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犬と遊んでいるときに口臭が気になることがありますよね。何か病気が原因かもと心配になる飼い主さんもいるかもしれません。犬の口臭の原因には様々なものがあります。今回は犬の口臭の原因と予防方法について詳しく解説していきますので、参考にしてみてください。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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犬の口臭が気になる!その原因や簡単にできるケアとは?

かわいい愛犬の口臭が気になる飼い主さんも多いのではないでしょうか。

人と同じように、わんちゃんのお口のケアはとても大切です。


でも、愛犬はお口のケアが苦手ケアしているのに口臭がする、といった場合もあるかもしれません。


そこで今回「MOFFME」では、

  • 犬の口臭が気になるときの考えられる原因は4つ!
  • 犬の口臭を治す方法や臭くならないための予防方法
  • おすすめの犬の口臭ケアグッズを紹介!
以上についてご紹介いたします。

ぜひ、最後までご覧ください。

犬の口臭が気になるときの考えられる原因は4つ!


わんちゃんの口臭の原因はどのようなものがあるのでしょうか。

強い口臭には、お口の中の問題だけではなく、内蔵の病気の可能性がある場合もあります。

口臭は病気の前兆ともいわれていますので、日頃からのチェックが大切です。


そこで、この章では

  • 犬の口臭の原因①:魚臭い、ドブ臭いときは口腔内の乾燥かも
  • 犬の口臭の原因②:腐敗臭がするなら歯周病の可能性
  • 犬の口臭の原因③:酸っぱい臭いなら胃や内臓の病気かも
  • 犬の口臭の原因④:においの強い食べ物を食べた後
  • 補足:犬の歯茎が黒いのはなぜ?病気かも?
について、詳しくご紹介いたします。

犬の口臭の原因①:魚臭い、ドブ臭いときは口腔内の乾燥かも

わんちゃんのお口の中は、唾液で常に潤っています。

ですが、お口の中が乾燥してくると、唾液がネバネバに凝縮されて、口臭の原因となるのです。

お口の乾燥による口臭は、魚臭かったり、ドブのような臭いがします。


健康なわんちゃんでも、夏の暑さではぁはぁと口をあけて呼吸すると、お口の中が乾燥してしまいます。

また、水を飲む量が少なかったり、鼻が詰まっているときにも起こりやすくなります。


口臭が気になるときは、飲み水が足りているか、室温は適切か、チェックしてあげましょう。

犬の口臭の原因②:腐敗臭がするなら歯周病の可能性

腐敗臭のような口臭がする場合は、歯周病が考えられます。

歯周病は、歯肉だけが炎症を起こす歯肉炎とは違い、歯や歯の周辺にある靱帯、歯を支える骨にまで炎症が広がることがあります。


また、歯周病を放置すると、病状が体内にまで広がり内臓疾患を引き起こす可能性もあるのです。

わんちゃんの口腔内はアルカリ性のため、歯垢がつきやすく、また歯垢が歯石に変わるスピードもとても速いのです。

そのうえ、歯石はざらざらしているため、そこに重なるように歯垢がついて、また歯石になるという悪循環が発生してしまいます。


口臭とともに、歯に歯石がついている歯茎が赤く腫れている歯がグラグラしている、などの症状が見られたら、早めに動物病院へ行きましょう。

犬の口臭の原因③:酸っぱい臭いなら胃や内臓の病気かも

酸っぱい口臭がする場合は、胃や内臓の病気の可能性があります。

胃炎が起り、胃酸過多になってくると、胃酸がこみ上げてくるため、酸っぱい臭いがします。

急性胃炎の原因は感染症、中毒、異物によるもの、慢性胃炎の原因は胆汁の逆流や、免疫疾患などの二次症状などが考えられます。


また、アンモニアのような臭いの場合は、腎臓や肝臓の疾患の可能性もあります。


いずれも放っておくととても恐い病気です。

早めに動物病院へ行きましょう。

犬の口臭の原因④:においの強い食べ物を食べた後

臭いが強いものを食べたり食糞をした場合にも、口臭が強くなります。

口の中に食べかすが残っていないかなど、チェックしてみましょう。


また、酸化した古いフードを食べた場合にも、口臭が強くなります。

酸化した古いフードは身体にも良くありませんので、食べさせないようにしましょう。


フードは陽の当たらない風通しの良い場所、高温にならない場所に保存し、賞味期限など、十分に注意しましょう。

補足:犬の歯茎が黒いのはなぜ?病気かも?

先天的に歯茎に黒い色素があるわんちゃんも珍しくありません。

仔犬の頃からある場合は心配いりません。

また、成長するにしたがって、黒い部分が大きくなることもありますが、病気ではないため心配いりません。


ただし、元々は黒くなかったのに、黒い斑点や黒い線が出てきた場合、病気の可能性があります。

その中でもメラノーマは「悪性黒色腫」とよばれる悪性腫瘍です。

進行も早く転移も起る可能性もありますので、早めの治療が必要です。


歯茎に黒い部分が見つかったら、早急に動物病院へ行きましょう。

犬の口臭を治す方法や臭くならないための予防方法


愛犬の口臭が気になってきた、口臭を予防したいけれどどうすればいいの、とお悩みの飼い主さんも多いのではないでしょうか。


そこで、この章では

  • 犬の口臭の対策①:定期的な歯磨き
  • 犬の口臭の対策②:歯石を取り除く
  • 犬の口臭の対策③:食事や水に混ぜる口臭対策用のスプレー
  • 犬の口臭の対策④:ドッグフードやサプリでのケア
  • 犬の口臭の対策⑤:水分や運動不足の解消
について、詳しくご紹介いたします。

犬の口臭の対策①:定期的な歯磨き

口臭歯周病予防としてとても大切なのが、歯磨きです。


ですが、なかなか難しいのも現実ですよね。

仔犬の頃から習慣づけることが理想ですが、実は成犬になってからでも、遅くはありません。


まず最初は、口を触ることから始めてみましょう。

次に口を開けさせる、歯磨きシートで歯を触る、シートで歯を磨く、歯ブラシで歯をさわる、歯磨きする、というような順番で、日数をかけてゆっくりステップアップしてみましょう。

おいしい味付きの歯磨きジェルもありますので、活用してみましょう。


歯磨きを習慣にすると、口を触られても嫌がらなくなるので、その他の病気の早期発見にも繋がります。

なかなか根気が必要ですが、愛犬の健康のためなので、ぜひがんばってみてください!


最初のうちは、ご褒美にデンタルケア効果のあるおやつをあげるのもよいですね。


また、最近では歯磨きトレーニングをしてくれる動物病院も増えてきています。

難しそうだな、と思う場合は相談してみましょう。

犬の口臭の対策②:歯石を取り除く

すでに歯石がついてしまって、歯周病が始まっている場合は、歯石除去が必要になります。

前章でご紹介しましたが、歯周病は放っておくととても恐い病気です。


早期に治療すれば、様々な病気の予防にもなります。


歯石除去はスケーラーなどで歯石を取ればよい、というものではありません。

歯茎の歯周ポケットにある歯石を除去することが重要なのです。


そのため、自宅で処置することはできません。

必ず獣医師に処置をしてもらいましょう。


わんちゃんはじっとしていられないため、歯石除去は全身麻酔下で行われます。

他に持病があると、受けられない場合もありますので、必ずかかりつけの獣医師に相談しましょう。


また、歯周病による歯石除去の場合は、保険適用になります。

歯周病が見つかったら、早めに処置をしてもらいましょう。

犬の口臭の対策③:食事や水に混ぜる口臭対策用のスプレー

フードやお水に混ぜるスプレーは手軽に行える対策のひとつです。

様々なタイプの商品が販売されています。


わんちゃんは香りに敏感なため、無香料のもの、または嫌がらない香りを探してあげましょう。

速効生はありませんが、手軽に行える対策です。

長く続けてあげましょう。

犬の口臭の対策④:ドッグフードやサプリでのケア

口臭対策用フードサプリも手軽に行える対策のひとつです。

口臭対策用フードは口臭対策に特化した原材料を使って作られているものです。


最近では種類も増えてきているので、わんちゃんの好みで選んであげるとよいでしょう。


サプリメントはドッグプードにかけたり、水にまぜたりして口臭を予防するものです。

ふだん食べているフードに混ぜるだけなので、手軽に始められますね。

犬の口臭の対策⑤:水分や運動不足の解消

実は運動不足口臭の原因になることもあるのです。

身体の代謝が下がると、様々な分泌物の発散が滞ってしまうため、口臭を発生させてしまうのです。

また、運動することによって、飲水量も増えるので、口臭の予防になるのです。


わんちゃんの長生きのためにも、口臭予防のためにも、適度な運動とお水を飲むことはとても大切ですね!

おすすめの犬の口臭ケアグッズを紹介!


口臭予防のためには毎日のケアが大切です。

様々なグッズも販売されていますので、手軽に活用しながらケアを続けましょう。


そこで、この章では

  • 慣れているなら奥までしっかり磨ける歯ブラシがおすすめ
  • ドッグフードやサプリでのケアもおすすめ
  • デンタルケア用のおもちゃやおやつも
  • 犬用口臭スプレーは簡単!手作りもできる?
について、詳しくご紹介いたします。

慣れているなら奥までしっかり磨ける歯ブラシがおすすめ

口臭予防、歯周病予防には、歯磨きが一番大切です。

シートや指サック型のブラシなど、様々なタイプが販売されています。


歯磨きになれてきたら、ぜひ奥まで磨ける歯ブラシを使ってみてください。


奥歯は磨くのが難しいのですが、歯ブラシを使えば手早く磨くことができます。

最初は無理のないように、手前の歯から、慣れてきたら、奥歯へと徐々に慣らしてあげましょう。


歯ブラシも様々なタイプがありますので、いろいろ試して使いやすいものを探してみましょう。

ドッグフードやサプリでのケアもおすすめ

口臭予防は毎日続けることが大切なので、ドッグフードサプリを利用するのもおすすめです。

お口の中の環境を整えるもの、お腹の中の環境を整えるもの、など様々な種類が販売されています。

風味も様々なので、わんちゃんの好みにあった物がみつかるといいですね。


持病がある場合は、成分をチェックして、獣医師に確認してから使用しましょう。

デンタルケア用のおもちゃやおやつも

デンタルケア用のおもちゃもおすすめです。

突起がある形状のもの、ロープタイプのものなど、噛んで遊ぶものです。


遊びながら、デンタルケアもできて、ストレス発散にもなりますので、ぜひ取り入れてみてください。


また、おやつデンタルケア効果があるものを利用してみましょう。


楽しく遊ぶ時間にも、デンタルケア製品を取り入れることができるので、わんちゃんの負担もありません。

犬用口臭スプレーは簡単!手作りもできる?

わんちゃんの、口臭予防スプレーは、手作りすることもできます

シンプルな材料で作れるので、ぜひチャレンジしてみてください。

材料は全て薬局で手に入ります。


口臭予防スプレーの材料

  • 水:200ml
  • 食用の重曹:小さじ1/2
  • 食用ハッカ油:2~3滴
  • はちみつ:小さじ1程度
  • スプレーボトル
上記の材料をスプレーボトルに入れて、シャカシャカ振るだけで完成です。
使用の際にも、よく振ってから使用してください。

重曹には中和作用があるため、お口の中の蛋白や油を分解してくれます。
はちみつには殺菌作用があります。
ハッカ油には臭いを抑える作用があります。

できあがったら、わんちゃんのお口に直接スプレーしましょう。
わんちゃんの唇を横から持ち上げて、歯に直接スプレーします。

保管は冷蔵庫で、2週間程度を目安にしてくださいね。

まとめ:犬の口臭の原因や口臭を消す方法は?

いかがでしたでしょうか。


今回は犬の口臭が気になるときはどうする?口臭の原因や対策方法についてご紹介いたしました。


最後にもう一度ご紹介させていただきます。


犬の口臭が気になるときの考えられる原因は4つ!

  • 犬の口臭の原因①:魚臭い、ドブ臭いときは口腔内の乾燥かも
  • 犬の口臭の原因②:腐敗臭がするなら歯周病の可能性
  • 犬の口臭の原因③:酸っぱい臭いなら胃や内臓の病気かも
  • 犬の口臭の原因④:においの強い食べ物を食べた後
  • 補足:犬の歯茎が黒いのはなぜ?病気かも? 


犬の口臭を治す方法や臭くならないための予防方法

  • 犬の口臭の対策①:定期的な歯磨き
  • 犬の口臭の対策②:歯石を取り除く
  • 犬の口臭の対策③:食事や水に混ぜる口臭対策用のスプレー
  • 犬の口臭の対策④:ドッグフードやサプリでのケア
  • 犬の口臭の対策⑤:水分や運動不足の解消


おすすめの犬の口臭ケアグッズを紹介!

  • 慣れているなら奥までしっかり磨ける歯ブラシがおすすめ
  • ドッグフードやサプリでのケアもおすすめ
  • デンタルケア用のおもちゃやおやつも
  • 犬用口臭スプレーは簡単!手作りもできる?


以上、犬の口臭が気になるときはどうする?口臭の原因や対策方法を解説!でした。


愛犬との楽しい毎日のために、ぜひ参考にしてくださいね!


またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!