子猫が走り回る理由は大きく5つ!対処法、いつまで走り回るか解説!のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. 一般的には生後6ヶ月から1歳半〜2歳の間に落ち着く
  2. ストレスやパニック状態から走り回っている可能性がある
  3. 息切れ・口呼吸している場合は病気の場合があるので動物病院に連れて行くことが大切
  4. ペットの医療費は保険適用されないので、もしもの時に備えてペット保険に加入しておくと安心

生後何ヶ月かの子猫は毎日走り回ることがあります。これは珍しいことではなく、元気が有り余っている証拠です。しかし、中にはストレスやパニック状態などネガティブな理由から走り回ることもあります。今回のMOFFME記事では、子猫が走り回る理由・対処法を紹介します。

記事監修者「中西 涼馬」

監修者中西 涼馬
一般社団法人愛玩動物健康管理協会(CAHA)理事

子供の頃から多くの保護犬や保護猫と暮らしてきた。その他、野生動物や昆虫類含め、全ての動物に対して深い愛を持つ。現在、ドーベルマン(元保護犬)・ボルゾイ・ゴールデンレトリバー(悪徳ペットショップから保護)・ボーダーコリーや猫たちと暮らす。主に猫に関しての記事監修者として活躍している。【保有資格:猫健康管理士(一般財団法人全日本動物専門教育協会)】

この記事の目次

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子猫が走り回る理由は大きく5つ!対処法や走り回る時期

子猫の飼い主さんは、元気よく走り回る姿を目にする機会が多いのではないでしょうか。元気過ぎて少し困っている方もいるかもしれません。


実は、走り回る理由は若くて元気だからというだけではありません。


元気そうに見えて、実はストレスやパニックなどが原因による行動の可能性があります。


走り回る理由は1つだけではなく、さまざまな原因があるのです。しかし、それぞれの理由に合った対処法がありますのでご安心ください。


そこで今回MOFFMEでは、

  • 子猫が走り回る5つの理由
  • 子猫が走り回る際の4つの対処法
  • 子猫が走り回る時期

について解説していきます。


愛猫が出しているサインに気づいて適切な対応ができるように、ぜひ最後までご覧ください!


またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもご参考にしてください。

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子猫が走り回る5つの理由を紹介!

モデル:くらり


飼い主さんは、ご自身の子猫がなぜこんなにも走り回るのか気になりますよね。


子猫が走り回る理由は1つではありません。猫の持つ特性によるものや健康状態、暮らしている環境によるなど原因は様々です。


しかし、考えられる理由はそんなに多くはありません。


この項では、主な原因である4つの理由をご紹介します。

  • 元気が有り余っている
  • 夜間に活発になる習性
  • 寂しさや多頭飼いからのストレス
  • 大きな音や知らない人によるパニック状態
  • 排便後の開放感
理由を知ることで納得できたり、場合によっては改善できることもあります。まずはこの項で、走り回っているのにはどのような理由があるか知ることから始めましょう。

子猫が走り回る理由① 元気が有り余っている

猫は基本的に寝ていることが多い動物です。特に子猫の睡眠時間は長く、20時間を超えることもあります。


それだけ寝る時間が長いとどうしても元気が有り余ってしまいます。


エネルギーの発散方法が分からず、どうしようもなくなって走り回るという行動に出ると言われています。


この理由であれば基本的に問題はないのですが、子猫のうちは体力の調整が出来ず、体力以上に走り回ってしまうこともあるため動き過ぎには注意が必要です。

子猫が走り回る理由② 夜間に活発になる習性

猫は日中をほとんど寝て過ごし、夜間に走り回ることが多いです。これは夜間に活発になる習性によるものです。


夜間に動き回る行動は俗に「猫の運動会」とも言われています。可愛らしい言葉の響きですが、飼い主として頭を悩ませる方も多い習性ですよね。


飼い主の生活パターンに合わせて猫の生活リズムは変化しますが、まだ子猫のうちはすぐに適応出来ません。本能に従い、飼い主が寝静まった後に行動を開始してしまうのです。

子猫が走り回る理由③ 寂しさや多頭飼いからのストレス

子猫はストレスを感じている場合でも急に走り出すことがあります。ストレスを感じる主な原因はいくつか考えられます。


一つは寂しさによるもの。一匹でいる時間が長いと猫も寂しいという気持ちになり、ストレスに繋がります。


他には複数の猫を飼う多頭飼いもストレスを抱える要因の一つです。猫社会にもパワーバランスがあり、体が小さく若い子猫はどうしても弱い立場になりやすく、継続的なストレスが発生している場合があります。

子猫が走り回る理由④ 大きな音や知らない人によるパニック状態

いつも落ち着いているイメージのある猫ですが、意外にもパニックになりやすい性質を持っています。パニックによって部屋の中を走り回ってしまうことも多いです。


例えば、急に大きな音がなったりしたら驚きますよね。猫は人間と比べても10倍の聴力を持つと言われているので、非常に音に敏感です。


他にも、猫は警戒心が強く、知らない人が近づくだけでもパニック状態に陥ることがあります。


人間と同じく、予想外のことが起こるとパニックになりやすいです。なので経験の少ない若い猫は特にこの傾向が強いと考えられます。

子猫が走り回る理由⑤ 排便後の開放感

子猫に限りませんが、排便後に走り回る猫も多く、これは便が出た開放感によるものです。


人間も同じですが、便が出た後は腹部がスッキリするので、走り回ります。

子猫が走り回る際の対処法を5つ紹介!



モデル:くらり


子猫は時間や所構わず、走り回ることが多いですよね。飼い主さんとしては夜中に暴れて生活に支障が出たり、子猫にとっても危険があったり、どうにかしてやめさせたいと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。


ストレスなどネガティブなことが原因の可能性もあるので、理由に応じて適切な対応をする必要があります。


そこで、走り回る対処法を以下にまとめたのでぜひご覧ください。

  • おもちゃなどを使って遊ぶ
  • 夜中は完全に無視する
  • たくさんスキンシップをとる
  • 引っ掻いたり噛む際は毛布で包む
  • 意識を逸らす
この項を参考にして、ご自身の住んでいる環境や生活スタイルに照らし合わせ、最適な対処法を見つけましょう。

子猫が走り回る際の対処法① おもちゃなどを使って遊ぶ

子猫はとにかく元気で好奇心旺盛なので、時間があるときはおもちゃでたくさん遊んであげましょう。


猫には狩猟本能があるので、ボールや猫じゃらしなど捕まえることができるおもちゃだとストレス軽減に繋がります。


手や指など動くものに何でも反応してしまうので、噛み癖や引っかき癖がついてしまわないようにおもちゃ使って遊ぶようにしましょう。


飼い主が遊ぶ時間がないときはキャットタワーなどを設置していれば、一匹でも遊べて寂しさが紛れるのでおすすめです。

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子猫が走り回る際の対処法② 夜中は完全に無視する

子猫のうちは夜中に走り回ることも多いです。しかし、夜中は完全に無視しましょう。落ち着かせようと構ってあげると、その時間に走り回ると遊んでもらえると思ってしまいます。


なので遊ぶ時間を決めてあげることが重要です。子猫のうちに遊ぶ時間を覚えさせれば、夜中に走り回ることもなくなっていきます。


毎日決められた時間に遊ぶことが難しい場合は、寝る前に思いっきり遊んであげましょう。しっかり疲れさせてあげれば、夜はよく眠ってくれます。

子猫が走り回る際の対処法③ たくさんスキンシップをとる

子猫にとって、飼い主さんが母猫代わりです。そんな飼い主さんが留守の間は子猫も寂しいと感じ、寂しさがストレスに繋がってしまうケースもあります。


帰ってきたらたくさんスキンシップをとってあげてください。触れ合ったり、撫でたりすることで寂しさが満たされ、ストレス解消に繋がります。


多頭飼いをしている場合でも、猫同士の関係性によっては寂しさを感じているかもしれません。平等に交流をして、ストレスを減らしてあげしょう。

子猫が走り回る際の対処法④ 引っ掻いたり噛む際は毛布で包む

子猫がパニックによって走り回っていると感じたら、すぐに捕まえようと手を出すのはやめましょう。


急に手を出したりすると、驚いて引っかかれたり、子猫が物にぶつかる可能性があります。


少し落ち着くのを待って、近くにある毛布などの柔らかい布でそっと包んであげましょう。完全に落ち着きを取り戻したと感じたら、離してあげると飼い主さんも子猫も安全です。


また、パニック中は机の角などにぶつかるなどの危険も多いので、普段から家具の配置には気を配っておきましょう。

子猫が走り回る際の対処法⑤ 意識を逸らす

排便後の開放感によって走り回る場合は、放置しても大丈夫ですが、気になる場合はオヤツやおもちゃを使って、他に意識を逸らすと良いでしょう。


飼い主さんが声掛けして呼ぶだけで走り回るのをやめて、飼い主さんのそばにくる子猫もいます。

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子猫が走り回る時期は2歳まで!

モデル:くらり


走り回るという子猫の行動は、一般的に生後6ヶ月から1歳半〜2歳の間に落ち着いてきます。いつまで続くか悩んでいる飼い主さんは、遅くても大体2歳ごろまでと考えておくとよいでしょう。


子猫のうちは元気が有り余っていたり、環境に慣れていないストレスから走り回ってしまいます。2歳ほどになれば適度に動くことを覚え、環境にも適応できるようになり落ち着いてくれるというわけです。


また、猫は一緒に暮らしているうちに、飼い主の行動パターンにあわせるようになるので、夜はだんだん一緒に寝るようになってくれます。夜中に走り回るという行動も何ヶ月か一緒に過ごせば少なくなっていくでしょう。


日頃からおもちゃで遊んだり、スキンシップをとることでストレスを解消してあげていれば、より早く走り回るのをやめてくれます。


とはいっても猫にも個体差があるので、2歳を過ぎて走り回るからといって焦ることはありません。

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まとめ:子猫が走り回った後に息切れ・口呼吸していたら要注意!

ここまで、子猫が走り回る理由。そして対策をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?


この記事では、

  • 子猫が走り回る5つの理由
  • 子猫が走り回る際の対処法を4つ
  • 子猫が走り回る時期
以上の内容を詳しく解説しました。

一見問題がなさそうに見える行動でも、ストレスやパニックを起こしているなど、知っておかないと自分では気づけない理由もあったのではないでしょうか。


他にも、運動後に30分から1時間、それ以上たっても息切れ・口呼吸している場合は病気の可能性があります。


普段の猫の行動や走り回る猫の様子をしっかり観察すること。そして、愛猫との時間をしっかり作ることが大事です。日頃からコミュニケーションをとっておくことで、普段と違う様子にいち早く気づけて、適切な対応が取れるはずです。


またMOFFMEでは、他にも様々なペットやペット保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!