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一見短毛で被毛ケアが楽そうなパグですが、実は抜け毛が多い犬種の一つです。パグの抜け毛の原因は換毛期や病気など様々です。しっかりとパグの被毛の特徴を把握し、原因を突き止め、正しく対処することが大切です。今回のMOFFME記事では、パグの抜け毛について解説します。
この記事の目次
目次を閉じるパグは意外と抜け毛がすごい?抜け毛が多い時期や対策を詳しく紹介!
短毛で毛が目立ちにくいパグですが、意外と抜け毛が多い犬種です。そのため、飼育を始めてから、抜け毛の多さに驚かれる方も多いです。
なぜパグは抜け毛が多いのでしょうか?
パグの被毛は、ダブルコートです。ダブルコートとは、オーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)の二重構造になっています。換毛期になると、アンダコートが生え変わり、抜け毛が増えます。
このように、パグの換毛期が原因であることが多いです。
しかし換毛期だけが原因ではありません。
今回MOFFMEでは、
- 抜け毛の原因
- 抜け毛が発生しないような対策
- 抜け毛に使えるグッズ
パグの抜け毛の原因は大きく4つ!
パグにとって抜け毛は、換毛期だけで起こることではありません。換毛期であれば、自然に起こる現象ですが、それ以外にも原因はあります。
パグの毛がなぜ抜けるのか、この原因について紹介させていただきます。
- 換毛期
- ブラッシングなどの日々のケア不足
- 皮膚疾患などの病気
- ノミや食べ物に対してのアレルギー反応
パグの抜け毛の原因① 換毛期
パグには、年に2回換毛期があります。冬の寒さに耐えるために生えた毛が抜ける春と、夏の暑さを耐え凌ぐために生えた毛が抜ける秋が換毛期です。
換毛期は、自然に起こるものです。不要になった毛が抜け落ち、新しい必要な毛に変わっていくという流れなので、止めることはできません。
このように換毛期で抜けやすいのは、ダブルコートのパグに多いです。ダブルコートのパグを飼われているご家庭では、換毛期は避けて通れないと思ってください。
パグの抜け毛の原因② ブラッシングなどのケア不足
パグにとって、毛が抜けるということは自然な現象です。しかし、すべての毛がきれいに抜け落ちるわけではありません。
他の毛と絡まっているため、落ちずに身体に残っている毛もあります。また本来であれば抜けるはずの毛が、抜けずに残っていることもあるでしょう。
このような毛は、ブラッシングでしか取り除くことができません。定期的なブラッシングなどのケアを怠ると、皮膚が蒸れ、皮膚病の原因になってしまうこともあります。
パグの抜け毛の原因③ 皮膚疾患やホルモン異常などの病気
パグは、皮膚の弱い犬種です。そのため、皮膚疾患が抜け毛の原因になったり、ホルモン異常、代謝異常などが原因で毛が抜けてしまうこともあります。
皮膚に炎症があり、痒みを伴っているような症状があれ注意が必要です。皮膚から細菌が入り、炎症を起こしてしまうことが原因で毛が抜けてしまうことがあります。
またホルモン分泌がうまくいかずに、副腎皮質機能亢進症や甲状腺機能低下症などの病気にかかり、毛が抜けてしまうこともあります。
パグの抜け毛の原因④ ノミや食べ物などのアレルギー
アレルギーによる抜け毛もあります。アレルギーといっても、ノミやダニ、花粉、食べ物のアレルギーなど原因はさまざまです。
たとえば、散歩中にノミやダニが寄生することで、皮膚に炎症が起き、抜け毛の原因になることもあります。また食べ物に含まれるタンパク質によって、抜け毛が発生してしまうような食物アレルギーにかかってしまうこともあるでしょう。
散歩や食べ物といった何気なく行っている日常生活でも、抜け毛の原因は潜んでいます。
パグの抜け毛対策を解説!ブラッシングとシャンプーのポイントなど
パグの抜け毛の原因を紹介させていただきました。では、原因がわかったところで、そのようにして抜け毛対策をすれば良いのでしょうか?
パグの毛は、短毛で目立ちにくい毛かもしれません。しかし、大量に抜けるため日々のケアが非常に重要になります。
これから、
- 日常的に行っていただきたブラッシング
- 月に1〜2回行うシャンプー
- 洋服でできる抜け毛対策
正しい方法でケアを行っていただき、まずはパグがケアを嫌がらないようにしてあげることがポイントです。
一度にまとめてケアすると大変になります。これから紹介する方法をこまめに行っていただき、パグにとっても私たちにとっても快適で過ごしやすい空間にしましょう。
パグの抜け毛対策① ブラッシングのポイント
ブラッシングは一番手軽に行える抜け毛対策です。抜けそうな毛や抜けたけれど身体に付いたままの状態の毛を取り除くためにも行います。
必ず定期的にブラッシングは行ってください。週2回程度行い、換毛期であれば毎日行ってもいいでしょう。
毛流れに逆らうようにブラッシングを行えば、抜け毛をしっかりと取り除けます。
ブラッシングは身体の隅々までしましょう。特にパグはシワの多い犬種です。
シワの間にも毛は生えています。また抜けた毛が、シワの間に挟まっていることもあります。
シワをしっかりと伸ばし、シワの間までしっかりとブラッシングしてあげることが重要です。
しかし、注意も必要です。パグは皮膚が弱い犬種なので、あまり強い力でブラッシングを行うと、皮膚を傷つけてしまいます。
まずは優しい力で、皮膚が傷つかないように注意しながら行いましょう。ラバーブラシのように、皮膚を傷づけないよう工夫されたブラシを使用することをおおすすめします。
パグの抜け毛対策② シャンプーのポイント
少し大変かもしれませんが、シャンプーも抜け毛対策には有効です。夏は月2回、冬なら月1回ぐらいの頻度で行いましょう。
まずはシャンプーの前にブラッシングしておきましょう。ブラッシングによって毛やほこりがある程度取り除けます。
パグを洗うお湯は熱すぎないようにしてください。皮膚が弱いので熱いお湯をかけてしまうと皮膚には刺激が強すぎます。
適度な温度に調整したお湯を、怖がらないようにゆっくりと足元からかけます。そのまま全身にお湯をかけ、お湯で落とせる毛や汚れは流してください。
しっかりとシャンプーを泡立ててから、身体にシャンプーを付けてあげましょう。直接シャンプーを塗り込むと、泡立ちが悪く、無理矢理泡立てようとすると皮膚を傷つけてしまう恐れがあります。
最後にすすぎはしっかりと行ってください。すすぎ残しがあると、皮膚トラブルに繋がります。
すすぎが終われば、身体を乾かします。ドライヤーの風を遠くから当て、タオルなどを使いしっかりと水分を取り除きましょう。
パグの抜け毛対策③ 薄手の洋服を着せる
洋服はおしゃれだけではありません。意外かもしれませんが、薄手の洋服を着せると抜け毛対策になるのをご存知でしょうか?
洋服で毛が押さえられるため、毛が落ちることが減ります。散歩やお出かけのときでも、抱っこしたときに人に毛が付いたりすることも防げます。
また散歩のときに洋服が役に立ちます。ダニやノミ、季節によっては蚊などの害虫から皮膚を守れます。
皮膚を守ることで、害虫が寄生しにくくなり、皮膚が炎症を起こすことが防げるでしょう。そうすると害虫が原因の抜け毛も対策ができます。
一見抜け毛対策に関係なさそうな気がしますが、実は洋服を着せることで抜け毛対策になるのです。もしパグが洋服を着るのを嫌がらなければ、一度試してみてください。
パグの抜け毛掃除に使えるグッズ3選を紹介!
パグの抜け毛が多いことがわかっていただけたかと思います。
ただ、抜け毛が多いことがわかっただけでは、パグの生活範囲に抜け毛が散らばるだけです。そこで、ここからはパグの抜け毛を掃除するグッズを3つ紹介します。
今回紹介するのは、
- カーペットに入り込んだ毛を掻き出すファーブルーム
- ソファーやカーペットの表面に付いた毛を取り除く粘着ローラー
- フローリングで手軽に使えるペーパーモップ
パグの抜け毛対掃除に使えるグッズ① ファーブルーム
抜け毛が、カーペットに入り込んでしまうと取り除くのがたいへんです。掃除機や粘着ローラーだけでは、なかなかきれいに取り切ることができません。
そんなときに活躍してくれるのが、ファーブルームです。特殊なブレードが付いたほうきで、掃除機や粘着ローラーでは取れないカーペットに入り込んだ毛を、掻き出してくれます。
ほうきなので、掃除機のように大きい音が出ないため、掃除機が苦手な犬を飼われているお宅でも使用できます。
パグの抜け毛対掃除に使えるグッズ② 粘着ローラー
ソファーや絨毯、人の洋服などに付いてしまった抜け毛を取るなら、粘着ローラーが使いやすいです。
毛がしっかりと粘着部分に付くため、掃除をしていても毛が舞い上がる心配がありません。
パグによっては、粘着ローラーで身体を直接掃除されるのが好きな犬もいるようです。ブラッシング同様に、掃除と一緒にしてあげるのも良いかもしれません。
ただし、皮膚が露出している箇所に直接当ててしまうと、皮膚がかぶれてしまうことがあるので、注意が必要です。
パグの抜け毛対掃除に使えるグッズ③ ペーパーモップ
パグの抜け毛を掃除機で掃除すると、掃除機の中で毛が絡まってしまうことや掃除機をかけると落ちている抜け毛が舞い上がってしまうこともあります。
「毛が絡まる」「舞い上がる」といった問題を解決できるのが、ペーパーモップです。
ゆっくりと静かに動かせば、毛が舞い上がる心配はありません。また掃除機のように毛が絡まることもなく、汚れれば捨てれるので、常にきれいな状態で使えます。
いつでも手軽に使用できることが魅力です。
まとめ:パグの被毛の特徴を把握して抜け毛を予防しよう!
最初にも紹介しましたが、パグの被毛はダブルコートです。アンダーコートが換毛期によって抜けてしまいます。
しかし、換毛期以外にも、
- ケアの不足
- 病気やアレルギー
- 日々のブラッシング
- 定期的なシャンプー