内容をまとめると
- りんごを与えることによってインコが主食だけでは摂取しきれない栄養を補える
- りんごの与え方には注意が必要
- 与えると危険な果物を事前に知ることによって事故を未然に防ぐことが大切
- インコは医療費が保険適用されないのでもしもの時に備えてペット保険に加入しておくと安心
インコがりんごを餌・おやつに食べるのは大丈夫でしょうか?りんごはセキセイ・オカメインコが食べていいものですが、大量与えるのは肥満等の原因になるので注意が必要です。また種は毒が含まれるため与えるのは危険です。この記事では、インコにりんごをあげていいか解説します。
この記事の目次
目次を閉じるインコはりんごが好物?毎日与えて大丈夫か徹底解説!
- インコはりんごを食べられる!与えるメリットや栄養素とは
- インコにりんごを与える際の3つの注意点とは?
- りんご以外にインコが食べてもよい・ダメな果物とは
インコはりんごを食べられる!与えるメリットや栄養素とは
おやつに美味しいりんごをあげたいと思っている飼い主さんも多いのではないでしょうか。いつも一緒にいるインコたちと美味しさを共有したいですよね。
- インコはりんごを食べれる!
- インコにりんごを与えるメリットやりんごの栄養素
について説明していきます。
与え方に気をつければ、インコがりんごを食べるメリットはたくさんありますので、詳しくみていきましょう。
インコはりんごを食べれる!
インコのお世話で大切なことの1つに栄養管理があります。
現在は、シードやペレットといったインコの健康や栄養を考えた主食をメインに、りんごなどの果物をおやつやご褒美として与える事は、インコたちの楽しみや生活の質の向上に繋がります。
もちろん、初めてあげる場合はアレルギーの心配もありますので、少量ずつはじめてください。
好んで食べる場合は、食べすぎによる肥満や下痢に注意しながら、主食の邪魔にならない程度に適量をあげましょう。
インコにりんごを与えるメリットは?りんごの栄養素を徹底解説
インコにりんごを与えるメリットとしては喜んでくれるインコが多いことが挙げられます。
りんごは甘味があり、程よい硬さもあるので、嗜好性が高く、好物として与えやすい果物です。
また、比較的安価で年中手に入り、スーパーやコンビニなどで売っていることもりんごの良いところです。
好物があることは様々な面で役に立ちます。
おやつやしつけ、コミュニケーションの一環として利用したり、食欲がない時に病気で食べれないのか、好き嫌いで食べないのかを判断するときにも役に立ちます。
また、本当に病気で食欲が落ちているときに、主食のごはんは食べれないが、好物のりんごは頑張って食べてくれることもありますので、そのような緊急時にも、年中手に入るりんごを食べてくれることは大きなメリットになりますね。
りんごの栄養素は、タンパク質、脂質、炭水化物と3大栄養素をはじめ、食物繊維、ビタミンCやβカロチン、カリウムなどのビタミンやミネラルが多く含まれており、栄養豊富な果物です。
ビタミンやミネラルが必要なインコにとって、りんごは最適な果物の1つです。
インコにりんごを与える際の3つの注意点とは?
インコがりんごを食べることは問題ないのですが、気を付けていただきたい点もありますので、ご紹介していきます。
- ①:りんごの皮は農薬が付着している恐れがある
- ②:りんごの種は毒性のある成分が含まれるので与えてはダメ
- ③:ジュース等の人間用の加工品も与えてはダメ
①:りんごの皮は農薬が付着している恐れがある
りんごの皮は栄養豊富なので、むかずにそのまま食べましょう。と言われたことはありませんか?
確かに、りんごの皮には食物繊維やビタミンCが豊富に含まれており、丸かじるする人もいるほどです。
しかし、体が小さいインコがりんごの皮も一緒に食べることはおすすめしません。
ほとんどのりんごは生産の過程で農薬を使用している可能性が高く、りんごの皮には農薬
が付着してると考えられます。水溶性の農薬で水洗いができたとしても残留農薬を完全に流しきれているかわかりません。
人間には害がないとされていても、インコに与えるときは皮をむいて果肉のみを与えるようにしましょう。
②:りんごの種は毒性のある成分が含まれるので与えてはダメ
りんごはバラ科の植物です。バラ科の植物の種や葉にはアミグダリンと呼ばれる化合物が含まれています。アミグダリンが体内の酵素で加水分解されると、シアン化水素(青酸化合物)に合成されます。シアン化水素が大量に作られると、アミグダリン中毒を引き起こしてしまいます。
バラ科の果物の中でも、りんごの毒性はとても強く、危険だと言われています。
インコにとって、りんごの種や葉は有毒なものになりますので、絶対に与えないよう注意してくださいね。
③:ジュース等の人間用の加工品も与えてはダメ
果物以外のりんごジュースやりんご味の食べ物はどうでしょうか。
これら人間の加工品は、糖分や添加物が多く、インコの体には負担が大きくなってしまいます。下痢や肥満など病気の原因になり、健康に害を及ぼしてしまいますので、誤って口にしないように気を付ける必要があります。
もちろん、りんご100%果汁ジュースと書いてあるものにも糖分等は含まれていることが多いので、飲ませてはいけません。
基本的に人間の食べ物全般は与えないようにすると安心ですね。
参考:りんご以外にインコが食べてもよい・ダメな果物とは
りんご以外にもインコが食べてもよい果物はたくさんあります。
反対に、食べてはダメな果物は何かをきちんと把握していなければいけませんね。
- りんご以外にインコが食べても大丈夫な果物は?
- インコが食べてはダメな果物とは?
りんご以外にインコが食べても大丈夫な果物は?
りんご以外にインコが食べても大丈夫な果物は、みかんやバナナ、キウイ、洋ナシ、いちご、メロン、スイカなど多くあります。
りんごと同じように、与える際に注意する果物をご紹介します。
バラ科の果物は種や葉に気を付けなければいけませんね。
バラ科の果物には、桃、いちご、さくらんぼ、洋ナシ、杏、びわなどがあります。
これらの果物は果肉のみを与えるようにしてください。
いちごは果肉のみ与えることは問題ありませんが、表面のほとんどが種なので、気を付けなければいけません。
ぶどうも果肉は与えても問題ありませんが、皮の部分にタンニンという成分が含まれており、インコが食べると貧血を起こすのできれいにむいてあげましょう。
メロンやスイカは特に水分が多く、下痢の原因になりやすいので、与える量に注意が必要です。
インコが食べてはダメな果物とは?
インコが食べてはダメな果物は、アボカド、梨、柿、グレープフルーツやレモンなどの柑橘類が挙げられます。
アボカドは、ペルシンという成分が肝機能に影響を与えるほどの毒性をもち、嘔吐や下痢の消化器症状をはじめ、ひどい場合、呼吸困難や肺水腫などの呼吸器症状にも繋がります。絶対に口にしないよう注意しましょう。
西洋の梨は種に気を付ければ問題ありませんが、日本の梨には、石細胞というものが含まれており、インコには硬すぎて消化不良の原因になりますので、与えないようにしましょう。
柿には、インコが貧血を引き起こす原因のタンニンが多く含まれており、皮にも石細胞が含まれています。与えても良いと書いてある場合もありますが、ごく少量か与えないほうが無難です。
みかん以外の柑橘類は、その果物自体に問題があるというよりは、薬との飲み合わせが良くない場合や金属製の器に入れると酸の影響で金属が溶けるので、与え方が難しくあげない方が良いとされています。
まとめ:インコにバナナを与えても大丈夫!ただし種は危険!
今回は、
- インコはりんごを食べられる!与えるメリットや栄養素とは
- インコにりんごを与える際の3つの注意点とは?
- 参照:りんご以外にインコが食べてもよい・ダメな果物とは
りんごを与える際には、毒となる種や葉を取り除き、果肉のみを適量与えてください。
初めてあげる場合は、アレルギーがないかの確認のために、少量を1口からスタートし、体調に問題がないかよく見てあげてください。
おやつやコミュニケーションの一環として与えたり、病気で食欲がない時やお薬の投薬時にも役立てる事ができます。
但し、毎日たくさんあげるのは厳禁です。
肥満や下痢の原因にならないように、その子に合った適量を与えましょう。体重管理は見た目での判断が難しい場合もありますので、こまめな体重測定をおすすめします。
主食を中心に副菜の野菜やボレー粉、カトルボーンでバランスよく栄養を摂取しながら、りんごや食べれる果物を与える事で、インコたちもおやつやストレス解消などの楽しみになります。
また、りんごや果物を通して飼い主さんとのより良いコミュニケーションになると良いですね。
MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。