内容をまとめると
- うさぎは寂しさのみを理由に死ぬことはない!
- 寂しくて死んでしまったと思われるようなうさぎの習性がある
- 寂しい時には自傷行為をして自分の身体を傷付けてしまうことも・・・
- うさぎの治療費は全額自己負担のため、万が一に備えてペット保険への加入もおすすめ!
「うさぎは寂しいと死ぬ」とは1度は聞いたことがあるかと思います。うさぎは本当に寂しさが原因で死んでしまうのでしょうか?「うさぎは寂しいと死ぬ」と言われ始めたきっかけや、うさぎが寂しい時の行動にはどんな行動があるのかについて解説していきます。
この記事の目次
目次を閉じるうさぎは「寂しいと死ぬ」って聞いたことがあるけど本当?
「うさぎは寂しいと死ぬ」とは誰しもが聞いたことがあることではないでしょうか?
しかし、結論からお伝えすると実際にはうさぎが寂しさで死ぬことはありません。
うさぎは社交的な生き物で、飼いうさぎの元祖である「アナウサギ」は野生では群れを作って巣穴を共有していますが、基本的には単独行動をする動物なので、極端に寂しさを感じることもあまりありません。
ではいったいなぜ「うさぎは寂しいと死ぬ」と言われているのか気になりますよね。
この記事では、「うさぎは寂しいと死ぬ」と言われていることに関して
- なぜ「うさぎは寂しいと死ぬ」と浸透しているのか
- うさぎが寂しい時の行動とは?
- うさぎに寂しい思いをさせないために飼い主ができることや注意点
なぜ「うさぎは寂しいと死ぬ」と浸透しているのか
なぜ迷信であるにも関わらず、「うさぎは寂しいと死んじゃう動物」と広く信じられているのでしょうか。
ここからは、
- 「うさぎは寂しいと死ぬ」と言われ始めたきっかけ
- 「うさぎは寂しいと死ぬ」という迷信の浸透に拍車をかけたうさぎの習性
について解説していきます!
「うさぎは寂しいと死ぬ」と言われ始めたきっかけ
「うさぎは寂しいと死ぬ」と言われ始めた元ネタには、90年代の人気テレビドラマのセリフや、同年代のヒット曲の歌詞がきっかけと言われています。
ドラマ内で「うさぎは寂しいと死ぬ」というセリフがあったり、同年代に出た曲には「淋しすぎて死んでしまう」という歌詞が含まれていたこともあり「うさぎは寂しいと死ぬ」という認識が昨今まで広まっていったと考えられています。
「うさぎは寂しいと死ぬ」という迷信の浸透に拍車をかけたうさぎの習性
- 12時間以上の絶食が続くと命の危険がある
- 体調不良を隠す習性がある
12時間以上の絶食が続くと命の危険がある
うさぎが寂しい時にはどんな行動をとるの?
- 身を寄せる場所を求める
- 鳴き声を出す
- 攻撃的になる
- 自傷行為をする
うさぎが寂しい時の行動①身を寄せる場所を求める
うさぎは寂しさを感じると、身を寄せる場所を求めるような行動をする傾向があります。
飼い主や他のうさぎに寄り添ったり、お気に入りのおもちゃや布などに抱きついたり、さまざまなものに身を寄せることがあります。
飼い主が常にいるわけではないため、うさぎが一人でお留守番をしている時でも、安心して身を寄せることができるような、お気に入りのおもちゃや布などを用意してあげることも大切でしょう。
うさぎが寂しい時の行動②鳴き声を出す
鳴き声別の気持ちについては下記の記事でも紹介していますのでぜひ確認してみてください。
うさぎが寂しい時の行動③攻撃的になる
うさぎは寂しく感じると不機嫌になり、飼い主に対して攻撃的になることがあります。
うさぎが寂しいと感じると、行動が変化することがあるため、飼い主は普段からうさぎの行動を観察し、異変に気付いたら適切な対応をすることが大切です。
うさぎが不機嫌になったり、寂しいと感じるときには、できる限りコミュニケーションをとって、愛情を示すようにしてあげると有効的でしょう。
うさぎが寂しい時の行動④自傷行為をする
うさぎが寂しい時の行動の1つに自傷行為をするという行動があります。
うさぎがストレスを感じたり、寂しさを感じたりすると、自分自身をかじって噛んでしまったり、毛をむしって自分を傷つけてしまうことがあります。
うさぎは自分を傷つけることで、ストレスや不安などの感情を解消しようとしているのかもしれません。
傷口があったり自傷行動がひどい場合は必ず動物病院で診てもらうようにしましょう。
自傷行為が繰り返されると、うさぎの体調や精神に悪影響を与えることもあります。適切な治療を行うことで、うさぎの自傷行為を防ぐことが期待できるでしょう。
うさぎにはペット保険がありますので治療費が心配な場合は、加入を検討してみるといいでしょう。
うさぎのペット保険についても解説していますので、ぜひ確認してみてください。
また、小動物のペット保険人気ランキングもぜひ参考にしてみてくださいね。
うさぎに寂しい思いをさせない!飼い主ができることや注意点
うさぎは寂しさから行動に変化が現れ、攻撃的になることもあります。
そもそもうさぎに寂しい思いをさせないためには飼い主はどのような対策を取ることができるのでしょうか。また、どのようなことに注意する必要があるのでしょうか。
3つの項目に分けて解説していきます。
- 触れ合う時間を作ってコミュニケーションを取ること
- かまいすぎには注意!逆にストレスを与えてしまうことも
- 補足:多頭飼いは有効的?
触れ合う時間を作ってコミュニケーションを取ること
うさぎが寂しさを感じないようにするためにコミュニケーションを取ることは非常に重要なことです。
遊んであげたり、抱っこをしたり、撫でたりすることで、うさぎは安心感を得られることができ、寂しさを感じることは減ると期待できるでしょう。
また、うさぎが好む場所で過ごすことも大切です。うさぎ自身で選んだ場所に行ったり、くつろいでいる姿を見守ることで、うさぎにとって安心感が生まれます。
触れ合う時間を作ってコミュニケーションを取ることで、健康や幸福・安心感に繋がり、寂しさを感じることが減るでしょう。
かまいすぎには注意!逆にストレスを与えてしまうことも
コミュニケーションを取ることが重要だと解説しましたが、うさぎは繊細な動物であり、適切な方法で触れ合うことが必要です。
過度なかまい過ぎは、うさぎが怖がったり、ストレスを感じたり、かえってうさぎの不安感を増幅させてしまうことになります。
強いストレスを感じると、食欲不振や下痢、嘔吐、毛並みの悪化などの健康問題を引き起こす可能性があります。
うさぎの行動や態度をよく観察し、適度な距離を保つながら、かまい過ぎないように気をつけましょう。
補足:うさぎの多頭飼いは有効的?
うさぎに寂しさを感じさせないために、うさぎを多頭飼いしようと考える方もいるのではないでしょうか。
しかし多頭飼いをすることは、かえってストレスとなることもあります。
例えばオス同士の場合は激しい縄張り争いでケンカをして傷つけ合ってしまったり、オス・メス同士では望まない妊娠をしてしまう可能性が非常に高いです。
性格が合わずにケンカに発展することも考えられます。
そのため、うさぎを多頭飼いすることが、寂しさを感じさせずにいい影響となるとは限らないことが注意点となります。
仲間を迎え入れる場合には、多頭飼いのメリットやデメリットをしっかりと確認してから判断するようにしてください。