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インコがバナナを餌・おやつに食べるのは大丈夫でしょうか?バナナはセキセイインコ・鳥が食べていいものですが、食べ過ぎは肥満等の原因になるので注意が必要です。また皮は農薬が付着するため与えるのは危険です。この記事では、インコにバナナをあげていいか解説します。

この記事の目次

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インコはバナナが好物?あげていいか徹底解説!

通常、家庭のインコは専用のシードやペレットを餌としています。


インコは穀物の種子が好物ですが、野生のセキセイインコは、木の実や果物を食べることもあるそうです。


バナナも果物なので、インコなどの鳥にとって基本的には食べていいものになります。

飼い主さんが食べているバナナをインコにおすそ分けして喜んでもらえたら嬉しいですね。


そんな楽しい時間をインコと共有するため、バナナの与え方、量、インコの様子の変化などに十分注意しましょう


今回MOFFMEでは

  • バナナはインコが食べていいものであること
  • インコにバナナを与えるメリットと栄養素を徹底解説
  • バナナを与えるときに注意したいこと
  • インコにあげていい果物とダメな果物
について解説します。


ぜひ最後までご覧ください!

インコはバナナを食べられる!与えるメリットや栄養素とは


モデル:jojo&gigi


バナナはインコを含む鳥類がおやつとして食べていいものになります。


餌の代わりにすることは難しいけれど、インコがペレットを食べてくれなくて悩んでいる飼い主さんを少しだけ助けてくれそうな栄養素がバナナには含まれています。


上手に利用して栄養補給にも役立てられるといいですね。


この項では

  • インコはバナナを食べられるが好みはある
  • インコにバナナを与えるメリットやバナナの栄養素
について詳しく解説します。

インコはバナナを食べられる!

インコはバナナを食べることができます。


しかしインコには、セキセイインコをはじめとした雑食性のほかに、果物を主食とする果食性、花粉や蜜を主食とする蜜食性などの種類があり、それぞれ食性が異なります。


インコの好みもあるので、「バナナちょうだい!」と一生懸命アピールするインコもいれば、まったく見向きもしないインコもいます。


また、バナナのベタベタした食感が苦手な子もいて、与えた時の反応は様々なようです。

インコにバナナを与えるメリットは?バナナの栄養素を徹底解説

インコには蛋白質、炭水化物、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルが必要です。


バナナにはこれらの栄養素が適度に含まれています。

特にビタミン類、カリウム、マグネシウム、トリプトファン、食物繊維、糖質の含有率が高く、インコの健康管理に役立つことが期待できます。

栄養素主な役割
ビタミンB1
糖の代謝サポート・疲労回復
ビタミンB2脂質の代謝サポート・被毛や皮膚の保護
ビタミンB3
(ナイアシン)
脂質、糖質、アミノ酸の代謝サポート・皮膚や粘膜の保護
ビタミンB6蛋白質の代謝サポート・神経伝達物質の合成
ビタミンC
コラーゲンの生成物質・抗酸化作用(免疫力向上)
ビタミンE抗酸化作用(免疫力向上)
カリウムむくみの解消
マグネシウム筋肉、神経、骨の構成要素
トリプトファン
(アミノ酸の一種)
セロトニンの生成物質であり神経を休める
(別名:しあわせホルモン)
食物繊維腸で水分を吸収、吸着し排泄効果を高める
糖質脳のエネルギー源

インコにバナナを与える際の3つの注意点とは?


モデル:jojo&gigi


食べてくれるかどうかわからないけれど、バナナを一度試してみたい。


そんな時は、これからご紹介する3つの点に注意しながら与えてみてください。


初めはおやつとして一口サイズの小さいものを1つだけ与えてみて、インコの体調に変化がないかどうかも確認しながらやってみてくださいね。


この項では

  • インコが肥満にならないような量のあげ方
  • 与えてはいけないバナナの皮
  • 人間用に加工されたバナナは与えない

について解説します。

①:食べ過ぎは肥満の原因に!与える量は少なめに!

喜んでバナナを食べてくれたとしても、あげすぎると肥満の原因になります


バナナには多糖類である食物繊維、少糖類であるショ糖、単糖類であるブドウ糖や果糖が含まれています。

これらがバランス良く含まれていることでからだに良い効果が期待できますが、少しの量で糖質の摂りすぎになる可能性もあります。


鳥類にとっても肥満は病気の原因になりやすいため、一度にあげていい量は一口もしくは二口程度にとどめましょう。

②:バナナの皮は農薬が付着しているので与えてはダメ

通常、果物や野菜は皮と実の境目の部分に栄養素が多く含まれていると言われています。


しかしバナナの場合は皮に農薬が付着していることがあり、水洗いしても完全に落とすことは難しいため、皮を与えるのは避けましょう。


また、皮はとても厚みがあって食べにくい部分でもあります。無農薬の有機栽培であっても、バナナを与えるときは必ず皮をむいて中の果肉部分だけをあげるようにしてくださいね。

③:バナナチップ等の人間用の加工品も与えてはダメ

人間用に加工されたバナナチップなどのスナック類は、油で揚げているものや、甘味や塩分などの味付けをしているもの、添加物が入ったものがほとんどです。


調味料や添加物はインコのからだに負担が大きく、体調を崩す原因になります。


フリーズドライ加工のバナナチップであれば無添加のものもありますが、水気のないパサパサしたものはインコが飲み込みにくいため危険です。


人間用の加工品は、決して与えないようにしましょう

参考:バナナ以外にインコが食べてもよい・ダメな果物とは

モデル:jojo&gigi


インコには、バナナ以外にもあげていい果物があります。新鮮で簡単に手に入るものが数多くあるので、インコがバナナを食べなくても、他の果物が好物になることもあるかもしれませんね。


ただし、果物の中には食べてはいけないものや、ついうっかりやってしまう危険な食べさせ方があります


この項では

  • インコが食べていい果物の種類
  • 食べると危険・食べさせ方に注意の果物

の2つについて解説します。

バナナ以外にインコが食べても大丈夫な果物は?

インコが食べていい果物は以下のようになります。


あげるときは新鮮なものを選ぶようにしてください。


また、種は取り除いてあげるようにしてください。リンゴやスイカの種も必ず取り除きます。特にリンゴの種はインコにとって毒性があるので危険です


例外として、イチゴは種ごと与えても問題は起きにくいようです。

ア行
アプリコット
イエロープラム
イチジク
オレンジ
カ行
カリン
キウイフルーツ
グズベリー
クランベリー
サ行
ザクロ
スイカ
タ行
チェリー
ナ行
ネクタリン
ハ行
パイナップル
バナナ
パパイヤ
ブドウ
ブラックチェリー
プラム
ブルーベリー
マ行
マンゴー
マンダリン
メロン
ラ行
ライチ
ラズベリー
ラフランス
リンゴ

インコが食べてはダメな果物とは?

インコに絶対与えてはいけない果物はアボカドです。

アボカドに含まれる「ペルシン」という物質は、人間以外のすべての動物にとって害になる毒素であり、インコにとっても危険です。


その他、レモン、グレープフルーツにも注意が必要です。

これらの果物はあげていいものでもありますが、酸味の強い柑橘系の果物は、インコが体調に悪影響を与えることがあります。


同様に、食べていいものですが、あげ方に十分注意したいのがブドウです。

セキセイインコやオカメインコなどの小さな種類のインコにブドウを1粒あげると食べすぎになってしまいます。

ブドウをあげるときは皮と種を取り除き、小さくして与えるようにしましょう。

まとめ:インコにバナナを与えても大丈夫!ただし食べ過ぎに注意

バナナがインコにとって食べていいもの、あげていいものであることがおわかりいただけたでしょうか。


この記事では

  • インコにバナナをあげても大丈夫
  • バナナにはインコに良い栄養素が含まれている
  • 糖質が多く肥満になりやすいので餌ではなくおやつとして少量与えること
  • バナナの皮は農薬が付着しているので食べるのはダメ
  • バナナチップなど人間用の加工品は与えてはダメ
  • インコが食べていい果物とダメな果物

以上の内容を解説しました。


バナナを日常的に食べる家庭では、食卓などにバナナを置いていることも多いと思います。


もしもバナナがインコの好物になったら、放鳥するときに食べられないように注意してくださいね。


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記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。