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犬のしつけで伏せる行為を教えることがありますが、愛犬が命令なしに伏せるのはなぜなのでしょうか。これには明確な理由があります。また、突然伏せる行為をしなくなる原因はなんでしょうか。今回のMOFFME記事では、愛犬が自主的に伏せる理由などを紹介します。

記事監修者「森下 浩志」

監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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愛犬が命令なしに伏せるのはなんで?自主的に伏せる理由などを紹介

犬を飼育する際に、しつけとして「伏せる」ことを教える飼い主さんは多くいると思います。犬が伏せる行為には、自主的による伏せ無意識におこなう伏せがあります。

愛犬が命令なしに伏せる理由にはどんな理由があるのでしょうか。

今回のMOFFME記事では
  • 愛犬が自主的に伏せる理由
  • 愛犬が伏せる行為をしなくなる原因
  • 犬の伏せる行為は臨戦態勢の構えなのか
怪我や病気の可能性を含めて詳しくご紹介します。これから犬を飼育するかた、愛犬の気持ちや行動の意味を知りたいかたは、参考にいかがでしょうか。

愛犬が自主的に伏せる理由を4つ紹介!

愛犬にしつけをする際に重要なのが、飼い主と犬の主従関係です。愛犬との主従関係がうまく築けていないと、飼い主さんがいくら命令しても聞くことはありません。


また、愛犬が自主的に伏せる姿はよく見かける行動ですが、どんなときに自主的に伏せるのでしょうか。愛犬が自主的に伏せる理由は下記の4つです。

  1. カーミングシグナル
  2. 興奮を鎮めている
  3. 飼い主に服従しているポーズ
  4. 退屈している

ときです。犬が伏せるタイミングには、さまざまな「犬の気持ち」があらわれています。飼い主さんは、犬の些細な変化から犬の心理を読み取れるように、日頃からのスキンシップを大切にしましょう!

愛犬が自主的に伏せる理由① カーミングシグナル

愛犬が自主的に伏せる理由1つ目は「カーミングシグナル」です。

カーミングシグナルとは
  1. 犬が生まれつきもっている非音声言語
  2. 自分と他の犬を落ち着かせるための合図
  3. 自分の立場や感情を伝える
ための手段です。また、犬がストレスや不安を感じているときも発することがあります。例えば、犬があくびをした場合は、ストレスを和らげようとしているお尻をあげた場合は相手に敵意がないことを伝えているなど、カーミングシグナルにはさまざまな意味と理由があります。

カーミングシグナルは、たくさんの犬との触れ合いの中で学んでいくものもあるため、子犬の頃から出来るだけ多く交流させてあげることをオススメします。

愛犬が自主的に伏せる理由② 興奮を鎮めている

愛犬が自主的に伏せる理由2つ目は「興奮を鎮めている」可能性があります。


「飼い主さんと遊んでいたのに、急に伏せる」「命令していないときに伏せる」など、愛犬が突然伏せた場合は、自分を落ち着かせるために伏せていることがあります。


自分だけでなく、一緒に遊んでいるわんちゃんに対して「落ち着いて、興奮しないで」と伝えていることもあります。

愛犬が自主的に伏せる理由③ 飼い主に服従しているポーズ

愛犬が自主的に伏せる理由3つ目は「飼い主に服従しているポーズ」の可能性があります。

「お腹をみせる」「愛犬が自主的に伏せる」場合は「敵意がありません」と意思表示しているのかもしれません。

これは、犬と飼い主さんの間で主従関係がうまくいっている証でもあります。犬にとって無防備な体勢である伏せは、安心できる場所や人にしかみせない行動です。

長いペットライフを楽しむために、たくさん愛情を注いであげましょう!

愛犬が自主的に伏せる理由④ 退屈している

愛犬が自主的に伏せる理由4つ目は「退屈している」可能性があります。

飼い主からみると反省したかのようなポーズですが
  1. 遊びたいのに遊べないとき
  2. 留守番しているとき
  3. 飼い主が構ってくれないとき
  4. やりたいことがやれない
など、退屈している気持ちの現れで伏せをしているのかもしれません。そんなときは、犬をみてみると退屈そうな表情が見れておもしろいですよ。

愛犬が伏せる行為をしなくなる原因を2つ紹介!

子犬の頃からのしつけやコミュニケーションを通して、主従関係の構築やさまざまなことを学んでいきます。


しつけで「伏せ」を教えるかたも多くいるのではないでしょうか。「伏せる」行動には、自主的によるものと命令によるものがあります。


愛犬が自主的に伏せをする理由は、上記の記事の通りです。では、愛犬が伏せる行為をしなくなることはあるのでしょうか。


愛犬に命令した際に伏せをしない理由は

  1. 主従関係の逆転
  2. 愛情不足・運動不足

によるものです。1度主従関係が崩れてしまうと、元に戻すのはとても大変です。主従関係が逆転しないように、しっかりと原因と対策を習得し、今後の飼育に役立てて下さい。

犬が伏せる行為をしなくなる原因① 主従関係の逆転

犬が伏せる行為をしなくなる原因1つ目は「主従関係の逆転」です。

日々の生活の中で「愛犬のイタズラが多くなった」「言うことを聞かなくなった」などの問題行動が増えた場合は、飼い主さんと犬の間で主従関係が逆転してしまっている可能性があります。

愛犬との主従関係が逆転してしまうと「伏せ」だけでなく、マテや散歩、イタズラを叱るときなど、さまざまな場面で言うことを全く聞いてくれなくなります。

さらに関係が悪化すると、噛みつく・ほえるなど飼い主さんにとっていいことは全くありません。

「主従関係が逆転してしまったかもしれない」と感じた際は、愛犬との関わり方を見直す必要があります。 

愛犬が伏せる行為をしなくなる原因② 愛情不足・運動不足

犬が伏せる行為をしなくなる原因2つ目は「愛情不足・運動不足」の可能性があります。

  1. 飼い主に構ってもらいたいけど構ってもらえない
  2. 留守番が多い
  3. 遊んでいるおもちゃを取り上げてしまう
こういった状況が長期間続くと、愛犬は愛情不足や運動不足などのストレスを感じてしまいます。日頃の散歩やスキンシップ、ドッグランを利用するなど愛犬が運動不足にならないように工夫してあげましょう!

また、愛犬が
  1. 耳を伏せている
  2. あくびをよくする
  3. 身体を掻きむしる
  4. 肉球を必要以上になめる
などもストレスのサインです。愛犬に違和感を感じた際は、満足するまで遊び、愛情たっぷりに飼育してあげましょう! 

犬の伏せる行為は臨戦態勢の構えでもあるの?

上記の記事では、犬が自主的に伏せる理由と伏せなくなる原因についてご紹介しましたが、いかがでしたか?


飼い主からみれば「反省している」「服従している」ようにみえる伏せですが、興奮をしずめていたり、退屈していたりと、さまざまな感情が現れていることがわかりましたね。


その他にも犬が伏せるのには理由があります。例えば「臨戦態勢の構え」です。伏せのようにもみえる臨戦態勢の構えを見分ける方法は、以下の通りです。


  1. 耳を立てている
  2. 頭を低くし前傾姿勢になっている
  3. お腹が地面についておらず、お尻を上げている
  4. うなり声をだしている
  5. 歯茎をみせている

飼い主に対して上記のような仕草がみられた場合、むやみに手を出すと怪我をしてしまうこともあります。飼い主さんは、まずは無視して愛犬の様子をみましょう。


何度か威嚇のような行動がみられた場合、主従関係が逆転している可能性があります。犬との接し方に問題がないか振り返り、何か思い当たることがあれば改善しましょう!


問題が解決しないときは、しつけ教室や訓練士の力をかりるのも1つの方法です。

まとめ:愛犬が食欲がない状態で伏せる時は病気・怪我の可能性

今回のMOFFME記事では
  • 愛犬が自主的に伏せる理由
  • 愛犬が伏せる行為をしなくなる原因
  • 犬の伏せる行為は臨戦態勢の構えなのか
について詳しくご紹介しましたがいかがでしたか?上記で紹介した理由以外にも、病気や怪我・食欲がないときなどに伏せることもあります。

飼い主さんは、日々のスキンシップから食欲の有無や怪我がないかチェックするクセをつけておくと病気の早期発見につながるためオススメです。

MOFFMEでは、他にも様々なペットやペット保険に関する記事を多数公開しておりますので、ぜひ参考にしてみてください!