犬がときどき人のようにため息をつく仕草をすることを見かけたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。退屈や不満を感じているのかと不安になるかもしれませんが、犬がため息をつくのには様々な理由があります。今回は犬のため息の心理について詳しく紹介します。
この記事の目次
目次を閉じる犬もため息をつくの?犬のため息の理由とは
わんちゃんもため息をつくのをご存知でしょうか?
私たち人間は、なんだか疲れたな、なんだか気分が落ち込むな・・・というネガティヴな気分な時に、思わず「ふー」とため息をついてしまいますよね。
ですが、わんちゃんのため息には、ポジティブな理由、ネガティブな理由、両方あるのです。
そこで今回「MOFFME」では、わんちゃんのため息の理由についてご解説いたします。
犬が「フン」とため息をつく理由やその意味とは?
愛犬の「フン」というため息を聴いて思わず「どうしたの?」と話しかけたことがある方も多いのではないでしょうか?
人であれば理由を聞くこともできますが、わんちゃんは話してくれません。
どうしたのかな。。。と不安に思ってしまう飼い主さんもいらっしゃるかと思います。
そこでこちらではわんちゃんがため息をつく理由、についてご紹介いたします。
理由によって対処法も違いますので、参考にしてくださいね。
犬のため息の理由①:リラックスしているから
わんちゃんがフセをしたり、ごろんと横になる前ににつくため息は、リラックスしているからなのです。
飼い主さんをじーっと見つめてやさしい表情をしていることも。
ほっと一息ついて、のんびりできている、なんだか眠くなってきた、そんな時に出るため息です。
目を細めてゆったりしている時は、そのまま静かに見守ってあげましょう。
のんびりとリラックスしているからこそ出るため息、飼い主さんにとってはうれしいため息ですね。
犬のため息の理由②:安心、満足している
お散歩から帰ってきたときにも、ため息をつきます。
たくさん遊んで大満足、お家に帰ってきてひと安心、そんな気持ちで付くため息です。
またご飯を食べたあとにも、ため息をつきます。
おいしいごはんを食べて大満足なため息です。
「お散歩お疲れさま」「ちゃんとご飯食べてエライね」などやさしく声をかけながら撫でてあげましょう。
わんちゃんもますます満足な気持ちになりますよ。
犬のため息の理由③:退屈さや不満、ストレスを感じている
人と同じように、退屈だったりストレスを感じたときにもため息をつきます。
遊びたいのに遊んでもらえなかったり、初めての場所で不安になっているときなどに、気持ちを切り替えるためにでるため息です。
ため息と同時に身体をブルブルと震わせたり、足や足の裏、爪などを噛んだり舐めたりすることも多いようです。
わんちゃんがこのような様子を見せたら、遊んだり撫でたりして、ストレスや不満を解消してあげましょう。
犬のため息の理由④:息が荒い場合は体調不良かも
疲れている時にもため息をつきます。
疲れの原因がわかっている場合は、ゆっくり休ませてあげましょう。
また、体調が悪い時、どこか痛い時にもため息をつきます。
ため息以外にも、食欲がなかったり、同じ場所を舐めていたり、寝てばかりいる、など普段と様子が違っていたら注意が必要です。
早めに動物病院に行きましょう。
補足:犬を撫でる、触るとため息をつくのは幸せを感じている
愛犬を撫でている時に「ふー」というため息を聴いたことがある飼い主さんも多いのではないでしょうか。
ここまでご紹介したように、安心していたり、満足している時にもため息をつくのです。
大好きな飼い主さんに撫でてもらったり、スキンシップでリラックスをしている証拠です。
安心できるからこそのため息なので、たくさん聴きたいですね。
注意するべき犬のため息とは?病気が原因かも
わんちゃんは、どこかが痛い、体調が悪い、身体がだるい場合にもため息をつきます。
ここからは、ちょっと心配なため息についてご紹介いたします。
わんちゃんは言葉を話せませんので、様子をよく観察してみてくださいね。
思い当たる場合、心配な場合は早めに動物病院へ行きましょう。
呼吸がしにくそうな様子
静かにくつろいでいる時に「フー」というため息を何度も繰り返す場合、呼吸器の病気や心臓の病気の可能性があります。
空気が吸いずらかったり、苦しかったりすると、深呼吸のように「フー」と、空気を吐き出します。
また、熱中症を起こしている場合も、苦しそうな呼吸をします。
いずれにしても、呼吸が苦しそう菜場合は、命に関わることもありますので、すぐに動物病院へ行きましょう。
ため息が多い、増えたらストレスを感じている証拠かも
特に不調が見当たらないのに、ため息が多い場合は、ストレスのせいかもしれません。
環境が変わったり、いつものお散歩の時間になっても連れて行ってもらえなかったりが重なるると、ため息が多くなります。
ストレスはいろいろな身体の不調の元になります。
できるだけはやく解消してあげましょう。
ため息と同時に寝てばかりいるときは
何かの不調のサインの可能性があります。
環境の変化や不安、イライラなどの心理的な不調、または、身体の痛みや息苦しさだるさなど、身体的な不調の可能性があります。
普段はため息をつかないわんちゃんが、このような様子を見せた場合は、何らかのSOSの可能性がありますので、早めに動物病院に行きましょう。
寂しさが原因なら添い寝や腕枕をしてあげることがおすすめ
お留守番を長時間させてしまったり、遊ぶ時間が少なかったりなどが思い当たる場合は、 寂しさによるストレスが原因です。
ストレスは万病の元ですし、免疫力を下げてしまいます。
できるだけ早めにストレスを解消してあげましょう。
わんちゃんの側にいてあげる、添い寝してあげる、腕枕をしてあげるなどが効果的です。
寂しい思いをさせてしまった後は安心させてあげましょう。
補足:鼻息とため息の違いって?
わんちゃんの呼吸のための鼻息は静かな鼻息で、規則的に聴こえてきます。
一方、ため息は「フー」っと長く聞こえるもので、基本的に規則的には聴こえません。
また、長いため息が規則的に聞こえる場合は、呼吸が苦しい場合もあります。
日頃から鼻息もため息も気をつけて聴いておくと、呼吸の異常が見つけやすくなります。
病気の早期発見に繋がりますので、呼吸にも気をつけてあげたいですね。
ため息をすることが多い犬種とは?
短頭種はため息をつくことが多いといわれています。
パグ、ボストンテリア、フレンチブルドッグ、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルなどです。
呼吸がしずらかったり、興奮や緊張で開口呼吸をすることが多いため、ため息がでます。
短頭種は先天的に鼻孔が狭かったり、気管や喉など空気の通り道に様々な問題が出やすい傾向があります。
運動をいやがったり、いびきやチアノーゼ(口の中が青紫になる)などの様子が見られたら、すぐに動物病院へ行きましょう。
まとめ:犬がため息をつく心理とは?病気のサインかも
いかがでしたでしょうか。
今回はわんちゃんがため息をつく理由、病気のサインについてご紹介いたしました。
最後にもう一度、ご紹介させていただきます。
犬が「フン」とため息をつく理由やその意味とは?
- 犬のため息の理由①:リラックスしているから
- 犬のため息の理由②:安心、満足している
- 犬のため息の理由③:退屈さや不満、ストレスを感じている
- 犬のため息の理由④:息が荒い場合は体調不良かも
- 補足:犬を撫でる、触るとため息をつくのは幸せを感じている
注意するべき犬のため息とは?病気が原因かも
- 呼吸がしにくそうな様子
- ため息が多い、増えたらストレスを感じている証拠かも
- ため息と同時に寝てばかりいるときは
- 寂しさが原因なら添い寝や腕枕をしてあげることがおすすめ
- 補足:鼻息とため息の違いって?
以上、わんちゃんがため息をつく理由、病気のサインについて、でした。
ポジティブなため息はどんどん増やして、ネガティブなため息はできるだけ減らして、楽しく過ごしたいですね。
またMOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!