内容をまとめると
- いちごはストレス発散や生活の質の向上に繋がる
- いちごの葉はインコにとって有害物質なので与える際に注意が必要
- 与えると危険な果物を事前に知ることによって事故を未然に防ぐことが大切
- インコは医療費が保険適用されないのでもしもの時に備えてペット保険に加入しておくことが安心
インコがいちごを餌・おやつに食べるのは大丈夫でしょうか?いちごはセキセイ・オカメインコが食べていいものですが、食べ過ぎは肥満・下痢等の原因になり、また種・葉は毒の恐れがあり与えるのは注意が必要です。今回は、インコがいちごを食べても大丈夫か解説します。
この記事の目次
目次を閉じるインコはいちごが好物?あげていいか徹底解説!
12月頃からおいしくなるいちご、インコとも共有したいですよね。
しかし、「インコはいちごを食べてもいいの?」「どのくらいの量をあげるべき?」と気になる飼い主さんも多いはず。
いちごはインコが好きな果物の中の1つで、与えても大丈夫です!
いちごを食べることで食生活が充実するなど、得られるメリットもあります。
しかし、種・葉には毒のおそれがあり、食べ過ぎは肥満・下痢等の原因になるため注意が必要。
今回、MOFFMEでは、
- インコはいちごを食べられる!与えるメリットと栄養素
- インコにいちごを与えるときの2つの注意点
- いちごのほかにインコが食べてもよい・ダメな果物
インコの健康を守りながら、おいしいいちごや果物をあげましょう!
インコはいちごを食べられる!与えるメリットや栄養素とは
インコはいちごを食べられます!
ちょっとひとくち、と食べさせてあげたい飼い主さんも多いでしょう。
おいしいものはいっしょに共有したいですよね。
いちごを食べることは、インコにもたくさんのメリットがあります。
この項では、
- インコはいちごを食べられる!
- インコにいちごを与えるメリットといちごの栄養素
詳しく知ったうえで必要なだけ与えるようにしましょう!
インコはいちごを食べれる!
いちごは、インコが食べられる果物の1つです。
インコの主食は栄養と健康がバランスよく考えられた、シードやペレットが中心です。
しかし、主食とは別に副食やおやつに果物を与えることで、インコに食べる楽しみを作ってあげられます。
インコにとって、「食べる楽しみ」ができることは、ストレス発散や、生活の質向上にもつながります。
病院をがんばったあとなどに、ごほうびとしてあげるのもいいですね!
果物は水分や糖分が多く下痢や肥満の原因にもなるため、与える量は1口、2口くらいにしましょう。
インコにいちごを与えるメリットは?いちごの栄養素を徹底解説
インコにいちごを与えるメリットの1つは、インコの食生活が充実することです。
食べる楽しみが増えてインコの生活の質も向上し、ストレス発散にもつながります。
また、いちごにはビタミン類が豊富に含まれています。
インコの健康を保つためにもビタミン類は欠かせませんが、主食だけではビタミン類は摂取できません。
いちごを与えることで、必要なビタミン類を摂取できます。
水分補給もインコの健康管理に必要。
いちごは水分の多い果物なので、いちごを与えることでインコは水分補給ができます。
インコはもともとあまり水を飲まない動物なので、いちごなどの副食で水分補給をしてあげるのがいいですね。
主食では摂取できない栄養素を含んでいるため、いちごは副食やおやつに最適です。
もちろん、インコによっては好みもあるので、無理に与えることはやめましょう。
インコにいちごを与える際の2つの注意点とは?
インコがいちごを食べることは問題なく、メリットもありますが、与える際に気をつけることが2つあります。
- 食べ過ぎは肥満の原因になるので与える量は少なめに
- いちごの種と葉には毒が含まれているので与えてはダメ
①:食べ過ぎは肥満の原因に!与える量は少なめに!
果物には果糖がたくさん含まれているため、食べ過ぎるとインコの脂肪になりやすいです。
インコも太りすぎると肝臓に脂肪がたまったり、重い体を支えるために足に負担がかかったり、人間と同じように、糖を摂りすぎることは健康を損ないます。
特にセキセイインコは肥満になりやすく、抱えやすい問題の1つでもあるため配慮が必要です。
またいちごは果糖のほかに水分も多く、与えすぎると下痢の原因にもなります。
インコが喜んでくれるとたくさんあげてしまいたくなりますが、肥満や下痢を防ぐために与える量は1口、2口程度にとどめておきましょう。
②:いちごの種・葉は毒が含まれるので与えてはダメ
いちごの種と葉(ヘタ)はインコにとって毒なので、与えてはいけません!
いちごのようなバラ科の果物の種には、「青酸化合物」という成分が含まれています。
この成分に毒性があり、インコにとってはとても危険。
インコの体内に入ると、呼吸困難、けいれん、嘔吐などの症状を引き起こすことがあるため、食べないように注意が必要です。
ちなみにいちごの種というのは、表面の小さいつぶつぶのことです。
インコによっては好んでこのつぶつぶやヘタを食べてしまう子もいるようなので、与える際はしっかり取ってから与えるようにしましょう。
与える量はほんの少量でよいので、半分に切って白い部分を与えるのもいいかもしれませんね。
参考:いちご以外にインコが食べてもよい・ダメな果物とは
インコがいちごを食べることは、食生活の充実や栄養補給にもメリットがあります。
積極的にあげたいところですが、いちごは季節も限られていて価格も安くないことから、頻繁にはあげられませんよね。
この項では、
- いちごのほかにインコが食べても大丈夫な果物
- インコが食べてはダメな果物
果物を与えるときには、食べてもいいのか?食べてはいけないのか?しっかり確認してくださいね。
いちご以外にインコが食べても大丈夫な果物は?
インコは、みかん、りんご、バナナ、キウイ、桃、メロン、洋梨、ぶどう、スイカなど、ほとんどの果物を食べることができます。
しかし、いちごのように与えるときに注意が必要なものもあります。
みかんは、酸によって金属が溶け出すおそれがあり、溶けた金属はインコにとって大変危険です。
金属製のお皿に入れることや、金属製のケージには触れないように与えましょう。
りんご、桃、さくらんぼ、びわ、あんず、洋梨などのバラ科の果物はいちごと同じく種に毒が含まれています。
種は取り除いてから与えてください。
梨に関しては、洋梨は食べても大丈夫ですが、日本の梨は食べてはいけないので注意が必要です。
またバラ科のため、種は取り除いてあげてくださいね。
ぶどうは、皮にタンニンという成分が含まれていて、インコが食べると貧血を起こす原因にもなります。
皮はむいてから、果肉だけを食べさせてあげてください。
スイカは水分が多いため、食べ過ぎるとおなかを壊し下痢を起こします。
適量を与えるようにしましょう。
また、果物の皮には農薬が付着していることも多いです。
どの果物も、皮はむいてから与えるようにしてくださいね!
インコが食べてはダメな果物とは?
インコが食べてはダメな果物は、アボカド、日本の梨、柿と、レモン、グレープフルーツ、パイナップルなどの柑橘類です。
なかでも、インコが絶対に食べてはいけないのがアボカド。
インコにとって「ペルシン」という成分が有毒で、アボカドの皮、果実、種子すべてに含まれています。
インコ自身がアボカドを口にするだけでなく、飼い主さんがアボカドを食べたあとに触れ合うことや、加熱した際に出るガスも危険です。
体内に入ると消化器症状、呼吸困難、肺水腫、昏睡状態になることもあるため、アボカドがインコの体内に入らないよう気をつけましょう。
洋梨はあげてもいいですが、日本の梨はあげてはいけません。
日本の梨に含まれる石細胞という成分が、インコの消化不良を起こすこともがあるためです。
柿も日本の梨と同じく石細胞を含むため与えるのは避けましょう。
またタンニンという成分も含まれており、貧血の原因になってしまいます。
レモン、グレープフルーツ、パイナップルなどの柑橘類は与えてもよいとされている場合もありますが、酸味がつよく刺激がつよいため避けたほうがよさそうです。
人間が普通に食べているものでも、インコにとっては危険なものもあります。
与える前に確認し、気を配ることが大切です。
まとめ:インコにいちごを与えても大丈夫!ただし種・葉に注意
この記事では、
- インコはいちごを食べられる!与えるメリットや栄養素
- インコにいちごを与える際の2つの注意点
- いちご以外のインコが食べてもよい・ダメな果物
インコはいちごを食べられますが、与えるときのメリット、注意点について理解しておくことが大切です。
必要なビタミンや水分を摂取することができるため、いちごを副食やおやつとして食べることはインコにとってもよいことですが、毒のある種と葉(ヘタ)は必ず取り除いてくださいね。
また肥満や下痢の原因にもなりやすいため、食べ過ぎは厳禁。
いちごなどの果物を食べることでインコの食生活も充実し、飼い主さんとの生活もよりよいものになるでしょう。
季節のおいしい果物を、インコといっしょに味わうのもいいですね!
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