内容をまとめると
- モルモットにピーマンを与えても問題ない
- モルモットに必要な栄養素であるビタミンCを補うことができる
- 与える量は体重1kgあたり6g程度が目安
- 与えると危険な食べ物を事前に知ることによって事故を未然に防ぐことが大切
- モルモットは医療費が保険適用されないのでもしもの時に備えてペット保険に加入しておくと安心
モルモットがピーマンをご飯・食事に食べるのは大丈夫でしょうか?ピーマンはモルモットが生で食べていいものですが、食べ過ぎ、種ごと・まるごと毎日与えるのは注意が必要です。今回ピーマンはモルモットが食べても大丈夫な食べ物か、上手な与え方・あげかた、適量を解説します。
この記事の目次
目次を閉じるモルモットはピーマンが好物?食べない方がいいのか徹底解説!
- モルモットはピーマンを食べられる!与えるメリットや栄養素
- モルモットにピーマンはどうやって与える?与え方、注意点
- 参考:ピーマン以外にモルモットが食べてOK・ダメな野菜、果物
モルモットはピーマンを食べられる!与えるメリットや栄養素とは
モデル:きなこ&あずき
モルモットの理想的な食事は、
- 主食…牧草でせんい質を摂取
- 副食…足りない栄養をペレットで補給
- おやつ…野菜や果物でビタミンCを補給
ビタミンCが不足すると、食欲不振、鼻汁、毛並み、歯肉や関節の出血などの症状に現れることもあるため、モルモットには欠かせません。
ピーマンにはビタミンCが豊富に含まれているため、モルモットにも最適な野菜です。
ここでは、
- モルモットはピーマンを食べられる!
- モルモットにピーマンを与えるメリット、栄養素
モルモットはピーマンを食べれる!
「ピーマンは苦味もあるし、モルモットが食べても問題ないの?」と感じる飼い主さんもいるかと思いますが、モルモットはピーマンを食べられます。
むしろ、ピーマンはモルモットが食べるのには最適な野菜ともいえます。
モルモットに与える野菜は、
- ビタミンCが豊富であること
- カルシウムの量は少ないこと
であることが重要。
カルシウムは、モルモットの骨づくりのためには大切な栄養素ですが、摂りすぎは結石をつくる原因になってしまいます。
ピーマンは、ビタミンCが多くカルシウムの少ない野菜であるため、モルモットにもおすすめです。
モルモットにピーマンを与えるメリットは?ピーマンの栄養素とは
ピーマンにはビタミンCがたくさん含まれています。
ピーマン100g中に含むビタミンCは76mg。
小松菜が39mg、白菜が19mgであることと比べても、豊富なことがわかります。
モルモット(体重1kgの子の場合)が1日に必要とするビタミンCは10mg。
ピーマンを少量摂取するだけで、1日に必要な量が摂取できるのです。
また、カルシウムの含有量は11mg(100g中)と少なく、摂りすぎも避けられます。
モルモットに欠かせないビタミンCはペレットでも摂取できますが、ペレットは開封してしまうと少しずつ壊れていきます。
そのため、新鮮な野菜でビタミンCを補給する必要があり、なかでもピーマンは特にビタミンCが多くカルシウムが少ないためおすすめです!
モルモットにピーマンはどうやって与える?与え方、注意点を解説
モデル:きなこ&あずき
モルモットにピーマンを食べさせるときは、あくまでおやつとして与えましょう。
主食の牧草をしっかり食べたうえで与えるのが理想です。
ここでは、
- モルモットへのピーマンの上手なあげ方、適量
- ピーマンを与える際の注意点
- 補足:ピーマンには毒素であるアルカロイドが含まれている?
上手に与えて、上手に健康管理をしましょう!
モルモットへのピーマンの上手な与え方・適量は?
モルモットに野菜を与える際、あげすぎは厳禁。
1日に必要な野菜の量は、体重1kgあたり6g程度といわれています。
ピーマンは通常1個35gくらいなので、1/6個ほどが目安。
なかにはまるごと1個食べてしまう子もいますが、あくまでおやつ程度に少量にとどめましょう。
飼い主さんの料理に使う分を少し分けてあげるくらいがちょうどいいですね。
モルモットにピーマンを与える際の注意点は?食べ過ぎに注意!
補足:ピーマンには毒素であるアルカロイドが含まれている?
ピーマンはナス科の野菜であり、ナス科の植物には「アルカロイド」という毒素が含まれています。
苦味のもとがまさにこのアルカロイドです。
毒ならやっぱりモルモットにはキケンなのでは?と思うかも知れません。
しかし、含有量はピーマン1kgあたりに0.1mgと、ごくごく微量。
毒性も少なく、モルモットが食べるくらいの少量なら問題ありません。
安心してピーマンを食べさせてあげてくださいね。
参考:ピーマン以外にモルモットが食べてOK・ダメな野菜・果物
モデル:きなこ&あずき
モルモットは、毎日さまざまな野菜を数種類ずつ食べるのがよいとされています。
しかしすべての野菜を食べていいわけではありません。
注意が必要な食べ物もあるため、飼い主さんは把握しておきましょう。
ここでは、
- ピーマン以外にモルモットが食べても大丈夫な野菜・果物
- モルモットが食べてはダメな野菜・果物
さまざまな種類の野菜や果物を与えることで、モルモットの食生活も充実しますよ!
ピーマン以外にモルモットが食べても大丈夫な野菜・果物は?
ピーマン以外にモルモットが食べてもOKな野菜
- パプリカ
- 大根
- きゅうり
- 人参
- 水菜
- チンゲン菜
- ブロッコリー
- セロリ
- カリフラワー
- トマト
- キャベツ
- レタス
- 白菜
- パセリ
- 小松菜 など
キャベツ、レタス、白菜などは食べられますが水分が多く、下痢の原因にもなりやすいため注意が必要。
パセリ、小松菜はビタミンCの面からはおすすめできますが、カルシウムの多い野菜であるためたくさんは与えないようにしてください。
モルモットには、りんご、バナナ、いちご、キウイ、みかんなどの果物を与えるのもいいです。
しかし、糖分がとても多く下痢や胃腸の感染症を起こしやすくなります。
少量ずつを週に1、2回など、特別なときに与えるくらいにしましょう。
どの野菜や果物を与える際にもきれいに洗って、軽く拭いたものを与えるようにしてください。
また、冷蔵庫から出したばかりのものは冷たくてお腹を壊すこともあります。
常温に戻したものを与えるようにしてくださいね。
モルモットが食べてはダメな野菜・果物とは?
モルモットが食べてはNGな野菜・果物
- ネギ類(玉ねぎ、長ねぎ、ニラ、にんにく)
- じゃがいも
- とうもろこしの芯
- 生の豆
- アボカド
特にネギ類・アボカドは、モルモットにとって猛毒です。
体内に入ると中毒症状を起こすこともあるため、近づけないようにしてください。
じゃがいもは芽の部分に毒があり取り除けば食べられますが、糖質も多くメリットがないため与えないほうがよいでしょう。
とうもろこしの芯は、硬すぎるためモルモットの歯が抜けなくなったり、窒息したり、腸に詰まったりする可能性があります。
これらはしっかり把握しておいて、間違って与えないように注意しましょう!
まとめ:モルモットがピーマンを食べるのは大丈夫!
この記事では、
- モルモットはピーマンを食べられる!与えるメリットや栄養素
- モルモットにピーマンはどうやって与える?与え方、注意点
- 参考:ピーマン以外にモルモットが食べてOK・ダメな野菜、果物
モルモットにとって、ビタミンCを摂取するための野菜や果物はとても大切なものです。
そのなかでもピーマンは、ビタミンCが豊富でカルシウムの量は控えめ、というモルモットにとって最適な野菜。
なかにはピーマンの苦味を好んで食べる子もいるようです!
ただ同じ種類の野菜ばかりをたくさん与えるのはNG。
いろいろな種類の野菜を与えることも、モルモットにとっては大切です。
バランスのよい食事に加えて、モルモットの食生活も充実させましょう。
MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しております。
ぜひ参考にしてみてくださいね!