犬のマナーベルトとはいったいどんなものなのでしょうか?どうつけるのでしょうか?またいつから必要なのでしょうか?という疑問に説明していきます。また犬の紙おむつやトイレシートとマナーベルトを使い分けるべきなのかといったことについても区別して説明していきます。
この記事の目次
目次を閉じる犬のマナーベルトって洗える、洗えないどんなもの?
それでは今回のMOFFMEでは以下を紹介していきます。
- 犬の「マナーベルト」つける理由3選
- マナーベルトの選び方3選
- 犬の「マナーベルト」をつけたほうがいい場所・場合2選
- 犬のマナーベルトをつける時期について3選
犬の「マナーベルト」ってなんのためにつけるの?
ここではマナーベルトや紙オムツなどを利用する理由をご紹介します。また愛犬の年齢、男の子か女の子のわんちゃんかによっても利用用途が変わってきますので、そちらも併せてご紹介します。是非ご参考にしてみて下さい。
犬の「マナーベルト」をつける理由3選
- ①男の子の犬がマーキングをすることを防ぐため
- ②シニア犬のためのおしっこ漏れ防止のため
- ③女の子の犬が生理中につけるためのもの
①男の子の犬がマーキングをすることを防ぐためのベルト
男の子の犬はしつけがいくら完璧でもマーキングというのは犬の本能からくるものであります。散歩中などでは小型犬~大型犬関係なく他の犬の匂いがするところで「縄張り」という意味でマーキングとしておしっこをかけます。
散歩中であれば塀や電柱にされることが多いです。マーキングはおしっこなので他人からみても良いものではなく、衛生面にも問題があり気になってしまう迷惑行動の一つです。
また散歩中だけではなく、カフェやホテル、移動中の車内や訪問先のお宅など絶対にさせてはいけないところがあります。トイレシートを持って移動するわけにもいかないため、マナーベルトが必要になってきます。
マナーベルトを着用することでちんちんまで布やおむつで覆われます。よってマーキングを防ぐことができます。またマナーベルトを着用することは飼い主さんにとって「いつおしっこをしてしまうだろう」と不安になることはありません。
他のわんちゃんを刺激することもないので男の子の愛犬を飼っている飼い主さんは是非着用できるようにしておきましょう。
②シニア犬のためのおしっこ漏れ防止
通常のマナーベルトはマーキングなどの少量のおしっこを吸収する用であり、大量のおしっこの場合は漏れる場合があります。
特に年をとってきたシニア犬の場合はおしっこを我慢できなくなったり、おしっこがわんちゃんの自覚なく漏れてしまったりする場合があります。
このようにマナーベルトはマーキングだけを防止するわけではなく、年をとったシニア犬にはマナーベルトはおむつとして使用してもいいでしょう。
その場合はマナーベルトは様々な種類がありますので、おしっこの漏れ防止を使用用途としているおむつタイプがおすすめです。おしっこだけではなく排便にも有効です。
もし愛犬がご自宅で粗相をしてしまうようでしたらおしっこ漏れ防止としておむつタイプのマナーベルトを着用させると掃除をする手間が省けるでしょう。
その場合は一日中着用させるのではなくおむつやパットをこまめに変えてあげるようにしましょう。一日中着用させてしまうと蒸れて肌がただれてしまう場合があるので注意が必要です。
③女の子の犬が生理中につけるためのもの
女の子の犬にはヒート(生理)というものがあります。ヒートは人間と同じで子供を産むための女の子特有の身体の特性です。ヒートは生後8か月頃から始まり、人間の女性とは違い閉経はないため老犬になっても続きます。
ヒートが起こる周期は6か月~10か月と言われており、予測することはできません。ヒートは妊娠に備えている時期なので、妊娠を望まないのであればたくさんの犬が集まるところに連れていくことをおすすめしません。
ドッグランはヒート中は利用できませんが、他のたくさん犬が集まる場所にどうしても行かなくてはいけない場合はマナーパンツやおむつを着用させるといいでしょう。
マナーパンツの利用目的は着用することで交尾防止にも繋がり、また出血で汚したくない時です。おむつの場合は排泄にも有効で男の子と女の子関係なく、またヒート中でも利用できます。
マナーパンツやおむつカバーはオシャレなものもたくさんあるので、可愛くしたい方でもおすすめできます。
マナーベルトの選び方とは?
マナーベルトには種類があり、「これを身に付けるのが正解」ということはありません。マナーベルトは愛犬の種類にもよりますし、飼い主さんの見た目の好みや愛犬の付け心地にもよって変わります。
マナーベルトの種類と選び方3選
- 手作りのマナーベルトがお得/使い捨てタイプ
- 男の子のワンちゃんにおすすめ、蒸れない紙おむつタイプ
- おしゃれなおむつカバー
手作りのマナーベルトがお得/使い捨てタイプも
マナーベルトは要所を抑えることができれば意外にもセリアなどの100均で材料を仕入れることができ、作り方さえ分かれば格安で手作りマナーベルトが作ることができます。
セリアなどの100均で仕入れる材料
- 好みの柄の布地
- バイアステープ
- 平ゴム
- マジックテープ
- 針と糸(ミシンがあればより早く、より頑丈です)
- チャコペン
- 布切ハサミ
- お手本のマナーベルトの型紙
amazonなどでマナーベルトの販売はありますが、愛犬にぴったり合うかわかりません。手作りすることで愛犬専用のぴったりしたマナーベルトを手作りすることができます。
手作りすることで格安に抑えることがでできますが、時間がない方には使い捨てタイプのものを利用するのもいいでしょう。サイズも種類がたくさんありますので、愛犬にあったものを利用するようにして下さい。
男の子のワンちゃんにおすすめ、蒸れない紙おむつタイプ
おしゃれなおむつカバー
おむつを履くことが苦手なわんちゃんもいます。わんちゃんが勝手に脱いでしまっている場合もあります。そんな時に活躍するのがおむつカバーです。おむつの上からおむつカバーをするため、わんちゃんが勝手に脱ごうとしても脱げにくくすることができます。
また「おむつで丸出しで外出はちょっと、、」と、う飼い主さんも少なくありません。おむつカバーでも着脱が簡単なものだけど可愛いもの、オールオーバータイプで動いてもズレずらく可愛いなど、洋服感覚で着せられるものまであります。
これらを着用するだけでおむつがそのまま人目に触れることはありません。よって処理が手軽なおむつの上にオシャレなおむつカバーを着用するだけなので可愛くしたい飼い主さんにはおすすめです。
犬の「マナーベルト」をつけたほうがいい場所
普段の散歩とは違ってマーキングなどおしっこをさせてはいけない場所があります。それは他にもたくさんの犬が集まる場所です。マーキングは少量の尿で縄張り主張するものです。たくさんの犬が集まる場所ではNG行動です。そこでマナーベルトが必要となります。
マナーベルトが必要になる場所は以下になります。
- ドッグラン
- 旅先のホテル
- カフェやレストラン
- 移動中の車内
- 自宅以外のお宅への訪問時
犬の「マナーベルト」をつけたほうがいい場所・場合2選
- ①たくさんの犬が集まるドッグラン
- ②自宅以外のお宅への訪問時
①たくさんの犬が集まるドッグラン
わんちゃんを飼っている方でしたら、少なくても一度はドッグランに連れていくことがあると思います。ドッグランは普段の運動不足を解消できるような広大な施設だけではなく、最近ではアジリティーがあるドッグランもあります。
そんな多くの方やたくさんのわんちゃんが集まるドッグランにも、当然ルールやマナーがあります。基本的なマナーをしっかりと理解して迷惑な行動をしないように注意しましょう。
そのマナーの中に入場する前には排尿を済ましておくことがあります。ドッグランでは一頭がマーキングしてしまうと他のわんちゃんも匂いに誘われ集まってきて、次々にマーキングをしてしまうことに繋がってしまいます。
室内のドッグランでも壁紙にマーキングしてしまう子がいます。普段の散歩でマーキングする癖の子は、室内室外関わらず必ずマナーベルトの着用をしましょう。
また生理(ヒート)中の女の子もいくらおむつをしていても、匂いで男の子が集まってしまいます。そのためヒート中の子も入場はやめましょう。
②自宅以外のお宅への訪問時
必要な物
- 塩素系漂白剤
- ペットボトル500ml入り
- スプレーヘッド
作り方は塩素系漂白剤キャップ一杯を水500mlの中に入れてスプレーヘッドをつけるだけです。洗い方は石鹸で手洗いしたマナーベルトにスプレーで吹き付けて、その後洗濯するだけです。この洗い方で簡単に匂いと汚れが取れるでしょう。
犬のマナーベルトはいつからつけるべき?
わんちゃんが生活していく上でマナーベルトやマナーパンツは必ず必要になってくるでしょう。男の子や女の子には手術を受けない限りマーキングやヒートの時期が必ずきます。また性別問わず老犬になれば、どのわんちゃんも介護用のおむつが必要になってきます。
犬のマナーベルトをつける時期について3選
- ①生後8か月のオス犬からマナーベルトをつけるべき!
- ②シニア犬の介護用「蒸れない、蒸れる?マナーベルト」
- ③メス犬の生理中「洗える、ずれない、マナーベルト」
①生後8か月のオス犬からマナーベルトをつけるべき!
マナーベルトを着用するタイミングですが、生後8か月頃から男の子の犬はマーキングをし始めると言われています。
早い時期から去勢手術を行う場合はマーキングをしませんが、時期がズレてしまってマーキングをすることが習慣なってからではマーキングをしてしまい続けるようです。
マーキングの特徴として場所を選ばずしてしまうことがあげられますので、幼い頃からマナーベルトを着用する習慣があると大人になってからも受け入れ続けてくれるでしょう。大人になってからでは嫌がるようになってしまい、着用してくれない可能性もあります。
去勢手術は生殖能力が成熟する前の生後6か月~1年未満が適した時期とされています。したがってマーキングを始める時期を考えると個体に差はありますが生後6か月~7か月頃が良いでしょう。
去勢手術は全身麻酔となり、愛犬の身体に負担がかかりますのでその時のわんちゃんの体力次第でもあります。
②シニア犬の介護用「蒸れない、蒸れる?マナーベルト」
シニア犬の介護用紙おむつ着用の推奨タイミング
- トイレが間に合わなくなってきた
- おもらしの回数が増えた
- 自力で動けなくなった
- 留守番の機会が増えた
- 漏れる
- ズレ取れる
- きつい
③メス犬の生理中「洗える、ずれない、マナーベルト」
女の子の犬は避妊手術を受けていないわんちゃんはヒート(生理)とあります。ヒートは始める時期が小型犬なら月齢8か月~10か月頃、大型犬では月齢10か月~12か月頃が目安です。
ヒート中の女の子の犬が着用するのがおむつとなりますが、見た目がやはり可愛くないのでサニタリーパンツというものもあります。特徴として履かせやすく、ぴったりとしているため動き回ってもズレて漏れることがありません。
またサニタリーパンツ自体も洗うことができますが、時間がない時はパットの交換だけでも清潔に保つことができます。また通気性が良いものを選んであげると良いでしょう。
サニタリーパンツはサイズが豊富なため、わんちゃんにあったサイズのものを選びましょう。足の付け根のサイズと胴回りのサイズをよく確認するようにしましょう。このサイズが合わないと漏れの原因に繋がってしまいます。
サニタリーパンツ以外にも可愛くしたいのならば紙おむつの上におむつカバーという選択肢もあるのでわんちゃんが嫌がらないほうを選んであげましょう。
マナーベルトの代用品とは?
犬用の製品は人間用に比べると若干値段が高い傾向があります。そこでマナーベルトの代用品として使えそうな尿取りパッドとペットシートのメリットデメリットをご紹介します。
・尿取りパッド(マナーベルトの中に入れる犬用マナーパッドの代用)
メリット
- 人間用なのでしっかり尿を吸収してくれる
- 消臭効果が高い
- 肌に優しい
- 犬用のマナーパッド(1枚20円~30円程度)に比べると少しだけ安い程度です。(安いには安いためデメリットとは言わないですが、料金面という意味ではメリットとは言えない)
- 値段がかなり安い(1枚あたり約4円)
- 漏れる(尿を吸収する目的として作られていない)
- 肌にも悪い(常時肌に当たる前提の作りではない)
まとめ:犬のマナーベルトって?
いかがだったでしょうか?これまでの内容をまとめますと
マナーベルトって一体どんなもの?
- マナーベルトの使用用途は男の子、女の子、シニアと用途がそれぞれ違う
- マナーベルトの選び方はわんちゃに適したものを使おう
- マナーベルトをつける場所は「犬が集まる場所」と「して欲しくない場所」
- マナーベルトをつける時期は性別問わず性成熟する前の6か月頃。