要か?


ペットの家族化が進み、犬や猫も健康診断を受けさせてあげることが増えてきましたが、うさぎも健康診断を受けさせてあげる必要はあるのでしょうか?


結論からお伝えすると、うさぎにも定期的な健康診断は必要です!その理由は、

  • うさぎの今の健康状態を正しく知ること
  • 病気があれば早期発見・早期治療ができること
  • 獣医師の先生から飼育の指導を受けられること
から定期的に受けさせてあげる必要があります。


うさぎは、野生を生きてきた名残で、「自分の体調不良を隠していつも通りに振る舞おうとする」習性があります。そのため、いつも通り元気そうな様子を見せていても、実は知らぬ間に病気が進行していて、明らかな体調不良が判明した時には大きな治療が必要になってしまうケースも珍しくありません。


健康診断では、うさぎの体調や耳、鼻、目、腹部、口の中や足の裏まで全身の状態や、高齢のうさぎや気になる症状のあるうさぎの場合には、血液検査をすることもあります。この隅々まで診てもらい、健康診断で異常があれば、早期治療・獣医師の先生による飼育の指導を受けることができるのです!


うさぎの健康診断は、病気の早期発見や健康管理に欠かせないものであり、定期的に受ける必要があると言えるのではないでしょうか。

体調不良サインのサムネイル画像

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うさぎの健康診断の初めてはいつから・何歳から受けるべき?頻度はどれくらい?

うさぎの健康診断の必要性について解説してきましたが、初めての健康診断はいつから・何歳から連れていくべきなのでしょうか。


これは、「早ければ早いほどいい」が回答になります。


うさぎをペットショップやブリーダーなどからお迎えしたからといって、必ずしも健康とは限りません。うさぎは自分の身体に異変があったり、不調を感じていても隠してしまう習性があるため、何か病気や怪我を知らぬ間にしている可能性があります。


また、まだ生まれたてのうさぎは命に関わる病気を隠し持っている可能性もあるため、早期に健康診断を受けて健康状態を正く診てもらうことがとても重要なことなのです。


そのため、うさぎの健康診断はいつから・何歳からという決まりはなく、「早ければ早い方がいい」のです!


  • 健康そうに見えるから大丈夫
  • 元気に走っているから問題ない
など思わず、お迎えをしたらすぐに健康診断を受けさせてあげてくださいね!

どのくらいの頻度で受けるべき?

うさぎの健康診断は

  • 生後6ヶ月までは月に1回
  • 以降は2〜3ヶ月に1回
の頻度で受けることが好ましいと言われています。(引用:沖田将人「本気でうさぎを買いたい人のうさぎの飼い方育て方」)

かなり頻度が多いと感じた方が多いのではないでしょうか。しかしこの頻度であることにはもちろん理由があり、「健康診断の重要な役割には、飼い主さんへの飼い方の指導も含まれている」からです。

うさぎは、生後6ヶ月を迎えれば立派な大人のうさぎになるほど成長が早く、この急成長をしている間には、育て方や飼い方のポイントがとてもたくさんあります。この成長スピードに応じて正しい飼育の指導を受けるためにも、生後6ヶ月までの間は月に1度の頻度で健康診断を受けに行く必要があるのです。

生後半年を過ぎると、飼い主さんもうさぎの飼育には慣れてきて、不安も少しづつ減っている時期かと思います。そうしたら、健康診断の頻度を2〜3ヶ月に1度に落として、爪切りなどに合わせて健康診断を受けることが合理的になっているのではないでしょうか。

うさぎの健康診断の内容や金額はいくら?


ここからは、うさぎの健康診断の内容や料金について紹介していきます!


ひとくちに健康診断といっても、検査内容や検査プランの詳細は動物病院によって違うため、代表的な健康診断の項目と内容を一覧にしました!

検査項目検査内容
指診呼吸状態・姿勢などに異常はないか
聴診心臓・肺・腹部に異常な音はないか
触診胃や腸の膨満・しこりはないか
口腔内検査不正咬合はないか
耳道内検査外耳炎はないか
体重測定体重はいくつか

(引用:沖田将人「本気でうさぎを買いたい人のうさぎの飼い方育て方」)


このほかにも、

  • レントゲン検査:骨や歯根の異常の確認
  • 血液検査 :内臓機能の確認
  • 便検査:寄生虫などの確認
  • 尿検査:糖尿病や尿路結石などの確認
  • 超音波エコー検査:レントゲンではわからない内部の確認

などを健康診断で行うこともできます。


健康診断の料金は、

  • 触診のみであれば500円〜1,500円前後
  • 便検査は2,000円前後
  • レントゲンや血液検査はそれぞれ5,000円前後

ほどかかることがあります。


しかし、うさぎを含む動物の医療は自由診療のため金額は動物病院によって違います。実際の金額は、かかりつけの動物病院で確認してみてくださいね!

うさぎの健康診断にペット保険は使えるの?


ペット保険は、ケガや病気のため動物病院へ通院・治療・手術などの診療について利用でき、健康診断には利用できません


しかし、ペット保険に加入しているうさぎは年々増えています。


アニコム損保「家庭どうぶつ白書2022」によると、アニコム損保のうさぎの契約頭数は2015年度には2,464羽に対し、2020年度には15,727羽と6倍近くの増加率です。


うさぎの年間治療費は50万円近くかかったケースもあります。

健康診断の費用は出ないとしても、高額になる治療費に備えるため、うさぎのペット保険の加入を検討してみてはいかがでしょうか。


うさぎにおすすめのペット保険も紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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まとめ:うさぎは健康診断を受ける必要がある!

この記事のポイントをまとめると、以下の通りです。

  • うさぎは健康診断を受ける必要性がある
  • 健康診断は、生後半年以内のうさぎは月に1度、生後半年以降は2〜3ヶ月に1度の頻度
  • 健康診断の内容や金額は病院によって様々
  • 身体検査のみなら比較的安価に診てもらえる可能性が高い
  • 健康診断ではペット保険の利用はできない

うさぎは体調不良を隠す動物ですが、定期的な健康診断で、病気の早期発見が可能です。

MOFFMEではうさぎについてや、うさぎのペット保険に関する記事も多く出しております。
ぜひご覧ください。

記事監修者「西森 史奈」

西森 史奈
MOFFME編集部うさぎ担当。愛玩動物飼養管理士、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。

すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という想いに共感しMOFFMEに参画。特に近年飼育頭数が増えているうさぎに着目し、飼い主とうさぎが長く一緒に幸せに暮らしていけるようにうさぎに関する正しい情報を発信すべく日々勉強中。