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ペットショップに行くと、目に入るのが可愛い動物たち。とても癒される空間ですが、売れ残った動物たちはどうなってしまうのでしょうか。今回のMOFFME記事では、ペットショップで売れ残った動物たちの行方や売れ残りをなくすための対処法などを紹介していきます!

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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ペットショップで売れ残った動物たちはどうなるの?

日本では現在、ペットショップでの動物販売に対して様々な意見があります。


海外では、ペットショップ文化を廃止し、動物を飼う方法は保護動物の引き取りのみと定めている国も。


ペットショップでは主に子犬や子猫が販売されています。


そこで生じるのが「売れ残った動物たちはどうなるの?」という疑問。


成長していくに連れて価格が下がることは珍しくありません。


まるで、子犬でなければ価値が下がる…といったような方法に納得できない人は多いでしょう。


今回MOFFMEでは、

  • ペットショップの売れ残り事情
  • 売れ残った動物の行方
  • 売れ残りを無くすための取り組み
について解説します。

売れ残った動物を引き取る方法についても解説しているので参考にしてください。

ペットショップでの売れ残り事情と売れ残った動物の行方

ペットショップで人気があるとされているのは、生後3ヶ月位まで


月齢が上がっていくと、少しずつ値下げしたり、セールを行なったりして売れるように工夫します。


生後半年を過ぎると、体も出来てきて個性も出てきます。


このくらいになるとさらに値下げやセール、系列店への移動などを行うことも多いでしょう。


それでも売れ残ってしまった場合は、

  • 譲渡会やお店で里親を探す
  • お店の看板犬として引き取る
  • 繁殖動物として引き取られる
  • ブリーダーさんに返還される
といった方法が取られます。

ただしこれは、優良なペットショップの場合です。

動物愛護法が改正され、地域の愛護センターや保健所は業者からのペットの持ち込みを拒否できるようになりました。

それでも、個人を装って動物を持ち込む業者はまだ存在します。

また、悪質な業者や無責任な業者が引き取り、碌にお世話もされないまま山などに捨てられるなんてことも。

殺処分の数は年々減少していますが、まだまだゼロではありません。

ペットショップでの動物の売れどきはとても短いのが現状です。

優良な業者は、最後まで責任を持って公式サイトなどで譲渡会里親募集をしています。

それでも、悪質な引き取り業者が引き取ってしまうケースがあるため油断はできません。

ペットショップは、売れ残りの動物たちをどのようにお世話しているのか、明確にすべきでしょう。

その辺りを公にすれば、無理な繁殖や生体の販売をすることも抑えられるのでは無いでしょうか。

ペットショップで販売・購入することは悪いことでは決してありません。

しかし、売れ残った動物の行方に関して、どのような取り組みを行なっているのか分からないショップや業者が多いのも事実です。

ペットショップでの売れ残りをなくすためにできること

ペットショップでの売れ残りを無くすためには、そもそも繁殖を増やさなければ良いのではないでしょうか。


繁殖時期や繁殖回数を制限することで、親犬・猫の負担も減り、売れ残りとなってしまう子も減るのでは。


また、展示販売システムをやめて、予約販売にするなども良い方法かと思います。


しかし、これらの方法は法改正を行なう必要があるでしょう。


動物愛護先進国を見習い、日本も動物愛護法を見直すべきです。


そもそも引き取り手が無い命があって良いはずがありません。


ちなみに、動物愛護先進国と言われている国の取り組みを見てみましょう。

取り組み
オーストラリアブリーダーの管理と規制を強化
ペットショップでの販売禁止
ショップが里親探しの場に
ニュージーランド犬も猫もケージの中で保管してはならない
保護施設での引き取りが一般的
スイスシェルターやブリーダーからの引き取り
ショップでの展示販売は無し
スウェーデン生体販売が禁止されている
3時間以上の閉じ込めは禁止
ドイツ生体販売を行うショップがほぼ無い
イギリスペットショップでの犬・猫の販売禁止

動物愛護先進国では、上記のような取り組みがされています。


他にも、散歩時間や飼い方が法律で決められていたり、どこのお店でも犬・猫の入店がOKだったりと、動物の権利が守られています


動物はパートナーであり命。人間の所有物では無いということですよね。


日本では残念ながらここまでの権利がまだ認められていません。


しかし、動物愛護に関心を持つ人はどんどん増えています


これから先、日本が動物愛護先進国へ仲間入りする日がくることを期待しましょう。

まとめ

ペットショップでの売れ残りの動物たちは、

  • 譲渡会やお店で里親を探す
  • お店の看板犬として引き取る
  • 繁殖動物として引き取られる
  • ブリーダーさんに返還される
  • 悪質な業者が引き取ることもある
  • ショップによっては里親探しをサイトで行なっている
ということでした。

「ペットショップでの生体販売をやめてほしい」といった声もよく聞きます。

日本も諸外国に倣い、動物愛護先進国へ進んでほしいですね。

そのためにも、現在の動物たちの置かれている環境や事実について知ることは大切です。

MOFFMEでは、他にも様々なペットやペット保険に関する記事を多数公開しておりますので、ぜひ参考にしてみてください!