内容をまとめると
- アンゴラウサギは温厚で社交的な性格
- アンゴラウサギは5〜8年が平均寿命で、10年以上生きることもある!
- 長い毛が特徴的ではあるが、毛球症にかかりやすいため日頃のケアが重要!
- うさぎの治療費は全額自己負担のため、万が一に備えてペット保険への加入がおすすめ!
うさぎの飼育を考えていると、種類ごとの寿命や性格、特徴が気になりますよね!この記事では、毛が長いことが特徴なアンゴラウサギの寿命や性格、特徴などについて徹底解説します!アンゴラウサギのお迎え方法や値段、かかりやすい病気、飼育する上での注意点について理解しましょう。
この記事の目次
目次を閉じるアンゴラウサギってどんなうさぎ?
アンゴラウサギといううさぎを知っていますか?
アンゴラウサギはまだペットショップで見かけることも少ない珍しいうさぎですが、ぬいぐるみのような可愛らしい見た目から注目されているうさぎです。
この記事ではアンゴラウサギについて、
- アンゴラウサギの性格や特徴、歴史
- かかりやすい病気
- お迎え方法・値段
- 飼育する上での注意点
アンゴラウサギはどんな性格?人にはなつく?
飼いうさぎの元祖である「アナウサギ」は野生に生きているときは常に獲物から狙われていたため、性格は臆病で警戒心も強いです。
この野生時代の性格は飼いうさぎになっても名残があり、一般的なうさぎの性格は臆病で警戒心が強いと言われていますが、アンゴラウサギはその性格に加えて、比較的温和で社交的な性格を持っています。穏やかな性格なため、比較的すんなりとコミュニケーションを取ることができるでしょう。
また、オスとメスによっても多少性格の傾向は異なり、比較的オスの方が穏やかで懐きやすく、メスは気が強い傾向です。しかし、もちろん個体差があるため、うさぎそれぞれの性格を尊重してあげてくださいね!
アンゴラウサギは人になつく?
アンゴラウサギは比較的人になつく傾向にあるでしょう。
毛が長いため定期的なブラッシングが必要ですが、ブラッシング中にコミュニケーションを取ることができるため、絆を深めることができます。
ただし個体差もあるため必ずしも全てのアンゴラウサギが人になつくとは限りません。
また、性格や飼育環境によっても影響を受けることがあるため、適切な環境を整えてあげて、適度なコミュニケーションを取ることでなつく可能性が上がります。
アンゴラウサギは4品種いる!特徴についても解説!
アンゴラウサギはなんといっても長い毛皮が特徴のうさぎであり、なんとこの長い毛は「毛が伸び続ける」という特徴もあるのです!特にお手入れは入念に行う必要がありますね。
毛のボリュームが多いため、カットによってはぬいぐるみのような愛らしい見た目になることも特徴の一つです。
実はアンゴラウサギと言われる「アンゴラ種」には4つの品種があるんです!
- イングリッシュアンゴラ
- フレンチアンゴラ
- サテンアンゴラ
- ジャイアントアンゴラ
イングリッシュアンゴラ
フレンチアンゴラ
フレンチアンゴラは、アンゴラ種のうさぎをフランスで品種改良したことから「フレンチアンゴラ」と名付けられました。大きさは中型で体重は大体3.5kg〜4.5kgほどです。
アンゴラウサギの特徴でもある毛は、顔・耳・足はあまり生えておらず、身体にはもふもふと毛が生えています。
サテンアンゴラ
サテンアンゴラはフレンチアンゴラとも似ていて、初めて見たときはなかなか判別することが難しいと言われています。大きさは中型で、体重は大体3.5kg〜4.5kgほどであり、毛の長さもフレンチアンゴラと同じくらいです。
そんなサテンアンゴラの特徴は「毛が半透明」であること。
「滑らかで光沢のある布地」という意味がある「サテン」を名前にもつ通り、サテンアンゴラの毛はツヤがあり、美しい被毛を持っていることが特徴です。
ジャイアントアンゴラ
ジャイアントアンゴラの体重は4.5kgほどであり、大型に近い中型うさぎです。
ここまで紹介してきた3品種、イングリッシュアンゴラ・フレンチアンゴラ・サテンアンゴラはカラーバリエーションも豊富ですが、ジャイアントアンゴラはアルビノ種のため「白一色のみ」という特徴があります。
アンゴラウサギにはどのような歴史があるの?
アンゴラウサギは、トルコ原産のウサギ種で、16世紀にアンカラ地方で発見されたと言われています。
18世紀にはヨーロッパに持ち込まれ飼育が広がっていき、その後、アメリカ合衆国にも輸入され、現在では世界中で飼育されるようになりました。
アンゴラウサギは長い毛皮が特徴的ですが、19世紀に毛皮の需要が低下すると、ペットや展示用として飼育されるようになりました。
現在では、アンゴラウサギは、ペットとして飼われることが一般的で、その美しい毛皮と愛らしい容姿から、人気のある種類のうさぎの一つとなっています。
アンゴラウサギの寿命は何年?かかりやすい病気は?
ここまで、アンゴラウサギの性格や特徴について解説してきました。
この項では、
- アンゴラウサギの寿命
- アンゴラウサギがかかりやすい病気
- アンゴラウサギが加入できるペット保険
アンゴラウサギの寿命
アンゴラウサギの寿命は、一般的に5〜8年程度とされていますが、飼養環境や遺伝的要因によってはそれ以上の長生きをする場合もあります。
近年ではペットの寿命はさらに伸びている傾向にもあるため、10歳を超えることもあるでしょう。
適切な飼育管理が行われれば、健康的に長生きをさせてあげることに繋がるでしょう。
アンゴラウサギがかかりやすい病気
アンゴラウサギは特に毛球症に注意が必要です。
毛玉症とは、うさぎが自分で飲み込んだ毛が胃や腸内で固まってしまい、消化不良や便秘、食欲不振、下痢、嘔吐、脱水症状などを引き起こす病気です。
うさぎは自分の毛を舐め身体を綺麗にしますが、この毛が胃や腸内で固まることで毛玉が形成されます。
この毛玉が大きくなると腸管内に詰まり、腸の運動が滞り、消化不良や便秘、腸閉塞を引き起こすことがあるのです。
また、毛玉が大きくなると緊急手術が必要になることもあります。
毛が長いことが特徴のアンゴラウサギは特に注意する必要があると言えるでしょう。
毛球症を予防するためには、定期的なグルーミングやブラッシングで毛の抜け落ちを促すことや、食物繊維を多く含む野菜を与えることで腸内の動きを促し、毛玉が形成されにくい体質を作ることが毛球症の予防に繋がります。
毛球症の症状が現れた場合は、速やかに獣医師の診察を受けることが必要です。
アンゴラウサギが加入できるペット保険は?
うさぎが加入できるペット保険はMOFFMEでは2つ取り扱っています。
ペット保険は、治療費用の一部を補償してくれますが、何かしら通院をしてからや、病気になってからではペット保険への加入自体が難しくなってしまいます。
つまり、ペットが健康なうちから加入する必要があるのです。
こちらの記事ではうさぎが加入できる保険をご紹介していますので、ぜひご確認してみてください。
アンゴラウサギはどこからお迎えできる?値段はどれくらい?
実際にアンゴラウサギをお迎えするにはどこで購入するのか、いくらくらいするのかなどの下調べが必要です。
そこでこの項では
- アンゴラウサギのお迎え方法
- アンゴラウサギの値段
アンゴラウサギのお迎え方法
アンゴラウサギはどこからお迎えすることができるのでしょうか。
お迎え方法をいくつかご紹介します。
ペットショップ
アンゴラウサギの値段はいくらするの?
アンゴラウサギは5万~20万円前後で販売されています。
人気なネザーランドドワーフは3万円〜5万円という価格に対して、かなり高価格帯なうさぎであることがわかるかと思います。
お迎えをする場所やアンゴラウサギの種類によっても値段は様々なため、気になる方は一度ブリーダーや里親サイトを覗いてみるといいかもしれません!
アンゴラウサギを飼育する上での注意点!
毛が長く伸び続けることが特徴のアンゴラウサギを飼育するうえで、どのようなことに特に注意する必要があるのでしょうか。
うさぎを飼育する上で適切な環境を整えることは大前提として、特にアンゴラウサギを飼育するうえでの注意点を2つご紹介します。
- 毛のケアは入念にしてあげよう
- 正しい食事管理をしよう
毛のケアは入念にしてあげよう
アンゴラウサギは長い毛が特徴であり、その毛は伸び続けます。
毛のお手入れを怠ることによって毛玉ができやすくなり、不潔な状態が続けば皮膚にも影響を及ぼし、毛球症や皮膚炎などを引き起こす可能性があります。
これらを予防するためには、ブラッシングや定期的なカットなど、入念に毛のケアを行う必要があると言えるでしょう。
正しい食事管理をしよう
食物繊維が多めの食事を与えるようにしましょう。
アンゴラウサギは解説した通り、毛球症に特に注意が必要です。
毛球症は胃や腸内で大きくなった毛玉が腸管内に詰まることで、さまざまな弊害を引き起こしてしまいます。
つまり、毛玉が大きくなる前に排泄を促す必要があるため、食物繊維が多めの食事を与える必要があるのです。
アンゴラうさぎの性格や特徴についてのまとめ!
ここまで、アンゴラウサギの性格や特徴について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事のポイントは
- アンゴラウサギは温厚で人懐っこい性格の持ち主
- 毛が長く、伸び続けることが特徴
- 毛球症に注意
- ブラッシングなどの毛のケアは入念に