
雨の日でも愛犬の運動不足解消やストレス解消のために散歩に連れて行ってあげたいと考える飼い主さんは多いのではないでしょうか。そこでおすすめなのが犬用のレインコートです。今回は犬のレインコートのおすすめの選び方や着せ方について詳しく紹介します。
この記事の目次
目次を閉じる犬にレインコートやカッパは必要?おすすめの選び方とは
犬は毎日の散歩を楽しみにしているので、雨の日でも欠かさず連れて行く人もいるでしょう。
特に外でトイレを済ませる犬は、天候に関係なくお散歩に行きます。けど、雨の日の散歩は毛が濡れてしまい、お腹がドロドロになることもありますよね。
ペットショップなどでは、犬用のレインコートが販売されていますが、犬にとって必要なのでしょうか?
今回MOFFMEでは、
- 犬にレインコートは必要?濡れないとどんなメリットがある?
- 犬のレインコートのおすすめの選び方!人気なタイプとは?
- 犬のレインコートの着せ方は?嫌がる場合はどうする?
- そもそも雨の日に散歩は行くべき?
- 犬のレインコートは簡単に手作りできる?ゴミ袋から作る人も
犬にレインコートは必要?濡れないとどんなメリットがある?
雨の日に散歩へ連れて行くと、毛が濡れてしまったり飾り毛やお腹に汚れも付きます。特に毛の長い犬種は汚れてしまうとシャンプーをすることになりますよね。
犬用のレインコートは毛の濡れや汚れを防ぐことができ、散歩後のお手入れがとても簡単になります。
散歩が終わったら、足など濡れてしまった部分だけ乾かすだけで済みます。晴れていると同じような感じでお散歩することができるでしょう。犬がずぶ濡れにならないことで、ドライヤーも短時間で済み、しっかり乾かせるので皮膚病の予防にもなります。
また、雨の日に散歩に行くと負担が多く連れて行かない飼い主もいます。レインコートがあればお手入れの負担も減り、天候に左右されず散歩に行くことができるでしょう。
犬も長雨が続いて何日も散歩に行けずストレスをためることもありません。
レインコートは雨の日に毛が濡れてしまうのを防ぎ、皮膚病予防にも役立ちます。天候に左右されず散歩を楽しめます。レインコートはメリットが多いですね。
犬のレインコートのおすすめの選び方!人気なタイプとは?
犬のレインコートはさまざまな形や柄があります。初めて購入する時は、どれを選べば良いか迷いますよね。
犬にとって快適なレインコートを選んであげることで、雨の日の散歩も楽しくなるでしょう。この項を参考にして愛犬に最適なレインコートを見つけてあげましょう。
この項では、
- 着せやすいのは?形から選ぶ
- 生地や素材から選ぶ
- サイズから選ぶ
- かわいい見た目やブランドから選ぶ
- 留め具や反射板の有無から選ぶ
- おすすめはお腹や足まで隠れるフルカバータイプ!
犬のレインコートの選び方①:着せやすいのは?形から選ぶ
レインコートのタイプはさまざまあり、形から選ぶことができます。
「ポンチョタイプ」は、犬の前足を通すだけで着せられる簡単なレインコートです。マジックテープで着脱できて便利です。はじめてのレインコートにおすすめです。お腹部分はある程度カバーできます。
「オーバーオールタイプ」は、足までしっかりカバーできるレインコートです。大型犬や毛の長い犬種はこのタイプがおすすめです。足先とお尻、尻尾が出る形状で、幅広くカバーできます。
「エプロンタイプ」は、お腹の泥はねを防ぐ形状をしています。お腹部分だけカバーするもので、雨上がりの散歩に最適です。用意しておくと便利です。
「ハーネス一体型タイプ」は、レインコートにハーネスが付いているもので、ポンチョ型やオーバーオール型から選べます。すっきりしたデザインで犬は歩きやすいでしょう。
「フード付きタイプ」は、頭まですっぽり覆うことができ、広い部分をカバーできます。フードの部分が透明になったレインコートもあり、視界を確保してくれます。ただ、フードが苦手な犬もいるので好みで選びましょう。
犬のレインコートの選び方②:生地や素材から選ぶ
犬のレインコートはナイロン製とトリコット製があります。ナイロン製のレインコートは汚れが落としやすく、強度もあります。泥はねしやすいお腹部分の洗濯も簡単です。速乾性も高く、雨が何日も続く場合も部屋干しで乾きやすいです。実用性を重視する方におすすめです。
トリコット製のレインコートは、犬が歩いた時にシャカシャカした音がしません。レインコート特有の音が苦手な犬におすすめです。撥水加工された製品なら、雨を弾いてくれて快適に使えるでしょう。ストレッチ性があり、犬の動きを制限せず散歩ができます。
レインコートは蒸れやすく、暑い時期の散歩は犬にも負担がかかります。通気性を良くするメッシュ生地が付いたものや空気を通す素材も販売されていますよ。
犬のレインコートの選び方③:サイズから選ぶ
犬のレインコートを購入する時は、必ずサイズを測ります。犬の「首回り」「バスト」「ウエスト」のサイズを測り、少し余裕をもったサイズを選びます。小型犬ならバスト2cm以上、着丈2cm前後です。大型犬ならバスト5cm以上、着丈5cm前後のサイズを選びましょう。
サイズがあっていないレインコートを着せると歩きにくく、ずれてしまうこともあります。メジャーで正しく測ってから購入しましょう。
サイズの展開はレインコートの種類によって違います。細かいサイズ展開をしている商品なら犬の体型に合ったものを見つけやすいです。どうしてもサイズが見つからない時はオーダーメイドで作ることもできます。
ダックスフンドやコーギーなど胴長タイプの犬種は形状が異なるので注意しましょう。
犬のレインコートの選び方④:かわいい見た目やブランドから選ぶ
犬のレインコートは有名ブランドが手掛けるものがあります。ドッグブランドのレインコートもありますが、人間のアイテムを展開しているブランドでも販売しています。
例えば、フィンランドのブランド「Hurtta」は人気のある北欧デザインで、シンプルで機能性も良くおしゃれに着用できますよ。防水浸透性の高い生地を採用し、使い心地も良いでしょう。
アウトドアメーカーの「モンベル」は、カラー展開が多く機能性を重視したレインコートを販売しています。独自のドライテック素材を採用し、犬の着心地を重視しています。
有名ブランドのレインコートは独自性があり、機能性を考えた作り方をしています。少し高額になる商品もありますが、デザインもおしゃれです。こだわって選ぶならブランドレインコートがおすすめです。
犬のレインコートの選び方⑤:留め具や反射板の有無から選ぶ
レインコートに使われている留め具は、「ボタン」「ファスナー」「マジックテープ」が主流です。
ボタンやファスナーの留め具を選ぶ時はサイズに注意が必要で、レインコートが小さいと止めることができません。ファスナーは勝手に開くことが少なく、しっかり留めることができます。
マジックテープの場合は、多少サイズが変わっても着用することができるメリットがあります。着脱もしやすく人気のある留め具です。留め具によっては、長毛種の毛が絡まることがあります。絡まない商品かよく確認して購入すると良いでしょう。
そして、レインコートには反射板が付いている商品があります。薄暗い雨の日でもライトをあてることで光り、犬の存在を知らせてくれます。特に、夜の散歩に行く方は反射板付を選ぶと良いでしょう。
おすすめはお腹や足まで隠れるフルカバータイプ!
フルカバータイプのレインコートは、足を通すのが問題なければおすすめです。体の広い部分をカバーしてくれて、お腹や手足の泥はねをしっかりガードしてくれます。長毛種の犬種や大型犬の泥汚れに役立つでしょう。
留め具はファスナータイプやマジックテープタイプなど、好みで選ぶことができます。着せやすい形状を選んであげましょう。また、フルカバータイプは蒸れやすいこともあり、通気性の良い生地を選んであげると快適に散歩ができます。
まだ洋服やレインコートを着たことの無い犬は、ポンチョタイプで慣らしてからフルカバータイプを選ぶ飼い主もいます。犬の様子を見ながら、フルカバータイプにすると良いですね。
雨の日の散歩に悩んでいる方は、フルカバータイプのレインコートを選んでみましょう。
犬のレインコートの着せ方は?嫌がる場合はどうする?
犬にレインコートを着せることで雨の日の散歩がらくになることがわかりました。レインコートを犬に着させるときは、どのようにしたら良いでしょうか?嫌がってしまう犬にはどのように対処したら良いかもチェックしておきましょう。
この項では、
- まずはレインコートに慣れさせる!
- 背中あきやポンチョタイプが着せやすい!着れたらご褒美も
- 視界が悪くなることを嫌がる犬も多い!無理をさせないで
- レインコート以外にも犬用の雨具はある!
まずはレインコートに慣れさせる!
レインコートを買ってきたら、まずは少しずつ慣れさせるようにします。レインコートによってはシャカシャカと音がしてしまい、驚く犬もいます。最初のうちはレインコートを見せて、臭いを嗅いだらほめてあげます。
次に、少し羽織る練習をしてできたら褒める、留め具をとめたら褒めてあげる、少しずつ徐々に慣らしていきます。おやつを使って褒めても良いでしょう。嫌がるような仕草が見られたら、無理をせずに止めましょう。
無理をせず、少しずつステップアップさせてあげると犬の負担も減ります。特に神経質な犬は初めての体験は慎重になります。犬のペースに合わせてあげると良いでしょう。楽しみながら慣れていくと良いですね。上手に着ることができれば、何度か着ているうちに慣れていくでしょう。
背中あきやポンチョタイプが着せやすい!着れたらご褒美も
はじめてのレインコートで不安のある方は、上から羽織るポンチョタイプがおすすめです。マントのように体にかけて、留め具をとめるだけで着ることができます。足を通すのが苦手な犬に対応した形状も販売されています。
また、オーバーオールタイプに多い背中あきも着させやすい形状です。頭を通して前足から入れていけるので、動き回る犬でも上手に着ることができるでしょう。
どうしても、レインコートを着るのが苦手な犬は、お腹にエプロンだけ着けても汚れは軽減できます。慣れてきたらポンチョタイプにステップアップしても良いですね。
レインコートを上手に着れたらおやつや笑顔で褒めるなど、ご褒美を与えると楽しみながら着ることができます。
視界が悪くなることを嫌がる犬も多い!無理をさせないで
雨の日は犬の頭もずぶ濡れになり、晴れの日よりも視界が悪くなります。ゲリラ豪雨のような強い雨ですと犬も目を開けにくくなります。フードをかぶせて歩くと軽減されますが、しめつけてしまうと音も聴き取りにくくなり嫌がることもあります。
最近は視界を確保した透明のフード付きレインコートが販売されています。フードに抵抗のない犬におすすめです。
また、散歩コースが車の多い所になると車が通過する時に水跳ねすることもあります。犬は大量の水をかぶると一瞬視界がふさがれ驚くこともあるでしょう。雨の日の散歩はいつもとは違うことがあるので注意しましょう。
雨の散歩は無理をせず、トイレを済ませたら帰るとか、いつもより短めのコースにするなど、犬の負担にならないようにしましょう。
レインコート以外にも犬用の雨具はある!
そもそも雨の日に散歩は行くべき?
雨の日の散歩は飼い主にとって大変で、できれば行きたくないと思う方もいるでしょう。犬が散歩を楽しみにしていると喜んで行きますが、中には雨に濡れるのが嫌で行きたがらない犬もいます。犬によってさまざまで悩みますよね。
そもそも雨の日の散歩は本当に必要なのでしょうか?
この項では、
- 中型犬・大型犬と小型犬では散歩の必要度が異なる?
- 愛犬の運動量や体調を考えて判断することが大事!
- 雨の日のお散歩の後はしっかり乾かしてあげる
中型犬・大型犬と小型犬では散歩の必要度が異なる?
犬の散歩時間はサイズによって異なります。小型犬ですと30分~1時間、中型犬・大型犬は1~2時間程度が理想です。どのサイズの犬でも散歩は必要で心と体のバランスを保つために大切な役割があります。
室内飼育や外で繋いで飼育しているとストレスが溜まりやすくなります。きちんと散歩をすることで吠えてしまう事や、いたずらを防げるでしょう。雨の日の散歩を抵抗なく行える犬は、レインコートを着て連れて行くと喜びます。
雨の散歩は濡れにくいコースに変えたり、室内のドッグランを使って走らせるのも良いでしょう。雨の日の散歩が苦手な犬は無理に連れ出さず、室内でおもちゃを探すゲームやノーズワークのエクササイズで遊ぶこともできます。30分程度遊んであげれば満足するでしょう。
愛犬の運動量や体調を考えて判断することが大事!
犬の運動量には目安時間がありますが、個体によって違います。年齢や体調を考えて犬にあった時間を決めることが大切です。雨の日でも散歩に行きたがる犬は、決まった時間を歩いてあげると満足するでしょう。
雨が苦手で外でしかトイレをしない犬は、小雨になった時に連れて行くようにします。できれば、室内でトイレができるようにしてあげると犬も快適に暮らせます。
そして、老犬になると雨の日の散歩に悩みます。老犬になると、免疫機能が低下し体力も落ちてきます。無理して連れ出さず、散歩に行きたがっているか様子を見て決めてあげましょう。特に冬は体が濡れると体温が低下するので、体調を考えて散歩に行きます。
犬は雷を嫌うケースが多いです。晴の日と同じように連れ出すと、思わぬことが起こるケースもあります。リードはしっかり握り、離れてしまわないようにしましょう。雷が鳴っている時は時間をずらして連れて行くと安心です。
雨の日のお散歩の後はしっかり乾かしてあげる
雨の日の散歩から帰ったら、体が冷えないうちにバスタオルで水気を拭き取ります。次に濡れたタオルで顔やお腹などの汚れを落とします。コームを使って汚れを取ると簡単に落とすことができます。
そして、お風呂場で足先の汚れや泥はねしたところを洗ってあげます。洗面器などを利用して、足をつけながら汚れを落とすと手早く落とせるでしょう。
毛の汚れを落としたら、ドライヤーで犬の嫌がらない部分から弱風で乾かし、体全体を乾かします。ドライヤーを強風にする時は、犬が怖がらないか様子を見て、やけどをしないように体から離して使いましょう。
肉球の間や内股など、しっかり乾かして仕上げます。犬は雨で濡れたままにしておくと、蒸れてしまい皮膚に雑菌が繁殖しやすい状態になります。皮膚病になることもあるので、しっかり汚れを落として乾かしてあげるようにしましょう。
犬のレインコートは簡単に手作りできる?ゴミ袋から作る人も
雨が何日も続いてしまうとレインコートが乾かないことがあります。そんな時は、レジ袋やごみ袋を使って簡単なレインコートを作ることができます。カラーポリ袋を使えば、ちょっとおしゃれなレインコートが完成します。
ハサミで数か所カットするだけで作れますから、不器用な人でも大丈夫です。ネットの動画ではわかりやすく解説をしているので、参考にしてみましょう。作り方を覚えておくと災害の時にも役立ちます。
裁縫が得意な方なら、防水エプロンを代用したり、人間用のレインコートをリメイクすることもできます。ベストなサイズが売っていない時は手作りすると良いですね。自分で作る時は、犬がスムーズに歩けるかチェックしてから散歩に連れて行きましょう。
まとめ:犬用のレインコートでおしゃれに雨の日を過ごせる!
ここまで、犬のレインコートの選び方と雨の日の散歩を快適に過ごす方法を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事では、
- 犬のレインコートのおすすめの選び方!人気なタイプとは?
- 犬のレインコートの着せ方は?嫌がる場合はどうする?
- そもそも雨の日に散歩は行くべき?
- 犬のレインコートは簡単に手作りできる?ゴミ袋から作る人も
雨の日に犬を散歩に連れて行く時は、レインコートを着せることで、汚れや水濡れが防げて快適になることがわかりました。犬の体調や様子を見ながら、雨の日の散歩を楽しんで下さい。
またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!