ちゅーる下部尿路配慮はおすすめ？成分や安全性、口コミ・評判とは

ちゅ〜る下部尿路配慮は国産の猫用のおやつで、販売するいなばペットフード株式会社は静岡と東京に本社を構え、創立から25年の歴史があります。

今回ご紹介するちゅ〜るシリーズも発売から10年がたち、多くの猫ちゃんや愛猫家の飼い主さんから愛されてきました。

ちゅ〜るは数多くのシリーズがあり、「下部尿路配慮」も評判の商品となっています。

また、人気商品なこともあり、多くのペットショップやホームセンター、Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングなどのネット販売など、さまざまな場所で手軽に手に入れられるのも特徴です。

価格は14g4本入りが200円前後、1本あたり50円前後で購入できることがほとんどです。

「尿結石が気になる猫でも食べられる」というメリットもあれば「添加物が多い」と心配になる評判も見当たります。

ちゅ〜る下部尿路配慮には2022年11月現在、「とりささみ 海鮮ミックス味」「まぐろ 海鮮ミックス味」「とりささみ」「まぐろ」などの種類があります。

ここでは人気の「とりささみ 海鮮ミックス味」の原材料と成分をご紹介します。

原材料

• 鶏肉（ささみ）
• 鶏脂
• ほたてエキス
• かつおだし
• ＤＨＡ・ＥＰＡ含有精製魚油
• まぐろエキス
• オリゴ糖
• 増粘剤（加工でん粉）
• 増粘多糖類
• ミルクカルシウム
• クエン酸カリウム
• ビタミンＥ
• 紅麹色素
• 緑茶エキス
  

原材料の表示は、使用した重量の割合の高いものから順に表記することを定められています。 そのため、鶏肉（ささみ）を第一原材料としていることがわかります。

一方、増粘多糖類や紅麹色素などの添加物が使用されているのが気になるポイントです。

成分

液状のおやつのため、水分量が多く、水分補給の変わりにもなることがわかります。

ちゅ〜る下部尿路配慮を製造しているのは日本の企業、いなばペットフード株式会社です。

静岡に工場を構え、国内で製造された国産のキャットフードになります。

2012年にちゅ〜るが発売されて以降、愛猫家を中心に人気となり、今では猫を飼っている人には当然知られているおやつとなりました。

日本の企業ということを活かし、国内でさまざまなキャンペーンを開催。

多くの飼い主さんから寄せられた猫ちゃんの写真を使用した、ちゅ～るちゅ～るトレインなども話題となりました。

ちゅ〜る下部尿路配慮のおすすめポイントの1つ目は手軽に食べられることが挙げられます。

ちゅ〜るはひとつが14gのスティック状の食べきりサイズです。

水分の多いちゅ〜るのようなペースト状のフードやウェットフードは一度封を開けてしまうと、日持ちが難しい商品ですが、ちゅ〜るは食べきりサイズなので「残してしまってもったいない」ということがありません。

また、スティック状というのも手軽さのポイントで、食器に移さなくても猫がペロペロと舐めて食べてくれるので、食器を洗う手間なども減らすことができます。

ちゅ〜る下部尿路配慮のおすすめポイントの2つ目は尿結石が気になる猫でも食べられることが挙げられます。

尿路結石とは尿道の中に結晶や結石ができる病気で、尿をするときに痛みが出たり血尿が出るなどの症状が見られます。

猫は尿結石にかかってしまうことが多く、原因は水分不足や栄養バランスの偏りなどがあります。

ちゅ〜る下部尿路配慮はマグネシウム・カルシウムを調整、クエン酸カリウム配合により尿石の形成に配慮。

また、水分の多い商品のため、水分補給の代わりにもなるので、尿結石のリスクを減らすことが可能です。

参考記事：猫の膀胱結石とは？原因から症状、治療法まで解説！

ちゅ〜る下部尿路配慮のデメリット・危険性の1つ目は与えすぎは注意しなければならないことです。

ちゅ〜るを猫に与えたことがある方ならわかると思いますが、その食いつきの良さは凄まじいものがあります。

「ちゅ〜る」と言葉に出しただけで反応する猫や、スティック状のものを持つと反応する子、封を開けるとすぐさまやってくる子が本当に多いです。

そんなちゅ〜るだからこそ、気をつけたいのが与えすぎによる危険性です。

他のフードを食べなくなってしまい、必要な栄養が不足してしまうことが考えられます。

ちゅ〜るを猫に与える際は、あげすぎに注意し、ご褒美などのおやつとして与えるようにしましょう。

ちゅ〜る下部尿路配慮のデメリット・危険性の2つ目は添加物が多いことです。

原材料の項目でもご紹介した通り、ちゅ〜る下部尿路配慮にはいくつかの添加物が使用されています。

その中でも増粘剤や増粘多糖類、紅麹色素は気を付けておきたい項目です。

増粘剤や増粘多糖類はフードに粘り気を出すために使用しており、増粘剤（加工でん粉）は穀物が由来のため、穀物アレルギーをもつ猫の場合はアレルギー症状が出てしまう恐れがあります。

紅麹色素は美味しそうな色味を出すための添加物ですが、色彩感覚が人間に比べて豊かではない猫にとっては、不要のものになります。

画像引用元：https://www.inaba-petfood.co.jp/product/detail/CIAO+%E3%81%A1%E3%82%85%EF%BD%9E%E3%82%8B/6802

とりささみ 海鮮ミックス味は

• 鶏肉（ささみ）
• 鶏脂
• ほたてエキス
• かつおだし
  
• まぐろエキス
  

画像引用元：https://www.inaba-petfood.co.jp/product/detail/CIAO+%E3%81%A1%E3%82%85%EF%BD%9E%E3%82%8B/6801

まぐろ 海鮮ミックス味は

• まぐろ
• 鶏脂
• まぐろエキス
• ほたてエキス
• かつおだし
  

治療中の猫に与えていいかどうかは、病気によっても判断が変わってきます主治医の獣医師に相談するようにしましょう。

また、「下部尿路配慮」とありますが療法食ではありませんので、尿路結石が治るなどの効果はありません。

動物病院では動物病院専用ちゅ～るや投薬ちゅ～るなども取り扱いがあるところがありますので、主治医の獣医師と相談しながら与えるようにしてください。

ちゅ〜る下部尿路配慮はキャットフードではありますが、総合栄養食ではなくおやつにあたります。

総合栄養食とは、そのフードと水だけで猫が成長に欠かせない栄養をカバーできるフードのことを指します。

逆に言えば、総合栄養食ではないちゅ〜る下部尿路配慮は、それをご飯の代わりとして与えていたら、猫が生きるために必要な栄養が不足してしまうということです。

そのため、総合栄養食や療法食を主食とし、ちゅ〜る下部尿路配慮はおやつとして与えるようにしましょう。

ちゅ〜る下部尿路配慮の1日の目安量は1日4本までと公式サイトFAQに記載があります。

猫におやつを与える場合、1日に必要な総エネルギー量の約20％以内にすることと言われているため20%以内に収まる4本までとされています。

ちゅ〜るを夢中で食べる姿やスキンシップをとるのにたくさん与えたい気持ちはわかりますが、その気持ちをグッと堪えて、1日の目安量を守って与えるようにしましょう。

今回は、猫用のおやつちゅ〜る下部尿路配慮について、口コミや評判とあわせて原材料や添加物、安全性を解説しました。

愛猫が毎日食べるものですので、周りやネットの評判だけでなく、実際に使用されている原材料も把握して検討することをおすすめします。

今回のポイントとしては  

• ちゅ〜る下部尿路配慮尿結石が気になる猫でも食べられるおやつ
  
• 添加物や与えすぎに注意する
• 治療中の場合は獣医師に相談して与える
• 総合栄養食や療法食と併用して、1日4本までを目安に与える