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「犬のために床に滑り止めをつけるべきなの??」と悩む飼い主さんは大勢いるそうです。今回はその問いに答えたいと思います。床マットを買うべきなのか、はたまた犬のための靴下を買って履かせてあげるべきなのか。今回は犬用の床の滑り止め対策を徹底解説します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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「犬のために床に滑り止めをつけるべきなの?」

今や犬の80%以上が室内飼いであるというこの時代、愛犬のために家具や住環境を整えている、という飼い主さんも少なくないでしょう。


その中で、一般家庭の多くが床に敷いているフローリング。これが愛犬にどんな影響があるのか考えるのも、大切なことです。


忘れてはならないのは、足元が滑りやすいということは、犬に負担がかかっているということ。


では、大切な愛犬のために、飼い主さんができることとは何なのでしょうか。


今回、「MOFFME」では

  • 床に滑り止めをつけたほうがいい理由
  • 獣医師監修の「犬用靴下」について
  • おすすめの犬用フローリングマットの選び方
について解説していきます!

「うちの愛犬にも滑り止めが必要なのか知りたい」「犬に合わせたフローリングマットが分からない!」などのお悩みをお持ちの方は、ぜひ最後までご覧ください。

犬のために床マットやカーペットを買ったほうがいい!


結論から言ってしまえば、犬のためには床マットやカーペットを買うべきです。


飼い主さんと一緒に遊んだり、大好きな人に会ったり、色々な場面で、はしゃぐ愛犬が足元を滑らせながら飛び跳ねている姿をかわいらしく思うこともあるでしょう。


また、「暑い日にはひんやりしたフローリングの上で寝られる方が幸せなんじゃないの?」と思われることもあるかもしれません。


でも、滑り止めや保護されていないフローリング床の上で暮らしていると、思いがけない事故が起こることもあるのです。


そして、そんな事故の対策は、簡単にできます。簡単にできるならば、するに越したことはないでしょう。


ここでは、「本当に床マットやカーペットが必要なの?」という疑問に

  1. 滑り止め対策
  2. 爪で床に傷をつけることを防ぐ
  3. 100円均一にもたくさん商品が売っている
  4. 工夫すれば自作も可能
といった内容でお答えしていきます!

理由その①滑り止め対策

足元が滑る、と言われて真っ先に想定されるのは、滑って転んだりぶつかったりという事故でしょう。


しかし、犬の足元が滑るというのは目に見えて分かりやすいものばかりではないのです。


フローリングの上を歩いている犬の姿は、人間の目から見れば何事もなく自然に歩いているように見えるかもしれませんが、その実、犬は足元が滑らないように、踏ん張りを効かせているのです。


足の裏の毛や肉球、そして四肢が内から外へ向いていることなど、犬の足は、とても滑りやすい構造をしています。だから、滑り止めの効いていないフローリングはただそこに立たせるだけでも、犬に負担をかけていると言ってもいいかもしません。


家庭内で暮らす愛犬の足腰を守るためには、床マットやカーペットで滑り止めをすることが大切なのです。


動物にも安心な滑り止めワックスなどもありますが、愛犬と一緒に暮らしていると、ワックスをかけるのも簡単ではありません。手っ取り早い対策は、やはり敷くだけでいいカーペットなどになるでしょう。

理由その②爪で床に傷をつけることを防ぐ

犬の爪は、分厚く硬いものです。長く伸びたまま歩いているときの「カチャカチャ」という音も、飼い主さんには気になるものでしょう。

そして、その硬い爪は床に傷をつける原因にもなります

ただ歩いているだけで?と思われるかもしれませんが、犬の爪は自前の滑り止め、つまりスパイクのような効果があります。滑りやすい床であればあるほど、滑らないために、爪を床に立てて歩いているのです。

また、飛んだり跳ねたりと動きが大きくなれば、その分、床に当たる爪の勢いも強くなります。そうなれば当然、床に傷がつく可能性も高くなるでしょう。

「まあ、家に傷がつくくらいなら我慢するよ」という飼い主さんもいるかもしれませんが、床の傷は、ささくれの原因になります。細かなささくれは気づきづらく、それでいて、犬も人間も関係なくケガの原因になりやすいものです

ささくれた床が足に刺さった、なんてことが起こってしまう前に、まずは床に傷がつくこと自体を防止するべきでしょう。

理由その③100円均一にもたくさん商品が売っているから

床マットやカーペットが手軽と言うのは、床に敷く手間だけの話ではありません。


身近な100円均一にも、床マットは売っているのです。


たとえばダイソーであれば、床に合わせて敷きやすいジョイントマットや、フローリングに貼れる吸着マットなど、お家の状況に合わせたマット選びも可能。100均ならちょっと試してみよう、なんてできるところも、100円均一の強みでしょう。


買ってきたフロアマットを犬がよく歩く場所に敷くだけでも、犬への負担や床の傷は大きく軽減されます。


愛犬のためにも早くなんとかしてあげたいけれど、あせってカーペット選びをするのも…という飼い主さんは、一度お近くの100円均一に行ってみるのもいいかもしれません。


https://jp.daisonet.com/collections/living0106

理由その④:工夫すれば自作も可能

もっと我が家に合ったものを、と考えるのであれば、いっそ自作してしまうのも手です
買って敷くだけよりも手間も時間もかかりますが、材料自体は身近なお店で、それこそ上述の100円均一で買えてしまいます。

用意するものは、滑り止めシートと、好みの布あるいは毛糸、手芸用のかぎ針。ただし、爪が引っかかるような毛足の長いものや、静電気の起きる素材は避けましょう。

決して簡単な作業ではありませんが、せっかく愛犬のために用意するのであれば、「うちの子にピッタリなものを用意したい!」という思いでチャレンジしてみるのもいいかもしれません。

https://weboo.link/article/7143

犬のための滑り止め靴下も開発済み!


犬のための滑り止めは、何も床に施すばかりではありません。実は、獣医師が監修した滑り止め靴下というものもあるのです!


犬に服を着せることも最近では珍しくありませんが、「靴下まで?」と思われる方もいるかもしれません。でも、足元の保護に靴下が役立つのは、犬も人間も同じ。靴下を履かせることで、滑り止めのみならず、ケガからも守ってくれるのです。


また、体に着せる服がそうであるように、老犬や小型犬など、体温調整が難しい犬の体調管理にも一役買ってくれます。


下記リンクの「Skitter」は、犬の骨格構造を考えて作られた靴下です。履かせやすく、脱げにくい。万が一履いている状態でズレてしまっても、しっかりと滑り止めが機能するような作りになっています。


ただし、犬の性格によっては、無理やり靴下を履かせるのはストレスになることも。愛犬の様子を見て、靴下を嫌がらないかどうか、飼い主さんがしっかり把握しておきましょう。


https://weboo.link/article/7143

犬用フローリングマットの選び方は、いったいどうすれば?

「犬のために作られたフローリングマット」とは一口で言っても、その種類は様々。「滑り止めが大事なのは分かったけど、結局、我が家の愛犬にはどんなマットがいいの?」とお悩みの方も少なくないでしょう。


そこで、ここからは犬用フローリングマットの選び方について、素材と機能の両面から、MOFFME独自の視点でまとめてみました。ぜひご覧ください!

  • 素材で選ぶ、カーペット選び
  • 脱臭、防音、尿消し、多機能カーペット
  • お手入れしやすいカーペット
https://ranking.goo.ne.jp/select/21329

素材で選ぶ、カーペット選び

やはり、敷物を選ぶ際に最も分かりやすい分類は「素材」でしょう。


犬のためのカーペットとして選ぶのであれば、滑り止めとして機能し、静電気が起こりにくく、撥水性があって洗いやすい素材が好ましいです。ポリプロピレン製のカーペットなどがこれに当たります


コルクタイプのカーペットも、静電気や撥水性の問題が無く、夏も冬も心地よく過ごせる素材ですが、噛み癖のある子はコルクを噛んでしまう場合があります。誤飲を心配するのであれば、他の素材を選ぶのが無難です。


また、あまりカーペットの毛足が長いと、愛犬の爪が引っかかることもあります。できる限り、毛足は短いものを選んだほうがいいでしょう。


https://item.rakuten.co.jp/irisplaza-r/7147269-20/

脱臭、防音、尿消し、多機能カーペット

おしゃれなだけでなく、カーペットには機能性も求められます。特に愛犬と暮らす中では、脱臭や防音など「これがあったらいい」と思う機能がたくさん思い浮かびます。カーペットを選ぶ際には、どんな機能を持っているのかも、しっかりとチェックしましょう。


クッション性はもちろんのこと、脱臭や撥水といった機能も、ペットのためには必要になります。しっかりとしつけされていても、粗相や吐き戻しなどは体調次第で起きてしまうものです。


また、集合住宅では階下への騒音を軽減するためにも、足音対策の防音カーペットが望ましいです。


愛犬には、また、自分の家にはどんな機能が必要になるのか。見落としの無いように、しっかりリストアップした上でカーペットを選びましょう。


https://item.rakuten.co.jp/irisplaza-r/7147269-20/

お手入れしやすいカーペット

汚れたままのカーペットを面倒だからと放っておくと、見た目や臭いの問題が起こるだけではなく、愛犬の健康にもよくないものです。しっかりと清潔に保てるように、「犬の毛が絡みやすくないか」「汚れが落ちやすい素材か」などもチェックしておきましょう。


また、お手入れに関しては素材ばかりではなく、取り外しが簡単かどうかも大切になってきます。大きなカーペット一枚を洗うよりも、ジョイントマットやタイルカーペットの汚れた部分だけを取り外して洗う方が、ずっと簡単です。


細かなお手入れが面倒という方は、取り外して洗濯機で丸洗いできるカーペットを選ぶのがいいでしょう。


https://item.rakuten.co.jp/irisplaza-r/7147269-20/

まとめ:「犬のために床に滑り止めをつけるべきなの?」

ここまで、犬のための滑り止めの必要性、そしてマットやカーペットのオススメなどを紹介してきましたが、ご参考になりましたでしょうか。


今回は、

  • 犬のために滑り止めは必要!
  • 床マットやカーペットは、簡単に用意できる
  • 愛犬に適したカーペット選びも大切!

といったことについて解説させていただきました。


愛犬は家族の一員。心地よく暮らし、そして長生きしてもらいたいと願うのは当然のこと。


ですが、忘れてはならないのは、飼い主さんも愛犬と一緒に暮らしているということ。愛犬も飼い主さんも、どちらも快適で幸せな生活を送れる環境を作りましょう


MOFFMEでは、これ以外にもペットと飼い主さんの暮らしをサポートする記事を多数掲載しております。ぜひともご覧ください。