「犬が笑う」って本当なの、気のせい?飼い主さんの疑問に徹底解説!のサムネイル画像

飼っているワンちゃんが「笑っている」という風に見えることがあります。実際犬は笑うのでしょうか?またそれは嬉しいという感情に直結しているのでしょうか?この記事では「犬は笑うのかどうか?」という疑問を解消し、説明してゆきます。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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「犬が笑う」はカーミングシグナル反応

「犬が笑う」と聞いて驚く人もいるかもしれません。しかし、実際に犬を飼っている人なら、犬が笑うその仕草を見たことがあるでしょう

この犬が笑う行為は、カーミングシグナル反応と言われています。

犬のカーミングシグナル反応にはさまざまな意味が含まれていますので、これから解説する内容をぜひ、チェックしてください。

今回「MOFFME」では、
  • そもそも口が笑顔を浮かべているように見える犬
  • 犬はどうしてぬいぐるみのように「笑う」?
  • ストレスを感じて鳴き声で笑っている場合も
について詳しく解説します。

犬が笑う仕草について興味がある人は最後までご覧ください

そもそも口が笑顔を浮かべているように見える犬


そもそも口が笑顔を浮かべているように見える犬は、どういった種類がいるでしょうか。


カーミングシグナル反応でなくても、笑顔を浮かべているように見える犬はたくさんいます。笑ったような顔が可愛く見えるため、その犬種を選んだ人も多いでしょう。


また、笑顔を浮かべている犬は、見ているだけで癒やされます。もし、そういった犬に興味がある場合は、これから解説する犬種を選んでみてください。


この項目では

  1. サモエド
  2. ゴールデンレトリバー
  3. ポメラニアン
  4. ウェルシュ・コーギー

について解説します。


どの犬も笑ったような表情が可愛いため、ぜひチェックしてください。

①サモエド

サモエドは、そのままの表情でも笑ったように見える、まさに犬が笑うという言葉にふさわしい犬種です。

真っ白な毛並みが特徴的で、触るともふもふとした感触が気持ちいいです。サモエドは毛並みからもわかる通り、寒さにとても強い犬種です。

また、あまり大きな体ではありませんが、雪国ではソリを引く犬としても使われているため、力はとても強いです。

また、もともとサモエドは黒毛やブラウンカラーの犬種も存在していましたが、19世紀頃から現在の白一種類に統一された経緯があります。

また、サモエドは現在のポメラニアンやスピッツの先祖に当る犬種とも言われており、飼い主に従順な性格から愛犬家の中では人気があります

笑ったように見えるその表情は、とても愛くるしいです。

②ゴールデンレトリバー

ゴールデンレトリバーは、かなり表情が豊かな犬として知られています。

そのため、少し口を開いている表情は、まさに「犬が笑う」表情そのものです。

ゴールデンレトリバーは、知名度の高い犬種のため、日本でも飼っている人が多いです。

また、ゴールデンレトリバーは、性格がかなり温和でありながら正義感が強く、さらには飼い主への甘え上手な一面もあります。

少し、幼い性格を持っていますが、そうしたことも笑ったような表情により許せてしまいます。

ゴールデンレトリバーは、飼い主との信頼関係を結ぶことをより強く求める犬種です。

思いに答えてあげれば、ゴールデンレトリバーもその思いを返そうとする知的さもあるため、これからもこの犬種の人気は衰えないでしょう。

③ポメラニアン

ポメラニアンは本当に笑っているような表情が特徴的です。舌を少し出して笑う表情は、「犬が笑う」という言葉がぴったりきます。


ポメラニアンは先ほど解説したサモエドの同種に当る犬種で、体もかなり小さく、さらにはふわふわとした毛並みが特徴です。


小型犬ということもあり、室内で飼っている家庭も多いでしょう。また、ポメラニアンは人間と遊ぶのが大好きな犬種でもあります。


遊んで欲しいときには、自ら遊び道具を飼い主に持っていくこともあり、そのときの表情が笑っていると忙しくても一緒に遊んであげたい気持ちになってしまいます。


犬が笑う表情もそうですが、ポメラニアンは表情がもともと豊かなため、ファンになる人も多い傾向にあります。

④ウェルシュ・コーギー

ウェルシュ・コーギーも、笑ったような表情が特徴的な可愛らしい犬種です。

笑った顔というよりは、いつも楽しそうにしている表情のため、この顔にひかれて飼い始めたという人は多いでしょう。

ただし、ウェルシュ・コーギーはもともとは牧羊犬でした。

そのため、走る物を追いかける性質や、飼っていると無駄吠えをするため、しっかりとしつけをする必要があります。

しかし、基本的には落ち着いた優しい性格のため、子供の頃からしっかりと慣れさせたりしつけを行うことで、とても飼いやすくなるのも特徴です。

ウェルシュ・コーギーは、飼い主とのコミュニケーションが極端に少なくなると、ストレスが溜まってしまうことがありますので注意してあげてください。

犬はどうしてぬいぐるみのように「笑う」?


犬はどうしてぬいぐるみのように笑うのでしょうか。犬がぬいぐるみのように笑うのには、はっきりとした理由があるようです。

笑っているように見えるというのが正解ですが、犬が笑って見えるときにはいい兆候です。

もし、犬が笑っているように見えたなら、次に解説する内容を思い出してください。

犬が笑って見えるときには、基本的にはいいことばかりのため、知っておいて損はありません。しっかりと犬を観察することで、その犬の心が掴めるようになるでしょう

この項目では
  • ①飼い主の笑顔が犬に移っている
  • ②リラックスをしている
  • ③敵意がないことを表現している
  • ④自分自身の気持ちを落ち着かせている
について詳しく説明しますので、じっくりとチェックしてください。

①飼い主の笑顔が犬に移っている

犬が笑う理由として、意外かもしれませんが、人間の表情を真似している可能性があります。

はっきりとした根拠はありませんが、飼い主が笑顔で接しているときには、犬も笑顔になっていることが多いです。

これは嬉しいから笑っているというよりは、飼い主の表情を真似している、つまりは笑顔が犬に移っていると言えます。

反対に飼い主が犬に対して怒っているときには、犬は真剣な顔になり、口は閉じた状態になります。

犬も人間の気持ちをしっかりと読取って、表情の変化を加えている可能性は否定できません。

こちらが常に笑顔で接していれば、犬はこちらにも笑顔を見せてくれますので、癒やされる気持ちになることは間違いないでしょう。ぜひ、愛犬には笑顔で接してあげてください。

②リラックスをしている

犬が笑っているときは、リラックスをしているときでもあります。笑ったように見えるのは、表情を緩めているからとも捉えられます。

体や心をリラックスしている表情のため、こうした表情をしているときには安心している、のんびりとしていると思ってください。

また、飼い主と一緒にいるときには、犬はリラックス状態にあります。

自分と一緒にいるときに、いつも笑っている表情をしているときには、自分に安心感を得ていると判断してください。

中には笑っている表情をするだけではなく、目を細めたり、片目を閉じたウィンクをしていることもあります。

こうした表情もリラックスをしているため、自分といるときにどういった表情をしているのかチェックしてあげてください。

③敵意がないことを表現している

また、犬が笑っている表情の場合は、相手に敵意がない現れとも言えます。

先ほど解説したリラックスをしている状態にマッチしますが、敵意がないために、リラックスした表情ができます。

争うことがないため、表情もリラックスしており、その表情が笑ったように見えます。

また、口角を後側に引いたような表情の場合も、相手に敵意がないことを現していると言われています。

確かに、敵意を感じたときには、明らかに怒っている、緊張をしていることが伝わったような表情になるのがわかります。

リラックスをしている証拠に、牙は見せず、舌を出した状態になっているため、喧嘩をするような姿勢は一切ありません。

飼い主であれば、おそらくこうした犬の表情の変化ははっきりと感じることができるでしょう。

相手に敵意があるのか、それともリラックスして心地よい気持ちなのかは、表情を見ればすぐにわかるはずです。

④自分自身の気持ちを落ち着かせている

これまでの説明では、犬が笑う表情はいい意味で捉えることができると感じたはずです。

しかし、犬種によっては笑ったように見える表情は、自分自身の気持ちを落ち着かせていることもあります。

犬はとても賢い生き物です。本能的に全てを解決させるのではなく、自分の気持ちを抑えて解決をさせることも知っているのです。

例えば、飼い主に怒られた犬は、場合によっては笑った表情をしていることがあります。

飼い主に怒られたことで、犬もイライラとした気持ちになってしまいますが、あえて緊張を緩めて心をリラックスさせることで気持ちを落ち着かせているのです。

笑ったような表情を取ることで、犬自身の緊張がほぐれるよう記憶されてる可能性もあります。

もし、しつけのために愛犬を怒ったときに、笑ったような表情を見せた場合は、自分自身の気持ちを落ち着かせている可能性があることを知っておきましょう。

ストレスを感じて鳴き声で笑っている場合も


これまでの説明で、基本的に犬が笑った表情をするときには、ポジティブな意味が含まれていることが理解できたはずです。


しかし、状況によってはネガティブな意味で笑った表情をすることもあります。犬は不安や恐怖を強く感じてしまうことで、笑ったように見える場合があります。


これは、犬の何らかのサインの可能性もありますので、その違いは飼い主としてしっかりと理解をしておく必要があります。


ストレスを感じて笑ったような表情になることを「ストレススマイル」と呼びます。


一見すれば、いつものリラックスした笑った表情にも見えますが、しっかりとその表情を確認すると、いつもとは違うことに気が付くかもしれません。


よく見ると、目がいつもよりも見開いている、また少し引きつったような表情の場合があります。


この項目では

  • 笑顔の注意点とは?病気の可能性
について詳しく解説していきます。

犬が笑ったような表情をするときには、もしかすると何らかの強いストレスを感じている可能性もあります

笑顔の注意点とは?病気の可能性

まず、犬が笑ったような表情をするときには、何らかの病気にかかっている可能性もあることを理解してください。

強いストレスを感じることで、自らをリラックスさせようと犬はこうした表情を取ることがあります。

しかし、飼い主であれば、本当にリラックスしているときの表情とは違い、引きつったような表情であることに気が付くはずです。

また、熱中症になりかけているときにも、こうした表情を取ることがあります。

暑さから口を少し開け、舌をだらっと出しており、呼吸が荒いなら熱中症になりかけている可能性があります。

いずれにしても病気のサインの可能性が高いため、いつもとは違うと判断をしたときには、早めに対処しましょう。必要であれば、専門の医師に相談をしてください。

まとめ:「犬はどうして笑うの」?

ここまで、犬が笑う意味や笑った表情をする犬種、犬が笑うのはポジティブな意味だけではないことについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?


この記事では、

  • 笑顔を浮かべたように見える犬種にはゴールデンレトリバーなどがいる
  • 犬が笑うときにはリラックスをしていることや敵意がないことを現している
  • 犬が笑うときには、自分自身の気持ちを落ち着かせている意味もある
  • 犬が笑うときには、病気の可能性もあるため注意すること
以上の内容を詳しく解説してきました。

もし、自分の愛犬が笑ったような表情をしているきには、今まで解説した内容と照らし合わせてみましょう。一致する表現がきっとあるはずです。

またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!